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Intel 第9世代 Coffee Lake(i5-9600K)の自作パソコンを組み立てたので紹介

2020年1月8日

2018年発売のIntel 第9世代 Coffee Lake i5-9600K のパソコンをパーツを集めて組み立てたメモ

です。1年以上遅れてしまいました。

マザーボードが高くてCPU i7-9700Kを買うお金が足りず、i5-9600Kにしました。いろいろと我慢した仕様のパーツ構成になっています。

この自作PCの用途

  • ブログ記事を書くための仕様
    • UHD(4K)マルチディスプレイ
    • YouTubeにアップするちょっとした動画を作成
  • ゲームキャプチャー、ゲームプレイ配信もできるように
  • グラボを付け替えて、ゲーミングPCへ変更
  • 大容量のHDDを内蔵

自作パソコンの組み立ての段取り(準備)

i5-9600K、Z390マザー、メモリー、他

用意したパーツ

  • CPU:Intel Core i5-9600K(29180円)
  • マザーボード:ASUSTec ROG MAXIMUS HERO (43047円)
  • メモリ:PATRIOT Viper4  DDR4 3733MHz (PC4-29800) 8GB×2 (9800円)
  • CPUクーラー:虎徹 MarkⅡ (3500円)
  • グラフィックスカード:PowerCollar AXRX 580 8GBD5-DHDM(21980円)
  • PCケース:Corsair Carbide 400C(9772円)
  • ATX電源:玄人志向  Bronze 600W  KRPW-N600W/85+(5333円)
  • SSD:サムスン SSD 500GB 860EVO (7908円)
  • HDD:Seagate 4TB (7400円)

合計 137920円です。Amazonで調達しました。

自作PCの予算は、10万円と決めています。i7-9700Kが買えませんでした。6コアHTスレッディングなしの9600Kで我慢しました。ケースは使い回しなのに、予算を少し超えてしまいました。

2020年1月、円高になれば、CPUやマザーボード、PCケースも安いのをAmazonで選ぶと10万円に近づきます。

組み立て手順

  • ケースにATX電源を取り付け
  • CPUをマザーボードに取り付け
  • メモリーをマザーボードに取り付け
  • CPUクーラーのフィンを取り付け
  • マザーボードをケースに入れる
  • マザーボードの電源ケーブルをつなぐ
  • ディスプレイと電源コードをつけて、UEFI BIOS画面がでるのを確認
  • CPUクーラーのファンを取り付け
  • PCケースのアクセサリーの配線
  • グラフィックボードの取り付け
  • 電源をいれて起動テスト
  • SSDを起動ディスクにしてOSをインストール

パソコンを実際に組み立てる

PCケースにATX電源を取りつけ

今回は、仮組み用のPCケース 「コルセア カーバイド 400C」で組みます。

諸々のテストが終わったら、用途に合わせて、ケースと電源を新たに買ってきて入れかえます。

電源は、玄人志向の「 80 Plus Bronze 600W  KRPW-N600W/85+」にしました。

カバーを外して取り付ける

このPCケースは、中が見えるように透明のアクリルドアが付いています。ケーブルなどを見せないように、カバーがついています。全部とっぱらって取り付けます。

玄人志向 KRPW-N600W85+を取り付ける

ATX電源をケースの電源を取り付ける位置にあてがって、

Bronze 600W KRPW-N600W/85+をネジでつける

ケース背面側から付属のねじ4本で固定します。

「玄人志向 Bronze 600W KRPW-N600W/85+」は、ケーブルが取り外せないタイプなので、使わないケーブルまでゴチャっとついています。しかし、ファンの音もほとんど聞こえないくらい静かです。コスパは良いです。

3年保証です。

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ATX電源の選び方 まとめ コスパの良い おすすめのATX電源の紹介

このページは、自作パソコンで使うパーツのなかで、電源についてまとめたページです。 PC(パソコン)電源ユニット って何? パソコンの各種パーツに電気を供給する部品です。これがないと、パソコンは動きませ ...

マザーボードにCPUを取り付ける

マザーボードは、ASUS ROG MAXIMUS HEROです。

ASUS ROG MAXIMUS HERO

4万円もする高級マザーボードです。

  • Z390チップセット、LGA1151ソケット
  • オーバークロック機能、ゲーミングPC用
  • PCI-E 拡張スロットが、×16で、2つ、最大で4つある
  • Wi-Fi内蔵
  • BIOSをマザーボードだけでインストール可能(USB BIOS Flashback)

の特長があります。

CMOSのクリアボタンがI/Oパネルにある点とか、マニア御用達のゲーミングPC用マザーボードです。

オーバークロッカー(周波数を上げて最高性能を出すパソコンユーザー)は、UEFI BIOSの設定をゴリゴリにチューニングします。

その結果、UEFI BIOSを壊します。今のマザーボードは、UEFI BIOSを復旧させる仕組みが進化しています。1つ前のUEFI BIOSに戻す機能だけでなく、

USB BIOS Flashback ボタンで、任意のBIOSに変更できる

USBメモリーに保存したUEFI BIOSをマザーボードに直接インストールできる機能「USB BIOS Flashback」が、後に生きてきます。

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マザーボードは、平らな場所でマザーボードをつつむ袋やシート(静電気防止処理済)を敷いた上に置きます。

静電気には十分注意してください。大切な基板を壊す恐れがあります。夏場の作業は、ひたいからたれる汗でショートして故障するかもしれません。

CPUを抑えるカバーのレバーを外して、キャップを外します。

動画を貼る

CPUを向きを間違えないように置いて、カバーをはめ込みます。レバーで押さえつけて固定します。

i5ー9600Kをマザーボードに取り付けた

「レバーがしっかりと、はまっている」のを確認してください。CPUは間違えて入らないような形になっています。CPUをおさえる枠もCPUが浮いていると、収まらないようにできています。

メモリーの取り付け

Viper DDR4 3733MHz (PC-29800) 8GB

今回のメモリーは、

  • 種類:デスクトップ用メモリー、288ピン、DDR4-SDRAM
  • 規格:PC4-29800、DDR4 3733MHz
  • 定格:1.2V

です。値段も安くなっていて、2枚組で9800円でした。

S爺
i7ー7700Kを組んだ頃は、2枚組で2万円超えでしたので、安くて助かりました。
メモリースロットのレバー

最近のマザーボードのメモリースロットは、片方だけクリップレバーがついています。

スロットは、4つあります。デュアルチャンネル(2枚のメモリーを同時にアクセスして効率よくメモリーを使う仕組み)が効くように、DIMM_A2とDIMM_B2にペアで差し込みます。

S爺
写真撮った時は、A1とB1スロットに差していますが、マニュアルでは、A2とB2スロットから差した図が付いています。付け替えました。
メモリースロットのクリップがない側

片方には、メモリーをおさえるクリップレバーがなく、そのままささる形になります。

メモリースロット クリップがある側

メモリーの端には、クリップがはまるノッチがあります。そこに、クリップがはまり込むように、レバーを起こします。これで、メモリーは浮き上がらなくなります。

後で、UEFI BIOSの画面で、メモリーが 8GB×2枚の合計16GBであるかを確認します。

CPUクーラーを取り付ける

i5-9600Kにも、CPUファンが付いていませんでした。「K」はオーバークロックに耐えられるCPUです。「K」を買うユーザは、CPUクーラーも自分で選んでつけます。

熱伝導シリコンをCPUに塗る

サイズ  虎徹Mark Ⅱをまた使いました。安いし、よく冷えるCPUクーラーなのでお気に入りです。

取り付け方は、こちらのページで解説しています。

サイズ 虎徹 Mark II CPUクーラーを買ったので レビューと取り付け方の紹介

Amazonでベストセラーの CPUクーラー 虎徹(こてつ) Mark II(SCKTT-2000)を買いました。前のモデルの虎徹(SCKTT-1000)よりも改良されていて使い勝手が良くなっています ...

S爺
私は、水冷のクーラーを使いません。水冷はクーラントの水が漏れる心配があるからです。

自作機は、掃除メンテ、パーツの入れ替えを頻繁にします。水冷で組むと、水冷の配管やクーラー、ポンプの取り回しの手間が余分にかかるので避けています。

虎徹MarkⅡをつける

まだ、ファンはつけません。

PCケースにマザーボードをとりつける

ASUS ROG MAXIMUS HEROは、I/Oパネルが一体化しているので、そのままケースに入れます。

マザーボードをPCケースに入れる

ケースの加工精度が良いので、綺麗にマザーボードがケースにはまります。ネジ穴もピッタリ、どこにも干渉せず、いいかんじに収まりました。

たくさんあるので間違えないように

マザーボードを固定するネジは、ケースに付いています。

S爺
ネジは対角関係でしめていきます。

最初は、ネジを全部ゆるめにしめて、基板が歪んだり、へんなテンション(歪ませる力)がかからないのを確認しながら、対角状にネジを閉めます。

十字穴(ネジ山)がつぶれるほど強くしめないでください。基板が割れたり、髪の毛のようなプリントパターン配線が切れて動作不良になると4万円がパーです。

ある程度は、しっかりとしめないと、サーマルサイクル(熱膨張と収縮)で緩んできます。ビビリがでるようなら、ネジが緩んでいないか? ドライバーで締め直してみましょう。

I/Oパネルもピッタリはまる

I/Oパネル部分もぴったりとはまります。

今は、USBも、マザーボードのソケット側からケースの前面パネルのUSBポートにつなぐ方が便利ですから。

マザーボード、CPU、メモリーの最小構成で起動を確認

PCケースにマザーボードが固定できたら、電源ケーブルをつなぎます。

ROG MAXIMUS HERO 電源ソケット
  • ATX電源ケーブル 24ピンソケット
  • CPU電源ケーブル 4ピン+4ピンの8ピンソケット

に、ATX電源ケーブル、12V電源ケーブルをつなぎます。

  1. I/Oパネルに、HDMIケーブルかDisplayPortケーブルをつないでディスプレイにつなぐ
  2. USBには、キーボードとマウスをつなぐ。(ワイヤレスならドングルを挿す)
  3. ATX電源にACケーブルをつないで、ATX電源のスイッチをON
  4. マザーボードの電源ボタンをおす
ROG MAXIMUS HERO の試運転

CPUにグラフィックチップが内蔵されているので、グラフィックスボードをつけなくても、マザーボードのHDMIかDisplayPort端子から映像がでます。

電源ボタンはマザーボードにもついているので、簡単に電源を入れられます。インディケータの7セグメントを見ていると、A9で止まります。正常に動作しているようです。

画面を見てみましょう。

UEFI BIOS画面で、メモリーなどをチェックする

この画面がでれば、マザーボード、CPU、メモリーが正常に動作しています。

特に、メモリーが正しく取り付けられていれば、16GBと認識されているので、確認しましょう。

しばらく放置して、CPUの温度があまり上がらないのを確かめます。クーラーの取り付けが正しくできていないと,CPUの温度が室温と比べて、10度以上高くなっていきます。

電源ボタン長押しでオフにしてから、ACケーブル、ディスプレイケーブルを引っこ抜いて完全に電源を落とします。

CPUクーラーを取り付け
虎徹 MarkⅡのファンを取り付け

CPUファンを取り付けます。CPUファンの3ピンソケットにさします。

ACケーブル、HDMIケーブルなどをつなぎなおして、電源をいれて、ファンが回っているのを確認します。

PCケースの配線

ケースの前面(上面)操作パネルへの配線をします。

マザーボードのスイッチ類のピンをまとめるソケット

マザーボードについている、ピンヘッダをまとめるアダプターに、PCケースの配線のピンをつけていきます。

  • 電源スイッチ
  • 電源ランプ
  • HDDアクセスランプ
  • リセットスイッチ

のピンをつなぎます。LEDなので、+とーの極性がありますから、ランプが付かない時は、極性をチェックしてつなぎ換えます。

マザーボードのピンソケットにさす

マザーボードのソケットに差し込みます。CPUやメモリーの反対側の端にあります。

フロントパネルのUSB3のケーブル
USB3.0ケーブルをつなぐ

PCケースのフロントパネルにあるUSB端子のケーブルをつなぎます。前面パネルのUSBはよく使いますから、忘れていたら、ケースの横の扉を開けて差し込みます。

HD Audio端子
HD Audio端子をつなぐ

PCケースの前面パネルにある、イヤホンとマイク端子のためのケーブルコネクタが「HD Audio端子」です。

ヘッドセットをつなぐのに、ケース背面のI/Oパネルのイヤホンマイク端子につなぐより、使い勝手が良いので忘れないようにつないでおきましょう。

グラフィックスカードをつける

Radeon RX580グラフィックスカードの取り付け

グラフィックカードを取り付けます。

内蔵グラフィックも使えますので、すぐに取り付ける必要はありません。グラフィックカードをつける前に内蔵グラフィックのHDMI端子にケーブルをつないで、Windows 10などをインストールして使えるようにします。

ケースにグラフィックボードをネジで固定

拡張カードは、ケースにネジで固定します。加工精度の高いPCケースなら、このネジ穴がピッタリと合います。

S爺
昔は、ネジ穴が合わないのを無理してとめて、基板にへんなテンションがかかり続けて、すぐに壊れていました。

GeForce GTX 2080Tiなど10万円の高級グラフィックボードは大きく重いので、べつに支えて固定するグラフィック固定用アームを取り付けます。

グラフィックカードの電源ケーブル

グラフィックカードには、電源ケーブルが必要なタイプが増えています。このグラフィックカードも、電源が必要です。つながないと認識されず、カードの出力ポートから映像がでません。

ソケットは、8ピンになっています。マイニングに使わないので、標準の6ピンプラグで動作します。

SATAケーブル と ドライブをつなぐ

マニュアルでSATAを確認する

取扱説明書で、SATA(シリアルATA)のケーブルをさすコネクタを確認します。

起動ディスクを、SATA6G_1にして、データドライブをSATA6G_2以下につないでいきます。

SATAを差すとき、下側はさしにくくなる

自作機では、複数のHDDやSSD、Blu-rayドライブなどを内蔵して使うので、SATAケーブルの差し込み口が手が入りくなるほど、ゴチャゴチャになります。

まだ、試運転なので、複雑に配線を引き回さないから簡単でわかりやすいです。

OSをインストールする

この辺はいつも通り

Windows 10のDVDメディアを使う場合は、USBでつなぐDVD(Blu-ray)ドライブが必要になります。

インストールのときに、起動ディスクの順番をUEFI BIOSで指定してやらないと、インストールができないことがあります。

S爺
最近のUEFI BIOSの画面は、起動ディスクの選択画面が分からなくてとまどいます。

起動ディスクは、昔は、1TBのHDDを使っていました。最近は、500GBのSSDが6〜7千円で買えるので、SSDを使います。

マザーボードのスロットにさす、m2タイプのSSDは高速なのですが、まだ試行錯誤があるテスト段階では、不便なので使いません。

OSをインストールして、いろいろと遊んでいます。

内蔵グラフィックがエンコで使えるので、CPUの負担はほとんどありません。認識は、unknownだけど。

ProResファイルの再生は、グラフィックカードのRX580がフル稼働します。

Windows 10では、動画ソフトがProResに対応していなければならないし、そもそも、1080p/60fpsの動画をProRes LTコーデックで録画すると、その編集がWindows 10ではできません。mp4ファイルに変換してからもっていかないとダメなんですよね。

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このページは、ASUS ROG MAXIMUS XI HERO 、i5-9600K、Radeon RX580のインストールメモです。 自分のための備忘録なので用語解説などは必要最小限です。 以下に書か ...

まとめ

Intel の第9世代の自作PCがやっと組み上がりました。

MS-DOSや漢字トーク(System3)の頃からパソコンをやっている、我々ジジイが当たり前のことでも、スマホしか触ったことのない今の若い子には、パソコンは得体の知れないものに見えるみたいです。

「既製のパーツを組み合わせて、自分の好きなパソコンを作る」だけのことです。

ガジェットブログをやるのなら、これくらいのスキルがなければ話になりません。素人なのに、他人の記事をパクってSEO対策だけ施して稼ぐアフィカスが増えすぎて、Google検索が使えなくなりました

1年ぶりの自作なので手順の参考のため、前回の自作記事を見ながら組み立てました

時を経て、2023年1月の三が日で、グラフィックカードを RTX3060に交換し、Windows 10→Windows 11にアップグレードしました。

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盆正月の連休は、パソコンの整備をしている。 2022年12月暮れ〜2023年1月も、例年通りパソコンをいじっている。 いくつか予定していたうちの1つ、2年前(2020年1月)に組み立てた… Intel ...

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