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ユピテル ドライブレコーダー WD300 GPS機能付き を買って 使った レビュー。

2019年9月8日

あおり運転や事故の時に役立つ車のドライブレコーダは、いまや必需品ひつじゅひんです。私も、20年くらい前からドライブレコーダーを車につけています。

ドライブレコーダーの寿命は短くて、3年でカメラの感度が落ちて画面が白っぽく濁ったり、電源が入らなくなったりして壊れます。ドライブレコーダーは、2〜3年で新品に交換する消耗品です。

今回は、

GPS付き、前方カメラだけのユピテル ドライブレコーダー WD300を自腹で買った長期レビュー

です。

  • 購入品:ユピテル ドライブレコーダー WD300 Amazon限定モデル
  • 購入時期:2018年12月
  • 購入価格:8799円
  • 購入店:Amazon Japan G.K.

ドライブレコーダーの選び方

選ぶポイント

  • 日本メーカー
  • GPS(衛星位置情報)付き
  • 数分ごとの録画データの間に録れていない時間がないこと
  • 夜間の映像が真黒にならないこと
  • 昼間の映像が真白にならないこと
  • 信号機の色が見える
  • 録画データをパソコンで見られる
  • あおり運転警戒なら、後方や360度タイプも検討

日本のメーカーのドライブレコーダーを買う意味

ユピテルは、レーダー探知機(速度違反ねずみ取り警戒装置)のメーカーとして、セルスターと共に知られています。

レーダー探知機は、警察の速度取り締まりの機械から出るレーダー波を受信して運転者に教えてくれる機械でした。

今の警察の速度取り締まりは、レーダー電波ではなく光レーザーや磁気コイルを使って車速をはかるので、レーダー波探知機は役に立たなくなりました。

ユピテルやセルスターなどレーダー探知機メーカーは、ドライブレコーダーに力を入れています。

車に搭載するドライブレコーダーは、夏は60度、冬はマイナス10度の激しい温度差にさらされます。

70度を超える温度差「サーマルサイクル」によって、電子基板の膨張と収縮がおきます。それに耐えうるための基板設計と製造技術が必要なのです。

ユピテルのドラレコの製造は中国です。セルスターは、自社工場が三重にあります。

中華メーカーの安物は、このサーマルサイクルに耐えられず、数ヶ月で故障してしまいます。かならず、日本メーカーの製品を買いましょう。

GPS機能付きドライブレコーダーを買う意味

GPS(衛星位置情報)付きのドライブレコーダーは、

  • 空にあるGPS衛星からの信号を受信するので時計合わせは自動
  • 車の位置情報も同時に記録してくれる
  • 車速も位置情報から計算
  • パソコンで、位置情報と走行の動画が表示できるアプリケーションがある
  • トンネルの中では、GPS情報が途絶える

など特徴があります。

GPS信号を受信するためのアンテナが本体に内蔵しているタイプと、外付けでつなぐ場合があります。

記録された録画ファイルの間に映っていない時間がないこと

ドライブレコーダーは、録画ファイルを1分程度の短い時間で、次々と書き込むようになっています。

この録画ファイルの間に、記録されていない時間がないように連続していることが大切です。

今のドライブレコーダーで、日本メーカーのものなら、録れていない時間はないです。

夜間走行の映像がよく映ること

昔のドライブレコーダーは、夜の映像がはっきりと映りませんでした。

最近のドライブレコーダーのカメラのセンサーは、感度が良く、レンズも明るいものになったので、夜の映像が、ずいぶんとマシになってきています。

昼間のように映ることがありませんので、まだまだ改善の余地はあります。

昼間の走行の映像が真白にならないこと

カメラの明るさの調整が悪いドライブレコーダがありました。太陽の光が強すぎると真白になった映像になることあがりました。

トンネルに入ると、真暗です。

今のドラレコは、明るさの調整がすばやくできるカメラになっています。

信号機の色が見える

昔は電球だった信号機から、LEDの信号機になりました。LED信号機は人の目では分からないスピードで点滅しているのでドライブレコーダーに色が映らない、消えているように見える問題があります

LED信号機は、高速に点滅しているため、そのタイミングによっては、動画に映らない現象が起きます。

今売られているドラレコのカメラは、LED信号機に対応しています。

パソコンやスマホで動画が見られる

パソコンの専用アプリケーションで、ドライブレコーダが保存したmicroSDカードを読み込んで見ることができます。

GPS付きのドラレコなら、速度や走った経路まで記録されていますので、証拠として出すことができます。

以上を踏まえて、

ユピテル ドラレコ WD300 を写真で紹介

ユピテル WD300 Amazon限定版の同梱物

WD300 Amazon限定 の同梱物は、

  • WD300本体
  • GPS受信アンテナ、取り付け治具兼用
  • フロントガラス取り付け用両面テープ
  • シガーソケット5V電源(miniUSBケーブル 4mのコード)
  • 導入ガイド

です。

取扱説明書は、導入ガイドにあるQRコードやURLへアクセスして、ダウンロードして使います。

「MADE IN CHINA」とパッケージの簡素化で、1万円以下の価格で販売されています。

WD300の正面観

買ったばかりの時は、レンズに保護シートがついていますから、忘れないようにはがしましょう!

ユピテル WD300 カメラ側

本体自体は、指でつまめる程度の小さなものです。

  •  サイズ:62 × 48 × 38 mm(突起部以外)
  • 重さ:61g

軽いので、ブラケットをフロントガラスに貼り付けても、重さではがれる心配がすこしだけ減ります。

ドラレコ WD300の上面観

夏場だと60度くらいまで上がる車内で、熱を逃がすようにスリットが多めにあいています。

電源ポートは、miniUSBポートです。

ドラレコ WD300の主な仕様/スペック
  • カメラセンサー:200万画素 CMOS
  • レンズ画角:対角130度、水平 95度、垂直50度
  • モニター:2インチ TFTカラー
  • 録画ファイル:MOV
    • 録画解像度:VGA、720p、最大 1080p
    • 録画フレームレート:27.5、20、10 fps
    • 録画ファイル生成:1分単位
  • 記録メディア:microSDカード、8〜32GB(FAT32)
WD300のmicroSDカードスロット

microSDカードは、本体右側(運転席側)にあります。

32GBのmicroSDカードを入れても、最高画質の1080p/27.5fpsの録画設定にしていると、過去2時間分しか保存できません

綺麗な景色のドライブや、事故やおかしな運転の車などに出くわしたら、一度停車して、microSDカードを別のものと置き換えましょう。

グローブボックスに、32GBのmicroSDカードを3枚程度はいれておくと何かと便利です。

事故や事件などの決定的瞬間が録れた場合、テレビ局に提供すると1〜10万円の謝礼金がもらえます。

GPSアンテナ兼用のブラケット
WD300のGPSアンテナ内蔵ブラケット

フロントガラスに貼り付けるブラケットには、GPSアンテナが内蔵されています。

アンテナと本体をつなぐのは、microUSBケーブルです。

ブラケットと本体は、ツメの付いたジョイントレールでつなぐようになっています。

取り付けは、フロントガラスの上部20%までの範囲内につけます。

視界を妨げるようでは、ドラレコの意味がありませんので。

その他 主な性能
  • 衝撃録画(Gセンサー)
  • 手動記録
  • 全国LED信号機対策
  • 地デジノイズ対策
  • 2インチ液晶
  • 駐車監視機能(オプション対応)
  • 1年間のメーカー保証

録画に関する仕様など

  • 常時録画
  • 衝撃センサーで録画
  • 手動ボタンで録画

ドラレコとしての録画方式はそろっています。

ファイル延長機能

常時録画されるファイルは、1分ごとにmicroSDカードに、上書きで記録されます。

その切替の時に、わずかな空白の時間ができてしまう問題があります。

残り10秒で、イベント(Gセンサー検知、手動)が起きたら、30秒の延長をして、1ファイル90秒の録画ファイルを記録するような仕組みになっています。

 

電源系のオプション

元々、シガーソケットプラグに5VのDC/DCコンバータがはいっている 5V電源がついています。ケーブルは、4mなので、ピラーのカバーをはがして、ルームミラーのところまでケーブルを引き回すことができる十分な長さがあります。

オプションで、車の電源につないで電源がきれないようにすると、駐車場での監視カメラになります。

動体検知機能がカメラについているので、それで録画をしてくれます。

オプションのケーブルなど
  • 5Vコンバーター付電源直結コードOP-E863(約4m)
  • 電圧監視機能付電源直結ユニットOP-VMU01:車の電源を切ってから駐車中の監視カメラとして機能(最大約12時間)
  • マルチバッテリーOP-MB4000:車のバッテリーを使わず内蔵のバッテリーで駐車時の監視を行う

録画データをパソコンの専用ビューアソフトで見る

ユピテルのドライブレコーダの記録されたmicroSDカードは、専用のビューアソフトで詳しく見ることができます。

PCViewer DRY TypeJ

WD300やWD310用の専用ビューアソフト「PCViewer DRY TypeJ」は、

PCViewer DRY TypeJ PCビューアソフトダウンロード|Yupiteru(ユピテル)

パソコンでドライブレコーダー記録情報を表示・再生するビューアソフト(PCViewer DRY TypeJ)をダウンロードできます

続きを見る

でダウンロードできます。Windows 版だけで、macOS用はありません。

Windows 10パソコンにインストールして、SDカードリーダーを使って読み込みます。Gセンサーなどの状態を確認しましょう。

追加します。

Gセンサーの調整

衝撃センサーの調整をするように、紙が入っています。

最初の設定は、X、Y、Z軸共に、1.0Gです。

これでは、感度が良すぎて、イベント録画がどんどん貯まってしまいます。常時録画するための領域があっという間になくなって、エラー「SDカードの残容量がありません」が出ます。

調整しましょう。

WD300の衝撃センサーGの調整

時々、microSDカードを交換して、パソコンでソフトから、Gセンサーの状態を確認しつつ、これを調整します。

私は結構、乱暴な運転をするので…

  • X:1.5G → 1.6
  • Y:1.5G → 1.6
  • Z:1.5G → 3.0

くらいで、あとは好みで調整してください。

S爺
ローダウンや17インチの扁平タイヤを履いて、ちょいワル仕様にしている人は、Z軸のGセンサーは「鈍」にしておきましょう。

後継機 WD310との違い

仕様はほとんど同じで、レンズが広角レンズの160度になっています。WD300が130度くらいだったので、幅広く映るようになりました。

2022年8月に電源と本体が故障

車庫に入れずに、青空駐車にしています。

夏に室内温度が60度ちかくまで上昇し、冬は -10度を記録することもあります。

今までの経験上、3年で故障するので、そろそろかと思っていたら、また夏に故障しました。

室温が50度を連日超えるとダメですね。今回は、純正の12V→5VのDC/DCコンバータの故障による本体の故障でした。

日本製でも、長持ちしません。

まとめ

ユピテル WD300は、昨年末(2018年12月)にAmazonのタイムセールで購入したものです。2014年夏頃につけた、ユピテル DRY-FV93WGと交換しました。

その後、広角レンズになったWD310がでたので、後方ドライブカメラとして、WD300、前方カメラとしてWD310を使うことを予定しています。

バッテリー内蔵アダプターを使って、駐車中の監視カメラとして使ったり、モバイルバッテリーを使って、家での監視カメラの補助として使ったりと、いろいろと遊べるので、また記事にしていきます。

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