BDプレーヤー(Blu-rayプレーヤ)を買った。
インターネット経由で動画も音楽も視聴できる時代になったので、光ディスク(円盤)のソフトを買うことも少なくなった。
それでも、レンタルや中古のDVDやBDディスクを見る時に、BDプレーヤーがないと困る。
TV番組を録画する機能は必要ないので、単純にBDやDVDを再生するBDプレーヤーにした。
BDプレーヤ UBK90は、横幅が大きいのと リモコンが変なのが気に入らない
- 購入品:LG UBK90
- 購入時期:2022年9月
- 購入価格:23,232円
- 購入店:Amazon Japan G.K.
LGは韓国を代表する家電総合メーカー。サムスンと同様に日本の技術を…。
近年の韓国政府は、世界覇権を狙う中国共産党による傀儡化がすすんでいるので注意されたし。
なお、LGの液晶パネル&駆動基盤は世界トップレベルで、欧州、台湾や日本のブランドメーカーのモニターは、LGのOEMなことが多い。
4K BDプレーヤー LG UBK90を買ったので使用レポートと感想 まとめ
なぜ ブルーレイプレーヤ LG UBK90を買ったのか?
パナソニックのブルーレイプレーヤの一番安いモデルを買おうと価格コムを見ていた。
Blu-rayディスクは、日本のテレビ番組を録画するHDDレコーダーについている記録できる光ディスクとして開発された。
日本のメーカーが主導して作った規格である。
なので、海外では あまり使われていない。プレーヤーの種類も少ない。
Ultra HD Blu-ray プレーヤーの新しいモデルを探したものの、安い価格帯では LG UBK90しかなくて 他に選択肢がなかった。
値段も2万円ちょいと安いので買ってみた次第。
Blu-ray プレーヤ LG UBK90の主なスペック
LG UBK90には、テレビチューナーやテレビ録画機能はない。
UBK90は、Blu-rayプレーヤー専用機である。
その中でも、フルスペックの「4K UHD BDプレーヤ」になる。
市販されている映画やライブなどのBD(Blu-ray Disk)を見るための再生機だ。
日本のBlu-rayレコーダーで記録されたテレビ録画番組のディスクをみることができない。
- Blu-ray
- BD-ROM(SL/DL/TL):Ultra HD Blu-ray
- Blu-ray 3D、BD-R(SL/DL/LTH):BDMV
- BDAV、BD-RE(SL/DL):BDMV
- BDAV
- DVD
- DVD-ROM(SL/DL)、DVD-R(SL/DL):DVD-Video
- AVCREC/AVCHD、DVD-RW:DVD-Video
- DVD-VR
- ACVREC
- ACVHD、DVD+R(SL/DL)
- DVD+RW:DVD-Video
- CD
- Audio CD/CD-R/CD-RW
- データ形式
- ビデオ:MPEG1 / MPEG2 / MPEG4 AVC(H.264) / SMPTE VC1(VC-9) / Xvid / MKV / AVCREC / AVCHD / M4V / 3GP / MP4 / MOV / FLV / VOB / TS / DAT
- 音楽:LPCM / Dolby Digital / Dolby Atmos*2 / Dolby Digital Plus / Dolby TrueHD / DTS / DTS-HD Master Audio / MPEG1/2 L2 / MP3 / WMA / AAC / FLAC
- 画像:JPEG / GIF / PNG / MPO
- 出力端子
- HDMI映像・音声×1
- HDMI音声だけ ×1
- 光デジタル 角形 ×1
- USB端子
- 映像機能
- アップスケーリング:1080p、4K
- HDR 10
- BT.2020/BT.709(色再現性、TV放送規格)
- xvYCC(SONYの提唱した 色空間)
- HDR→SDR変換
- Blu-ray 3D
- HDMI連動機能:SIMPLINK、HDMI-CEC
- ネットワーク
- 有線 LAN
- 無線 Wi-Fi(2.4GHz、5GHz、IEEE802.11ac/b/g/n(2.4GHz/5GHz)))
- 大きさ:43 × 4.6 × 21cm
- 重さ:2kg
- 中国製造
片面、二層… 市販のソフトのBlu-ray規格は全部網羅(フルカバー)しているので、見られないソフトはない。
そこら辺で売られている あるいは レンタルショップで借りられる DVDやBlu-ray ソフトは、問題なく見られるのでヨシ!
インターネットにつないで、YouTubeとNetflixを見られるオマケ機能まで付いている。
LG UBK90 の良いところ、悪いところ
LG UBK90のメリット Pros
- 4K HDRで、2万円と安い
- フルHDを4Kの画質にアップコンバートする機能も一応ついている
LG UBK90 のデメリット Cons
- 横幅が42cmとオーディオラックに入る横幅ギリの大きさ
- リモコンがちゃちぃ
- 日本のブルーレイレコーダで保存した番組は読めない
LG UBK90を写真で紹介
パッケージ内容は、
- 本体 UBK90
- 赤外線リモコン 、単4電池1本
- 取扱説明書(日本語)、保証書、本機の正しい使いかた
日本語の取扱説明書は、イラストも使って丁寧に書かれている。
世界仕様の家電のマニュアルにありがちな機械翻訳ではなく、ちゃんとした日本語で書かれている。
HDMIケーブルが1本も付いていない。
安物のHDMIケーブルでは、4KにならずにフルHDの映像しかでなかったり、4Kでも 60Hzにならずに 30Hzに落ちたり、HDRが無効になったりする。
4K 60Hz HDRの映像と音声信号を伝えるのは、プレミアムハイスピードHDMIケーブルが必要だ。
値段は高めになるものの 8K 60Hz HDRに対応した ウルトラハイスピードHDMIケーブルを買ってつなぐことをおすすめしたい。
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UBK90 の正面観
正面パネルには、向かって左から
- ディスクトレー
- トレー開閉ボタン
- 再生/一時停止ボタン
- 停止ボタン
- 電源ボタン
- 電源ランプ(暗い黄緑)
- USB端子(USB2.0)
がある。
リモコンで操作するため、パネルのボタンは最小限のものしか付いていない。
リモコンをなくすと操作ができなくなる!万事休す。
USB端子
USBメモリに、動画をいれておいて再生することができる。詳しいことは、取扱説明書の31ページを読もう。
AndroidスマホをつないでMTP(メディア転送プロトコル)機能で スマホ内の動画や写真を再生できる。
このあたりは、メディアプレーヤとしての機能だ。
UBK90 の背面観
背面には、向かって左から
- ACコード:1.5m
- LAN端子(RJ-45)
- HDMI1出力端子
- HDMI2出力端子
- 光デジタル出力端子(角形)
がある。
YouTubeやNetflixの動画をネット経由で見るのなら、安定した接続ができる有線LANケーブルでつなごう。
HDMI出力端子は、映像と音声がだせるHDMI1端子と、音声だけのHDMI2端子があるので間違えないように!。
UBK90 の底面観
裏側は、とくにかわったものは付いていない。
足も、薄いゴム足がはり付けてあるだけ。
UBK90 の赤外線リモコン
リモコンは、テレビのリモコンとしても使えるようになっている。
テレビ用の電源ボタンをおしたままで、番号をいれる。
寝室のテレビは、シャープなので 2か3。パナは5か6、ブラビアは7 → 取扱説明書47ページ
ボタンが日本語表記なので助かる。ただし、老眼鏡が必要だ。
UBK90 をテレビとAVアンプに接続する方法
4K 60Hz HDRに対応した新しいAVアンプにつなぐ
ここ5、6年で発売されていた4KテレビやAVアンプは、HDMI2.0a の 4K 60Hz HDRに対応している。
接続は簡単で、UBK90→AVアンプ→テレビ/モニターをHDMIケーブルで直列につなぐ。
AVアンプも自動でBlu-ray(BDプレーヤー)がつながったことを認識して映像と音声を最適化してくれるはず。
フルHD(1080p)までの 古いAVアンプにつなぐ
7年以上前(2015年以前)のテレビ/モニターやAVアンプは、4K 60Hz HDRに対応してない。
フルHDの解像度でHDRにすら対応してないものも多い。
AVアンプでフルHD(1080p/60Hz)までしか対応してないものは、テレビ/モニターが4K 60Hz HDRに対応していても、フルHD HDRなし まで性能がおちてしまう。
そこで、音声だけをAVアンプに入れてやることで解決する。
UBK90を4K 60Hz HDR対応のテレビ/モニターに 直接HDMIケーブルでつないで、音声をテレビのARC HDMI出力端子からAVアンプにサラウンド音声をいれる。
UBK90に音声だけ出力できるHDMI音声出力端子があるので、そちらをAVアンプにつなぐことで、サラウンドはAVアンプで再生できるし、映像は 4K 60Hz HDRで表示することができる。
UBK90をつないで設定する
UBK90をテレビ/モニターにつないで、HDMI入力切替で映像を表示してみよう。
リモコンに電池をいれて使えるようにする。
インターネットにつながる有線LANケーブルもさしておこう。Wi-FiのSSIDとパスワードの入力の手間が省けるのでおすすめだ。
電源を入れて赤いランプがつくのを確認する。
- 言語設定で日本語を選択
- サービスの条件を読んで、「同意する」を選択
- 「ネットワーク設定」で、有線LANケーブルをさしこんであるので「接続中です」とでてしばらく待たされる
- 「ネットワークに接続されています。:有線ネットワーク」とでる
- 「イージー設定が完了しました 以下の設定を確認してください」とでる。(簡単設定となぜ訳さなかったのか?)
- ホーム画面が表示される
ディスクがトレーに入れていれば、Diskのアイコンが左側に表示される。そこから、再生をしても良い。
起動した状態で、ディスクをいれると自動的に再生される。
「設定」から、「その他」のソフトウエア、更新を選んでみよう。ファームウエアの更新があるかないかをチェックしておく。
「プレミアム」から、YouTubeとNetflixをみることができる。
LANの固定IPに指定する
YouTube / Netflixをみるのに使うのであれば、LANの固定IPアドレスは設定しておこう。接続が安定する。
「設定」→「ネットワーク」→「接続設定」から、高度な設定を選んで
ここに、直接いれていく。
- IPアドレス:192.168.0.90
- サブネットマスク:255.255.255.0
- ゲートウエイ:192.168.0.1
- DNSサーバー:192.168.0.1
- DNSサーバー:代替は入れない
こんなかんじで、それぞれの家のWi-Fiルーターの都合で重複しないIPアドレスを割り当てる。
LANの固定IPについての解説は、こちらの記事でまとめている。
UBK90を実際につないでみた
テスト用のBlu-rayDiskをいれて、4K 60Hz HDRがでているのか?をみてみよう。
表示テスト用Blu-rayディスク「UHD HDR BENCHMARK」をいれて、画面に調整画面を出してみよう。
テストメニューの内容は、よくわからないが、適当に選んで表示してみる。
この表示で何がわかるのか? 買った時に、いろいろ調べてメモったが、よくわからないままなのでw。
一言でいえば、問題なく表示できているってことだ。
HDR表示も問題なし、音声もDolbyサラウンドが効いてる。
テスト動画も表示してみて、音がサラウンドになっているのも確認できた。
動物の毛並みもきれい、雪原の明るい所と岩の影もはっきりくっきり。
ブラビアXRの画質モードは、自動でドルビービジョンになる。
これで、安心して映画のBlu-rayディスクを見られる。
4Kアップスケーリングはどうですか?
DVDの画質はドットのザラつく画面からボケた画質になるので、4Kアップスケーリングは効いている。
ブラビアXRについている4Kアップスケーリングと重複するのでボケボケになるのは仕方がないか。
720pのHD画質の動画は、ひどくボケる。
UBK90は、YouTube/Netflix のプレーヤとしても使える
中のOSは、Android(Linux)だと思われる。
インターネットにつながるので、YouTubeとNetflixをみることができる。私は、Netflixに加入していないので、YouTubeだけを見てみた。
フルHDの画質でみることができる。4Kは無理なようだ。
Fire TV stick 4Kを持っていない人なら、YouTubeをみる機能は便利に使えるだろう。
同じメディアプレーヤとしても、ネット経由で見られるFire TV stickと相反するものなので、AmazonのPrime Videoのアプリは付いていない。
まとめ
いたって普通のBlu-rayプレーヤだ。
実は、PS5でも BD(Blu-rayディスク)を再生してみることができる。
しかし、寝室でブルーレイソフトを見たいのに、書斎に1台しかないPS5をわざわざ持っていって取りつけるのはめんどうだ。
2万円ちょいで、市販の光ディスクのソフトなら何でも再生できるプレーヤーが買えたので、いままで見られず積んでいた 片面のBlu-rayディスクやDVDのソフトを見ている。
これで、えんりょなく”円盤”を借りてみることができるようになった。
寝室のテレビも4Kテレビに買いかえたくなっている。
2024年2月、性能はほぼ同じの 後継モデル「UBK80S」2.1万円 が発売された。