トランジスタ技術 2020年9月号は、ロボットのオペレーティングシステム「ROS」と、自立移動型ロボットの製作
に関する特集です。
DVDがつきます。
- Linuxのインストールから ロボット・シミュレータの使い方まで
- ROSスタートアップ・ムービ
- ロボットの開発を強力サポート!
- メカ・モータ制御/設計ツール
特集:ロボット1日開発 初めてのROS&位置推定
第1章 ROSについて
今時のロボットは、ROS(Robot Operating System)という世界標準システムを使うようになっています。
ROS開発環境は、Linux(ディストリビューションは Ubuntu)です。
そのインストール方法から、ROSの各ツールの紹介があります。
コミュニティの紹介もあります。27p
ロボットの通信は、複雑な処理を同時に非同期でやるので、いろいろと工夫されてます。
- 第2章:Windowsマシンで ROSのセットアップ
- 第3章:ROSの通信機能のしくみ
- 第4章:次世代バージョン「ROS 2」
- 第5章:ROSのロボット・シミュレータの使い方
- 第6章:自律移動ロボット用形状モデルの作り方
- 第7章:作成したロボット・モデルに物理量/アクチュエータ/センサを追加
- 第8章:自律移動ロボットのシミュレーション環境をゲーム・エンジンUnity
- 第9章:屋内向け自律移動ロボットの製作
連載
- 3軸姿勢制御の話:起き上がるためのホイールの回転
- 海の波をレーダで測定する 13.5MHz海洋レーダ
- Gbpsのプリント基板の設計 寄生インダクタ、インピーダンス…
- PiBoTの続き
- Analog Discovery で歪み測定するためのノッチフィルタ
- LTspiceでMOSFETモデルを作ろう 2
- 電気双極子
- 5G スペアナの教科書
- アナログ乗算IC AD633
レーダーのしくみと応用技術:13.5MHzの海のレーダー
126p〜
海の表面の荒れっぷりをレーダで観測するための仕組みの解説です。
おもしろいです。モロに物理学な話ですけどw
Arduino と Pythonで モータを制御
「マイコンでロボットのモータを動かす」メカトロのエンジニアだけじゃなくて、素人的にも、1番興味のあるジャンルです。
南センセの記事です。モータをマイコンで制御するための、用語解説、基本知識は、バックナンバーを読まないとダメですね。
- 2013年1月号「トコトン実験! モータ制御入門」
- 2017年2月号「全実験室に! 高IQアルデュイーノ基板」
- 2015年12月号「特集 飛行実験済み!最新モータ&電池」
などがあります。
そろそろ、最新の話で、モーターを電子制御するための初心者向け特集号が必要でしょう。
パスコンの正しい使い方
マイコンの電源周りのノイズを減らすノウハウがかかれています。
付箋をつけて後から読めるようにしておきましょう。
まとめ
筑波の自立移動型ロボットのコンテストにでているロボットの仕組みとか、こんなかんじで動いているんだ みたいなのが垣間見えておもしろかったです。
いよいよ第三次世界大戦です。バイオと情報戦での戦いになります。
軍用転用できる技術と人材に関して、日本は寂しい限りです。
座して死を待つより… ってことで、みなさん、がんばりましょう。