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健康

リステリン7種類を買って試した結果、クールミントが一番人気です。

投稿日:2017年5月29日 更新日:

 口の中を洗う薬を含嗽(がんそう)剤と言います。含嗽剤は、教科書的に

  • ポビドンヨード系(明治うがい薬、イソジンガーグル)
  • アズレン製剤(アズレンスルホン酸ナトリウム:ハチアズレなど)
  • 抗生剤

等があります。

 リステリンは、(天然素材)ハーブ(アロマ)系成分配合の医薬部品外品の洗口剤(せんこうざい)、マウスウオッシュです。う蝕(むし歯)や歯周病の治療に使う医薬品ではありません

 なお、リステリン含まれる薬効成分は、【入っている】だけで、その効果があるかどうかは微妙です。【気のせいレベル】ですから過信してはいけません。

 今回は、アフィリエイターやブロガーが好んで書きたがるネタ、「デンタルヘルスケア商品」の中でも…

Contents

「リステリン」を比較しつつ、詳しく解説します。

クールミント、トータルケアゼロを除く5種類

 リステリンは、アメリカのジョンソン・エンド・ジョンソンが製造販売する洗口剤で、1879年から販売という140年の歴史を持っています。

リステリンの有効成分

 リステリンの有効成分は、

  • 1,8-シネオール … ユーカリのアロマオイル
  • チモール … アロマ成分でビリビリとした味
  • サリチル酸メチル … 抗炎症剤
  • -メントール … ハッカのシーンとする味と香りの成分

の4種類が基本になっています。140年前からですから、昔からあった天然ハーブ素材です。

殺菌効果は謎

 これらの基本薬用成分は、油性なのでアルコールに溶かして液体にしています。それぞれの薬効成分と濃度では、殺菌効果は期待できません。エタノールの殺菌能力も70%くらいの濃度でなければならないので、そんなエタノールを口に含んだら… 酔います。

 医薬品としての含嗽剤(アズレン剤、ポビドンヨード、抗生剤)なら殺菌効果や粘膜治癒促進効果は期待できるでしょう。

 唾液(つば)の細菌の数を数える機械がパナソニックから発売されています。掃除機に使われている埃センサーを応用した技術だそうです。おかげで、希釈した唾液(つば)を寒天培地に塗って恒温槽で培養して… 寒天培地の表面にできたコロニーの数を数えるという時間と手間がかからなくなりました。

 その唾液(つば)の細菌の数を数える機械で、含嗽剤の効果を調べている人のデータがぼちぼちでてきています。しかし、被験者の個人差が大きく安定しません。単に細菌が多い唾液(つば)を洗い流したから細菌の数が減ったのでは?程度の違いしかありません。しかも、うがいしてから数時間で唾液(つば)に含まれる細菌の数は元に戻ります。

虫歯予防の効果も謎

 「リステリンでうがいをしていれば、むし歯にならないのか?」と、よく患者や同伴の親に聞かれます。

 私は、「リステリン等の洗口剤にはむし歯予防効果は無いので、大いにやってもらって、むし歯になってもらいたい。」と答えます。マジで、子供のむし歯が激減しているんですから、商売にプラスになることはすすめないといけません。

 リステリンのように刺激のあるハーブ成分で新鮮な唾液(つば)の分泌が促進され、その唾液(つば)で歯が洗われることで歯の表面の再石灰化(むし歯の予防と修復)に期待できる… という程度のものです。

 ですから、「歯みがきの後にリステリンでうがいすると虫歯が治る、予防できる」とハッキリ書いているブロガーがいたとしたら、薬機法(薬事法)的に問題がある上に、その人は嘘つきなので、その人が書いたブログ記事はすべてデタラメだと疑った方がいいでしょう。

歯周病予防効果も謎

 ○○に殺菌効果があるから、歯周病予防に効果があるという話は良く聞きます。それらのほとんどが、信頼性のない実験データを元にして論じられています。この業界にも、データの捏造や都合の良い解釈なしでは、何も論じられないという…、深い深い闇があるのです。

 そもそも、バイオフィルムという強力なバリアを作って身を守る歯周病菌群に対して、うがい薬程度の濃度の薬剤が効くわけないのです。そのバイオフィルムの存在ですら発見されてまだ二十年ほどで、よく分かっていないことも多いんです。

 日々の臨床で、歯周病に効果があると唯一実感できるのは、「イソジンの原液」(ポビドンヨード)です。他にも、クロルヘキシジンがありましたが、日本では口腔内での使用が制限されてしまいました。

歯垢や歯石の付着を抑える効果も??

 歯垢や歯石の付着への効果を検証する臨床実験は非常に難しいんです。「○○で歯垢や歯石の付着が抑えられました!」と科学的に明確に証明できるように、人体での臨床実験方法を確立するところから始めなければならないからです。

 私を含め家族みんなで、毎日リステリンを実際に使っています。しかし、下の前歯の間と裏側に歯石が付いてきますよ。家族の歯石は私が取りますが、私の歯石も自分で、鏡を見ながらスケーラで削って取っています。

口臭は、香料でごまかすだけ

 リステリンに限らず、洗口剤というものは、香料で一時的に口の臭いを目立たなくしているだけです。三十分もすれば、自分の口の臭いに戻ります。

 口臭の予防効果はないと思っていただいて結構です。むしろ、頻繁なうがいで唾液(つば)が薄まり、口の中の状態(粘膜や歯周組織の炎症)が悪化しているケースも見かけます。

 「うがいのしすぎによる唾液(つば)の減少と口臭の悪化」という弊害なら、あります

 とくに、口呼吸をしている人は注意が必要です。そう、いつもポカーンと口が開いている人です。口呼吸の人の口臭は、口呼吸を止めない限り治りません。うがいしても悪化させるだけです。

 洗口剤は、その程度のものだと言うことを理解していただいた上で、話を進めます。

リステリンの種類

  • オリジナル
  • フレッシュミント
  • クールミント
  • ナチュラルケア
  • ターターコントロール
  • トータルケア
  • トータルケアゼロ

があります。リステリンの種類が徐々に増えるにつれて、間違えないように液体の色を変えて発売されています。

 リステリンの基本的な使い方は、

  1. 歯磨き後に
  2. 20mlの量を、原液のまま
  3. 30秒間、口の中に含んで
  4. グチュグチュとします。

 紫のトータルケア(ゼロ)だけは、歯みがきする前に30秒クチュクチュしてから、はき出して、水ですすいでから、歯ブラシで歯を磨きます。

 待合にリステリン各種を置いて、患者に好みの味を投票をしてもらったことがあります。その結果を参考に、人気のある順番のランキング形式で紹介します。

1位)薬用リステリン クールミント

 青い液です。

 これは、空になったボトルです。1.5リットルの歯科医院専売のボトルで、別売のポンプがつきます。

1.5リットルボトルと別売のポンプ

 1.5リットルなら、家族4人で朝晩使って、3ヶ月くらい持ちます。ポンプは1回押すと約3mlでますので、一口20mlは、6〜7回押します。

 サッカリンが入っているので甘いです。ミントの香りがさわやかで、「リステリン=ビリビリと辛い!」というイメージを刷新したモデルです。日本人の口に合うと思います。

 リステリン オリジナルより、ずいぶん甘いです。「刺激が少ない」と書かれていますが、それでも口に含んで30秒ブクブクするとキリキリと粘膜を刺激してきます。

 その刺激に耐えられず、グチュグチュと30秒間待たずしてはき出す人も多いでしょう。口腔内粘膜からアルコールが吸収されるので、アルコールに弱い人は顔が赤くなるかも知れません。

 アルコール特有の刺激も封を切った最初のうちだけで、ボトルの半分以下になってくるころには、アルコール成分が飛んで良い感じになります。

 昔も今も、一番人気です。昔は、歯科医院専売の1.5リットルとポンプのセットがよく売れました。今は、Amazonで売られるようになったので、昔ほどは売れないです。

 成分は、【(溶剤)エタノール (湿潤剤)ソルビット液 (薬用成分)1,8-シネオール、チモール、サリチル酸メチル、-メントール (溶解補助剤)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール (保存剤)安息香酸 (矯味剤)サッカリンナトリウム (着香剤)香料<ミントタイプ> (pH調整剤)安息香酸ナトリウム (着色剤)緑3】です。

2位)薬用リステリン フレッシュミント

 緑の液体です。

緑色の液体

 これも、サッカリンが入っているので、クールミント同様に甘いです。フレッシュミントというくらいですから、クールミントに比べて、パンチの効いたミントの香りがします。

 クールミントとフレッシュミントの味は、口に含んでいる時はあまり差を感じません。後味がミントの葉っぱをかじったあとのように残るのが フレッシュミントです。

 私個人としては、クールミントが一番好きですが、フレッシュミントも捨てがたいです。

 成分は【(溶剤)エタノール (湿潤剤)ソルビット液(薬用成分)1,8-シネオール、チモール、サリチル酸メチル、ℓ-メントール (溶解補助剤)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール (保存剤)安息香酸 (矯味剤)サッカリンナトリウム (着香剤)香料<ミントタイプ> (pH調整剤)安息香酸ナトリウム (着色剤)黄203、緑3】

3位)薬用リステリン ナチュラルケア(アルコールなし)

お茶っぽい黄緑

 淡い黄緑の液体です。お茶とミントの味にしてあるので、色もそれにちなんでいます。

 口に含むとお茶の香りがします。後味は、トイレの芳香剤のなんの香りだったか? 香草の香りがします。アルコールがないので、刺激は少ないと言いますが、それなりの強烈な刺激の味ですよ。

 アルコールが苦手な人向けです。でも、味はメントールが効いているので、ノンアルコールを感じさせません。

 「子供には、ナチュラルケアが良いのか?」と親に聞かれることもあります。子供の敏感な味覚では、この辛さに耐えられないと思います。子供らも「薄めないと無理」って言います。

 4〜15歳の乳歯と永久歯が混在する(混合歯列期)の子供には、重曹水によるうがいを推奨します

 ナチュラルケアで、うがいをした後の息のニオイは、「紅茶を飲んできたの?」と聞かれるくらいです。

 リステリンの4つのアロマ成分は油性なので、アルコールなしの水には溶けず分離します。そこで、プロピレングリコールという乳化剤を使って、液の中に小さい粒状にした油性分を混ぜ込んであります。プロピレングリコールは、アルコールの仲間です。

 アルコール特有の口の中の粘膜が熱く、しびれる感じが少ないのは良いと思います。

 ただし、唾液の粘液成分まで洗い流してしまうので、頬の粘膜や歯の表面のネバネバが流れてしまって、うがい直後は、歯や頬粘膜がクキクキ、キシキシします

 乳化された成分が、口の中でアルコールで溶かしたものと同様に作用するかどうか?なんてのは、「おまえが そう言うんだから そうなんだろう」です。

 成分は、【(湿潤剤)ソルビット液(溶剤)プロピレングリコール(溶解補助剤)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム(薬用成分)1,8-シネオール、チモール、サリチル酸メチル、ℓ-メントール(着香剤)香料 ≪緑茶ミントタイプ≫(pH調整剤)安息香酸(安定剤)安息香酸ナトリウム(矯味剤)サッカリンナトリウム、スクラロース(清涼剤)チャエキス(1)(着色剤)黄203、緑3】です。

4位)薬用リステリン ターターコントロール

 市販の歯みがき剤に含まれていることがある、塩化亜鉛(ジンククロライド)が添加されています。歯石を付きにくくするという効果を狙ったリステリンです。

 液体の色は、クールミントよりちょっと薄いかな?というかんじです。

クールミントより少し薄い青色の液

 味は、クールミントと変わらないです。激しい刺激のため、甘いのと、口の中に残るミントの香りくらいしかわかりません、元々味わうものではないですからね。

歯石は、歯垢の取り残しに唾液(つば)が作用して石灰化したものです。

 口の中の状態を清潔に保つ重要な役割を持つ唾液(つば)は、弱アルカリ性でカルシウム成分が飽和状態になっています。唾液(つば)は、歯の表面へカルシウム成分を付着させ石灰化することで歯の表面を修復します。

 歯石は、歯垢という細菌等の塊が石灰化してしまったものなのです。歯垢の取り残しが歯についたままになっていると、一週間程度で固まってきます

 歯ブラシとフロスや歯間ブラシをつかって歯垢を完全に除去していれば、理論上、歯石は付きません

亜鉛イオンに期待

 ずいぶん前に、亜鉛イオンを歯みがき剤に添加することが流行りました。亜鉛イオンの効果についてのレポートを読んだような記憶がありますが、覚えていません。まぁ、そんなもんです。

 雑な性格のため、歯みがきが丁寧にできない人で、3ヶ月に1回行く歯医者の定期チェックで、「歯石がまたいっぱい付いている」と指摘されるような人には良いかもしれません。ウチでも、すすめて使ってもらったことがあります。しかし、その効果は感じられませんでした。

 むしろ、「スッキリ、サッパリ」することによる、歯みがきのモチベーションアップにより、歯みがきが熱心になることには有効だった気がします。

 成分は、【(溶剤)エタノール (湿潤剤)ソルビット液 (薬用成分)1,8-シネオール、塩化亜鉛、チモール、サリチル酸メチル、-メントール (溶解補助剤)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール (保存剤)安息香酸 (矯味剤)スクラロース、サッカリンナトリウム (pH調整剤)安息香酸ナトリウム (着香剤)香料<ミントタイプ> (着色剤)青1】です。

5位)薬用リステリン トータルケア (歯みがきの前に使う)

 色は紫色です。

紫ってのがいい

 ハイスペック、多機能なものを好む日本人にウケそうな、全部入りの液体歯磨きです。

 歯垢、歯肉炎、口臭、ネバつき、着色、歯石に効果が期待できるということです。

 トータルケアは、従来の歯磨き後に使うリステリンと違って、歯みがきの前に使います

 つまり、洗口剤ではなくて、液体歯磨き剤としての取り扱いです。

 人というのは、色で味を判断するいい加減な生物なので、トータルケアの紫の色を見てグレープ味にかんじる人もいます。面白いですよね。味は、ミントです。少し値段が高いわりに、味は他の物とさほどかわりませんし、うがいしたあと歯みがきをしても、特に綺麗になったというかんじはありません。

 意識高い系を気取るブロガーが、このトータルケアを使い、さらに電動歯ブラシで磨くという紹介記事を書きたがります。

振動系の電動ブラシと相性が良い

 大切なことなので繰り返します。洗口剤、電動歯ブラシともに、歯垢の除去、歯周病治療や予防、口臭予防に直接作用する効果はなく、単なる「歯みがきをするモチベーションのため」と解釈してください。「サッパリとして気持ちが良い」ということの方が重要なんです。

 情弱をだまして、高い電動歯ブラシや洗口剤、意味の無い高価な歯みがき剤を売りつけるアフィリエイターが連発するデタラメ記事に、だまされないようにしましょう。

成分は【(溶剤)エタノール(湿潤剤)ソルビット液(着香剤)香料<ミントタイプ>(薬用成分)1,8‐シネオール、塩化亜鉛、チモール、サリチル酸メチル、ℓ-メントール(溶解補助剤)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(保存剤)安息香酸(矯味剤)スクラロース、サッカリンナトリウム(pH調整剤)安息香酸ナトリウム(着色剤)赤102、青1】です。

6位)薬用リステリン トータルケア ゼロ (歯みがきの前に使う)

 これは、先のトータルケアという液体歯みがきのノンアルコール版です。液体の色は、紫の薄い色です。

トータルケアのノーマルより薄い紫色

 乳化剤の添加により本来なら溶けない油分の有効成分を溶かし込んでいます。

 トータルケア ゼロの使い方は、トータルケアと同じで、歯みがきの前に30秒口の中に含んでブクブクしてはき出します。そのまま、歯みがきをします。

 アルコールが入っていないので、アルコールが口の粘膜からしみこんで、熱くなるかんじがないので良いですよ。味は、アルコールがないだけの、甘ったるいクールミントです。

 アルコールなしのナチュラルケアと同様に、うがいしたあと、頬粘膜のネバネバが全部洗い流されて、舌で歯や粘膜を触った感じがざらつくようにかんじます。歯みがきをしている時に、新しい唾液がでてきて、口の中全体に行き渡ると、元に戻ります。

 後味は、サッカリンの甘さが残ります。

 成分は【湿潤剤)ソルビット液(溶剤)プロピレングリコール(溶解補助剤)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム(薬用成分)1,8-シネオール、塩化亜鉛、チモール、サリチル酸メチル、ℓ-メントール (着香剤)香料<ミントタイプ>(矯味剤)サッカリンナトリウム、スクラロース(pH調整剤)安息香酸(保存剤)安息香酸ナトリウム(着色剤)赤102、青1】です。

7位)薬用リステリン オリジナル 

 昔ながらの黄色(オレンジ色?)の液体です。オリジナルだけ、甘味料のサッカリンが入っていません。

甘いリステリンは、リステリンじゃない

 誰しもが、口に含んだ瞬間、「からい!」と感じるくらいの刺激があります。生姜をそのまま囓ったような刺激です。リステリンといえば、この「辛さ」が特長だと思います。

 リステリン オリジナルは香料が控えめなので、うがいしたあとの洗面台や流しのニオイが、あまりしないんですよ。フレッシュミントやナチュラルケアのように、水で綺麗にシンクを洗い流す手間と、その余分な水が要りません。

 「日本の甘いリステリンは気持ち悪い」と本場のアメリカ人は言います。

 しかし、この辛さは日本人の口には合いませんでした。おかげで「リステリン」の知名度は上がらず、患者にすすめても、さっぱり売れませんでした。

 今でも、日本人には人気がありません。昔は、英語の教師として来ているカナダやアメリカ人のオーダーで1.5リットルボトルを取り寄せていたこともあります。今は、Amazonで買えるので、欧米の人たちにも売れません。

 成分は、【(溶剤)エタノール (薬用成分)1,8-シネオール、チモール、サリチル酸メチル、ℓ-メントール (保存剤)安息香酸 (溶解補助剤)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール (pH調整剤)安息香酸ナトリウム (着色剤)カラメル】です。

 有効成分は、エタノール、サリチル酸メチルくらいでしょう。成分もシンプルで、リステリン7種類の中で、もっとも後味がさわやかです。しかも、刺激が強いので唾液(つば)を出す効果が一番高いと思います。サッカリンの妙な甘さが残ることがありません。

リステリンなどの洗口剤についての使用上の注意や質問

リステリンは、歯みがきの後で使うものですか?

 その通りです。

 説明書通りに、歯を磨いた後に、原液のままで一口分(20ml)を含んで、口の中をクチュクチュと回します。歯の間に液体が通るようにすると効果的でしょう。

紫色のトータルケアとトータルケア ゼロは、歯みがきの前に使います。

 先にも述べた通り、トータルケア(ゼロ)は、「液体歯磨き」という設定になっているので、歯みがきをする前に、一口分を口に含んで30秒グチュグチュします。液をはき出したら、水ですすいで歯みがきをします。

歯みがきはブラシだけで良いですか?

 歯みがきは、歯間の間を掃除しないと綺麗に歯垢が取れません。

適切にフロッシングと歯間ブラシが使えたら、リステリンなんて要らない

 30代までは、フロスという糸を通して歯の間を掃除します。40代からは、歯間の隙間が大きくなるので歯間ブラシを使って、歯の間を磨きます。

 口臭や歯周病予防、虫歯予防には、フロスや歯間ブラシが有効であることは事実です。ですから、リステリンなどの洗口剤が単独で口臭や歯周病予防、虫歯予防に寄与しているわけではありません

 歯間ブラシとフロスを使わないとどうなるのか? 実際に私の口でテストしました。

トータルケア&ターターコントロールとソニッケアで一ヶ月

 歯みがきは、朝晩のソニッケアー電動歯ブラシ、昼間は手で普通の歯ブラシを使います。歯みがき前にトータルケア、歯磨き後にターターコントロールでうがいしています。下顎3〜3は、フロスと歯間ブラシは使いません。テスト前に歯石だけ、スケーラで除去しておきました。

 デブリス(茶渋)は、仕事で使うプロフィー(自費のホワイトニングなどで使う塩粉による清掃機)の性能テストのために、日頃からお茶を朝昼晩口に含んで意図的に付けているので気にしないでください。これで、茶渋、コーヒー、ワインの汚れが、電動歯ブラシやトータルケアで完全に取れるわけではないことが分かりますよね。

 患者には、毎月「ここが磨けていない」と指導して指導料をもらいます。プロの私ですら、フロスと歯間ブラシを通さないと歯間に歯石が付きます。

リステリンを使う回数は?

 大切なことなので繰り返します。「うがいのしすぎ」は唾液(つば)を薄め口の中の状態を悪くします

 食後20〜30分で、歯みがき剤を何も付けずにブラシだけで歯みがきをしてから、リステリンで口の中をさっぱりとします。ですから、一日、2〜3回程度のものです。それ以上は、しないようにしましょう。

 受験生で、眠気覚ましのために、歯みがきをしたり、刺激のあるリステリンでうがいをしている人がいました。誰かから教えてもらった(ネットで知った?)みたいです。しかし、やり過ぎたために、口腔粘膜が赤くただれて乾燥し、味覚障害まで起こしていました。

口内炎の時は、リステリンが使えません

 口内炎(アフタ)は、白くポツンと丸いものができて、痛いですよね。とくに舌の横、喉の奥側(舌根部側面)にできると、食べ物が飲み込めないほど痛く(嚥下痛が大きく)なってしまいます。

 その口内炎(アフタ)の主な原因は、歯ぎしりによる咬傷です。また、食事のときにスプーンやフォークや歯ブラシを歯肉(歯ぐき)にぶつけてケガをしたところも、アフタになります。

 口内炎(アフタ)は粘膜が損傷し細菌感染による炎症が起きて激しい痛みを出している状態ですので、さらなる細菌感染を抑えるように口の中を清潔にする必要があります。

 アフタへの一番のおすすめは、イソジンガーグル(明治うがい薬)です。ステロイド軟膏やパッチを貼るよりも除痛までの時間が短い(一週間痛むのが5日に短縮される)ようです。

 え? リステリンはダメなの? はい、そもそも殺菌が期待できないので使っても しみるだけです。それに、大人の事情で(薬機法的に)医薬部外品のリステリンが口内炎(アフタ)に効くとは言えないんです。殺菌効果のあるのは、ポビドンヨード系やアズレン製剤等の医薬品の含嗽剤です。

料理の味見をする人は使ってはいけません

 料理人、食品工場で品質検査や味見(官能検査)をする人は、リステリンのような香料の強い洗口剤は使ってはいけません。リステリンなどの洗口剤を使ってブクブクうがいをすると、味覚と嗅覚が数時間麻痺します。

 タバコを吸う料理人が、まったく話にならないのと同じです。自分の感覚が狂うようなことをしてはいけません。

 頻繁にうがいをする人は、洗口剤をつかっていなくても、唾液(つば)の洗い流しで粘膜表面にダメージをうけます。舌の細胞まで、おかしくなっていることがあります。

バイオフィルムって何ですか?

 バイオフィルムは、歯周病菌が自分たちの周りにつくるバリア(シールド)の事です。唾液(つば)のネバネバのことではありません。菌体外多糖類(ゼリー、ネバネバしたもの)で菌がたくさん集まってコロニー(集落に例えられるばい菌の塊)を形成しています。

 三十年ほど前、歯周病菌の研究をするためには、あらかじめ決められた菌株を使わないと学術的に認められませんでした。その菌株には、バイオフィルムを作る元気が無かったのです。だから、バイオフィルムの存在が分からなかったのです。

 口の中から採取した新鮮な歯周病菌から、このバイオフィルムを作るものが見つかりました。

 バイオフィルムは、唾液(つば)に含まれる抗体(免疫)や抗生剤などの薬剤から菌を守るバリアとして機能します。歯周病菌や感染症を引き起こす黄色ブドウ球菌等、病原菌が作るバイオフィルム(コロニー)は、非常に厄介な存在で機械的に取り除く以外、決定的な対抗手段(薬剤など)が見つかっていません。

 もちろん、洗口剤ごときでバイオフィルムを溶解するなんてことはできません。唯一、バイオフィルムを溶解できるかも?と言われているのが、炭酸水素ナトリウム(重曹)です。歯みがき剤に昔から入っている成分です。

 もし、「バイオフィルムは唾液(つば)のネバネバだ」なんて書いているブロガーがいたら、まったくのデタラメです。その人の書いた記事は過去にさかのぼって、どれもデタラメだと思っていただいて良いでしょう。

リステリンのポンプの先が必ず詰まる件

 リステリンの成分が徐々に固まって、ポンプの先がつまることが良くあります。1.5リットルのボトルにつけるポンプは別売(税別100円)なので、詰まる度に買っていては高く付きます。

先が乾いて固形物が詰まってしまう

 ぬるま湯につけて、固まった成分(ロウ状の固形物)を軟かくしてから洗いましょう。

 固形物を除去できたら、次亜塩素酸系漂白剤(キッチンハイター)に数時間浸けて殺菌消毒します。パイプ内の水を通して良く洗ってから、水気を切って乾燥させ、再利用します。

リステリンでうがいすると、歯がギシギシするのは?

 歯の表面を覆っている唾液の粘液(ネバネバ)成分が洗い流されるからです。特に、アルコールが含まれていない、リステリン ナチュラルケアやトータルケア ゼロには、その傾向が強いと思います。

 歯がかみ合う(咬合)時、歯同士は、お互いにこすれます。唾液(つば)は、歯が欠けたり削れるのを防ぐ潤滑油として働きます。

 完全に乾いた歯は脆く傷みやすくなります。だから、口呼吸はダメなのです。

 リステリンでうがいをして、すすいだ後、口を閉じて唾液をすこし貯めて口の中に回すと、歯のギシギシとしたかんじは無くなるはずです。新鮮な唾液で歯が覆われることで、歯にとって理想的な状態になります。

重曹うがい:子供の虫歯予防

  乳歯、永久歯に生え替わる時期(混合歯列期)の子供(〜16歳)には、虫歯予防のために重層水(500ミリリットルのペットボトルに小さじ1/3の食用重層を溶かした液)で、歯磨き前に、ブクブクうがいさせることを推奨します。

 重層水でうがいをすると、歯の表面に炭酸カルシウムなど石灰化した成分が付着するので一時的に”クキクキ”する、舌で触ると少しざらつくように感じます。

 重層水でブクブクうがいをしてから、歯みがき剤をつけずに歯ブラシだけで歯を磨き(10歳までは親が仕上げ磨きをして)、最後にフッ素入りの歯みがき剤を歯ブラシで塗りつけて、軽く泡が残る程度のうがいをします。

 コンクール等のようなフッ素入りの含嗽剤を使わなくても、健康な人であれば、唾液だけの力で歯の表面は再石灰化し、フッ素と反応して、フッ化アパタイトというコーティングが歯にできます。

 これを実践した子供たちが、今、むし歯ゼロ(充填物無し)で成人しています。

リステリンを飲み込んでも大丈夫なの?

 アルコールが含まれているので、酒を飲んだのと同じです。他の薬効成分も微量なので、特に胃腸を壊すことはないでしょう。中学生が、リステリンをソーダで割って酒盛りをしていて補導されたという事件がありました。販売する側も考えて売りましょう。

オマケでついてくるリステリンのコップ

 Amazonで500mlのリステリンを買うと、リステリンのロゴが入ったコップがオマケで付いてくるキャンペーンがあります。

20mlの計量できる線が入っている

 コップの底の中央部が上げ底になっていて、20mlの計量をしやすいように工夫されています。線があるところまで、リステリンを入れると、20mlです。

 使った後は、リステリンのフタに被せても置けます。

まとめ

 患者からの「おすすめのデンタルケアグッズ」に関する質問のベスト3は、

  1. 歯みがき剤
  2. 歯ブラシ
  3. 洗口剤(うがい薬)

です。

 今回は、口の中がさっぱりする効果しかない洗口剤の中でも、リステリンついてまとめておきました。

 このブログは、若い人が見に来てくれているので、こういった健康情報もこちらに載せてきます。大切な家族や友人にシェアして活用してください。ネット上にあふれている洗口剤(リステリン等)の記事の全てが、アフィリエイター(ブロガー)にとって都合の良い解釈と販売へ誘導する内容に偏った嘘であることがわかると思います。

 大切なことなので繰り返しますが、洗口剤は、ミントなどのハーブの刺激で、口の中に新鮮な唾液(つば)を分泌させることで、口の中の環境を良くするものです。

 塩で歯みがきするのも、唾液(つば)の分泌を促進する意味で同じです。塩自体に抗菌作用があるとはいえ、唾液(つば)に溶けるレベルの濃度ではたいした効果は期待できません。それに、塩分の取り過ぎは高血圧症の直接の原因です。

 梅干しは酸性なので実際に口に入れてしまうと歯の表面が溶けるのでダメです。「梅干しのニオイをかいで唾液(つば)を出す」というのは、唾液(つば)が出ない人の治療方法として、実際の臨床で使います。

 以上、長々と書いてきましたが、一言でまとめると、【一番激しい刺激で甘くない「オリジナル」が、唾液(つば)が出るからベスト】ってことになります。

 私は、甘くない(後味がサッカリンの変な甘さがない)オリジナル、甘いのならクールミントかフレッシュミントが好きです。どの味を使うのか?自分の好みで選んでください。

 マンネリ化で、歯みがきのモチベーションが下がるのであれば、少々高く付きますが500mlタイプのボトルを順繰り、味を変えて使う事もおすすめしておきます。

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