この記事は、自分のメモをブログ記事に仕立て直したもので、私が道の駅や農協の販売店から参照するためのページである。
「今年は、どんな ぶどうが美味しいの?」と話のネタにするのに どうぞ。
食べて おいしかった ぶどう品種 と感想 まとめ
お気に入りのぶどうの種類と感想
バイオレットキング 〜2千円/房
2023年で1番人気 「シャインマスカット」と赤系の「ウインク」。
2020年以前から サンプル出荷されていたが、2023年で 出荷数が増加。
入手性が大きく改善、価格も安めになり、2023年の私のお気に入り!
種なし、皮をむかずそのまま食べられる上に、皮が薄く口の中に残らない。
味は、サクランボのような香りで、シャインマスカットよりも甘い。
大粒で食べ応えもある。
シャインマスカットよりも 私の推しは、バイオレットキング。
マイハート 2000円/房
シャインマスカット と ウインク なので、バイオレットキングの兄弟。
粒が2つの膨らみになるので断面がハート型になるので珍重される。
2つの膨らみにならないものは、安く売られる。
種なし、皮ごとOKだけど、すこし皮が固い。 甘さは、シャインマスカット。香りは、そこそこ。
バイオレットキングの方が私は好き。
雄宝 ゆうほう
歩留まりの悪い 天山と 育てやすく歩留まりの良い シャインマスカットの交配種。
天山より育てやすいと聞くが… 珍しい品種。
買って帰る途中、事故って食えなかったら… との思いで 車中で みんなで一粒ずつ食った。
味は、青いけどマスカットじゃなくて… 甘くて 爽やかで… ふつうに美味しい。
とにかく「珍しい」バイアスがかかるだけ 美味しく感じる。
房では高くて買えない(1万円以上)ので、摘粒に失敗した房、分割房で 安いのを見つけたら即買い。
農園近くのセブンイレブンの地産品コーナーで、房を小さく分割したものが、千円以下で売られている。
翠峰(すいほう) 950円〜
ピオーネとセンテニアル。1996年登録の 古めの品種。
粒が大きめで、天山みたいなかんじ。
皮は薄めで、そのまま食べられる。 味は、甘いけど 少し酸味もあって 香りも ピオーネ系?
シャインマスカットが大流行する前は、黄緑系で種なし 皮ごと食べられる ぶどうの一番人気品種で ご贈答品向け高級品だった。
クイーンセブン 1,500円〜
シャインマスカットとマニキュアフィンガーの交配種で 希少種。
種なし、皮ごと食べられる ぶどうの中では、トップレベルの甘さと 皮の薄さで 口の中に残らない。
細長い赤い粒は、マニキュアフィンガーだけど、甘さと皮が薄い食べやすさでは、最高。
入手性が悪く、見つけたら買い。
ナガノパープル 〜3千円/房
長野のぶどう。巨峰とリザマート。種なし、皮ごと食べられる。
「巨峰(ピオーネ)が、皮ごと食べられたらいいなぁ…」と 甘い巨峰好きの私にとっては、うれしい品種だ。
残念ながら この辺では あまり植えられていない。
房さ単位だと高くて買えないので、粒だけで、他のぶどうと詰め合わせのものを買うと安い。
ブラックビート 〜3千円/房
藤稔とピオーネ 20年前(2004年)に登録。
酸っぱくなくて甘い。
ぶどうの香りは少なめでインパクトがない。
年々、夜間の高温がひどくなっていて、ブラックなのに 赤いぶどうになる傾向がある。
凉香(すずか)ブラックマスカット 900円〜
2017年登録の新品種。博多ホワイト、宝満、リザマートの交配。マスカット系なので マスカットの香りと味。
黒系のぶどうだが、年々 夜の高温のため 赤めになってしまう傾向が強くなっている。
小粒で、種なし。アレキサンドリアのように皮離れがすごく悪いので 皮ごと ガジガジ噛んで 皮を ペッと捨てるタイプ。
皮をガジガジ噛むと、マスカットの香りと甘さが口の中に広がって、クセになる。
オーロラブラック 〜3千円/房
山梨じゃなくて、岡山で開発された ピオーネ。赤系、すごく黒い。
皮ごと食べると ポリフェノールがとれるというが…。
私は、皮をむいで食べたい。
古くなっても 実落ちがしないので、土産として 8〜10月に。
瀬戸ジャイアンツ 〜3千円/房
ネオマスカット系。緑の皮ごと食べるぶどう。
粒が3つの膨らみでできているのが特徴。
シャインマスカットの方が安くて 甘いけどね。
岡山の瀬戸町で主に作られる。粒の形がおもしろいので、土産として。
彩雲 さいうん 〜3千円/房
瀬戸ジャイアンツの赤タイプ。
瀬戸ジャイアンツと同じ、粒が3つの膨らみでできている。
味も、瀬戸ジャイアンツと変わらず 甘くて美味しい。
激レア(非常に珍しい)品種なので、土産物としても 注目されている。
シャインマスカット 〜2千円/房
日本中で栽培され、種なし、皮ごとたべられる ぶどうの代表各である。
小粒でよく熟れたシャインマスカットは、角砂糖をかじっているんじゃないかってくらいの甘さになる。
香りは、マスカットだし、めっちゃ甘いし、大粒なのも甘くて安いし… これが嫌いな人はいないんじゃないかな。
シャインマスカットはケーキや大福など、お菓子との相性も良くて、秋を代表する果物となった。
ピオーネ栽培をやめて、シャインマスカットに乗り換えた某君。(出荷できるまで 4、5年かかる)
シャインマスカットが 全国で作られるようになり、価格競争のため値段が下がっている。
病気に強いので栽培が楽と言われていたが… 原因不明の実腐りが発生するなど 不安材料がでてきた。
ピオーネ同様、土壌改良に手間と金がかかる。肥料代が円安で2倍に高騰、摘粒や収穫ピークの人件費高騰で…。
相場と同じで怖い世界。
スカーレット 〜4千円
山梨のぶどう。ロザリオロッソとシャインマスカット。 2010年開発なので新しい品種。
種なし、皮ごと食べられる。大粒、甘い! 皮も 薄めで口に残りにくい。
瀬戸内ジャイアンツが 3つの膨らみで1粒になるように、スカーレットは 2〜3つの膨らみで1粒になる形をしている。
シャインマスカット系は、マスカットの香りがしない。
このスカーレットは、ぶどうの何の香りなのか?よく分からない。
バイオレットキングに続く、新世代の 皮ごと 種なしの 注目品種だ。
ピオーネからの植え換えで、スカーレットを栽培している農家も増えたので 2024年以降で期待したい。
スカーレットの干しぶどう。一粒 30円くらい。
生で食べても 甘いのが、乾燥機にいれて 干しぶどうに!。乾燥しきっているので固い。歯が割れたり折れたりする。
かじらないで 口の中にいれて唾液でふやかしてから ゆっくりと噛みしめてみよう。
天山 てんざん
山梨のぶどうで、 珍しい品種。農協で サンプル出荷分を 目にしたら 即買い。
歩留まりが悪い品種で知られる。
種なしはツブが大きいが、大粒は値段が高い上に「ぶどう好き」にすぐに買われてしまう。
激安スーパーの地産品コーナーで 大粒で 粒だけのもの(千円以下)が売られているのを発見。
他のぶどうと比べても、同じくらい 甘くて美味しいんだけど…。作る農家が少ない。
珍しい品種を食べたい人向け。
ルーベルマスカット ?千円/房
甲斐路 と 紅アレキ の山梨のぶどう。
山梨と気候が違う こちらでは、栽培が難しく、非常に歩留まりが悪い品種として知られている。
本来なら 赤いぶどうだし、2つの膨らみでできる 粒なのだが…
「スカーレットやサニードルチェ とパッケージ 間違えてんじゃね?」と思うが、サニードルチェとは 味が違う。
皮ごと食べられて 甘くて 皮が美味しい。名前どおりの マスカット系の香り。
サニードルチェ 〜2千円/房
バラディ(レバノンの品種)と ルビーオクヤマ(マスカットオブイタリア系)。
登録が 2009年で、新しい品種。ピオーネの植え換えの期待のニューフェイス。
皮が薄くて 口の中に残らず、実もみずみずしく シャクシャクする食感と風味が リンゴみたいなかんじ。
細長い実なので、かじって 二くちで食べるのが お気に入り。
スカーレットと同じで、今後の人気品種になるだろう。
紅伊豆
紅富士と同じ。8月上旬とぶどうの中では早め。
ロットにもよるが 甘酸っぱい方が、私は好みだ。
BKシードレス 2000円/房
ベリーAのBと巨峰のK、種なしなので、シードレス。九州大学が開発。
巨峰系の香りがして 甘い。
珍しい品種なので、見かけて 安ければ買い。
ナチュベアマリー 700円〜
赤系の 小粒。2008年頃からのもので 比較的新種。
皮は食べられない。皮離れは まぁまぁ。
甘さ、香りも 最近の新種のパンチが効いているのと比べると 控え目。
甘さ、酸っぱさ、香りが バランス良く控え目でジューシーなので、食べやすい。
歩留まりが悪く、人気もないので 作る農家も少ないので、見つけたら買い。
サンヴェルデ 〜1800円
2012年登録の ダークリッジ と センテニアル の交雑種。黄緑色。
皮は食べられない。皮離れは、悪い方。でも、味は 巨峰系、香りはないけど 甘さは 抜群。
シャインマスカットの台頭で消し飛んでしまった。歩留まりが悪く、傷みやすい、甘いけど 香りがない点で メジャーになれなかった 悲運のぶどうである。
ここ5年で、どこの 道の駅でもみかけるが 無名の品種で、買って食べて 甘さに驚いて 名前を覚える。
ゴルビー 悟紅玉 ごこうぎょく 〜千円/房
ワインジュースのような香りと甘さで、私が大好きな 赤系ぶどうである。
種なし、皮は食べない。
古い品種なので、今では人気もなく 徐々に出荷数も減っているのが残念だ。
入手性が良く安価なので 気兼ねなく買って食べられた。
昔から、巨峰やゴルビー、ピオーネなど 赤系のぶどうが、甘いので大好きだった。
マスカットは香りはいいけど、種あるし 皮は食べられないし… 嫌い。
安芸クイーン あきくいーん 〜千円/房
巨峰系の赤いぶどう。広島の安芸(あき)にちなんだ名前。
クイーンニーナ は、安芸クイーンの亜種。
どちらも、安価で手に入る。
昔は、このクイーン系ばっかり食っていた。
クイーンニーナ 1500円〜
安芸クイーンとブドウ安芸津20号の交配種。2011年の登録の赤ブドウ系新品種。
皮離れ(剥皮性)が悪いのが欠点。大粒で、巨峰より大きな粒になる。酸味がなくて ただただ甘い。香りも良い。
ピオーネに飽きた人は、こっちがおすすめかも。食べる時には、皮むき器で皮をむいて食べよう。
オリエンタルスター
2000年代は、赤系のマスカットで甘いので 注目を浴びたが、今となっては 古い品種だ。
ぶどう秋津21号(スチューベンとマスカットオブアレキサンドリア)とルビーオクヤマ。
当時は 皮ごと食べられると言われていた。しかし、ぶ厚く口の中に残る。皮と実の離れが悪い。
マスカット・オブ・アレキサンドリア系の香りと味。
シナノスマイル(夕映) 〜1200円
巨峰系の赤いブドウ。巨峰系 の 安くて甘いぶどうの1つ。
登録は、1995年と古いブドウである。種なし、皮は食べられない。皮離れは ピオーネと同じ。
本来なら もっと赤黒い、ブラック系のぶどうのはずだが、近年の温暖化により、夜の気温が下がらず、赤さも薄くなってしまう。 でも、甘いからヨシ!
藤稔(ふじみのり)
黒い。ピオーネ系。粒が大きい。
最近は、ほとんど見かけない。
赤嶺(せきれい)、甲斐路(かいじ)
細長い形の昔ながらのぶどう。当時、甘い ぶどう品種 だったので、昔はよく食べたけど…
皮と種があるので、食べにくい。
道の駅では、人気のシャインマスカットとセット販売(オマケ)になる。
2024年 ぶどうの傾向と対策と反省
- 観測史上初の猛暑日日数だったが、暑すぎて 歩留まりが悪かった模様
- 暑すぎて、 桃、ぶどう、梨 の品質は、2023年より劣っている
- 夜が涼しくならないので、巨峰などの黒系のぶどうの色づきが悪く 赤系、黄緑になる
- 皮ごと食べられ、甘い シャインマスカットの大流行で全体的に価格が下落気味
- 出荷時期が早まり、8月中旬から 珍しい品種のサンプル出荷が続いている
- 仕事の都合上 毎日農協に行けないのでサンプル出荷に巡り会えない
- ぶどう栽培に力を入れる農家の地域がかわり、某街道沿いの道の駅がよくなった。
- 評判を聞きつけ県内外からの客も増えて 朝イチで行かないと良い物が買えない