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aptX LL対応(音ズレ 少ない)USB-C Bluetoothト5.0 トランスミッター BT-TM700 (技適マークあり)を買ったのでレビュー ・スイッチを ワイヤレス化する

2019年11月23日

Nintendo Switchをワイヤレスのイヤホンやヘッドホンでゲーム音楽を聞きたい人が増えています。

Amazonなど通販で、USB-CポートにつけるBluetoothのオーディオトランスミッターの中華のパチモン(怪しい製品)が大量に出品されています。

どのBluetoothトランスミッターを買えばいいのか?悩む人も多いでしょう。

スイッチにつけるおすすめのBluetoothオーディオアダプターを紹介して欲しい」と問い合わせを受けています。

今回は、

Nintendo Switchにつないで使うBluetooth 5.0のトランスミッター【BT-TM700】を買って使っているので紹介

します。

  • 購入品:CIO BT-TM700、USB-C Bluetooth オーディオトランスミッター
  • 購入時期:2019年9月
  • 購入価格:2356円(タイムセール、通常2980円)
  • 購入店:合同会社テックガジェット(Amazonマーケットプレイス)

私は、この製品を自分で選んで、自腹で買って試しています。

商品をタダでもらったアフィカスによる提灯・広告記事にうんざりし、自腹で買った人のホンネとコスパの正直な感想を知りたい人向けに、本当の事を書いています。

代理店依頼のステマ記事ではないので、値引きクーポンコードはありません

USB-C タイプ Bluetooth オーディオアダプター トンスミッターって何?

スイッチなどゲーム機の音楽を無線で聞くための装置です。

Nintendo SwitchとBT-TM700の模式図

模式図にすると、こんな感じです。

具体的には…

HD450BT、Nintendo Switch Lite、BT-TM700の組み合わせ

Nintendo SwitchPlayStation 4などテレビゲーム機は、コードレスのイヤホンやヘッドホンが使えません。

ゲーム機の音を、ワイヤレスのヘッドホンやイヤホンに電波を飛ばすので「トランスミッター」と言います。取り付ける部品だから「アダプター」と呼ぶこともあります。

Bluetoothは、高い周波数(2.4GHz)の電波で通信します。だから、Bluetooth オーディオアダプターと言います。

S爺
イヤホン/ヘッドホンは、低遅延の「aptX-LL」対応のものを買いましょう。

流行が、aptX-LLよりも、aptX-HDに移ったので、aptX-LL対応のものが少なくなっています。

BT-TM700 を写真で紹介

BT-TM700の同梱物

パッケージ内容は、

  • ワイヤレスオーディオトランスミッター本体 BT-TM700
  • USB-C → USB-Aプラグ 変換ケーブル
  • 日本語取扱説明書

です。

TELEC 技適マーク/認証番号 あり

2018年以降、総務省がうるさくなってきたので…

BT-TM700の技適マークと認証番号あり

技適マークがあります。認証番号もありますから、安心して使えます。

USB-Cプラグにキャップが付いています。Nintendo Switchのキャリングケースにいれて、いつも携帯するのに、プラグにゴミが入らないようにするためのものです。

S爺
技適(TELEC)マークがないBluetooth製品を使うと電波法違反になります。

アフィカスが、技適マークがついていないことを隠して商品を買いあおる記事を書いているのでだまされないようにしましょう。

BT-TM700の正面観

BT-TM700の正面と各種名称
  • USB-C(USB Type C)プラグ:Nintendo Switchと接続
  • インディケータLED:ペアリング状態を表示
  • ペアリングキー:ペアリング用のボタン
  • USB-C 給電用ジャック:給電専用のポート

BT-TM700の主な仕様

  • 製品名:ワイヤレスオーディオトランスミッター
  • 大きさ:約31(41) × 46 × 11 mm
  •  重さ:10.2g
  • 入力ポート:USB-C、USB-A(アダプター)
  • チップセット:CSR社
  • 周波数:2.405〜2.480GHz
  • Bluetoothバージョン:5.0
  • 対応コーデック:aptX LL(Low Latency)、aptX、SBC
  • Bluetoothプロトコル: AVRCP、AFH、HFP、HSP
  • チャンネル:2つ
  • 伝送距離:10m
  • USB PD 2.0対応
    • 入力・出力電圧:5V、9V、12V、15V
    • 入力・出力電流:3.1A

主な特長として、

AACをサポートしてない

主な目的がゲーム機につなぐ事なので、コーデックのAACは遅延が大きいので使えません。

ゲーム機につなぐBluetooth オーディオトランスミッターは、aptX-LLのコーデックに対応したものを選びます。

aptX-LLなら、0.1秒以下の遅延に抑えられるので、人が聞いて分かるほどの遅れがないからです。

チャンネル数が2つ

Bluetooth Ver 5.0に(ソフトウエア的に)対応したチップセット CSR8670は、2チャンネルの同時ストリーム(電波を送る)に対応しています。

2チャンネル同時ストリーム対応

同時に、2つのヘッドホンかイヤホンに接続できて、両方に同じように音楽(音声)を送ることができます。

2つのチャンネルのコーデックは、両方同じになります。しかも、下位のコーデックに合わせられてしまいます。

  1. aptX-LL
  2. aptX
  3. SBC

の順です。

つまり、片方のイヤホンがaptXまでしか対応していなのなら、もう一つのチャンネルも、aptXに固定されてしまうので、aptX-LLのヘッドホンは、aptXでつながるか、音が正しく出ずにつながらないかのどちらかになります。

不要なトラブルを避けるため、両方同じコーデックのヘッドホンやイヤホンを使いましょう。

S爺
2つ同時にイヤホン/ヘッドホンがつながっている場合は遅延を感じるので、接続表示のLEDランプが、aptX LLであってもSBCでつながっている可能性があります。

1つだけの接続なら問題ありません。

充電用のUSB-Cポートがある
BT-TM700はUSB-Cの充電ポートがある

充電用のUSB-Cポートがあるので、Nintendo Switchに付いていた任天堂純正のACアダプターをつなげば、15Vの充電ができます。

BT-TM700の操作

付属の日本語取扱説明書は、よくできているので迷う事はないでしょう。

ペアリングボタンは、

  • 2回素早く押すと、ペアリング開始/待機状態
  • 1回押すと、先にペアリングしたヘッドホン/イヤホンに接続のために探索

ペアリング表示ランプは、

  • 真中の赤いLEDが速く点滅→ペアリング待機
  • 真中の赤いLEDがゆっくり点滅 → ペアリングしたヘッドホン、イヤホンを探索
  • A 青いLED → 1番目のヘッドホンイヤホンがつながったら点灯
  • B 青いLED → 2番目のヘッドホンイヤホンがつながったら点灯

このBT-TM700は、

接続しているコーデックの種類を表示できません。

ヘッドホンやイヤホン側のコーデックの種類が表示できるもので確かめましょう。

PS4につなぐ

BT-TM700をPS4 Proにつなぐ

PS4は、USBオーディオアダプターとして認識します。取り扱いは、他のUSBオーディオアダプターと同じです。

ヘッドホンへの出力は、「すべての音声」にします。

PS4 Proの音声出力先

接続したイヤホンやヘッドホンの内蔵マイクが使えないので、ヘッドセットではなく、単なるヘッドホンあつかいになります。

Bluetoothで本体への直接の接続ではないので、音量調整は、PS4側、イヤホン/ヘッドホン側、それぞれでします。

DUALSHOCK 4の4極ヘッドセットのイヤホン端子よりは、音が良いです。

パソコンにつなぐ

Windows 10 パソコンにBT-TM700をつなぐ

自作パソコン(Windows 10)にBT-TM700をつないで見ました。

BT-TM700をWindows 10につなぐ

デバイスの「Bluetoothとその他のデバイス」で、オーディオは、「B26」として認識されています。

入力のマイク側も有効にすれば、つないだヘッドホンやイヤホンにマイクが内蔵されていれば、ヘッドセットとして使えます。

MacにBT-TM700をつなぐ

BT-TM700をMacにつなぐ

MacBook Pro(Cortana)につないでみました。Windows 10と同じで、「B26」として認識しています。

マイクを認識しているようですが、うまく動作しません。

FaceTimeをやるときのヘッドセットは有線の4極プラグをさして使うことをおすすめします。

Fire HD 10につなぐ

最近のタブレットやスマホは、USB-Cタイプになって、OTG対応なものが多いです。

OTG

USB OTG(USB On-The-Go)。タブレットやスマホが、USB機器を直接認識できる仕組みのこと。

Fire HD 10にBT-TM700をつないでみた

先日買った Fire HD 10につないでみました。

音がでます。OTGのスマホやタブレットは前から、オーディオアダプタやビデオキャプチャなどデバイスが使えますので、特に問題はないようです。マイクは、つないだヘッドホン(ヘッドセット)の問題か、Fire HD 10側のドライバーの問題か? つながらないようです。

BT-TM700を使っての感想や問題点

Bluetoothなので、混信がひどい

2.4GHz帯の混信がひどいので、音がおかしくなったり、途切れることがあります。

2つのヘッドホンやイヤホンが同時に使えるものの…、お互いに近づけすぎると混信して音がおかしくなります。

BT-TM700をパソコンにつないだ場合、外付けのHDDのUSB3.0のケーブル(データ転送時)の近くあると電波障害でつながらなくなることを確認しました。

単独で、ゲーム機やFire TV stick などのリモコン、Wi-Fi の2.4GHzを使うIoT機器などから離れた場所で使うには問題が起きません。

音も良いです。

Nintendo Switchの下部につけるけど大きいので取り扱いに注意

スイッチのボディの下縁かえんにあるUSB-Cポートにさしこんで使う場合、でっぱっているので、ひっかけて曲げたり、折ったりしないようにしましょう。

力がかかると、スイッチ側のUSB-Cポートを壊す危険があります。

壊せば、基板交換の1.3万円の修理代がかかります。

GuliKit Bluetoothオーディオトランスミッター CC-MLATR-BK

Nintendo Switch専用の形をしたものもあります。

  • 給電用のUSB-Cポートがないので、充電しながらプレイできない
  • 遅延の少ないaptX LL対応なのに、なぜか aptXでしかつながらない
  • カバーがじゃまで、ささらないので、ケースをはずすか、削るかしなければならない

Nintendo Switchのテーブルモードで使う場合は、スタンドを選ぶ

小さくなったとはいえ、でっぱりが大きいので、小さめのスマホスタンドが使えません。

まとめ

Nintendo SwitchのUSB-Cにじかにさせて使えるBluetoothのトランスミッターで、技適マーク取得済みのものは、まだまだ少ないです。

やる気のある輸入代理店は、技適を申請する手間をかけています。

BluetoothやWi-Fiなど電波を送受信する、イヤホン、ヘッドホン、トランスミッターは、技適が必要です。

Amazonで買うときは、技適(TELEC)のマークや認証番号が取得済みかどうかを確認して買う習慣をつけましょう。

アフィカスが、技適のないBluetoothやWi-Fiの商品を買いあおる記事を書いています。だまされないようにしましょう。

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