車の燃費を良くするのに一番効果があるのは、タイヤの空気圧を適正に保つことです。
車のタイヤの空気は、すこしずつ抜けるので、一ヶ月に一度は空気を入れなければなりません。
そこで、ガソリンスタンド以外に、自分の家で簡単に車のタイヤの空気を入れられたら?と思っている人も多いでしょう。
しかし、それではネタ的にアレなので(笑)
今回は、Amazonで買える
電動のタイヤの空気入れ エアコンプレッサーの使い方を紹介
します。
こんな方におすすめ
- 車の燃費を良くしてガソリン代を節約したい
- 緊急用タイヤではなく、パンク修理キット搭載の車に乗っている
- タイヤの空気入れの操作に日頃から慣れておきたい
- 冬場はスタッドレスタイヤに自分で交換している
- (パンクしても走れる)ランフラットタイヤを履いていない
電動空気入れ って何が違うの?
- 中国製で、他にもよく似た製品がいくつもある
- 私が買ったのは、ブランド名「GLiving」
- AUPERTOとかでも色違いで
- 見た目やパッケージが違うだけで、基本動作や機能はどれも同じ
- 気圧計が付いていて、指定した気圧で停止する
- Amazonで3500円前後で売られている
- 何十回か使ううちに空気の差し込む口金(プラグ)が壊れることも多くて、使い捨て感覚
- 12Vのシガーソケットにさして使う
- 家庭用コンセントにつなぐ場合は、100AC→シガーソケット変換のアダプターや直流安定化電源装置が必要
- 空気圧計がいい加減なので、高めにいれて気圧ゲージで測りながら適正圧力値まで下げる
と、箇条書きにしてまとめました。
空気入れ を写真で紹介
同梱物は、
- 空気ポンプ本体
- アダプター 3種類
- ヒューズ
- 簡単な取説
- ケース
です。重さは、ケースに収納した状態で、900g弱です。エーモンのエアゲージをいれると、900gを超えます。
後で述べますが、この手の空気ポンプの空気圧計はまったくアテにならないので、別にエアゲージが必要です。
本体裏側にある、ホースとDCケーブルを取り出しました。
- 空気のホースは、40cm
- DCケーブルは、2.6m
の長さがあります。
車のシガーソケットから、ドアをあけて それぞれのタイヤのバルブ(空気を入れるところ)までケーブルをひっぱるのに、普通乗用車なら届きます。ミニバンやランクルなどの大型乗用車は届かないかもしれません。
DC
DCとは、直流のことです。電池からの電流は、直流です。家のコンセントの電気は、交流といって「AC」で表現します。
車の電源は、バッテリー電池なので、直流、つまり DCです。
口金(くちがね)
タイヤの空気を入れるバルブへの接続部です。バルブキャップを外して、この穴にバルブを差し込んで奥までささったら、レバーを倒します。
ロック(把持)されて、空気の漏れも止まります。
この手のポンプの主電源は、DCプラグに挿す挿さないでオンオフになります。表のスイッチは、タイヤへの空気を送るためのポンプのスイッチです。
表示は、Rボタンを押して、単位を切り替えて、自分が設定したい空気圧になるように、+とーのボタンを押して設定します。
この製品の主な仕様
- パワー:120W
- 材質:ABS
- 電源コードの長さ:3m → 実質 2.6m
- 流量:27L/分
- 最大電流:10A (ヒューズの規格)
- 充填時間:2分
- パワータイプ:タバコソケット
- 入力電圧:DC.12V
- 最大気圧:150PSI
- サイズ:16×8×20cm
- 質量:0.88kg
- 連続作業時間:8-10分
です。中華のパチモノなので、あまりアテにはなりませんし、期待してはいけません。
空気入れの操作手順
空気入れで必要な物
- 空気入れのポンプ一式
- 車止め、タイヤストッパー
- 平らなアスファルトやコンクリート舗装の安全な場所
です。
車はエンジンをかけた状態で使うので、車が勝手に動かないように、
- オートマ車は、Pレンジ
- マニュアル車は、Nにギアをいれる
- サイドブレーキ(パーキングブレーキ)をかける(しっかり踏み込む)
- タイヤに車止めをあてがう
アイドリングの排気を吸わないようにしましょう。一酸化炭素中毒になることがあります。
タイヤの空気圧を調べる
国産車のほとんどが、運転席のドアのところにシールがはってあります。
マニュアルを見てください。必ず記載してあります。
こんなかんじです。前輪は、250kPa(キロパスカル)、後輪は、240kPaです。
エアゲージでタイヤの空気圧を測る
タイヤの空気を入れるバルブのキャップ「エアバルブキャップ」を外します。
タイヤのバルブの位置は、タイヤに印がついているので分かります。樹脂のキャップをねじって外します。
泥などで汚れている時は、歯ブラシで、濡れている時はティッシュなどで拭き取ってから外します。泥やホコリがバルブに入らないように気を付けます。
エアゲージの口金(くちがね)をバルブにあてがって、空気圧を測ります。
バルブに口金を押しつけると、プシュッと音がしてタイヤの空気がでてきますから、漏れないように左手で支えて押しつけてやります。
口金をバルブから離しても、エアゲージ内部に空気がたまったままなのでメモリはその圧力のところの針をさした状態で止まっています。(口金が劣化すると空気が漏れて針が下がります。)
エアエージの測定値は、リセットボタンを押すことで空気が抜けてメモリの針がゼロになります。
この写真の場合は、260kPa(キロパスカル)と、適正よりやや高めの空気圧であることがわかります。走ってきたばかりの車のタイヤは暖かくなっているので、高めの空気圧がでます。
特に真夏の35度超えの日中は、+20kPaになります。
この数字が、230kPa以下なら、空気を入れて、260〜250kPaまで高めます。
シガーソケットにDCプラグを差し込む
まずは、車の電源をオフ(エンジンがかからない状態)にします。
シガーソケットに、空気入れのシガーソケット DCプラグを差し込みます。
車によっては、シガーソケットの位置が違いますので、車の取扱説明書を読むか、ディーラーの人に教えてもらってください。
シガーソケット
アクセサリーソケットとも呼ばれます。
元々は、タバコの火を付ける電熱線がついたライターのための穴でした。押し込んで、電熱線が赤くなるほどに熱くなるとカシャッと飛び出します。それで、タバコの先に火を付けることができました。
車の中でタバコを吸う人がいなくなった今は、分かりにくい場所に設置され、DC12Vの電源プラグとして使われています。
車のドアをあけたままで、電源ケーブルをひっぱって、それぞれのタイヤのところに、電動ポンプをもっていきます。
車の電源を入れる
車のバッテリーの12Vを使います。車のエンジンがかかった状態にします。今の車は、ブレーキペダルを踏んだ状態でスタートボタンを押すだけです。ハイブリッド車は、バッテリーの充電量がなくなるとエンジンが勝手にかかります。
シガーソケットに電源がはいるので、空気入れにも電源が入ります。
正面のスイッチは、空気ポンプのオンオフ用なので、ここではオフの0にしておきます。LEDが点灯して、液晶に数字が表示されます。
タイヤのバルブにホースを取り付ける
バルブは、グラグラするので差し込みにくいです。うまく差し込めたら、レバーを倒します。ロックされて、抜けなくなるし、空気漏れの音も止まります。
空気圧の設定をして、スイッチオン!
タイヤへ入れる空気圧の設定
最初に、タイヤの圧力が表示(2.30〜2.50)されます。+とーボタンで0.05単位で増減します。
Rボタンを押して、液晶に表示される単位と数字を見ます。
単位は、「kPa」ではなくて、「kg/cm2」で表示されるので、2.75か2.80を設定します。
1 kgf/cm2 = 98kPa の換算です。
スイッチをいれるとポンプが動き出して空気がはいっていきます。ブオオオオォとかなり大きな音がします。振動もあるので、ポンプ自体がゴゴゴゴゴと振動で動きます。
大きな音や動作の状態を知っておくためにも、日頃から時々、空気を入れて慣れておきましょう。
設定した空気圧までくると、空気が入らなくなります。
エアゲージでタイヤの空気圧を確認
この数字はあくまでも目安です。決して信じてはいけません。私のこの空気ポンプの場合は、低めの空気圧しか入らないことが分かっています。
私の空気ポンプは、2.80 kg/cm2 の設定で、260 kPaくらい入ります。2.90くらいで設定して、270kPaくらいの空気圧を高めに入れてから、
- エアゲージの口金をエアバルブに甘く当てがって、口金とバルブの間で余分な空気を抜くか
- エアゲージを両手でしっかりとバルブにあてがって、リセットボタンで空気をチョビチョビと抜いて
減圧をします。自分の設定したい空気圧よりチョイ高めで止めます。
メータを見ながら、空気抜きのボタン(リセットボタン)を使って減圧調整をしてください。
忘れないように、バルブのキャップをしめて、他のタイヤの空気入れをしていきます。
まとめ
電動空気入れの使い方に日頃から慣れておくことが大切です。
ガソリンの高騰で、空気圧を高めにいれる人が増えました。月1で行くガソリンスタンドの空気入れが人気で、順番待ちで空きがないこともあります。
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パンク修理キット
最近の車には、緊急用タイヤを搭載せず、パンク修理キットが積まれているものも増えてきました。
タイヤの中に接着剤を流し込んで、パンクの穴を一次的にふさいで、タイヤの空気を入れて走れるようにします。
車載の標準パンク修理キットには、電動の空気入れが付いています。
車載するのであれば、修復材とコンプレッサーがセットになったパンク修理キットのセットのものがおすすめです。ただし、同梱されているパンク修復剤には使用期限があるので、日頃からチェックしておきましょう。
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