充電池をみんな使っていますよね。私も、何十本も買って使っています。
今回は、
Amazonのタイムセールで安く売られているEBLという中国メーカーブランドのニッケル水素充電池を紹介
します。
急速充電器で充電していると、半年持たずにふくらんで、ラベルがはがれるという状態になりました。
膨らんで爆発を防いだと前向きに解釈しています。
「やっぱり中国製の充電池や急速充電器は 怖いな」と思う事例です。
私は、この製品を自分で選んで、自腹で買って試しています。
以下の2点の不満や疑問を持つ人のために…
- 中国メーカーのガジェット製品は、商品をタダでもらったアフィカスによるステマ犯罪記事しかないので参考にならない
- 自腹で買った人のホンネとコスパの正直な感想を知りたい
本当の事を書いています。
- 購入品:EBL 充電池ファミリーセット 単3充電池12本、単四充電池8本セット
- 購入時期:2019年3月 他 2018年後半
- 購入価格:3144円
- 購入店:Amazon Japan G.K.
ニッケル水素充電池って何?
ニッスイ電池という人もいます。
ニッケル水素の化学変化を使って電気を出せる電池です。電池に電気を流して電気を貯めることができる「充電池」です。
ニッケル水素充電池は、充電池の中でも、安くて、あつかいやすいので、人気があります。
ニッケル水素充電池の規格のみかた
この例にしたがって、読み取れる情報は…
- Nimh:ニッケル水素充電池
- 1.2V:最低1.2V、1.2〜1.4V
- 2800mAh/1.2V:3.36Wh
- AA:アメリカで、単三電池サイズ
- HR6:ニッケル水素充電池の単3形
- 中国製造
中国メーカーのスペック(性能/諸元)表示は まったく信用できません。
EBL 単3、単4 ファミリーセットのフォトレポート
- 単3形充電池 × 12本
- 単4形充電池 × 8本
- 単1電池用スペーサー ×2個
- 単2電池用スペーサー ×2個
が専用のケースに入っていました。
スペーサーは、単3電池を1本入れて、単1電池にするものが2本ついています。単4電池をいれて単2電池にするスペーサーも2個ついています。
EBLの充電池の積算電力量を測る
中国製の充電池は信用できないので、実際に充電時の積算電力量と電流出力時の積算電力量を量る予定でした。
とりあえず、電池をバカ食いする携帯型のワンセグテレビラジオに入れて、日頃から使いつつ、急速充電器で充電してテストを繰り返していました。
この辺は、トラ技 2016年10月号、記事を担当された居酒屋ガレージ日記さんの記事が参考になります。
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トランジスタ技術 2016年10月号 特集 Liイオン/Eneloop/コイン IoT電池入門 : Sunday Gamerのブログ
トランジスタ技術 2016年10月号は、「急速チャージ! コンピュータやWi-Fiマイコンを思いっきり動かす Liイオン / Eneloop / コイン IoT電池入門」の特集。別冊は、「電波 / ...
充電池には日付と番号を書き込んでノート(今はNumbers / Excel)で管理しています。黒マーカーで書き込めて読める白いパッケージのEBLブランドの充電池は私のお気に入りでした。
5回目の充電で単3型充電池の方が4本全部膨れてパッケージが割けるという事態になったことに驚いています。
この充電池とEBLのメーカーブランドのものは、破棄します。→ 引き取り、回収業者がなくて困っています。
専用の充電器(ゆっくり充電)でなければ安全に充電できないのは、私の都合上、不便ですから。
冷静に考えて、膨らんだだけで液漏れをしていないので「粗悪」と決めつけるには早計な気もします。
EBLの充電池の電気抵抗値など
私が愛用している急速充電器(MiBOXER C4)にも、それぞれの充電池の積算電流量と最初に内部抵抗値を表示する機能がついています。
ブログカード MiBOXER C4
いままで、各種ニッケル水素充電池の内部抵抗値は、20〜60mΩ程度でした。100mΩを超えてくるものは(放電する)電気が長持ちしないので、寿命が近くなったものと考えます。
今回のEBLの電池も、新品なのに60〜80mΩと高めの内部抵抗なものの、特に問題もみとめないので普通に使っていました。→ 数回充放電を繰り返すと内部抵抗値も下がって回復することもありますから。
2800mAh(3.36Wh)という割に、充電時の積算電流が2200mAh(2.6Wh)くらいしかなく、データを録って詳しく調べてみようと思っていました。しかし、今年(2019年)は本業がやたら忙して、忙殺の日々で手つかずのまま放置していました。
充電池は少し電流が残っている状態で充電しなければならないのに、今回は、かなり使い切って電圧が1.0Vくらいまで落ちていました。
それが、膨らむ原因になった可能性があります。
今後の充電池の取り扱いとレビュー記事の方針
内部抵抗値を測るテスターのキットを昔買ったまま放置しているので、それで本格的に測りつつ、充電池、バッテリー関連の記事を充実させる予定です。
ニッケル水素充電池なら、膨らんで液が出るくらいで済みます。
今主流になりつつあるリチウムイオン充電池なら、最悪の場合、発火、発煙することになります。
リチウムは、発火しやすい金属なのでヘタにイジれません。
リチウム充電池18650など、中国の独自規格が世界標準になるようになってきました。
中国パチモンの怪しい充電池は、中国パチモンの急速充電器で、様子を見ながら充電するようにするしかないようです。
まとめ
中国メーカーのニッケル水素充電池は、十回程度の急速充電に耐えられず膨らんでしまうものがあります。
今回も爆発しなかっただけマシです。
「安くて、電流も長くだせて、おすすめできる」とは決して言えないものです。
1年保証がありますから、Amazonで返品か交換交渉ができます。正直、返金してもらいたいくらいですね。良い勉強代になりました。
ということで、以下の3点に気を付けてください。
- ニッケル水素充電池を急速充電する人は、日本で製造されたものを購入
- 「急速電池充電器」は手元に置いておき、充電中は監視できるようにしておくように
- Amazonベーシックで日本製の充電池だったことがあったけど、今は中国製ばっか