貯まり続けるハードディスクドライブ(HDD)を収納するケースに悩んでいる人も多いと思います。
我が家でも、二ヶ月に1本ずつ6TBか8TBのHDDを買っているのでHDDが積み上がっていきます。
HDD代に、年間 15万円… 高くつきますな。
そこで、HDDの保管と収納のためにボックスを買って使っています。
- 品名:GLOTRENDS B86
- 購入先:Amazon
- 購入金額:4千円
ハードドライブを交換して使う外付けのハードディスク スタンドについては、こちらでまとめています。
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GLOTRENDS ハードディスクドライブ 収納ケース B86 って何が違うの?
GLOTRENDSって何?
GLOTRENDS(グロートレンド)は、パソコン周辺機器のブランドです。
ハードディスクを収めるボックスのブランドとしては、数が少ないので他の選択肢がありません。
ハードディスクドライブって何?
ハードディスクドライブ(HDD)は、パソコンのデータを大量にためるための部品です。ガラスの円盤「プラッター」に磁気データとして記録します。今は、フラッシュメモリーに保存するSSD(エスエスディ)が一般的になりました。
詳しくは、
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ハードディスクドライブは、超精密機械なので衝撃に弱く、基板がむきだしなので静電気にも弱い部品です。そのために保護する収納ケースが必要です。
GLOTRENDS B86は、3.5インチのHDDを8本、2.5インチのHDDやSSDを8本、合計16本を収納できるケースです。
GLOTRENDS B86 ハードドライブ収納ケース を写真で紹介
HDD収納ボックスの同梱物
同梱物は、
- 本体 B86
- 鍵二個(オモチャの鍵)
です。
HDDを入れる穴は、
- 3.5インチ・ハーフハイト用 × 8
- 2.5インチ用 × 8
- 乾燥剤をいれる穴? ×1
です。
収納ボックス B86の本体サイズは、31.5 x 16.5 x 16.5 cmです。
重さは、空の状態で、1.2Kgです。
空の状態では、見た目以上に軽く感じます。それもそのはず、ボディは、アルミ箔をはったダンボールだからです。
角の部分は、アルミのフレームです。
もし、全体をジュラルミンの板で成形されたものなら、このサイズでも3〜5万円します。
あんな良い物を4千円のパチモンに期待しちゃいけませんぜ。だんなw
ケース内の耐衝撃スポンジ
気になる緩衝材の状態は、
- 上下が凹凸のスポンジ
- 横枠がEVAスポンジ
という… コスパを重視しつつも、よく考えられた構造をしています。
EVAスポンジ
Ethylene Vinyl Acetate(エチルビニルアセテート:エチレン 酢酸ビニル共重合)樹脂を発泡させて作ったスポンジ。硬めの腰のあるスポンジが作れる。衝撃の吸収能力が高く、緩衝材としては高級品である。
蓋の内側は、厚めのスポンジになっていて、HDDを押さえて固定するようになっています。
EVAスポンジは、側方で固定するようになっています。
こんなかんじで、HDDがおさまります。
ところが、ここ数年で一般的になった【クオーターハイト(1/4の厚さ)の3.5インチのHDD】を入れると隙間が空いてしまいます。
ガラス円盤(プラッター)で読み書きできるデータ量が増えて、プラッターの枚数が減った結果、2TBのようなHDDは今までの半分の厚さになってしまいました。
それが、さらに半分になったから クオーターハイト(1/4)になりました。
隙間があいているとはいえ、上下のスポンジで固定されます。
自動車などに積んで行き来するのではなくて、ただ家に置いておくだけなら、この隙間は気にする必要はないです。
ボックスの底面
一応、底面には足がついています。アルミ箔を貼ったダンボールが直に床にあたって擦れて破れないように、必要最小限の配慮はしてあります。
ヒンジ
特筆すべきものはなく、蝶番がついています。作りが悪い、加工精度が悪すぎるかんじもないです。
乾燥剤を忘れずに
HDDの収納ボックスには、乾燥剤を入れます。
一般家庭で買えて設置できる大きさの耐火金庫は、ガワが発泡コンクリートです。コンクリート内に水分をたくさん含むことで耐火性能を発揮する仕組みになっています。そのため、庫内の湿度は100%になります。
風呂場並の湿度のため、フロッピーディスクやMOディスク、MDディスク、HDDなどを金庫で保管することができません。
家の一部、もしくは重機で運ぶ 大きな耐火金庫の中に、HDDなどを保管したい場合は、こういったHDD収納ボックスに入れて乾燥剤をいれておきます。入れた乾燥剤が湿気を吸ってすぐに使えなくなるので、こまめに交換しましょう。
石灰系乾燥剤はシリカゲルに比べて水分をたくさん吸収できる反面、湿気が多すぎると袋が膨張したり、過熱することがあります。
そこで庫内の湿度はあらかじめ湿度計で測って、湿度が多すぎるのなら、タンス用の除湿剤を金庫内に置いて湿気を積極的に減らすようにして使いましょう。
まとめ
HDDの収納ボックスについて紹介しました。
8本の3.5インチのHDDを入れると、ずっしりと重くなります。
録画システムを持っていて、テレビやプレイ動画などを録画する我々のような「録画厨」にとって、貯まり続けるハードディスクの保管の一つの解決策になります。