トレイルカメラは、カメラの前に来た動物や人を検知して写真や動画を撮るカメラです。
価格も中国製のものなら5〜7千円で買えます。屋外に置いて使うものなので壊れます。1年持ちません。今年も、また
新しいトレイルカメラ「WiMiUS H4」を買ったので レビューと使用レポート
を記事にします。トレイルカメラは、6台目です。
今回、WiMiUSのトレイルカメラを選んだ理由は、他のトレイルカメラと形が少し違うからです。
- 購入品:WiMiUS H4 トレイルカメラ
- 購入時期:2019年10月
- 購入価格:7199円
- 購入店:WiMiUS JP(Amazonマーケットプレイス)
私は、この製品を自分で選んで、自腹で買って試しています。
商品をタダでもらったアフィカスによる提灯・広告記事に不満を持ち、自腹で買った人のホンネとコスパの正直な感想を知りたい人向けに、本当の事を書いています。
代理店依頼のステマ記事ではないので、値引きクーポンコードはありません。
トレイルカメラって何? どんなものなの?
- カメラの前に体温のある動く動物や人がきたら、赤外線センサーで検知して
- カメラで動画や写真を撮影してSDカードに保存
- 昼間は、カラー、夜は目に見えない赤外線ライトを照らしてモノクロの動画を撮影
- 電池で動くので、配線がいらない
トレイルカメラについては、まとめ記事を書いているので参考にしてください。
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防犯 トレイルカメラ・動体検知、暗視、電池内蔵、自動録画機能の意味と選び方… 農作物盗難の対抗策
畑を荒らす動物、人の特定、庭に侵入してくる動物や人を自動撮影するための便利なカメラを紹介します。 8千円で買える中華のトレイルカメラの例 生ゴミをすてるコンポスターを穴を掘って荒らす動物が何者なのか? ...
1万円以下で買えるトレイルカメラは、中華メーカーの独擅場で、パチモノしかありません。良く似た製品が違うブランドで大量に売られています。
今回は、WiMiUS(ウイミウス? ワイミアス?、ウィミィアス?)というブランドのものを買ってみました。
WiMiUSは、Amazonで、安いプロジェクタやアクションカメラのブランド名で見かけます。
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Wimius Official Shop |Wimius Projector Online – WiMiUS Official
WiMiUS has been devoted to home theater industry for about 10 years and we are always trying best to ...
www.wimius.com
サイトを見ると、プロジェクタやカメラなど中国のガジェットメーカらしい製品群です。日本人スタッフがないようで、機械翻訳の変な日本語が使われています。
トレイルカメラ「WiMiUS H4」を写真で紹介
同梱物は、
- トレイルカメラ本体
- AVケーブル
- Mini B USBケーブル
- 取扱説明書
- 固定用ブラケット
- ネジ3本
- コンクリートプラグ3本
- 固定用ベルト
です。内容物は、他のトレイルカメラと同じですね。
取扱説明書は、日本語、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語に対応しています。機械翻訳の変な日本語です。
AVケーブルは、3.5mm径の4極ピンとRCAのビデオ、オーディオケーブルです。テレビに映したい時に使えます。
Mini B USBケーブルは、表のフタを開けてパソコンに接続するために付いています。
WiMiUS H4 前面観
前面のフタがあります。フタをあけると、ディスプレイやボタン、スイッチなどのインターフェイスがでてきます。
- 赤外線LED
- 操作インディケータランプ
- カメラ、
- 赤外線動体センサー
- 電源スイッチやmicroSDカードスロットなど
- 2.4インチの液晶パネル
- 操作ボタン
などがあります。
WiMiUS本体の大きさは、17.6×10×6cmとやや細長い形です。重さは、電池なしで、325gです。
充電池は重いので、屋外にカメラを設置する時、ずり落ちないように取り付けには注意しましょう。
正面に向かって右側に、インターフェイス部があります。
- microSDカードスロット
- 電源スライドスイッチ
- Mini B USBポート
- AV端子:3.5mm径の4極で、音声とビデオケーブル付き
microSDカードは、32GBまで対応です。「クラス10をいれてください」と説明書にあります。フォーマット形式は、FAT32です。
電源スライドスイッチは、
- テストモードは、設定
- ONは、録画、撮影開始
の2つになります。
ONにしたとき、画面に録画撮影検知のカウントダウンが表示され、赤いLEDが点灯します。
20秒の間にフタを閉めて、設置をしろということです。
Mini B USBケーブルをパソコンとつなぐ
microSDカードを認識して、カードリーダーとして使うことができます。
microSDかードリーダーを持っているのであれば、直接カードリーダーを使って読み込んだ方が速いです。
WiMiUS H4 背面観
背面のふたは、ネジで止められています。蝶ねじを外して、ふたをはがすのが難しいです。無理をするとふたが割れてしまいそうになるくらい、しなります。
水が入らないようにパッキンがあるとはいえ、この固さには驚きます。説明書にもドライバーでこじ開けろと書いてあります。
無事に外せたら、電池を入れます。お試し電池は付いていません。
単3電池4本で1セットです。長く使う時は、もう1組の単3電池4本をいれて、合計8本にすることができます。
上下の4本の電池ボックス単位なので、どちらかに4本を入れましょう。
底面
底面には、
- マイクの穴
- 三脚用のネジ穴
- DCジャック、シリコンのフタ付き
があります。長期にわたり監視が必要な場合、外部の外付けのバッテリー(12V)をつなぐことができます。
WiMiUS H4の主な仕様
カメラのセンサーについての詳しいデータがありません。スペック的に、一世代、二世代古いものが使われているようです。アクションカメラで使われるUHD対応のものではありません。
このトレイルカメラは、赤外線検知から録画開始までの時間が0.2秒と速いことが特長です。
- LCDスクリーン:2.4”TFTスクリーン
- レンズ角度:51°
- 動作モード:撮影,録画,撮影+録画
- ビデオ解像度:
- 1920×1080p@30fps
- 1920×1080p@15fps
- 1280×720p@30fps
- 720×480p@30fps
- 640×480p@30fps
- 動画ファイル:AVIファイル
- 写真サイズ:20M,12M,8M,5M,2M、JPGファイル
- トリガータイム:0.2秒
- メモリカード:Micro SD カード,32GBまで対応
- LED個数:42pcs
- LED照明;点灯不可視の赤外線 940nm
- PIR感知角度:70°
- 赤外線動体(PIR)感知距離:70ft
- 赤外線フラッシュ距離:80ft
- 防水レベル:IP54
- 電源:単三乾電池4本または8本、DC :12V/2A
- 電池の持ち時間:単三乾電池8本で8ヶ月
- 録音:対応
- マイク/スピーカー:内蔵マイク/スピーカー
- 温度検知・人体検知:対応
- 動作環境温度:-15℃ ~ 60℃ / TV出力 :対応
- メニューの対応言語:日本語、英語、ドイツ語、フランス語
- 1年保証
使用上の注意するべきこと
- 日付を動画に入れることができるのは、HD動画(720p / 30fps)だけです。最高画質の1080p / 30fpsは、日付がはいりません。
- ドライブレコーダーのように上書きの録画をする設定は、TESTモードのMENUから設定します。
- 時計の設定を設定の反映は、OKボタンで先にすすめて6回目の最後まで進むことでできます。
- 静止画、動画は、モードで切り替えて使い分けます。
- 動作時間設定機能は、ファームウエアのアップデートで可能になります。
- http://www.wimius.com/downLoadDriver/32/WiMiUS-H4-Trail-Camera-Full-1080P.html
- 単3乾電池は、4本セットで上か下に入れます。極性を間違えないように入れてください。
- SDカードはパッケージに含まれていません。 SDカードはClass10またはそれ以上のSDカードをお勧めいたします 8、新しいメモリカードを使用する前にフォーマットしてください。
- WiFi機能、ワイヤレスで撮った動画がスマホで見られる機能はありません。
- 赤外線センサーやカメラのレンズに保護フィルムが貼ってある場合があるので、はがしましょう。
TESTモードでの各種設定
付属のマニュアルかダウンロードできる取扱説明書に、出ていますから、よく目を通して自分の設定をしましょう。
操作は、ディスプレイの右横にある、メニュー、上下ボタン、OKボタンでやります。
- モード
- 写真
- 動画
- 写真と動画
- PIR検出間隔時間
- (2、5、15、30)秒、(1、5、10、15、30)分、
- 検出感度
- 中等、低、高
- 写真枚数
- 1、2、3
- ビデオ長さ
- 5,10、20、30秒
- ビデオサイズ
- 1080p、30fps
- 1080p、15fps
- 720p、30fps
- D1、30fps
- VGA、30fps
- ループ録画
- オン、オフ
- 言語
- 英語、ドイツ語、フランス語、日本語…
- 日付方式
- YYYY-MM-DD
- MM-DD-YYYY
- DD-MM-YYYY
- 日付設定
- 日付透かし(動画に日時を入れる)
- 写真サイズ
- 20、12、8、5、2、Mピクセル
- 待機モード
- 普通
- スーパー
- 温度タイプ
- ℃、F
- バージョン情報
- 録音
- オン、オフ
- 赤外線LEDランプ
- 高、中等、低
- ボタン音
- オン、オフ
- TVモード
- タイムラプス
- PAL、NTSC NTSCを選択
- 動作時間設定
- バージョンアップが必要
- タイムラプスサイズ
- オン、オフ
初期設定
- 言語:メニューを英語か日本語に変更
- 時計設定:日時を合わせる
- モード:動画と静止画を同時に撮るかを決める。→ 動画だけでも十分でしょう。
動画の設定
動画の長さは、用途にもよりますが、30秒からはじめてみましょう。
撮れた動画から、もう少し長くした方が良いか短くても良いかをきめていきます。
動きを検知してから、動画を撮ったあと、何秒で再検知するか?の設定は、いろいろ試して自分の好みの長さにします。間隔が短いと、人の出入りが多いところは、動画ファイルが一杯になるか、電池が持たないです。
WiMiUS H4を実際に使ってみる
赤外線検知の反応が速いので、
- 何も写っていない
- 通り過ぎたのが最初にチラッと見える
という動画ばかりが貯まっているのが、減りました。0.5秒のトレイルカメラと0.2秒では、違いますね。
動画がAVIファイルである点が不満です。
MOVファイルなら、MacのQuickTime Playerですぐに見られるんですよ。でも、メディアプレーヤのVLCで見る限りではフォーマットの違いは関係ないので、ヨシとしましょう。
夜くる、猫、キツネ、狸がうまく撮れたらのせます。
SDカードに異常がないのに、「エラー」や「容量いっぱい」が出る問題
原因不明です。microSDカードを変えても、同じなので、そういう仕様なんでしょう。エラーがでても録画ができているので、ヨシとします。
順次追加してきます。
まとめ
どこにでも手軽に置いて、監視できるトレイルカメラは、中華の安い製品で身近になりました。
中華のパチモンなので故障しやすいし、説明書も日本語が変なのであつかいにくいです。それでも、
- 家庭菜園を荒らす動物がなんなのか?
- 糞尿をして臭くする動物はなんなのか?
- 敷地に違法駐車する人は誰なのか?
- ゴミを投げ込む人が誰なのか?
- 空き家に放火をしてまわっている人は誰なのか?
など、夜の間、代わりに見張ってくれる便利なカメラです。
カメラ自体を持ち去られることも想定して、複数台を設置しておくようにしましょう。将棋の、歩の背後に銀を置くイメージです。パソコンに24時間録画データを記録するWi-Fiの監視カメラと併用することをおすすめします。その辺をまた記事にしていきます。
動画による証拠は、最初から持っていると言わずに、切り札として法廷の場で効果的に利用しましょう。