机の上など、ちょっとした隙間を掃除する小型の卓上掃除機を買って使っているので紹介
します。
卓上クリーナー、掃除機って何?
机の上の消しゴムのカスや毛、鼻くそなどのホコリを吸うための小型の掃除機です。
本格的な掃除機は吸う力が強すぎて、吸わなくても良い物まで吸い込んでしまいます。吸い込んではいけないものを吸い込んだら掃除機の中からひろい出す手間がかかります。
何でもかんでも吸い込むのではなくて、ホコリだけを吸える掃除機が望まれるのです。
卓上掃除機には、大きく分けて
電源方式で、
- 電池
- 充電バッテリー
があります。
構造は、模型用モーターでシロッコファンを回すもので、形状としては、
- 円筒型、筒上のスティック型
があります。
卓上クリーナーは、中華メーカーだらけ
この手の製品は、中華メーカーの独擅場です。
日本のAmazonや、中国のAliExpressなどでも大量に売られています。メーカーやブランド名も多すぎるので、だいたいの形をみて判断してください。
以上を踏まえて、以下、買って使っている卓上掃除機を紹介します。
充電式 卓上クリーナー
中華のブランド「SATSBASF EARY 」のDesktop Cleaner(デスクトップクリーナー)です。Amazonで、1890円で買いました。業者は、BARSDARと名のっています。
バッテリーを内蔵して充電して使うタイプの卓上掃除機です。
卓上掃除機の形はどれも同じで、この二十年変わっていません。サイズ的にもほぼ同じです。単3か単4電池を2本使うので、このサイズになるようです。
構造はいたって簡単で、
- シロッコファンで周りに空気を送り
- 中央部から空気と一緒にホコリを吸う
形です。
真中の吸い口にアダプターをつけると、細かいところが吸える掃除機になります。
しかし、全く吸いません。どうやら、この卓上クリーナーは、ファンが高回転で回らず風量も小さいようです。
充電式なので、microBの充電ポートから充電します。スマホ用の充電器やモバイルバッテリーで充電できます。充電が終わると、LEDは消えます。
バッテリーの持ちは、連続で5分もつかもたないかです。
毎日 1分弱でキーボードやディスプレイの周りの綿ゴミを吸うのに使って、1週間で充電が必要になります。
- 動作中は、青くLEDが点灯
- バッテリーが減ると赤く点灯
- 充電中は、赤く点灯
します。
この卓上クリーナーは使えるか?
微妙です。卓上掃除機としては、思ったほど吸う力もないので、期待してはいけません。
電源ボタンが上部についているのが便利なくらいで、メリットはありません。アダプターも役に立ちません。
このシリーズはハズレだと思ってください。
電池式 卓上クリーナー
ブランド名「Tihoo」の電池式の卓上クリーナーです。1389円でAmazonから買いました。
単3電池を2本使う、十年位前の主流だった卓上掃除機です。珍しいことに日本語の取扱説明書が付いています。
英語の説明書の日本語訳です。イラストがよくできていて分かりやすいです。
電源スイッチは、スライド式です。
上のカバーを外すと、電池ボックスがあります。単3電池を2本いれます。
ニッケル水素充電池を2本いれても動作します。ニッケル水素充電池は電圧が1.2Vと低めなので、卓上クリーナーの吸う力は若干落ちます。
説明書には、「乾電池を使え」と書いてあります。乾電池だと1.5Vですから、モーターの回転数も上がるため吸引力も強くなります。
着脱は、固定フックがボタン式で分かりやすいです。この辺の構造は、昔から同じです。
掃除機として吸う力は、それなりにあります。動作音も大きいです。
この卓上クリーナーは使えるのか?
使えます。机の上の細かいゴミの半分以上が吸えます。何度か繰り返して吸えば全部吸えます。
電池の持ちは、10分は動作します。取扱説明書には、「連続使用は10分まで」と書いてありますが、こういう卓上掃除機を10分も使うことはありません。
10分連続で使うと単3充電池の電気もなくなります。
「音が大きい」のは、モーターとシロッコファンの回転数が速いからです。風量も多いのでスリットからでる風も多めで、ホコリが散ります。
静かなオフィスでは、みんなの注目を浴びるくらいの大きな音になります。
ガンタイプ(拳銃型)の卓上クリーナー
ピストル型の卓上クリーナーです。細長いノズルが特長です。Amazonで、1677円で買いました。
ブランド名「MECO」のやつを買いました。他にも同じものが、違うブランドで売られているので、好みのブランド名のものを買ってください。
同梱物は、
- 本体
- ノズル2種類
- 充電用microB USBケーブル
- フィルター二枚
- キーボードを掃除するスライム(ゲル)
- 取扱説明書(英語と中国語)
です。
スポンジのフィルターがついているのを外したところです。シロッコファンが見えます。
スポンジフィルターは、荒いタイプが2枚付いていました。本体に最初から入っているのは、細かい目のタイプです。
同じようなスポンジをみつけたら、替えのフィルターとして使いましょう。
先っぽは、2種類ついていました。ブラシのついたものとついていないものの2つです。
ブラシの付いた方を使います。
充電式なので、microBポートがグリップの底部についています。充電中は、LEDが赤く点灯します。
ボタンは、グリップについている引き金ではありません。コストダウンのために、本体にボタンとしてついてます。
スイッチをいれると、低回転から高回転まで数秒かけて上がります。PWM制御しているんでしょうか? なかなか興味深い動作をするので分解してみます。
USB扇風機の充電と制御モータのドライバーICの流用じゃないかと思います。
ガンタイプの卓上クリーナーは使えるのか?
これが1番使えます。バカにしていました。音も1番大きくて、まわりにまき散らす排気も多いだけあって、吸います。
ケーブル周りの貯まる綿ゴミを吸うのには適しています。
吸引力の強い掃除機では、あれこれ吸い込んで困るような、細かいものも置いてあるような机や棚の細かいところのホコリを吸えます。
動作時間は、5分程度ですね。
仕事場のサービスコーナー、寒天カートリッジコンディショナー周りのゴミを吸ってみました。吸い込んでしまうと困るような物もたくさん置いてある場所で、隙間に貯まるホコリを吸うのに適しています。
さすがに、石膏やアルギン印象材の粉があるようなところは、モータ部まで侵入して壊れるので吸えません。
販売ページに紹介されているようなキーボードの掃除を実際にやってみたところ、使えないことがわかっています。吸引力が、まったく足りません。
だからか、キーボードの汚れを取るためのゲル(スライム)がオマケに付いています。
これをキーボードに貼り付けて、はがすことでゴミが粘着してとれるアイテムです。
このキーボードの汚れを取るゲル(スライム)は、昔からあります。今も昔も、キーボードの表面の埃がとれるだけで、キーボードの下のゴミはとれません。
キーボードの掃除は、Dyson の掃除機にソフトブラシをつけて吸いましょう。
卓上クリーナーで気を付けること
引火性のある粉末や気体を吸わないこと
掃除機のファンを回すモーターは、模型用のブラシ式の直流モーターなので、火花が散っています。
可燃性のガスやレーザプリンターのトナーの粉のような可燃性の粉塵を吸うと爆発する可能性があります。
フィルターがスポンジなので細かい粒子はまき散らすだけ
千円ちょっとで買える掃除機ですから、フィルターはあってないようなものです。細かいホコリは吸って周辺にまき散らすだけです。
長い髪、タオルの糸くずが吸えない
円柱タイプは、構造上、吸い込んだゴミは、そのままシロッコファンを通ります。
そのため、長い髪の毛を吸うとファンにからんで回らなくなります。ガンタイプは、シロッコファンの前にスポンジフィルターがついてるので、吸えます。
使うシーン、吸い込むゴミの性質を考えて、選びましょう。
まとめ
卓上クリーナーの個別レビュー記事ではボリュームが足りないので、一つの記事にまとめることにしました。その方が管理がしやすいですから。
中華のパチモノの代表的なものである「卓上クリーナー」は、モノによっては十分使えるものもあることが分かっています。
Amazonで二千円程度、AliExpressで買えば10ドル(千円前後)で買えるアイテムです。
- 新年互例会のビンゴゲーム
- ボーリング大会
- ゴルフコンペ
の景品の一つとして、幹事さんにもおすすめの一品です。
AliExpressなどから輸入する場合は、開封検品してからプレゼント用の包装をしましょう。