レーザープリンタで紙にカルテを印刷しているセンセ方には、「感光ドラムが汚れて、印刷がきたなくなる」という悩みの種があります。
原因は、消しゴムのカスやホコリが紙についていて、レーザープリンターを通すときに感光ドラムが汚れるためです。
今回は、
紙についた消しゴムのカスやホコリをとる刷毛を紹介
します。
消しゴムのカスをとる ブラシって なんて言うの?
消しゴムのカスやゴミをとるブラシは、製図用ブラシと言います。
設計図や漫画を描くときに鉛筆を使います。
消しゴムのカスを、紙を汚さないようにきれいに飛ばすために使うブラシが昔からあります。
今は、
- 製図・設計図作成は、ディスプレイをながめながら CADソフトを、マウスでポチポチ操作
- 漫画・イラストは、液晶ディスプレイタブレットでデジタルペンで描く
時代なので、製図板や製図台の存在自体をしらない人も多いでしょう。
私も新しいハケを買おうとモノタロウやアマゾンで検索をかけるときに「このブラシの一般名詞って何だっけ?」って、しばらく悩みました。
紙と鉛筆で作業すると、消しゴムのカスが、机の上に貯まります。卓上クリーナー(超小型掃除機)って、完全にゴミを吸えません。
ブラシで、パッパッとはき飛ばすのが手っ取り早いです。
レーザープリンターやスキャナーに入れる書類についたゴミを製図ブラシでとる
紙に書いたものは、パソコンに画像データとして保存します。
十年前、ScanSnapに代表される”ドキュメントスキャナー”が流行りました。手持ちの本を一枚一枚のページにバラして、パソコンに取りこむ「自炊」をしていたと思います。
本の閉じているところを切り取ると、紙くず、切りくずが紙についたままになります。その切りくずが、紙送りのローラを滑らせたり詰まらせたりして、紙詰まりの原因になっていました。
ゴミがセンサーにひっかかって、取りこんだ画像データがスジ状の汚れとしてついてしまうトラブルが、頻繁に起きていました。
そこで、この製図ブラシで、一枚一枚、切りクズをはらって重ね直して、オートフィーダ(自動紙送りトレー)にいれていたんですよ。
この作業が嫌になって、取りこむのをやめた人も多かったと思います。私もその一人です(笑)
今は、書画カメラで開いた本をそのまま読み込む、非破壊タイプのドキュメントスキャナーが主流になってきています。
まとめ
個別指導(新規個別)対策のため、手伝いに行くセンセも多いと思います。
電子カルテを所定のカルテ用紙に印刷しようとしても紙詰まりがひどくて印刷できません。
掃除してやっと印刷できるようになっても、黒い点々やスジが印刷されていて、汚いことになってました。
しかも、その汚れのパターンで、いつから印刷したのかが一目瞭然でバレてしまいます。
これでは、技官の心証が悪くなります。
感光ドラムを外してみると、ドラムに消しゴムのカスがゴマのように点在していて、ひどいことになっていました。
拭き取ろうにも固着して拭き取れません。レーザープリンターの新品ドラムパックを持っていたので、ドラムを交換することで解決しました。紙送りのゴムローラーの掃除もたいへんでしたし。
カルテを印刷するのが、パソコンに詳しい人ならともかく、メカに疎い、アルバイトやパートのおばちゃんに日頃からやらせていると、こういうトラブルになります。
一つ千円前後の製図用ブラシです。寿命は4〜5年で毛が拭けるようになったら買い換えです。レーザープリンターの横にぶら下げておくようにしましょう。
机の上のホコリ飛ばしにも使えます。
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カル手書きや整理する仕事机に、小型の掃除機を置いておくと便利です。
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