今月のトランジスタ技術は、
- 回路記号辞典付き 実験超入門IoT電気塾
- 別冊:最新AI/IoT センサ&無線デバイス規格表 2018
です。
巻頭に、赤い紙のページで、「トラ技検定」というエレクトロニクス技術力テストがあります。50分で42問あります。
「エンジニア」という肩書きを持つ人は、分野は違えど、この程度の問題はサクサクと正答できなければなりません。Webで解答を受け付けているので、ぜひ参加してみましょう。
最初の数問は、中学生でも解けるレベルです。徐々に難しくなります。
わたしは、問題9以降がわからなくなったので、あきらめましたが(笑)
2色刷の特集ページは、電子工作をはじめる新人のために、
- 主な電子部品
- 回路の読み方
- アナログ回路のOPアンプ(オペアンプ)で、計測器の練習
- フィルタ回路の作り方
という、今流行の IoT に携わる人が必要な基礎知識がてんこ盛りです。
理論の解説、実際に実験してみて、それをどう応用できるのか? という、実習書です。
実習書/教科書を作る側の立場になってくると、解説図やら、資料の表やグラフとか、ほんと… 割の合わない作業の連続です。
技術の継承、我が日本国の次世代のために なんて、とってつけたような目的を掲げなきゃやってられませんなw。
別冊は、
部品表です。IoT 関連で必要な部品を主に集めました と言うヤツです。
IoT… たとえば、赤外線のスマートリモコンも、日本のベンチャーがボチボチだしてきていますが、生産が中国で製品の管理が今ひとつ… というところもあります。
日本で委託製造する工場も、昔ゲームボーイを作っていたパートの母ちゃん達みたいなのが確保できない。コストもバカ高。千円で売るものを作ろうとしても3千円になってしまうってんだから。
結局、中国のメーカーに仕様書だけで丸投げした方がいいみたいな時代です。このままで良いのか? と誰もが思っていても、どうにもなりません。
もう現場に若い人がいません。手取り足取り教えても、すぐに辞めてしまう。
こまった時代です。