庭の芝刈り機が壊れたので、新しいのを買いました。今回は、リョービのバリカン式芝刈り機にしてみました。
草刈りや芝刈りは、主に エンジン式の草刈り機を使います。
回転式の刃は、小石を跳ねるという欠点があるので、家の窓ガラスがある場所では使えません。
新築当時、草刈り機で芝を刈ったら小石を跳ねて大きな一枚ガラスにヒビをいれてしまいました。交換で10万円、痛い勉強代でした。
それから、松下電工の電動芝刈り機を5〜6シーズン(年)で故障して使えなくなるたびに買いかえていました。
今年2019年、パナソニックの電動芝刈り機が廃番のため、代わりとしてリョービのポールバリカンを買ってみました。
- 購入品:リョービ ポールバリカン PAB-1620
- 購入時期:2019年7月
- 購入価格:12330円(税込)
- 購入店:DAISHIN工具箱(Amazon マーケットプレイス)
バリカン式芝刈り機 って何がちがうの?
芝や草を刈る部分がバリカン・ハサミになっているので、小石をはねないという特長があります。
主な用途
- 芝刈り、芝のキワを刈る(ポールをつけて)
- 庭木の新芽、新葉を刈る(手持ち)
今まで私が使ってきた回転式の草刈りや芝刈り機と比べて、バリカン式は「小石をはねない」というメリットしかありません。
- 回転式の草刈り機にくらべて、効率が1/4以下と悪い
- バリカンの替え刃が5千円と高い
- 小石をかむと刃が欠けたり、折れたりするので、草丈を地面ギリギリに短く刈れない
- 茎が太い草が多いと、オーバーヒートしてしばらく使えなくなる
という、欠点の方が多いものです。
ということで、小石をはねてガラスや人やものを傷つけない場所の芝刈りや草刈りでは、回転式の草刈り機を使います。
高価なペアガラスや一枚ガラスが近くにある庭や中庭の雑草、庭木の刈りそろえなどに使うのが、このバリカン式の芝刈り機です。
ポールバリカンというのは、バリカン式の芝刈り機を棒の先につけたものです。
棒をはずして、バリカン部だけを手に持って使えば、バリカン芝刈り機になります。
- スライダ
- キワ刈りガイド
を付けた状態で、重さは、約1kgと結構重いです。
PAB-1620のパッケージ内容
PAB-1620の同梱物は、
- バリカン本体
- ブレードカバー
- スライダ
- キワ刈りガイド
- グラスレシーバ
- ポール
- コードストラップ
- 延長コード 10m
- 取扱説明書
です。
いろいろ付属品がついています。
取扱説明書は、イラストもふんだんに使われていて、分かりやすいです。
リョービの工具らしい、むだのない内容になっています。
ポールの長さは、120cmです。ポール自体はアルミ素材で軽く、しなるほどの弱さもありません。
軽くする、コストダウンのために長さの調整機構を省いていますね。
元々は、庭木の若枝や芝生の長くなった端っこなどを刈るのに使う家庭用の園芸工具なので、バリカン単体で使えるようになっています。
右手に持って使うことを想定した設計になっています。
左手で持っても操作はできます
安全ロックボタンは、トリガースイッチに指が触れて、不用意に動いてケガをしないようにするための安全装置です。
庭木の枝や芽を刈る時は、バリカン下部に取り付けるスライダー、グラスレシーバというカバーみたいなのを外して使います。
芝を刈るときは、スライダー(そり)やグラスレシーバ(刈った芝のカス受け)を付けます。このカバーの圧さだけ、刃の部分が地面から浮きますから、その長さ分が芝の刈り残す芝の高さになります。
ポールとバリカンの連結部
この辺の機構は、ワンタッチでロックがかかるようになっていて分かりやすいです。
それでも、ポールを付けたり、外したりするのは不便ですね。
スライダー部(そり部)/ グラスレシーバ
芝を刈るときに、地面との距離を保つように、バリカンの底に取り付ける部分です。
芝の刈り込みの長さを調整するための、長さの固定位置をきめることができます。1.5 、2.0、2.5cmの1cm幅で3段階で決められます。
ツマミで緩めたり固定したりできるので、高さの変更は簡単にできます。しかし…
現実問題として、1cm程度の差は、ほとんど意味がありません。芝を綺麗に刈り込むのであれば、回転刃を覆ったタイプの芝刈り専用機を使った方が綺麗に刈れます。
このスライダー以外に、グラスレシーバという形状の違うものも付いています。
グラスレシーバも、刈り込みの長さが、1.5、2、2.5cmの三段階で変更できます。
前のブレードへの不用意な巻き込みを防ぐためのバンバーがないくらいで、差が分かりません。
交互に付け替えて比べてみて、自分で好みの方を付けて作業してください。
このグラスレシーバやスライダーを外したままでも、芝を刈れます。刈り込み長さは1cmくらいになります。
そのかわり、小石などを噛むと刃が折れたり,欠けたり、曲がってバリカンの刃がだめになることがあります。注意して作業してください。
ブレード(刃)部
刈る道具は、刃が命です。
使うのは、主に夏ですが、真冬の剪定時にも使います。シーズンオフが基本的にないものなので、錆びない程度に防さびのスプレーかシリコンスプレーを軽くかけておきます。
ユーザの庭の芝生の広さや庭木の量で刃の寿命は変わってきます。
こういう刃の目安は、2〜3シーズンでダメになるような設計強度になっているので、それくらいで交換でしょう。Amazonでも、4千円弱で買えます。
ポールバリカン PAB-1620の問題点
エンジンの草刈り機のようにバリバリと刈れない。
構造上、ハサミ式のバリカンですから、刈れるスピードも量も期待はしていませんでした。
PAB-1620の初めて使った時の感想(ファーストインプレッション)は、「ぜんぜん刈れない! イラつく!」でした。
ゆっくりとしか刈れないのは、もどかしいです。
急いで刈ろうとすると、うまく刈れずにひっかかります。
先のバリカン部が重いので細かい動きが、片手やるのが難しいです。ポールに手を添える必要があります。
ポールを付けて立って刈る、外して単体を手に持って刈る切り替えが面倒
もともとは、手に持って使う園芸用のバリカンです。立ったままで芝を刈れるようにポールをつけて、手元でスイッチのオンオフができるようにしたものが、PAB-1620です。
ポールの長さが調整できないので、ポールを長く感じて使いにくい人は、バリカン本体だけを手に持って、しゃがんで芝を刈りましょう。
まとめ
今回は、バリカン式の芝刈り機を紹介しました。
こんな方におすすめ
- 窓ガラスや歩道など小石が飛んではいけない場所での芝や草刈り
- 庭木、花壇の刈りそろえに使う
- 刈る量もすくなく刈るスピードも遅いので、気の長い人向け
2シーズン使いました。
慣れるほどに、使い勝手も良く感じるようになり気に入りました。
芝をかるだけでなく、サツキの形を整えるのにもバリカンを使うので、冬の枝払いでも使えます。
替え刃など、使い込んで、その使用感や問題点を追加していきます。