話しかけるだけで、いろんなことができる時代になりました。
「人工知能おしゃべりスピーカー」という機械のおかげです。この記事は、人工知能スピーカーについて、ざっくりとテキストと箇条書きでまとめました。
人工知能スピーカー
「人工知能」は、「AI」と言うので、AIスピーカーということが多い。しかし、人工知能があるのは、インターネットでつないだ先のサーバーであって、家の中に置いているスピーカーが人工知能を持っているわけではない。
「AIスピーカー」というのは間違いで、正確には「スマートスピーカー」と呼ぶのが正しい。私のブログでは、スマートスピーカとして統一している。
スマートスピーカーの種類
- Amazon Echo
- Google Home
Clova WAVE- Apple HomePod
Microsoft Invoke(日本での販売なし)
などが世界で知られていました。
他にも実験的なものが無数にありましたが、Amazon Echo の一強になりました。
日本で使える スマートスピーカー 4種類
- Amazon Echo(Amazon)… 2017年11月15日発売
- Google Home(Google)… 2017年10月6日発売
- Clova Wave(LINE)… 2017年10月5日発売
- Apple HomePod… 2019年8月23日発売
の4つです。Amazon、Google、Appleはアメリカの会社、LINEは韓国の会社(2020年にYahoo!の子会社に)です。純粋な日本の会社は一つもありません。
Amazon Echo(アマゾン エコー)
Amazon Echo は、アメリカ(USA)で、一番使われているスマートスピーカーです。世界に先駆けて、音声認識技術とインターネットでつながる人工知能システムの組み合わせたスマートスピーカーを発売しました。
Amazonはアメリカのネット通販会社として知られていますが、その実体は、インターネットで使う各種サーバーの開発とレンタルをする会社です。だから、インターネットを活用した人工知能の開発もしていて、それを応用したものが、Alexa(アレクサ)というシステムです。
その人工知能システムのAlexaを使うためのインターネット端末が、Amazon Echo(アマゾン エコー)です。
アマゾン エコー(アレクサ)の特長
- Amazonが得意とするメディアコンテンツに最適化
- 音声だけで、Amazonで買い物もできる
- 音が良く、マイクで声をよくひろってくれる(耳が良い)
- 日本語専用(Alexaは、学習途上)
- Amazon Musicの音楽再生だけでなく、 Kindle の一部の朗読もできるようになった
- 自分が買って持っている曲や動画は、Echoでは扱えない
- 「Skill(スキル)」という機能拡張の仕組みがよくできている
- ディスプレイ付きやカメラなど種類が豊富(日本で未発日のものもある)
- 人工知能のAlexaは、パソコンやタブレットからも使用できる
- Microsoftの音声ガイドシステム Cortana など他社のシステムとリンク可能
- アレクサ(おネエちゃんの声)は、オリジナル曲を歌えるし、冗談もうまい芸達者
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Google Home(グーグル ホーム)
グーグルは、インターネットの検索エンジンとネット広告システムで世界シェアを圧倒する企業で、世界一の超巨大IT企業グループ(アルファベット)の主力部門です。
グーグルは、豊富な資金を惜しげもなくつぎ込んで、世界中の優れた人を採用し、情報技術のありとあらゆる可能性と技術を模索し開発する会社です。人工知能システム、音声認識技術などは得意中の得意ですから、スマートスピーカーを作ることは簡単でした。
Google Home は、Androidスマホで使われている Google Assistant(グーグルアシスタント)という技術がそのまま使われています。
AppleのiPhoneの大成功をまねて、グーグルは、Linuxを改造してAndroidを作り、Androidスマホを作りました。同じく、AmazonのEchoというスマートスピーカーのヒットをまねてGoogle Homeを作りました。
Google Homeの日本での発売日は、2017年10月6日でした。2017年11月15日から抽選販売になったAmazon Echoを出し抜くために、半額でHomeやminiを売ることでシェアを拡大したのが成功して、日本でのスマートスピーカーのシェアは一番です。
Google Home の特長
- スマホで、おなじみの「Googleアシスタント」のスピーカー版
- 音声認識率が高い(物わかりが良い)
- マルチリンガル(多言語)対応
- 最大6人を登録できて、誰が話しているのか? 話者を聴き分けられる
- 質問への答えを検索して読み上げてくれる
- Google Play Music が使える(自分の持っている曲をアップロードして聴ける)
- 家電の制御も徐々に充実
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Clova WAVE (クローバ ウェーブ)
LINE(旧ライブドア、韓国企業の傘下に)が開発したスマートスピーカーでした。
LINEが作っただけあって、スマホのLINEアプリにメッセージを送ることができるなどの特長がありました。
2017年10月の発売当時は、スマートスピーカーを日本で一番最初に発売するために急いだ感がアリアリでした。
音声認識技術は、Google Homeと比べると見劣りがして、家電の操作などの機能拡張性も未定のままで、販売価格も値引きがなかったためか、シェアは非常に少なく普及しませんでした。
Apple HomePod (Apple HomePod)
iOS、macOSには、音声認識のSiriがあります。Googleアシスタントと同じで、Siriを単体のスピーカーで操作できるようにしたのが、Homepadでした。すでに、海外では1年以上先行して販売されています。
2019年8月23日から日本での発売になりました。
- 32800円税別と高い
- スマートスピーカーとの連携がまだ確立していない
- HomeKitという独自の仕組みなので、iPhone以外の相性が悪い
- 使える音楽が、Apple Musicで、その他の音楽サービスは、iPhone経由
- ウエイクワードが、「Hey Siri」とダサい
- Siriの音声認識はGoogle アシスタントに匹敵するくらい優秀
価格が、単なるスピーカーなのに、32800円(税別)と、最後発のくせに強気の価格。まさに、Appleの狂信的なユーザであるかどうかの踏み絵のようなものでした。
私は買えませんでした。結果、Siriを使うユーザは増えず、アレクサ一強になりました。
まとめ
スマートスピーカーとその背景にある人工知能システムは、ガジェットを扱うブロガーの私としても、扱わざるを得ないアイテムなので記事の充実が必要です。
しかし、その進化は早いため、自分用のまとめメモを作っていました。せっかくなので、ブログ記事に仕立てて公開しておきます。
重複しがちな情報を、アンカーリンクで参照することを意識した記事になります。