私「S爺」のカメラ、写真に関する用語の一覧です
このページは、個々のブログ記事からの参照という形で使います。必要な項目に、アンカーをたてることで参照できるようにします。
カメラ・写真の専門用語 あいうえお順
ア行
アンダー
明るさが足りずに、暗く、黒くつぶれた写真や動画のこと。露出が短すぎて暗くなってしまう。暗いと映像素子からの情報がノイズだらけになって、拡大しても綺麗にならないし、画像処理ソフトで処理をしても、映像が綺麗にならない。(under)
逆は、オーバー と言う。
オートフォーカス(AF、Auto Focus)
自動でピントを合わせる仕組みのこと。
- 超音波やレーダ波、レーザ波などの距離センサーで撮したいもの(被写体)までの距離を測ってピントを合わせる方式
- 写っている画像をデジタル処理して、撮したいモノ(被写体)の境界線がハッキリするなど、ピントが合っているかどうかをコンピュータが判断してピント調整をする方式
などがある。今は、後者のデジタル画像処理方式が主流。(af)
オーバー
明るすぎて、白くつぶれてしまう、色合いが白くはっきりしない写真や動画の状態のこと。白飛びとも言う。ハレーションも同義語。
露出過多によるもので、絞って暗くするか、シャッター速度を上げるか、レンズフィルターを使って減光するかする。
ちなみに、女性の顔は、照明をあててオーバー気味に撮ることで、白く、シワが見えにくくする効果がある。(over)
雲台(うんだい)
カメラを固定する足、三脚とカメラの間に付ける台で、カメラの向きを任意の位置(撮影者が撮りたいカメラの向き)に固定するための台。種類は、スリーウエイ(3Way)雲台、自由雲台、シネ(シネマ)雲台などがある。(undai)
カ行
カーボン(カーボン製の三脚)
カーボン(炭素繊維で強化した樹脂、ドライカーボンとも言う)を使ったカメラ用製品のこと。主に「カーボン三脚」のことを差す。軽くて丈夫だが高価なのが欠点。
広角
カメラの撮影範囲を画角という角度で表現するが、その中でも、周囲が広く写る角度のことを広角と言う。
広く像を取り入れようとレンズの凸感を強くするとレンズ周辺の歪みがはいる。広角は、そのレンズ周辺の歪みを含めた味わいも楽しめる。
絞りを絞れば風景撮影や集合写真向けになる。絞りを開放にして被写体の近くに寄れば、像の周辺の歪みを利用した面白い絵が撮れる。(koukaku)
感度
フィルム時代に、フィルムの光に対する反応をISO規格で決めていたことに由来。ISO 100が標準で、高感度フィルムと言えば、400、800、1600までが限界だった。3200とかは、800の4倍増感現像、1600の二倍増感現像で対応していた。
感度が上がることは、画質が荒くコントラストが落ちるという欠点がある。光センサーになった今でも、ノイズが増えるなどの問題は、フィルム時代と同じだ。
光センサーの感度と解像度が年々向上し、暗視カメラ並の感度をもつものが1万円で買えるカメラでも実現している。(kando)
画素
光センサーの最小単位。画素が細かいほど画像の質が良くなる。昔は、ドット絵のように画像の点がめだったが、今は、数千万画素が普通になった。
そのため、昔のフィルムと見た目で差がないほどのきめ細かい画像が得られるようになった。(gaso)
画像処理エンジン
光センサーからの光の情報を画像として認識させるための演算処理の仕方を言う。
光センサーからの情報を画像データに変換するロジック(演算方式)は、カメラメーカーの技術力の差となっている。カスタムICを使い、高速で処理できるようになっている。
日進月歩の技術なので、50万円以上するようなプロ用デジタル一眼も、4、5年も経てば、CCDなどの光学センサーの劣化と画像処理エンジンの時代遅れで使えなくなる。
だから、昔憧れだったカメラの高級機も、デジタルだと中古で買っても意味がない。(gazoshori)
画角
写る範囲の角度の事。写る範囲が広くなるほど、画角が広いという。写る範囲が狭いと画角が狭いと言う。焦点距離という数値と表裏一体のもので、
- 画角が広い=焦点距離が40mm以下の広角
- 画角が狭い=焦点距離が70mm以上の望遠
というかんじにイメージすると良いだろう。(gakaku)
開放
絞りを開けることを言う。
絞りは絞ると、ピントが合いやすい(被写界深度が深くなる)。
絞りを開けると、被写界深度が浅くなり、ピントが合いにくくなる。ボケやすい。(kaihou)
開放F値
レンズの明るさの指標。F値が大きいと暗いレンズ、F値が小さいと明るいレンズ。F値が小さいのは、レンズ口径が大きくなるので、価格も高い。
クイックシュー
三脚の雲台にカメラを取り付けるための治具。ワンタッチで着脱できる構造のこと。(quickshu)
口径食
vignetting(ビネッティング)。ボケのゆがみ具合のこと。丸い物がボケて丸くならずにレモン果実様になる現象。
F値が小さい(開放する)ほど、周辺の形が変形する。絞ると変型が少なくなる。開放状態でも変型せずに綺麗にボケるレンズは高い。
サ行
三脚
カメラやストロボなどを固定する三本の脚のついた器具。脚と雲台とクイックシューの三部構成になっている。
脚が1本のものを一脚と言う。(sankyaku)
35mm換算(35mm判換算)
昔のカメラのフィルムの幅が35mmだったことに由来する。コダックが提唱した35mm幅のフィルム規格で、パトローネと呼ばれる・
実際には、巻き上げ用の歯車(スプール)がはまり込む部分があるので、35mmのうち、5.5mm幅が両端から差し引かれ、35ー5.5×2=24 mm幅になる。
横幅が36mm、フィルム幅が24mmが、有効な写せる範囲だった。
他にも、6cm幅のフィルムがあって、中判カメラと呼ばれた。私も持っていたが、カラーだとフィルムが高い、現像代が高い、レンズが高いため、モノクロでしか使えなかったが、諸々の機材が高く付くので、早々にあきらめて手放した。(kanzan35)
撮像素子
光学センサーのこと。CCDなどが今は主流。
光学センサーをどれだけ精密に単位面積当りたくさん積み込めるのか?で性能が決まる。さらに、そのセンサーからの情報をどう読み取って処理するのか?という映像処理とセットで、すべての性能が決まる。
このフィルムに変わる光学センサーと画像エンジンの専用ICチップを作れるメーカーは、世界でも、日本のSONYやキヤノンくらいしかないため、日本のデジカメが優位に立てた。
そのうち、この技術も韓国経由で中国に流れ、日本以上のものが作られてシェアをうばわれるのも時間の問題だろう
絞り
取りこむ光を制限するシャッター。動物の目にも、虹彩という絞りが付いている。
絞り優先AE
絞り F値だけを撮影者が決めて、他は自動で撮影するという方法のこと。
被写界深度を自分で決めて撮るので、最も使う頻度が高い。
シャッター速度、シャッタースピード
フィルムや光学センサーに光を当てる時間をきめる扉のこと。光学センサーになってからは、シャッターは必要のない物であるが、ビデオカメラになってしまうので、便宜上付いているに過ぎない。
特に、一眼レフは、ミラーを跳ね上げて、シャッターが開いて閉じる一連の作業音「カシャッ」の音の善し悪しが決まるので、デジタルになった今では、わざわざ、スピーカーでシャッターの切れる音を出すものがある。
シャッター速度優先AE、シャッタースピード優先AE(ゆうせんえーいー)
シャッター速度を決定してから、他の絞りや光学センサーの感度は自動で撮る方法。
シャッター速度を落としてゆっくりとした 1/5〜1秒 の、スローシャッターという使い方をする時に使う。ブレを効果的に使う流し撮りという技法で使う。
三脚でカメラを固定し、スローシャッターでとれば、指がボケて動きが表現できる。
収差
光学機器で使われる 光を屈折して制御するレンズなどで発生する誤差のこと。極小さな白い輝点(ひとつの点)が、フィルムやセンサーに対して、小さな一点にならないという現象。
この収差を、凹レンズ、凸レンズを複数枚重ねて使う事で減らす工夫が、レンズの善し悪し、解像度の善し悪しに直結する。
焦点距離
ピントを合わせるときの、レンズからフィルムや光学センサーまでの距離のこと。
mmで表現される。
焦点距離で、
- 焦点距離が小さいほうが広角
- 焦点距離が大きい方が望遠
と表現する。相対的なので、50mmと60mmでは、60mmが望遠という意味。
自由雲台
カメラの三脚のカメラの向きを決める部分のパーツを雲台というが、その関節が、自由関節のものを自由雲台と言う。
三軸方向をひとつの関節とストッパーで決めることができるので、コンパクトになる。重いカメラを固定するのが苦手で、値段も高い。携帯型の高価な三脚は、自由雲台のタイプが多い。
ジンバル雲台
カメラを持った手がどんなに揺れても、カメラが常に一定の方向を向くようにしたモーター制御のロボットのような固定台のこと。
ソバ屋の配達用バイクについている岡持を固定するバネの付いたヤツが身近な存在だった。ビデオカメラ用の非常に高価なものが多かったが、今は、ドローンのチップを流用したスマホ用に2万円程度で買えるようになった。
ズーム(倍率)
焦点距離が自由に変えられる構造。レンズを何枚も重ねるので、暗くなる傾向がある。広角側で樽状の歪みが起こるのが欠点。
スタビライザー
安定器。カメラのブレを防ぐ仕組みだった。ジンバル雲台がジャイロセンサーとモーター制御で安価にできるようになったので、スタビライザーの存在価値はなくなった。
ストロボ
瞬間的に明るく光って照らす照明のこと。電球やLEDライトで照らしっぱなしにするのは、照明という。
昔は、電球色を嫌って、写真撮影用の高い電球を使っていた。今は、白色LEDを使う。
- カメラの上に取り付けるもの
- カメラの横に取り付ける
- レンズの先に取り付ける
- 単独でスタンドにつける
など、いろいろある。
カメラの自動調光技術が良くなったので、ストロボをたくさん使う多灯ストロボも調整なしで使えるようになった。
スピードライト
ストロボのこと。
スリーウエイ雲台(3ウエイ、3 way雲台)
三脚の脚とカメラの接合する部分でカメラの位置を任意の位置で固定するための、関節。
- 水平方向の左右
- 俯仰角
- カメラの光軸を中心に横縦の回転
の3軸をうごかせるものをスリーウエイ(三軸)雲台という。
総画素数
センサーのもつ精細さ、どれだけの点で画像をとらえるのか?
測光(そっこう)
露出を測る機能。
測距点 AFのピントを合わせる位置
水準器
タ行
大口径レンズ
大きな径のレンズのこと。レンズは大きいほど、その歪みを抑えるために枚数がふえるので、調整に手間がかかるので高い。
自慢アイテムの一つ。
単焦点レンズ
焦点距離(撮影距離)が一つしかないもの。昔は、単焦点レンズしかなかった。焦点距離が変えられるレンズをズームレンズという。
単焦点レンズの特長は、使用するレンズの枚数が少なく済むため、明るく、歪みのない像が得られる利点がある。焦点距離が一つしかないので、当然画角は一つしかなく、撮影者が撮影対象物から離れたり近づいたりする必要がある。
ドライブ
チルト 俯仰角、傾きのこと
手ぶれ補正、手ぶれ防止機能
テレ
ナ行
ハ行
パノラマ
パノラマ雲台
ハレーション
白飛びのこと。明るすぎて、白くなってしまうこと。(halation)
パン
パンフォーカス
パンハンドル、パン棒
ヒストグラム
ビデオ
ピクセル
被写界深度
ピントが合っている焦点距離の間のこと。被写体深度とも言うが意味は同じ。
- 被写界深度が浅い:ピントの合う前後の距離が短い
- 被写界深度が深い:ピントの合う前後の距離が長い
近くから、遠くまでピントが合ったように見えるのをパンフォーカスという。風景写真は、画像全体にピントがあったようにしなくてはならないので、被写界深度はできるかぎり深いものにする。
絞りと被写界深度の関係は、
- 絞りを絞る:被写界深度が深くなる
- 絞りを開放する:被写界深度が浅くなる
となる。
うるさい背景をぼかして誤魔化したい時は、絞りを開放気味にして、効果的にボケを使う。
風景画や旅行先の写真のように、被写体の前後に写る物全てをピントで合わせる時は、絞りを絞って、被写界深度を深くする。(sindo)
ピント
レンズの焦点、写っているものの境界線がハッキリと見える位置のこと。転じて、ピントがズレるとは、物事の正しいことから外れた見当違いのとして使われる。
ファインダー
のぞき窓のこと。二眼レフは、でかいファインダーだった。
ファインダー倍率
ファインダー視野率
フォーカス
ピントを合わせること
フォーカスリング
ピント調整リングのこと
フォーサイズ
ペンタプリズム
ホワイトバランス
ポール雲台、ポールヘッド
望遠
焦点距離が70mm以上のレンズを望遠という。広角と違うのは、画角が狭く、暗くなるため、明るくするために、口径が大きくすると、値段が高くなる。
望遠レンズ
マ行
マイクロフォーサーズ
オリンパスとパナソニックが使っている光学センサーのサイズと規格。ミラーレスの一眼カメラの規格。
マウント、マウンター
交換レンズのコネクター形状のこと。
カメラメーカーによって、マウントの規格が違う。さらに、年代によってもマウントの形状や電気接点の規格が違うので、交換レンズを買う時は、自分の使っているカメラのマウント規格と同じ物を選ぶようにしよう。
マクロ
拡大して撮すことをマクロという。撮影対象物を、フィルムに対して、同じ大きさで投影するレンズを、「マクロの等倍レンズ」という。「等倍 1:1」と表現する。マクロは、1:2(1/2)までの大きさで投影できるものを言う。
50:1などは、実体顕微鏡にカメラを直付けするタイプになる。
望遠焦点距離だと撮影対象物から離れて撮るようになる。
レンズ先を対象物に近づけてピントが合うのを接写というが、マクロと同じ意味で使われることが多い。(micro)
マニュアル
マニュアルフォーカス
メガピクセル
モータードライブ
ヤ行
有効画素数
ラ行
リモコン
リモート表示
レリーズ
レリーズタイムラグ
レンズ
光を通すガラスやアクリルでできた透明な部品。光の屈折を使って光を集めたり、広げたりする。カメラの最重要部品の一つ。
レンズ群
ワ行・他
ワイド
ワインダー
カメラ・写真の専門用語 英数字順
AE
AF
APS-C
カメラのフィルムに相当する光学センサーのサイズ規格のことで、約 23×15 mmの大きさ。
メーカーや型番によって、微妙にサイズが違う。
フィルムカメラ時代は、35mm幅だったが、2/3と小さいため、焦点距離が 3/2倍伸びることになる。
大きなサイズの光学センサーは、製造の歩留まりが悪いため値段が高い。コスパの良さから、現在は、このAPC-Sが主流になった。
最新のAPS-Cサイズのセンサーは、解像度、感度など性能面でも、10年前の35mmフルサイズの高価なセンサーを遙かに凌駕している。(apsc)
AVI
Aモード
CCD
CFカード
CMOS
F値
絞りを最大に開いた時のレンズの明るさのこと。F値が大きいほど暗いレンズで、F値が明るいほど明るいレンズである。
レンズ口径が大きいとF値が小さく、レンズ口径が小さいとF値が小さい傾向がある。
F値が大きいレンズで、絞りを絞ってF値を上げると、被写界深度が深く広がって、背景までピントが合うようになる。
IS(IMAGE STABILIZER)
キヤノンの一眼用レンズ内手ぶれ補正機能、IS(イメージスタビライザ)のこと。レンズに組み込まれているので、手ブレ補正としては、理想的な形。
ブレには、角度ブレ(カメラ本体を軸にしてレンズ筒を動かす角)とシフトブレ(カメラとレンズ全体が動く)の二つがあり、それらを同時にジャイロで検出して補正するのをハイブリッドISという。
この技術のおかげで、一眼カメラを片手持ちで写してもブレることがほとんどなくなった。キヤノン一人勝ちの理由の一つがこの機能。
ISO感度
昔、フィルムの感度をISO規格で表記していました。ISO 100が基準になる。ISO 400から高感度で、800、1600などがあった。
今は、センサー(イメージングプレート)になったので、感度が2倍2倍で良くなっている。
ISO感度が二倍になると、シャッター速度は二倍にできる。絞りを絞って被写界深度を深くすることができる。
JPEG
Pモード
RAW
STM(ステッピングモーター)
回転角度を正確に決めて動かせるモーターのこと。超音波を使うリング状のモーターのおかげで、レンズのピントを正確に合わせられるようになった。
TTL自動調光
TTLは、through to lenseといって、カメラがストロボ(スピードライト)の光量を測定し、適切な露出になるように調整する機能のこと。
光学センサーとそのデータを超高速で処理する画像処理チップ(画像エンジン)の進化で、すべてをカメラが一瞬に処理する。
複数のストロボを設置した多灯ストロボや照明とストロボの併用など、昔はいちいち調光器で測っていたが、今のカメラは、全自動でやってくれるので、撮影者は何も考えなくて良い。
xDカード
銀塩、フィルムカメラに関する専門用語
増感
トライエックス
ネオパン
ネガフィルム
リール
リバーサルフィルム
カメラや写真に関するウンチク(蘊蓄)
まとめ
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それにしても、写真関連の専門用語があまりにも多いので… 半年前から放置していました。
順次追加、追補していきます。