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古いビジネスパソコン Core 2 Duo をWindows 10で快適に使う方法

2018年1月7日

2008年発売のビジネスデスクトップパソコン HP dc7900sf(Core 2 Duo @ 3GHz)は、2015年5月でサポートが打ち切られました。

十年前のパソコンでも、Windows 10をインストールすることで、Excelやワード、一太郎などのビジネス文書を作成するのに現役で使えます。

古いパソコンの改善と強化方法

  • マザーボードとCPUは、そのまま
  • メモリが、1GB二枚の2GBなので、1GBを2枚追加して4GBに
  • HDDは、先日、新品に交換済み
  • グラフィックが内蔵なので、グラフィックカードを追加

で強化します。

元になる古いパソコン

スペックは、こんなかんじです。

HP Compaq dc7900SF

  • CPU:Core 2 Duo E8400 3.00GHz
  • チップセット:Intel Q45 Express
  • メモリ:PC-6400(800MHz) 1GB×2枚、
  • メモリスロット:4スロット最大16GB、DIMM DDR2 SDRAM 240PIN
  • グラフィックス:内蔵 Intel 4500(RGB)
  • SATA /300 1台分
  • DVD 16倍速 スーパーマルチドライブ
  • フロッピードライブ付き
  • オーディオ:ADI 1884A Codec、 HD Audio
  • Intel 82567LM Gigabit Ethernet (RJ-45)

現状の問題点は、

  • メモリーが2GBしかないので、アプリケーションの切換に時間がかかる
  • 内蔵グラフィックを使っているため、2GBのメモリーのうち、0.5GBほどはグラフィックに取られている
  • 内蔵グラフィックのRGB出力は画像がにじむ
  • 既にサポート終了でオーディオのドライバーがないことから音がでない

です。

それでは、アップグレード(増設)していきましょう。

メモリーカードを増設

メモリーのスロットは4つ、デュアルチャンネルのため、同じ容量のメモリをペアで差します。

PC-6400 DDR2 800MHz non-ECC 1GB二枚

こんなジャンク仕様のメモリーでも良い値段します。ハードオフで、50円とかでジャンク箱にはいっていそうなものですけどね。

ここ5年ほどは、田舎のハードオフですら転売屋の巣窟になっていて、金になりそうなものは、根こそぎ二束三文で買っていきます。探すだけ時間の無断なのでAmazonで買いました。中華の業者です。

スロットに一枚ずつさす

4つのスロットに、一枚ずつ既にささっているので、空いたスロットに、一枚ずつ取り付けます。

スロットは、古いタイプなのでメモリーを押さえるレバーが両側にあります。メモリーの先をみて、ノッチ(凹み)があるので向きを間違えないように気を付けて差し込んで、グッと指で押さえると、左右それぞれのレバーが起きてはまり込みます。

メモリースロットにメモリをさすのって、そこそこ力が必要です。向きを間違えて無理に差すと壊れますから、気を付けましょう。

BIOSで見ても良いが

電源をいれた時に、画面に最初にメモリチェックがはいって容量が表示されます。ここで、4096MBになっていなかったら、メモリーが正しく認識されていないことになります。

もう一度、電源を切って差しなおしです。

PCのメモリを4GBから8GBにする意味はあるの?

Windows 10の場合、ExcelやWord、一太郎などで文書作成をするのであれば、パソコンのメモリーは、4GBでも不自由なく使えます

これを8GBにアップグレードしたからといって、劇的に速度が向上することはありません。

ただし、新規にパソコンを買う時に8GBが標準装備であれば、そのまま買えば良いです。わざわざ、4GBにダウングレードしなくて良いです。

グラフィックカードを増設

内蔵グラフィックを使うと貴重なメモリー領域をグラフィックにとられてしまいます。せっかく、PCIスロット、PCI-Eスロットがあるので、適当な物を買ってみました。

ただし、ケースが小さいので、ロープロファイル仕様のものしか取り付けられません。

Amazonで、「玄人志向 RH6450-LE 1GB」を買ってみました。

古いパソコンなので相応の古いグラフィックカード

「玄人志向」と言いながらも、ドライバーCDと日本語説明書が入っていて親切です。私も、このブランドが出てから、愛用しています。

玄人志向 RH6450-LE 1GB のスペックは、

  • メモリ 1GB
  • メモリビット幅は、64ビット
  • メモリ規格が、DDR3
  • エンジンクロック周波数は、625MHz
  • メモリークロック周波数は、1GHz
  • インターフェイスはPCI-Express 2.1 ×16
  • 出力端子が、D-sub 15ピン、HDMI、DVI-D
  • ロープロファイル対応、ブラケット付き
  • 冷却ファンあり

です。

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まず、ブラケットをロープロファイル用に付け替えます。

二つのブラケットに分かれます

出力端子が、RGB(D-Sbu15ピン)、HDMI、DVI-D端子を、RGBだけ別のブラケットにします。

止めねじは、六角頭なので六角ナットドライバーを使うと便利です。指で回してラジオペンチでしめてもいいです。

フラットケーブルに注意

フラットケーブルの長さから、隣合わせにブラケットを取り付ける必要があります。といっても、RGBが要らないのであれば、フラットケーブルを外して、DVIとHDMIだけで使うこともできます。

このdc7900sfのPCI-Eスロットの増設部は、ネジ止めせず、クリップで押さえるようになっています。よく考えて作ってありますね。

よくできている

ワンタッチで、外せて、差し込んでクリップで押さえるだけです。シンプルですね。

とりあえず、使うカバーを真中の二枚を外します。

PCIスロットにグラフィックカードを差し込んで、その横にRGB用のブラケットを差し込んで、クリップをはめ込んで固定します。

簡単増設仕様

すごく簡単に増設できます。ケースとマザーボードの位置関係も狂っていないので、グラフィックカードのブラケットがハマらないなんてことは、ありませんでした。

グラフィックカードがぐらつかないことを確認して、グラフィックカードのD-sub側にディスプレイケーブルを付けて起動してみます。

ファンの音が甲高い

安物のグラフィックカードなので、ファンが付いています。ファンレスにするためには、巨大なヒートシンクが必要で、その素材代だけでも高いですからね。

S爺
そこそこ、ファンの音がします。でも、外付けの古い静音ATX電源のファンの音の方が、はるかにうるさいので気になりません。

グラフィックカードのドライバーは、Windows 10の方で汎用ドライバーをもっているため、新たにインストールする必要はありませんでした。

付属のCDの中は、Windows 10用のドライバーは入っていませんでした。

新しいグラフィックカードがでていたので、別のCore 2 Duoパソコンにつけました。

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メモリーとグラフィックカードを増設した結果は?

タスクマネージャーで具合をみます。

vlcで一杯一杯

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ちなみに、私の手持ちの中で速いマシン、Core i7(KabyLake)の…

動画再生時のGPU支援はありがたい

i7-7700Kの自作PCでは、GTX1050Tiのグラフィックスカード(GPU)のデコード支援をうけるので、CPUパワーは1%以下です。

それと比べると、Core 2 Duo@3GHz では、50〜90%も使ってしまいますね。

それでも、メモリーは、ほぼ使い切っていたのに、半分程度の消費で済んでいます。メモリの圧縮比率も減っていて、おかげで、アプリケーションの切換が目に見えて速くなりました。

S爺
Windows 10は、2GB(内蔵グラフィック共有)のメモリーでも安定して動きます。

当然、サクサクというわけにはいきませんが。

iPhoneから始めたニワカのガジェットブロガーが、「Windows 10は4GBのメモリを使い切る」というデマを流しているので気を付けてください。

まとめ

この古いパソコンの延命処置は、これで終わりです。外付けしたATX電源のファンの音がうるさいので、夜の静かな環境では使えません。

かといって、静音電源やファンレスのロープロファイルのグラフィックカードは、それぞれ5千円以上しますから割があいません。

SpectreとMeltdown対策

IntelのCPUのバグによる問題で、Skylake以降とAMDのRyzenなどは10%以下のパーフォマンスダウンで済みますが、古いCPUでは、3割程度の速度ダウンになるので、モタモタ感を感じることになります。

S爺
現行機種なら、DELLやhpの3万円の一番安いモデルですら、dc7900の倍の処理能力がありますからね(笑)

2017年の冬に組み立て予定だった、KabyLakeの自作パソコンのパーツは仮組みで、次に組み立てる予定のRyzenの静音PCのパーツを集めています。

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旧ブログの記事のリライトと新規のレビュー記事が効率よく書けないんですよ。この山積みの箱のものを次々と記事を書いていかないと… 終わりが見えない。

今年も引き続き、ゲームで遊ぶ時間を大幅に削ってブログ書きに注力します。

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