2017年10月号のトランジスタ技術の特集記事は
- 最新版 プリント基板スペシャルDVD
です。
年々、無料で使える基板関連のソフトは良くなっています。すべてネットで公開されているものなので、ダウンロードして来れば良い話なんですけど、まぁ、ひとまとめになっていて、使い方の解説記事になっていますから。
紹介動画も入っていますね。
昔といっても、ほんの10年ほど前まで、
- CADソフトを使ってPCB(プリント基板)の銅箔のパターンを作成
- プリンターで印刷したパターンを感光式のプリント基板に転写するか、レーザーで印刷した転写用のプリント用紙をラミネート機と一緒に生基板を通して転写して、マスキング
- 塩化第二鉄溶液で、銅箔の要らないところを溶かして(エッチング)
- 溶剤でマスキング部分を溶かして洗浄、
- うまくパターンができなかったところや無駄に溶けて断線したところをマーキングして、あとで補修
- 銅箔の酸化防止剤を塗布
- 部品を取り付ける穴を開けて
- マスキング剤を塗布して
なんてやっていました。
今は、KiCadなどのプリントパターンを作成するソフトで作って、ネットのPCB作成業者へデータを送って作ってもらって、送ってもらいます。
そのやり方についての特集です。
きちんと動く電子回路が描けるスキルを持つ人は、すでに、この方法をやっていますけど、アマチュア向けです。
SMDのチップな部品ばっかりになりましたから、こういうPCBの作り方でなければ、対応できなくなったということですな。
仕事で使っているサポート対象外になっている道具の、焦げた電源基板を どうしたもんだか… と頭を抱えることが増えました…。