今月号は、エレキ万博 （秋葉原コンベンションホール、2025年8月9日土曜日開催）に合わせた特集。
エレキ万博に合わせてか お盆休みなのか？ 本来なら10日に届くのに、今月号は 7日に届いた。
今月号は、別冊付録がないので 1,100円。
トランジスタ技術 2025年9月号は、「プロのオーディオ回路」と「回路シミュレーション」の2つの特集
表紙は、ローム。
裏表紙は、コンテック の ラズパイのモジュール。
巻頭
巻頭カラー連載
- 激熱エレキ！僕たちトラ技団 29：超肉薄！ホンモノのH3ロケット
- エンジニアのための宇宙開発ウォッチ 45：実は日本にもある再使用ロケット
Information
特集①：プロのオーディオ回路
オンキョーのエンジニア 吉田さんの基板
- 【キット企画】ひずみ0.0005%以下USB対応オーディオ回路
- プロの世界には音のマイスタなる者が存在する
- 製作① ひずみ率0.0001%級ヘッドホン・アンプ回路：電流アシスト動作が超低ひずみのキモ
- 量産の技術…高温で狭まる許容動作範囲を得る：プロのきっちり設計でトランジスタは破損知らず！
- 製作② ヘッドホン・アンプ用アナログ・オーディオ回路：超低ひずみに特化したアナログ回路製作テクニック
- 製作③ ヘッドホン・アンプ用USBオーディオ回路：カップリング・コンデンサレスで低域特性改善を目指す
- SCMS（Serial Copy Management System）について
- オーディオ設計でついてまわる回路の動作検証：USBオーディオ基板に見る設計のエラーと修正の実際
特集②：必見！回路シミュレーションの新常識
特別企画
- マイク・エンゲルハート氏独占インタビュー：進化中のQSPICEが目指すスタンダードLTspice開発者が語るこれからの回路シミュレーション
- M5Stack心電図モニタの製作：アナログ・フィルタとディジタル・フィルタを新型QSPICE同時解析！
- よくあるPSpiceモデルをQSPICEで使うには
- LTspiceでディジタル信号処理をシミュレーションするワザ
- カットオフ帯域で-125dB超！1536kHz対応USB-DAC回路：RP2350処理ディジタル・フィルタはQSPICE解析！オーディオDAC ES9000シリーズの研究
- ハイエンド系オーディオ用2チャネルD-Aコンバータ「ES90xxシリーズ」
- 1536 kHz対応USB-DACのRP2350搭載ディジタル・フィルタの設計
- 太陽電池のMPPT回路ディジタル制御設計に挑戦：新型シミュレータQSPICEのC++モデルはディジタル制御解析にピッタリ！
- ディジタル制御も含めた設計に使える今どき回路シミュレータ QSPICE
- C++テンプレートの修正について
- 安価なブラシ付きDCモータの超ゆっくりなめらか回転制御：意外と難しいモータ制御を回路シミュレーションで一発動作！
- クルマで重要！CAN通信の伝送線路設計の実際：10m級ツイスト・ペア配線からトランシーバIC LTC2875までLTspice解析
特設
- 新型回路シミュレータQSPICEマニュアル：LTspiceから乗り換えも併用もOK！
一般
私の部品箱
- 超小型ラズパイPicoで作るUSBオーディオ・コンバータ：ほぼ2cm角の1000円マイコンXIAO RP2040製作！有名Combo384互換形状
連載
- 20～20kHzで-150dBc！FFT超低ひずみ測定システム 21：ついに到達した測定限界！3次ひずみ-170dBc
一般
私の部品箱
- NanoVNAで1：4トランス確認！10M～1.9GHz帯TCM4-19+：差動の平衡ラインの反射測定特性をチェック！
連載
- 計測用16ビットA-D変換に学ぶプロのアナログ回路設計ノウハウ 1：OPアンプによる非直線性誤差とその対策
- FPGA内部信号が丸見え！モニタ表示回路の製作 3：FPGA内部信号丸見えIPの具体的な回路構成
- 国土と地理のエレクトロニクス 6：GNSS測位と航空写真を使ったいまどきの国土地理院「地図」作成
- 回路動作から設計するプリント基板入門 14：基板上の電源 / GNDに配置されたパスコンの現実特性
- 測定器BASIC測り方&回路テクニック集 15：電源装置を直列&並列…電圧・電流容量を増やす
- 注目マイコン探訪 2：やはり外せない！定番Arduino
まとめ
今回は、エレキ万博に連動して、小さめの特集2つで構成。 吉田さんの設計によるUSBヘッドホンアンプが目玉かな？
予約受付なので、欲しい人は 共立エレショップで注文しよう。
新しい 回路シミュレーションソフト QSPICEについての情報も 注目。
本誌の 131ページ〜 の、「安価なブラシ付きDCモータの超ゆっくりなめらか回転制御」は、我々が日々使っている マイクロモータ制御の話のヒントになる。
昔のブラシ式モーターは、低回転で回すと 滑らかに回らなくなる コギングトルクが発生する。
PID制御がキモで、今は、設計の段階で、回路シミュレータでできて 誰でも あれこれ 試せる時代。
