工作机のデスクスタンド(蛍光灯スタンド)が、煙を出して壊れた。
急きょ LEDスタンドを買った。
今回は、 L-ZOOM(エルズーム)デスクライトL(拡大レンズが大きい方)を買ってみた。
結論から言うと、
手芸、プラモデル、電子工作など細かい手作業をする老眼のジジババ必携アイテム!
だけど…、机と壁の関係で設置する位置が限られる。
- 購入品:オーム電機 L-ZOOM LEDアームライトL
- 購入時期:2022年1月
- 購入価格:9417円
- 購入店:Amazon Japan G.K.
オーム電機 LEDライト&ルーペ付きスタンド の中長期使用レポート
オーム電機って何?
オーム電機(埼玉)は、電機総合メーカー。
エレコム(大阪)やサンワサプライ(岡山)みたいに、パソコン周辺機器寄りではない。アイリスオーヤマ(仙台)、ツインバード(新潟)みたいなイメージ。
ACタップや、小型ラジオのブランドで、知られる老舗メーカー。
昔から、オーム電機は”ライト付きの拡大ルーペ”を扱っている。
ルーペ付きのLEDライトスタンドって何?
机を照らすデスクライトスタンドに、拡大ルーペがついたものだ。
これは、環状蛍光灯を使った「L-ZOOM ルーペ付き クランプ式 アームライト OAL-8066G-W。
https://www.ohm-electric.co.jp/product/c01/c0116/12553/
書斎の電子工作机につけて愛用している。二代目で2013年頃に買った。
フタがついていて、普段はデスクライトとしても使える。
真円の凸レンズ付き。
真円レンズのタイプは、レンズの位置決めが うまくできなくても使える
趣味や仕事で物づくり(手工業)をしている人が愛用しているので、見かけることも多いはず。
オーム電機 エルズーム LEDアームライトL を写真で紹介
同梱物は、
- L-ZOOM LEDアームライトL 本体(AS-L60BL-W 08-0783)
- クランプ部(台座)
- ACアダプター DC 20V/0.6A
- 取扱説明書
- リコール製品の回収協力のお願い
箱には、コストのかかる紙の梱包材に収められていた。凝っている。
針金を切るとアームが勢いよく伸びるので、ケガをしたり、ヘッドのレンズをぶつけてブチ割らないようにしましょう。
取扱説明書は、イラスト入りで丁寧に説明されているので取りつけは簡単だ。
クランプ台座は机の正面の向こう側に取りつけなければならない。
主な仕様
- 電源ACアダプター
- AC100V 出力 DC 20V/0.6A
- DCコード:1.5m
- 使用光源:LED 60個、昼光色
- 照度:約2800ルクス(30cm、100%点灯)
- 全光束:750ルーメン(100%点灯時)
- 消費電力:9W(100%点灯)
- 拡大レンズ:ガラスレンズ 14.3 × 10.5 × 0.8 cm、倍率:約1.7倍
- 大きさ
- ヘッド部(レンズ、ライト):24.5 × 19 ×4 cm
- アーム部:上下とも40cm
- 重さ:ACアダプター込みで、約2.6kg
天板の奥行き、73cmが標準なようだ。
エルズーム LEDアームライト AS-L60BL-W の外観
アームは40cmずつの2本、4か所の関節で折れ曲がる。アームの構造も、代々改良されていている。
ヘッドは、LED化で軽くなったために、アームも細くなっている。
蛍光灯の旧モデルは、ヘッド部分が重かったので、アームも2本で支える太いモノだった。
スプリングを内蔵しているので、手を離しても その位置で止まるようにできている。
- 普段の デスクライトとして使う時の高い位置
- 拡大ルーペとして使う時の低くて手前の位置
を交互に使う。
エルズーム LEDアームライト L ヘッド部分
レンズが横長のタイプを今回は買ってみた。両眼で見える範囲が広いのが特長だ。
- 電源スイッチ
- 調光ボタン(静電気タッチボタン):明と暗の2個、5段階
電源スイッチは、物理的なシーソースイッチ。
電源ボタンが、静電気式のタッチボタンでないのは誤動作を避けるためか? 単なるコストダウンなのか?
調光ボタンは明暗の2つついていて、明るさは無段階ではなく5段階である。
明るさを暗くしても、チラツキは感じない。PWM制御だと思うが、うまく処理しているようだ。
ヘッド部分の対物側は、こんなかんじ。
LEDは、レンズの外周に60個ついている。
フタの裏側には、収れん火災に注意するように但し書きがついている。
ヘッドとアーム部の関節「ネック部」は、
自分で決めた(任意の)位置で止まるように、ネジがついている。
レンズの位置決めができたら、ねじをしめて固定する。
屈曲と伸展で200度以上と大きく動かせる。回旋も左右に90度ずつ動かせて自由度は、それなりにある。
ただし、手首の解剖学的な動きで言うところの”外転・内転”ができないので、左右どちらかに曲げて使う事ができない。
もう1つ関節が欲しいです。
クランプ台座とヘッド部(レンズ)が近くなると、アームが後に傾斜する(飛び出る)ので、机と壁の位置関係次第では、取りつける位置が制限される。
机のレイアウト都合上、斜め横からアームを伸ばす人は、真円型のレンズを付けたモデル AS-L60M-Kを選んだ方が良いかも。
クランプは…
LEDランプになって、本体が軽くなったことから、クランプ台座も小さくなった。
机の端は3cm以上飛び出ていないとクランプでつかめない。
対応できる机の端の厚さは、1.5〜6cmまで。
ACアダプターは、
定格は、AC100V入力の、DC 20V/0.6A出力。消費電力は、9W。
DCケーブルは、1.5mある。
DCプラグは、外径5.5mm 内径 2.1mmのよくある規格なので、延長コードや電源を別に自作する人にとっては都合が良いだろう。
エルズーム LEDアームライト Lを日々使ってわかる問題点
- 机のレイアウトによっては、クランプを付ける場所が限られる
- 一般的な事務机の奥行き73cmなら、正面にクランプ台座つけると良い
- レンズ越しに見える範囲が広がったので、見やすい
- レンズ周辺の歪みや色収差(像のフチが虹色にボケる)があるのは しかたがない
- 1.7倍の拡大率が、作業するのにちょうど良い
- スイッチ付きACタップで電源を全部落とすので、明るさの設定がリセットされてしまう
- 毎回、明るさの調整が必要
- ネイルをデコる(爪の装飾)仕事を対面でする人は、真横から伸ばす
ワックスのマージンを焼き付けて、削りそろえる…。老眼で年々厳しくなっている。
両眼で、そこそこ拡大できて見られる範囲が広いのは、なによりもありがたい。
見たい時だけ引っ張りおろすのに、取っ手(ハンドル)がないのが不便だ。
正面からアームを持ってくるため、バーナーの炎がアームを焦がす問題
FMCやMCを空いた時間に自分で作るセンセも増えたと思う。
ワキシング作業で、ガスバーナーは必須だ。
(電気半田ゴテを改造しただけのボッタクリ)電気ワックススパチュラは、慣れないせいか使い勝手が悪い。
エルズーム を正面からもってくるので、バーナーの炎の上にアームが来てしまう。
FMCやMCのマージンを焼き付ける作業では、エルズームを引き寄せて作業する。
バーナーの熱が無視できない位置にアームが来る。注意が必要だ。
炎の対策として、アームにクッキングシート(シリコンペーパー)を緩く(下にすき間があくように)巻き付けていた。
こんなのでも、アームは熱くならない。
軽すぎてヒラヒラと揺れるのが気になる人は、0.5mm以下の薄いシリコンシート(軽いヤツ)をステイプラ(ホッチキス)で丸めると良い。
まとめ
こんな方におすすめ
- プラモデルやミニ四駆をやる
- 刺繍、編み物、手芸
- ネイル(爪の装飾)
- 小さい字の書物を読む
プラモデラーやクラフト工作、縫製など手作業をする人なら、この拡大ルーペ付きのライトのありがたみがわかるはず。
拡大倍率が8倍とかになってくると、わずかに手を動かしても見える範囲から外れてしまんです。
2倍弱の拡大倍率って絶妙なんですよ。
根強い需要があるためか、代々、マイナーチェンジをしながら作られている。
L-ZOOMシリーズには、他にも2種類あって
- 楕円レンズが小さい:エルズーム AS-L8095-2B-W 白、4400円
- レンズが小さい真円タイプ:エルズーム AS-L60M-K 黒、7400円
電子工作机で使っている 8年目の旧モデルOAL-8066G の蛍光灯が切れたら、後継の AS-L60M-Kを買うことにしている。
真円のレンズは、横長を保たなくていいので動かしやすい。
ただし、両眼で見るときの対物への焦点距離に余裕がなかったり、ピントのあう視野が狭かったりと使いこなしに妥協と工夫が必要だ。
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