昔はカラースライドを使っていた発表も、今はパソコンの画面を直接スクリーンに投写するプロジェクターになりました。
このページは、プロジェクターの選び方や用語をまとめています。
プロジェクターの用途
- ビジネス
- ホーム
- スクール、学校
ビジネス
ピンキリです。数人の規模でのテーブルを囲んだ内輪のプレゼンから、千人規模の会場で行う学会発表のプロジェクターなどがあります。
大規模なものは、設置や設定や価格的に個人では扱えませんので、ここでは触れません。
明るい部屋や会議室で使うことが多いので、とにかく明るく表示できるものが好まれます。
最近は、表計算の表がそのまま表示できる高精細のものも求められるようになりました。
そのため、選ぶ時は、以下の2つのポイントをチェックします。
- 明るいもの → ルーメンの数字が大きい方
- パネル解像度 → リアル解像度が高いもの
経費で落とす物なので、個人の場合は、10〜20万円のものを買うことが多いです。
家庭用途(ホームシアター)
家庭用は、ホームシアターとしての用途が大きいです。テレビ画面より大きな白いスクリーンに映像を映して使います。
映画をみることを主たる目的としているので、以下の問題があるものは避けましょう。
- 暗いシーンがよく見えない
- 映像がボケていたり
- 残像がひどい
- 描画に時間がかかる
- ファンの音がうるさい
映画を見ていてストレスになります。
日本のメーカーのプロジェクターで、ホームシアター向けと明記してあれば安心です。
2020年〜、中国メーカーのAladdinやXGIMIなどが、ブロガやユーチューバーのステマで名を知られるようになりました。
充電器やバッテリーの中国メーカー Ankerも、液晶プロジェクタをステマしています。
学校(スクール)、○○教室、勉強会
今、一番注目を浴びている用途です。
何でも、プレゼンの時代ですので、白い壁があれば、そこに映像を映します。
明るい場所での使用が主なので、以下の2つの条件を満たしたものを選びます。
- 多少ファンの音がうるさくても、光源が明るいもの
- 移動や設置が楽なもの
投写方式、投影方式
光源・ランプ
光を投写する構造なので、ランプの種類で分類できます。
- ハロゲン、水銀ランプなど
- LED
- レーザー
ハロゲン、水銀ランプ
昔、プロジェクターで最も使われていたのがハロゲンや水銀の電球です。
熱を持つので冷却のファンがブンブン回って熱風を吐き出します。明るいものが良いのですが、明るい電球は熱もたくさん出ます。プロジェクターの本体も大きくなってしまいます。
10万円以下で3000lm以上の明るい映像を投写できるプロジェクターは、水銀ランプを使っていることが多いです。
LEDなどと比べてランプの寿命が短くて、4000〜5000時間程度でランプを交換します。
交換用ランプの品番と価格は買う前にチェックしましょう。
LED
明るく光る青のLEDが発明されるというブレイクスルー(壁を乗り越えた)があったので、この20年で飛躍的に進化したランプです。
今は、小型のプロジェクターの光源がLEDタイプが主流になりました。
電球に比べると発熱が少ないので、冷却ファンからの熱風や騒音は少なくなっています。
レーザー
レーザーは、LEDや電球と違って光が広がらないので、どの位置でもピントが合うという利点があります。
これも、LED同様に色の三原色(赤、黄、青)のレーザーができたおかげで可能になりました。
仕組みは、映像を表示するDLPパネルという特殊鏡でレーザー光を反射して投写するもので、今後期待される光源です。
まだ、高価なのが欠点です。
光源出力
ランプの消費電力です。
水銀ランプだと、200Wを超えます。明るい投写映像をだすためには、水銀ランプで250W以上になります。
LEDでは、水銀ランプの明るさに相当するW数を表記しているメーカーもあるので注意してください。
パネルタイプ
光を映像に変換する重要な部品です。光の三原色「赤、青、黄」をそれぞれわけて、フルカラーの映像を作ります。
- 透過型液晶パネル
- DLPパネル
- LOCOSパネル
パネルの開口率
透過パネルの時に作られたもので、光源の光をどれくらい透過できるか?という効率の数字。
- 液晶透過パネルは、7割程度
- DLPパネルは、8割程度
- LCOS反射型液晶パネルは、9割以上
と、LCOS反射型が圧倒的に効率良く明るい映像を投写できる。
液晶透過パネル(LCD透過型)
液晶パネルを透過させるタイプで、青、赤、黄色の三原色をそれぞれ透過させて一枚のフルカラーの映像を作る方式です。
透過型の液晶パネルは、画素一つ一つに格子があるため、光の透過率が悪くなります。
液晶パネルは熱に弱い素材ため、空冷が必要です。空冷のファンのフィルター交換の手間がかかります。
色の再現性は良いのですが、暗い画面のものが多かったです。
日本のメーカーの個人向け、家庭用のプロジェクター 5〜10万円クラスの多くが、3LCD透過型を採用しています。
DLPパネル
DLPチップという半導体部品には、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)という極小の鏡を画素数分だけ並べてあります。それに、光を当てて反射した映像を投写するという方式です。
DLPチップは、テキサス インスツルメンツ社のものが多いです。(dlp)
主な特長は、以下の5つ
- 液晶パネルに比べて寿命が長い
- 光を透過するのではなく、単純に反射するので、光源の減衰が少ない
- 鏡なので光をあっちへ反射させて、光が全くない真黒を表現できる
- そのためコントラストが高い
- 構造も簡単なので、プロジェクターの小型化、軽量化ができる
DLPチップには、以下の2つの方式があって
- 3Chip DLPタイプ:光の三原色分の3つのチップに分けた
- 1Chip DLPタイプ:1つのチップで光の三原色分をそれぞれ高速に切り替えて反射する
3Chip DLPは、映画館やプロジェクションマッピングなどイベントで使われる大規模な映像の投写に使われます。
応答性が良く、明るさも抜群です。 もちろん、値段もすごく高い。
応答性
レスポンス(response)。問いかけや指示に答えて反応するまでの早さのこと。
「応答性が良い」とは、画面の操作をして、その映像や音声が遅れないことを言う。特にゲームでは、応答性が良いものでなければできない。
家庭用は、安い 1Chip DLPタイプが使われます。
一つのチップで光の三原色分を負担するので1/3に応答性が落ちますが、光源をLEDやレーザーにすることで小型できます。ポケットプロジェクターは、このタイプが多いです。
ただし、価格が安いものは、DLPパネルの解像度が低いので画像が粗くなります。HD(1280×720の720p)が精一杯。
LOCOS反射型パネル
反射パネルを小さな鏡の集合体ではなくて、液晶パネルで反射するという方式です。
新しい技術で、従来の透過型液晶パネルにくらべて、以下の3つの特長があります。
- 光源の減衰が少ない
- 明るくできる
- DLPには劣るものの応答性もよい
これから主流になると期待されているパネル方式です。
欠点は、主に2つ
- 寿命は、元がLED液晶パネルなので、DLPチップよりは劣る
- まだ価格が高い
パネルサイズ
カメラの光学センサーの面積と同じで、サイズが大きければ大きいほど、パネル解像度も上がって、綺麗な画像が投写できます。
しかし、大きなパネルは、価格も高いので、個人で買えるプロジェクターだと、0.65インチなど、1インチ以下のものです。
表記方法としては…
DLP 0.47型 DMD
などと スペック表に書かれています。
投写映像
画面解像度、パネル解像度、リアル解像度
投写する画面の画素の数です。反射(透過)パネルの本当の解像度のことです。
プレゼン用として最も広く使われているプロジェクターは、WXGA(1280×800ドット)です。
パネル解像度がWXGAよりも大きいものは、画質が良くなって綺麗な代わりに、価格も非常に高くなります。
- フルHD(1920×1080ドット)→ 5万円以上
- UHD(4K:3840×2160)→ 10万円以上
します。(realres)
(入力)対応解像度
パソコンなどからプロジェクターへ映像信号をおくる解像度は、パソコンのディスプレイと同じ解像度として扱います。(inputres)
高い解像度の信号をプロジェクターに入力しても、パネルの解像度がWXGAであれば、それ以上の細かい映像として投写されません。
アフィカスが、プロジェクターの入力対応解像度を、パネル解像度と勘違いさせる記述で宣伝しているので気を付けましょう。
画面の縦横比、アスペクト比で、16:10
アスペクト比とは、横と縦の比率のことを言います。
- WUXGA:1920×1200
- WUXGA+:1440×900
- WXGA:1280×800
があります。
縦横比(アスペクト比)で、4:3
- XGA:1024×768
- SVGA:800×600
があります。昔は、パソコンのCRT画面をカラースライドに撮っていた頃は、SVGAでやっていました。その後、XGAで作っていた頃もありましたね。
縦横比(アスペクト比)が、16:9
- HD:1280×720
- フルHD:1920×1080
- ウルトラHD(UHD、4K):3840×2160
この解像度は、一般的な映像コンテンツを意識したもので、プレゼンテーションでの解像度としては、使いません。
4:3のSVGAが基本です。
3D
専用のシャッター付きメガネで立体映像をみる規格です。ホームシアターであると便利なものですが、画像がちらつきます。
コントラスト比
コントラストとは、色や明るさのメリハリのことです。
- コントラストが高いと、ギラつく映像に
- 低いと色がハッキリしない、ぼやけた
映像になります。
- 12000:1
- 15000:1
- 30000:1
などの数字がよく見られます。
光源がレーザーで、DLPパネル式なら、10万:1とかのコントラストもでます。
HDR
コントラストの規格です。明るいところから暗いところまでの明るさの幅を大きくします。明るいところはことことん明るく、暗いところは真暗という表現ができます。
最大輝度、明るさ
プロジェクターの映像の明るさの単位は、ルーメン(lm)やルクスを使います。
明るいほど綺麗な投写映像がでます。
明るいものほど、本体も大きくなって値段が高くなります。
- 家庭向けは、3000ルーメン以上(300ANSIルーメン)程度が目安
- ビジネス・教育現場向けは、10000ルーメン(800ANSIルーメン)以上が必要
ANSIルーメン と ISOルーメンの違い
「ルーメン」は、明るさの単位です。光源(ランプ)の明るさを表します。
「ANSIルーメン」「ISOルーメン」は、ランプで照らされたスクリーン側の明るさです。
投影距離が長くなるほど、スクリーン側の光の測定数値は小さくなります。
「ANSIルーメン」とは、アメリカ国家規格協会(ANSI、アンシー)が定めたスクリーン側の明るさの算出方法で測定した明るさです。
「ISOルーメン」は、ヨーロッパ(スイス)の規格協会(ISO アイエスオー)が定めたスクリーン側の明るさの算出方法で測定した明るさです。
ISOルーメンの方が、ANSIルーメンより数値が 1割程度 大きめになります。
測定方法が、各メーカー(中国はデタラメ)違うので 他社との明るさの比較に使えないので注意してください。
表示色、色再現性
フルカラーが一般的です。10億7000万色とか、表記があります。
ディスプレイと同じ表現で使われます。
焦点距離、短焦点、投写距離
- 焦点距離:ピントが合う距離のこと
- 短焦点:スクリーンとの距離が短くてもピントが合うこと
- 投写距離:ピントが合わせられるスクリーンとの距離
短焦点は、スクリーンから1m前後でピントが合うものを言います。
スクリーンに大きく映像を映すには、スクリーンから離れます。離れると、映像が暗くなります。
- 焦点距離は短くても、遠くてもピントが合うものが好まる
- 大きく映すために、離れると像が暗くなるので、明るい光源を持つ物が好まる
- プロジェクターを使う場所や用途で、焦点距離、とくに短焦点のものを選ぶ
という傾向があります。自分で好みの物を選びましょう。
投写距離は、
- 60インチなら、2m前後
- 120インチなら、4m前後
と表記されます。
画面サイズ、投写映像面積
対角線の長さで画面の大きさを表現します。単位は、「型」です。
アスペクト比 16:9での「型」表現が多くなりました。しかし、今でも、4:3が基本です。MacのKeynoteも、PowerPointも最初の基本ページは、800×600ドットのシートになります。
- 100〜400型
と表現します。
光学ズーム
プロジェクター本体を前後させて、焦点距離を変えずに、その場で画面の大きさを変更することができる機能をズーム機能と言います。
単位は、「倍」です。
1.2倍が多いです。
投写レンズ
光学レンズの性能です。カメラのレンズと同じです。
F値は、レンズの明るさで、画角をmmで表現します。10〜20mmという広角のズームレンズを使っていることが多いです。
プロジェクションマッピングなど数十メートル離れて投写するような場合は、レンズの画角が通常のプロジェクターと違ってきます。
オフセット、レンズシフト
プロジェクターの光源/パネルとレンズの位置関係の状態をオフセットといいます。
プロジェクターは、机の上において 前方上方向へ投写します。
レンズよりも 光源/パネルの位置を下にすることで、上にむけて照射できるようになっています。
オフセットは上下関係だけですが、左右に調整できるものがあります。レンズシフトと呼ばれています。
台形補正
スクリーンに投写すると、映像は台形に歪みます。
映像の変形を補正する機能を台形補正と言います。
上下の台形補正は どのプロジェクターにも標準でついています。左右の台形補正どちらもできるものが便利なものの 値段が高くなります。
騒音レベル
光源が、水銀ランプ、ハロゲンランプだと発熱が大きく、空冷のファンが激しく回ります。その音を騒音レベルとして表記してあります。
単位はデシベルです。
光源ランプを明るくすると、ファンも激しく回すので音が大きくなります。
40デシベル以上になると、プロジェクターの横の人は、うるさくて良く聞こえないと苦情がでます。
カタログには、光源のランプを暗く点灯して最低の騒音レベルしか記載しないメーカーがあります。
ファンが全開で回っている時の騒音を表記しているメーカーはありません。(中国メーカー)
走査周波数 垂直・水平
画面を描き変える頻度のことを走査周波数、フレッシュレートと言います。単位はHz(ヘルツ)です。「Hz」を「fps」と言うこともあります。
基本的に、垂直走査周波数で表現されます。
滑らかに映像がみえるのは、60Hz以上です。フルHDのディスプレイで、1080p/60fps と表現されるうちの、「60fps」がフレッシュレートになります。
重量、サイズ
出先でプレゼンを頻繁にする場合、
- 徒歩で持ち歩けるサイズと重さ
- 車での移動で持ち運べるサイズと重さ
で違ってきます。
自分の用途に合わせて購入してください。
設置タイプ
天吊、吊り下げ、テーブル投写
会議室や宴会場の天井やステージの後側の壁に付けてあります。業務用なので大きく、価格も高いです。
天吊り型で、超短焦点タイプは、人がスクリーンの前に立っても影が映り込まないという利点があります。
家庭でも、ホームシアターの部屋を作っているところでは、天井に付けた時代もありました。数年で古くなって新しい物に買い換える時に不便なので、今は、天井設置型は流行りません。
壁掛け
壁掛けタイプも、業務用が多いです。
机上設置
机の上において使うので、もっとも種類が多く、選べます。
モバイル
ポケットに入るくらいの大きさしかないものが増えました。
ファミレスで、A3の白い紙を壁にはりつけて、モバイルプロジェクターの映像を映して商談している人を見かけるようになりました。
スタンドスクリーン一体型
企業や塾などで使います。
Wi-Fi
パソコンやスマホから、無線でプレゼン映像を送ることができます。Wi-Fiのアドホック接続というものでつなぎます。
静止画のプレゼンでは使えますが、動画を多用するプレゼンでは、カクツクなど問題もあります。
価格の高い高級機に多いのですが、コレを使うユーザを見たことがありません。
バッテリー駆動
モバイルプロジェクター(ポケットに入るサイズのもの)は、バッテリーを内蔵しています。別に電源を必要としないので、すぐに使えます。
「パソコンの画面を数人でのぞき込んで」っていうことができませんから、モバイルプロジェクターで、40インチほどの大きさの映像を白い壁に投写するという用途で使います。
欠点としては、バッテリー駆動なので
- 使える時間が1時間程度にかぎられる
- 投写画像が暗い
- スクリーンから離して映像を大きくすると暗すぎて見えない
などがあります。
映像端子
- HDMI
- DVI
- S端子
- コンポジット
- BNC
- DisplayPort
- RGB
- コンポーネント
- USB
最も使う入力端子は、アナログのD-SUB 15ピン(RGB)です。モバイルプロジェクターを除く標準的なプロジェクターには、必ずついています。
価格
ピンキリです。
個人で買えるのは、十万円以下です。
私は、気軽に買える1万円以下の中華の怪しいプロジェクターを買って使っています。
ブログカード
映像遅延
描画する速度が遅れることです。
テレビゲーム等をするためには、5ms以下の描画遅延が望まれます。プロジェクターで、描画速度の性能を明記しているものがありません。
デモできる実機を貸し出してもらえる場合は、実際にゲーム機をつないでテストしてみましょう。
シューティングゲーム(FPS、TPS)では、遅延と残像が酷くてまともに遊べないものが、多いです。まともなものは、個人で買える価格ではないです(笑)
残像
描画遅延、映像遅延と同じで、描画速度が遅い、映像遅延があるものは、残像がひどいものが多いです。
部屋の明るさ
プロジェクターを使う部屋の明るさは、重要です。
暗くできるのであれば、暗い光源の安価なプロジェクターを使うことができます。
明るい会議室で、ハッキリとした映像を映そうとすると、非常に明るい光源を使った明るい映像を映せるプロジェクターでなければなりません。
明るさの単位ルーメンで、3000ルーメン以上は必要になります。3000ルーメンを超えるくらいから、価格も5万円以上になってきます。
ホームプロジェクターとビジネスプロジェクターの違い
ホームプロジェクター
映画鑑賞を主な目的にしてます。部屋を暗くできるので、明るい光源を使わなくて済みますから、安くできます。
中国メーカーの独擅場で 年々性能が向上しています。YouTuberやブロガーのステマだらけです。
ビジネス プロジェクター
会議室や会場を暗くすると居眠りをする人が増えるので、部屋は明るいままで使います。
そのため、光源は明るいものが選ばれます。
昔は、単純な映像を表示するようにプレゼン資料も大きな字と図にするように配慮していたので、明るさが最優先で解像度は重視されませんでした。
今は、表計算の細かい数字が綺麗に描画できる、高精細な解像度をもつプロジェクターを必要とするところも増えてきました。
もちろん、価格も個人では買えない数十万〜百万円です。
スピーカ内蔵
プロジェクターのほとんどが、スピーカーを内蔵しています。
音響機器ではないので 音は悪いです。
会議室の規模によっては、スピーカは部屋の音響設備に接続して使うことになりますから、外部出力の音声端子の有無は 自分の使いたいシーンで選びましょう。
テレビとプロジェクターの違い
映像の綺麗さは、テレビやディスプレイが綺麗です。
大きな映像を映そうとすると、100インチを超えるテレビやディスプレイは非常に高価なので、映像がぼんやりうつるプロジェクターで我慢するということは、今も昔も変わりません。
周辺光量比
投写映像の周辺と中心部で明るさが違います。真中が明るくて、周辺は暗くなるので、その明るさの差を比率で表現したものです。
高価なプロジェクターは、この周辺光量比が小さくて、画面全体が明るく均一になります。
プロジェクターのおすすめと選び方
価格と性能をみて、妥協点で選びます。
プロジェクターのメーカー
レンズを使うので、カメラやコピー機を作れる光学機器メーカーや、光学機器メーカを傘下にもつ総合電機メーカー、事務器メーカー、液晶パネルを扱うディスプレイ メーカーなどがあります。
- EPSON(液晶ディスプレイ メーカー)
- SONY(ミノルタ 光学機器メーカー傘下)
- リコー(光学機器メーカー)
- NEC(総合電機製品メーカー)
- パナソニック(総合家電メーカー、光学機器メーカー傘下)
- キヤノン(光学機器メーカー)
- BenQ(台湾のディスプレイメーカー)
- 日立(総合電機メーカー)
- カシオ(事務器メーカー)
- Vivitek (台湾の電源メーカー)
日本は名だたるメーカーがそろっています。仕事で使う場合は、こういった日本のちゃんとした企業の製品を買いましょう。
個人で買えるのは、1〜2万円の オモチャのプロジェクターで、中国メーカーの怪しいもの「フルHDといいながら、実際は、720pの1280×720」だけです。
ブログカード
スクリーンについて
壁に貼るタイプ
家庭でよく使われるものです。壁に貼って使います。
スタンド付き
スタンドでスクリーンで吊り下げるタイプです。せいぜい、200インチまでの大きさになります。
造り付けタイプ
学校の体育館や講堂、演題のある会議室などには、スクリーンが付いています。天井に格納されているので、電動か手動で降ろして使います。
まとめ
このページは、プロジェクターに関する用語をあつめたページです。
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