パソコンの画面を画像データや動画で保存する方法「画面キャプチャ」についてまとめ
ました。
キャプチャ
キャプチャー(capture)は、コンピューターにデータとして取りこむこと。
パソコン画面を静止画、動画でデータにして保存したり、テレビゲームのプレイしている画面を録画するのも、キャプチャーと言う。
このページでは、パソコンの画面を撮影する方法をまとめています。
注意ポイント
- 著作権保護をされた(HDCP)テレビの画面や映画などの動画録り込みはできない
- Windows 10やmacOSが起動していない状態、例えば、BIOS画面、フリーズやブルースクリーン、カーネルパニックの警告画面などは、ディスプレイを直接カメラで撮るしかない
Windows 10
必要なアプリケーション
- Windows 10 (OS本体)、ゲーム バー
- Snipping Tool(Windows アクセサリー)
どちらも、Windows 10についているアプリケーションです。
PrintScreen(プリントスクリーン)
Windows のキーボードには、「PrintScreen」のキーがあります。
このキーをおすと、画面をクリップボードに保存します。ペイントなどのソフトにペーストして、画面の画像を保存します。
クリップボード
コピー(複製)やカット(選択した箇所を削除)をして、そのデータを、たくわえておく場所。
ずっと保存するわけではなく、次に別なデータをコピーやカットをしたときには、上書きされて前の内容はなくなる。
文字データのテキストだけでなく、画像、動画などのデータをたくわえられる。
Alt キーとPrint Screenキーを同時押し
一番手前のウインドウのキャプチャができます。
Winキー と Pint Screen の同時押し
macOSのスクリーンショットと同じで、クリップボードではなく、画像データとして保存できるようになりました。
Windows 8以降で使えるようになった機能です。
ユーザのピクチャフォルダに、スクリーンショットフォルダが作られて、その中に保存されます。名前は、スクリーンショット(番号)です。
Winキー+Shift+S
Windows 10で追加された 選択した範囲の画面をクリップボードに収める。 Macの Shift+command+4と同じ。
Snipping Tool(スニッピング ツール)
Windows アクセサリーの中にあります。macOSの「グラブ」みたいなものです。
Snipping Toolでできること
- 自由な形の範囲内を保存
- 四角形
- 選択したウインドウ
- 全画面
- タイマー撮影
SnippingToolの使い方
「モードの切り替え」は、
- 自由形式の領域切り取り
- 四角形の領域切り取り
- ウィンドウの領域切り取り
- 全画面領域切り取り
の4種類があります。
「遅延」とは、タイマー撮影です。待ち時間なし〜5秒の1秒単位で選択できます。
Snipping Toolを起動すると、ツールバーの小さいウインドウが開くだけです。
撮影をするときは、「新規作成」ではじめます。撮影する範囲を指定すると撮影して、画像ディタ画面になります。簡単なペイントツールとしても機能しますので、トリミングしたり、描き込んだりできます。
保存先を指定してファイル名をつければ、PNGファイルが作成されます。
ゲーム バー
Windows 10には、パソコンゲーム(PCゲーム)のプラットフォームとしての機能がそろっています。
画面を録画したり、YouTube Liveなどに配信したりする機能が標準装備されています。
注意ポイント
設定 → ゲームで、ゲーム バーを開きます。ゲーム バーをオンにすると、画面を録画できるようになります。
WinキーとGキーを押すと、ゲームバーとよばれる録画の操作パネルが出ます。
アイコンで意味がわかると思います。
- 左のカメラのアイコンが、スクリーンショット撮影
- 真中の●のアイコンが画面全体を録画
- 右のパラボラアンテナのアイコンがブロードキャスト(動画配信)
になっています。
細かい設定は、「ゲーム DVR」で行います。
画面の録画の開始と停止は、「Win + Alt + R 」でできます。
録画フォルダは、デフォルトだとC:Users¥名前¥Videos¥Capturesになりますが、録画ファイルがSSDの残量を一気に食いつぶしてWindows 10の起動に支障がでることがあります。注意しましょう。
macOS
macOS Mojave 10.14 から、スクリーンショット機能が統合化されました
これは、Apple Inc.のサポートページを参考にしてください。
使うソフトは、
- macOS(Finder.app)
- スクリーンショット(アプリケーション/ユーティリティ内)、以前は クラブ
- QuickTime Player(アプリケーション内)
があります。すべて、macOS (Mojave 10.14.*)についています。
画面全体のスクリーンショットを撮る
- shift + command (⌘) + 3 の3つのキーを同時押し
- シャッターの音がしてデスクトップに .pngのファイルができる
- ファイル名は、「スクリーンショット 日付時間」になる
- 保存先は、デスクトップ
画面の選択した部分のスクリーンショットをとる
Windows のSnipping Toolでできる部分選択のキャプチャです。
- shift + command + 4 の3つのキーを押すと、ポインタが+になる
- 撮影したい範囲をドラッグして範囲を選択する
- Shiftキー:押したところで範囲の一辺が固定される
- Optionキー:押すと選択範囲が左右上下対称に伸縮する
- 撮りたい範囲を選択したらマウス/トラックパッドのボタンを放すと撮影
- デスクトップに.pngファイルが保存される
ウインドウのスクリーンショットを撮る
shift + command + 4で、カーソルが+に変わったところで、スペースキーを押すと、ポインタのアイコンがカメラになります。
撮りたいウインドウをカメラのアイコンをのせると選択できるので、マウス/トラックパッドのボタンを押すと撮影されます。
ただし、デスクトップに保存された .pngファイルは、ウインドウの周りに透明な枠がつきます。この枠がいらない時は、さらにOptionキーを押しながらマウスのボタンを押せば、透明な枠なしのウインドウだけの撮影ができます。
メニューのスクリーンショットを撮る
これは、Appleのサポート公式のものがベストなので、そのまま引用します。
メニューをクリックして内容を表示します。
「shift + command + 4」キーを押します。ポインタが十字型に変わります。
スペースバーを押します。ポインタの形がカメラに変わります。
カメラポインタをメニューの上に移動して、そのメニューをハイライトします。
マウスまたはトラックパッドをクリックします。取り消すには、クリックする前に「escape (esc)」キーを押します。
スクリーンショットがデスクトップに .png ファイルとして作成されます。
Touch Bar のスクリーンショットを撮る方法
Touch BarのあるMacBook Proは、「shift + command + 6」キーの同時押しで、Touch Barのスクリーンショットが撮れます。
スクリーンショット(macOS High Sierraまでは、グラブ)
アプリケーション「Grab」は、Mac OS Xパブリックベータ(2000年10月)の時からあったアプリケーションです。Windows の Snipping Toolのようなものです。
macOS Mojave(10.14) では、アプリケーション「スクリーンショット」になりました。アプリケーション/ユーティリティ/ にあります。
使い方は、「shift + command (⌘) + 5」で起動させて、上のメニューバーにある「ヘルプ」で取り扱い説明書を読んでください。
スクリーンショット(Mojave以降)でできること
- 画面全体、ウインドウ、指定した範囲の静止画
- 画面全体、指定した範囲の録画
- 5秒、10秒のタイマーでの撮影
- 保存先は、デスクトップ、書類、クリップボードなど任意で指定可能
- 画像は、pngファイル、動画は、movファイル
です。
shift + command (⌘) + 5 で、スクリーンショットの操作パネルが開きます。
タイマー機能やポインタを表示したままで撮影もできます。もちろん、MacBook Proのタッチバーの撮影もできます。
タイマーのセットは、5秒と10秒が指定できます。
撮った画像は、右下にサムネール(縮小された画像)でしばらく表示され、
- サムネイルで表示されているときに、クリックすれば、プレビューで開けて
- クリックすれば保存先を指定
できます。そのまま放置すると、デスクトップ(指定した保存場所)に自動的に保存されます。
右下にサムネールが表示されるのをなくす方法
デスクトップ全体を連写する時は、右下のサムネール表示をさせたくない時があります。
サムネイルを表示させないようにするには、オプションのプルアップメニューから、「フローティグサムネールを表示」をクリックして、チェックを外します。
スクリーンショット 画面録画(画面収録)を止めるには?
後述する ↓ QuickTime Playerと同じ要領です。上のメニューバーの右上に、●の中に□のアイコンがあるので、それが停止ボタンです。
あるいは、
shift + command (#) + 5 でスクリーンショットの操作パネルを呼び出して、
「画面収録を停止」のボタンをおしても止められます。
QuickTime Player
macOSのメディアプレーヤー、QuickTime Playerには、画面録画機能が付いています。
操作は、簡単です。
- 「ファイル」の「新規画面収録」で、録画したい画面の範囲をドラッグして選択して、録画開始。
- 録画をとめるのは、メニューバーの右にずらっと並んでいるアイコンのうち、録画停止のアイコン(○の中に●)が見えるので、それをおせば終了
です。
あとは、動画を保存するかどうか?の画面になりますので、適当に名前をつけて保存します。
注意ポイント
クリックしたところを、○で囲んでくれるなど、macOSのマウスによる操作を説明しやすいように録画してくれるので、「操作が分からない」超初心者に教えるときに便利です。
Androidスマホ タブレット
「音量小ボタンとスリープ/電源ボタンの同時押し」が基本です。
タブレットによっては、ボタンが違いますので、それぞれのタブレットやスマホで確認してください。
iPhone、iPadなどiOS
iPhone / iPad のホームボタンがあるか?ないか?で違います。
- ホームボタンとサイドボタン(スリープ/電源ボタン)を同時に短押し
- 左のサイドボタンと右の音量 大ボタン(上)を同時に短押し
の2通りがあります。
他にも、透過性のあるグレーのウィンドウ「AssistiveTouch」を開いて、スクリーンショットを選択する方法があります。これは、指に障害のある人が操作をしやすいようにカスタムする設定です。
- AssistiveTouchは、一般 → アクセシビリティ → AssistiveTouch でオン
- 「最上位メニューをカスタマイズ…」をタップして
- 変更したい操作(アイコン)をタップ
- 「スクリーンショット」を下にスクロールさせて探して、チェックボタンをつけて「完了」
iOSの画面を録画する
iOS11から、iPhoneやiPad本体で画面の録画が可能になりました。
右下画面を上にスワイプするとでてくる「コントロールセンター」に登録して使います。
設定 → コントロールセンター → コントロールカスタマイズ → 画面収録
を選択して、画面収録のアイコンを登録します。
使い方は、コントロールセンターを開いて画面録画のボタンを押して、カウントダウン後に録画開始し、終了は、コントロールセンターを開いて画面収録のボタンを押すか、スリープ/電源ボタンを押してスリープにすれば録画停止します。
Apple Watch
iPhoneのアプリ「Watch」か、Apple Watchの設定 → 一般 で、「スクリーンショットをオンにする」のボタンをオンにする。
サイドボタンとデジタルクラウンを同時に短押すことで、画面がフラッシュしてスクリーンショットが撮れる。データは、iPhoneのアルバムに転送されます。
まとめ
macOSとWindows 10の画面撮影についてのメモを、記事として公開しておきます。
順次更新して修正していきます。