2018年3月号のトランジスタ技術の特集は、
- マンガ超入門! AI電脳製作 「基板付き」
- 付録は、Raspberry Pi 3を装着する拡張基板
- 別冊:アナログウエア No5、クリーン&高効率 小型IoT電源設計ノウハウ
です。
今月号は、Raspberry Pi 3に拡張基板を取り付けることで、スマートスピーカーを作ろうという特集企画です。
付録は、IoTに役立つ電源の設計のノウハウ本です。リプルやスパイク問題の回避方法や電波の影響とかの対策もまとめてありますから、これだけでも買いかもしれませんよ。
AIスピーカーじゃなくて、スマートスピーカですよね。AIスピーカーなんて言うレベルの人って、トラ技買いませんし、基板だけじゃしょうがないので、部品を買って、Raspberry Pi 3にくっつけて、ってやりませんよ。
最初のマンガによるスマートスピーカーの話って、トラ技の読者に必要ですかね? 新入学の学生をターゲットにって、実売時期は、2月ですよ、2月。
基板は、ROHMとTDKのロゴが入っています。理由は、マイクがTDK、赤外線リモコンのLEDがROHM、赤外線センサー(4730円)は、パナソニックの8×8の64画素のアレイセンサーを付けられるようになっています。日本の主力部品メーカーがスポンサーってことで、部品の提供価格を抑えているようです。
部品は、CQ出版のWebショップ、Amazon(共立電子)から購入です。
- 部品だけ(TRF001):3024円
- 付録の基板と部品(TRF002):3780円
- 完成品(TRF003):4980円
- 雑誌に載っているのを全部試せるフルキット:18834円
ですね。とくに、④のフルキットには、赤外線センサー 4730円、基板、今月のトラ技、Raspberry Pi 3スタータキット1万円込みです。
決してボッタクリ価格ではないところが、いいんじゃないかと思います。在庫をみると、まだたくさんありますから、作りたい人は是非作ってください。
Raspberry Pi 3を使うことから、Google Assistant とAmazon Alexaが使えます。記事にも導入の仕方を詳しく解説したページがあります。
ROHMの赤外線LEDってことは、スマートリモコンも使えます。96ページあたりから解説されています。
サーモカメラモジュールは、8×8の64画素なので、精度の高い赤外線検知が可能です。プログラム次第ですが。
第三部からは、Raspberry Pi 3での、Node-REDをつかって、AI部分はIBMのWatsonを使おうという話です。
スマートスピーカーを自作する時代になったということで、Amazon EchoやGoogle Homeなどスマートスピーカからのホームオートメーションネタをやりたい人は、買いです。
エンジニア の人なら、このキットでサクサクと組めないようじゃ アレってことになりますよね。ってか、エンジニア って言うわりに、その手の記事を書かないブロガー連中って、なんなんっすか ってことです。
隔月か季刊誌にしてもらわんと、マジで積ん読になっちゃいます。