ブログで月に何十万円もかせぐ人が増えています。実は、スマホのiPhoneだけでは、もうかるブログ記事が書けません。図や表を使った”わかりやすい記事”をパソコンでサクサクと書くことが大切です。そこで、
はじめてのパソコンを買いたい「iPhoneのパソコン(マックPC)が欲しい!」人からの相談を受けることが増えました。
どのマックを買って良いのか分からないと迷っている初心者のために、Mac歴30年の私がマックをどう選ぶのか?をまとめ
ました。
この記事はこんな方に
- 新しくMacを買いたい
- どのMacを買えばいいのか
- Macの買いかえ
- Mac ノートか、デスクトップ Macか 悩む
マック(パソコン)って何? 何が違うの?
大きく分けて2種類のパソコンがあります。
- ウインドウズ(Windows 10)
- マック(Mac)
Macは、日本のパソコンの中で5台中1台くらいで使われています。
Mac とWindows どっちが良いの?
MacもWindows もわからない人は、Windows パソコンの方をおすすめします。
私は、Windows 10パソコンを何台も自作して使っていますし、マックノート(MacBook Pro)も、Windows ノートパソコンとして使っています。
- MacよりもWindows パソコンの方ができることが多い
- かかるお金も、MacよりWindowsの方が安い
使うソフトも大学側から支給されます。
それでも、Macを買って使いたい!という人のために、
以下、Macの選び方をまとめていきます。
どんなMacがあるのか?
Macは、6種類のモデルがあります。
- ノート型:MacBook Air、MacBook Pro
- デスクトップ型:24インチiMac(アイマック)、Mac Pro(マックプロ)、 Mac Studio(マックスタジオ)、Mac mini
パソコンを使う人の都合で、
- パソコンをいつも持ち歩く人 → MacBook Air か iPad Pro
- パソコンは机においてバリバリ使う → iMac
- パソコンをおくところが、せまい → MacBook Pro
- ディスプレイは自分で選びたい → Mac mini
の 目安になります。
- Macをいつも持ち運んで使う人:MacBook Air
- Macは机の上に置いて使う:iMac、Mac mini、MacBook Pro
iPad ProもMacではないので触れません。
初めてMacを買う人へ、2021年前半までは IntelのMacを買うようにすすめてきました。
2020年11月に Apple独自のM1チップを搭載したMacBook Air、Pro 13インチ、Mac mini が出ました。
ベンチマークはぶっちぎりに速いのですが、使えないアプリケーションや(ドライバーが未対応のため)周辺機器がありました。1年経ってやっと対応してきました。
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2021年10月、新SoC「M1 Pro、M1 Max」を使ったMacBook Proが発売されました。しかし、23万円〜と価格が高すぎます。
アベノミクスで金融緩和をした大きなツケがまわってきました。円の暴落が続いていて、アップルの製品も高くなりました。→ 定価が 50%値上がりしました。
それぞれのMacのカテゴリーでおすすめのモデルを紹介
MacBook Air
MacBook Air M2 148,800円 税込 2022-2023年
- Macのノートパソコンでは最安のモデル
- MacBook Air、1台だけでも、十分すぎる性能
- 昔は、デスクトップのパソコンを持っている人が、サブ機、持ち歩き用だったけど
- スマホ(iPhone)しか持っていない大学生の「はじめてのノートパソコン」
型番
- シルバー MLXWY3J/A
- スペースグレイ MLXW3J/A
主なスペック、特徴
- ディスプレイ:IPS系液晶パネル 13.6インチ 、2,560 x 1,664、224ppi
- CPU:8コアCPU、8コアGPU、16コアNeural Engineを搭載したApple M2チップ
- メモリ:8GBユニファイドメモリ
- 内蔵SSD:256GB
- Touch ID
- Thunderbolt 3(USB4)×2
- 重さ:1.24Kg
- サイズ:30.4 × 21.5 × 1.6 cm
iPhoneで使われていた 指紋認証のTouch IDがついているので、勝手に他人が使うことができない仕組みになっています。
性能的にも、8コアで、ワードやエクセルなどの事務処理系のソフトを使うのには、十分過ぎる性能をしています。
外部モニターが1枚しか つなげられない制約はありますが、はじめてMacを買う人には、関係ないでしょう。
iPhoneで撮った写真を整理したり、動画編集してYouTubeにアップすることも、Airでできます。
最安モデルでも256GBのSSD内蔵なので、動画を編集しないかぎり、増設することなく使えます。
Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)に対応しています。
IntelのCPUでないので、Windows 10をインストールして使えません。
クラムシェルモード(ふたをしめた状態)で、M2 Airは外部モニターは1枚しか使えませんが、M3 Airなら、2枚のデュアルモニターができます。(トリプルはダメ)
MacBook Pro
- 画面サイズが、13インチと14、16インチ(25万円〜高いやつ)の3つ
- リビング、ダイニングルームの机(ちゃぶ台)で、パカッと開いて作業して、使い終わったら閉じて収納するためのMac
- ひんぱんに持ち歩かず、デスクトップのMacとして使うのなら、16インチ
- 外部ディスプレイを付けると、仕事がはかどる
- 13インチは、MacBook Airとパッと見た目で区別がつかない
- MacBook Proは、種類も多く複雑で(選ぶのに)悩んで相談してくる人がやたら多い
その中で、私がズバリきめてあげましょう。
2023年11月、M3のMacBook Proがでましたが、円安で高くて買えなくなりました。
13インチ MacBook Pro 2021年11月発売 148,280円税込
2022年7月から、M2チップのMacBook Pro 13インチ(性能が1.4倍)になります。円安で値上がりして 178,800円。
スペック的に、M2 の MacBook Airの方がコスパが良いです。
色は、スペースグレイ、シルバーの2色が選べます。
主なスペックと特長
- ディスプレイ:13.3インチ Retinaディスプレイ(True Tone)、2,560 × 1,600 ピクセル
- CPU:Apple M1チップ 、8コア、16コアNeural Engine
- メモリ:8GB ユニファイドメモリ
- 内蔵SSD:256GB
- グラフィック:7コアGPU
- Touch BarとTouch ID
- Thunderbolt/USB4:2ポート
- ワイヤレス:Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0
- 重さ:1.4Kg
- サイズ:約 30.4 × 21.2 × 1.6 cm
CPUがAppleのオリジナルになったので、Windowsパソコンとして使えなくなりました。
lid-closed mode(クラムシェルモード):モニターを閉じたままで、外付けモニターとキーボードとマウスを付けて使えます。
家で使う時は、外付けのモニターを付けて使いましょう。
内蔵SSDが、256GBしかないので、外付けのSSDを付けることをおすすめします。
フルHD動画を編集してYouTubeにアップするような人でも、さほど不自由は感じないでしょう。
MacBook Proは、ここ10年、画面が光沢のあるグレアタイプです。
顔が写り込むので、環境設定 → 一般 → 外観モード は、「ライト」にして使いましょう。
iMac
コスパ(コストパーフォマンス、費用対効果)が1番良いカテゴリーでした。
27インチの1番安いモデルを、吊しで(カスタムなしでそのままの仕様で)買っていました。
2022年3月 廃番になりました。
24インチ iMac(M3チップ)を 買うことになります。円安で高くなってコスパが悪くなりました。
iMac (Apple M1チップ)4.5K Retinaディスプレイ 2021年発売 177,800円税込
主なスペックと特徴
- ディスプレイ:24インチ 4.5K Retina(4,480 x 2,520ピクセル)
- CPU:Apple M1チップ 8コア
- メモリ:8GB ユニファイドメモリ
- 内蔵SDD:256GB
- グラフィック:7コア GPU
- Thunderbolt/USB4(USB-C):2ポート
- ワイヤレスのTouch ID搭載Magic Keyboard、Magic Mouse 付き
- 重さ:4.5Kg
- サイズ:54.7 × 46.1 × 14.7 cm
- 7色から選べる
安い 7コアのタイプは、コスパがさらに悪くなるので買わないようにしましょう。
内蔵HDDを速いSSDに変更するとカスタム仕様のため定価で買うことになります。安く買えません。
本格的な動画を編集するには、256GBの内蔵SSDでは足りません。
Thunderbolt 3ポートに外付けのSSDをつけるようにしましょう。
画面がテカるグレア仕様なので、昼間の窓や照明が映り込まないようにiMacの配置を考えましょう。
iMacの画面が小さいので、ブログ書きをするのなら縦長にできる4Kモニターを付けると便利です。
環境設定 → 一般 → 外観モード は、「ライト」にすると顔の写り込みがないので見やすいです。
Mac mini
私が愛用しているMac miniです。Mac miniは、ポートのある方が手前になります。
MチップのMac miniです。
外付けのSSDやHDDをつないだりして、うまく工夫することで、容量不足にならずに使えます。
パソコン効率化の三種の神器は、以下の3つ
- マルチディスプレイ(M1チップはデュアルまで)
- 東プレのMac専用キーボード
- トラックボール
ブログの修正や更新、メールやスケジュール管理、仕事の雑用など、Windowsパソコンと切り替えて使っています。
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Macを買うときの質問、疑問に、ベテラン マカーが答えます
M チップ SoCって何ですか?
スマホやタブレットに使われる、プロセッサ、グラフィック、メモリー、各種インターフェイスを一緒にした統合部品です。
2020年11月から発売された Apple Mチップ Macに使われるプロセッサです。冷却用のアルミの部品の下にあるので、見えないのですが、黒い平べったい部品で大量の配線がついています。
プロセッサのコアって何ですか?
CPU(中央演算処理、プロセッサー)は、パソコンの心臓部、頭脳です。
CPUの数を増やせば増やすほど、処理能力が高くなって速くできるようになります。
昔は、CPU(プロセッサー)を2つ並べて配置していました。今は、一つのパッケージになっています。
8コア、16コア、32コアの高いCPUは、iMac ProやMac Proで選んで付けることができます。
ブログを書いたり、YouTubeをみたり、投稿したりする普通のMacユーザなら、Intel Core i5 (4コア)以上のCPUがあれば、不便なく使えます。
ノート型のMacBookシリーズでは、コア数の大きい物は電気を食うのでバッテリーの持ちが悪くなります。
Macのメモリーはどうですか?
Macのメモリーは、8GBあれば十分です。8GBも使うことがありません。それ以上メモリーを増やしても、処理速度が速くなったり、安定したりするなどのメリットはないです。
1番安いMac mini 2018(i3、メモリー8GB)で、画像や表をつくって貼りながらブログを書く程度の作業なら2GBは余ります。
搭載メモリーの8割を使う(確保する)設計なので、16GBを積んでも11GBのメモリーを使っているように見えます。
たとえメモリーを使い切ってスワップ(はみでる)しても、昔と違って速いSSDなので遅くなりません。
ゲームを録画&配信、フルHD動画をトリミングしたり、動画に字幕をつけたりしてYouTubeにアップするくらいなら、8GBを使い切って遅くなることはありません。
ここ十年ほどで、iPhoneユーザが、はじめてMacを買った「にわか」のくせに、ベテランマカーを嘯く人たちが増えています。
そういった「にわかマカー」は、そろいもそろって、16GBや32GBの大容量のメモリーをすすめています。そして、増設メモリーのアフィリエイトリンクを貼っています。
自分の儲けのために、ウソをつく人をアフィカスと言います。
「メモリーが32GBでも足りない」のは、音楽や4K動画編集をして生計を立てている人だけです。
操作を覚える勉強程度なら8GBで十分使えます。16GBあれば、仕事を家に持ち帰ってできます。
プログラミングの勉強に使うのは どのMacが良いですか?
ノート型のMacBook AirかMacBook Proにします。CPUは、M1以降の新しいものを買いましょう。
開発環境のXcodeは、M1チップのMacで仮想iPhoneが軽快に動きます。ただし、Windows は使えません。
昔のIntelチップのMacは、Windows 10パソコンになる機能「Boot Camp」がありました。だから、Windows 10とmacOSとどちらでも使えていました。それぞれのOSでの充実した開発環境が一台でまかなえました。
最近は、IoT機器(マイコン)の開発が増えているのため、それらの開発環境は、Windowsです。
iOSのアプリをプログラムしない人は、Windowsノートパソコンの方が良いです。
マルチディスプレイは便利ですか?
便利です。ってか、パソコンの効率化の三種の神器の一つです。
ディスプレイを2枚ならべて、マルチディスプレイ(マルチモニター)で使うと便利です。
IntelのMac mini 2018は、3枚のトリプルモニターができました。
左右のディスプレイには、作業用のファイルの展開、ブログ書きの場合は、プレビューや、ブログ記事を実際にブラウザで開いてみることができます。
広い画面を快適に操作するためにトラックボールが不可欠です。
MacのThunderbolt 3(USB-C)ポートは、ディスプレイの映像出力端子でもありますから、簡単に設定できます。
パソコンゲームはMacでできますか?
macOS版のパソコンゲームは、Windows 版に比べると数が少ないです。
以下の3つの条件を満たす人は、MacBook Proを買うのではなく、同じ価格帯のPCゲームができるWindowsノートを買いましょう。
- 大学生
- はじめてパソコンを買って
- パソコンゲームもしたい
マックの機種によって故障の違いがありますか?
ありました。
MacBook Proには、グラフィックチップに傾向的な問題を抱えていました。
画像処理のグラフィックチップをバリバリ使う
- Final Cut X ProやAdobe Premiereなど動画編集
- 3Dモデリングアプリケーション
- QuickTime Player で、動画の圧縮、や再生
で、起きる症状が
- 15分〜1時間で速度低下
- フリーズ(freeze)、固まって操作できない
- 冷めると元に戻ることから再現性に乏しく、Appleに修理に出しても異常なしで帰ってくる
これは、グラフィックチップを並べる基板の設計が非常に難しく、サーマルサイクルによる歪みの処理ができないことで起こる問題で、ハードウエアメーカーの悩みの種です。
2020年モデルでも発生していました。
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他にも、キーボードが壊れます。昔のMacBook Proはキーボードだけ外して交換できたんですが、今のはバッテリーに はり付けてあるので自分で交換できません。
まとめ
Macの選び方についてのまとめ記事です。
気が付いたら、2万字を超えていたので、1/5に削りました。
Macのことを語り出すと止められないので、バッサリと削りました。
Windowsパソコンよりコスパが良かった Macの優位性が失われてしまいました。
でも、SoCが良くなったので、どのモデルも一番安いやつで 十分使えます。
私が自腹で買った最初のMacは、SE/30(定価70万円を40万円)です。
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「アップルのMacをできるだけ安く買う方法を教えて欲しい」人のために、Mac歴三十年の私が損得抜きで本当の事を書きます。 結論からいうと、 Mac(MacBook Pro)は、価格コムの安い通販で買う ...
私も発売日に買わない時は、Amazon Apple Authorized Reseller で買います。
値引きのない新製品でも、モデルによってはAmazonポイント分(1〜10%)安い。
安売り通販店に卸されない Apple WatchやiPhone / iPadは、こっちで買った方が安いこともあります。