昔の電話機には、通話録音機能がついていない。通話を録音するためのマイクを取りつけて、ICレコーダーで録音する。
今まで使っていた受話器用マイクアダプタも調子が悪いので、ICレコーダと一緒に新調した。
- 購入品:エルパ 受話器用録音アダプター TEA-041(ナカ電子 NT-130)
- 購入時期:2024年 4月
- 購入価格:1,691円
- 購入店:アマゾンジャパン合同会社
こんな方におすすめ
- 4極4芯(RJ22)カールコードがついた受話器の電話機を使っている
- 受話器は、側音(「マイクの声をスピーカから聞く」機能)がある電話機
- 通話をICレコーダーに録音したい
私は、この製品を自分で選んで、自腹で買って試している。
製品やサービスをタダでもらって、宣伝・提灯記事や動画をネットにばらまく”アフィカス”のステマ犯罪にうんざりしている。
私のブログには 広告案件記事はない。外国スポンサーの影響を受けないので 本当の事が書け、情報工作(プロパガンダ)もない。
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電話、通話を録音するための マイクについて
電話(通話)を録音するためのマイクは、昔からある。
主なものは3つ。
- テレフォンピックアップマイク:受話器(スマホ)のスピーカーに近いところに 吸盤でくっつける
- スマホ用イヤホン型マイク:イヤホンと同じで 耳の穴に入れる
- 受話器用マイクアダプター:受話器と電話機本体をつなぐカールコードの間にいれる
この記事で紹介しているのは、受話器のカールコードにつけるタイプだ。
仕組みとしては、アナログ音声信号を分岐して 音声フィルターやアッテネータ(減衰抵抗)を通して マイクプラグへ出力する電子機器で、厳密には(空気の振動の音を拾う)「マイク」ではない。
受話器用録音マイクアダプターの良い点と悪い点
受話器用録音アダプターのメリットは、
- 通話音声を確実にレコーダーへ出力できる
- 周辺のノイズは、受話器のマイクからの音だけになるので 音が良い
受話器用録音アダプターのデメリットとしては、
- 受話器は、側音が出るもの(マイクの音がスピーカー側からも聞こえるパススルー)でなければならない
- 有線接続であること
受話器用録音アダプターマイクの長期使用レポート
受話器用録音アダプター TEA-041、NT-130を写真で紹介
受話器用録音アダプターのパッケージは、
- 受話器用録音アダプターTEA-041(NT-130)本体
- 4極4芯 RJ22 ケーブル 12cm
パッケージの台紙に 取扱説明がついている。
大阪の電機メーカー ELPAだが、OEM元は ナカ電子 である。
町工場で作られている。もちろん、日本製。日本の昔からある 電話機にしか使えない。
録音機(ICレコーダー)のマイク入力端子につなぐケーブルは、1m弱。
プラグは、3.5mm径 ミニプラグ 2極端子だ。
アダプター本体には、4極4芯のモジュラージャックが2つついている。どちらも入出力に対応する。
受話器用録音アダプター TEA-041、NT-130を電話機につなぐ
電話機のカールコードを取り外そう。
モジュラーケーブルと本体側と受話器がモジュラージャックになっていない電話機には、この受話器録音アダプターは使えない。
録音アダプターのモジュラージャックの(入出力)向きはない。
パッケージの台紙にあるつなぎ方のイラストをみても、どっちにつないでも良いことになっている。
こんな感じになる。録音機への出力ケーブルの向きから、接続例2になるか。
アダプター自体は、軽いものの、そこそこの大きさがある。電話機本体に近い方が、受話器の操作性を考えると良い。
音声出力ケーブルは、ICレコーダーのマイク端子に差し込む。
実際につないだらこんな感じになる。
ICレコーダーは、OMシステム(オリンパス)のVN-551PCだ。
電話機につないで、さっそく使ってみよう。
スマホで 固定電話に電話をして その会話をICレコーダで録音する。
ICレコーダーは、録音レベル(マイクゲイン)を自動で調整してくれる。
しかし、音が大きすぎたり、小さすぎたりする時は、スライドスイッチで音を調整してみよう。
私の VN-551PCの場合は、目盛りが3のところで、大きめの音で良い感じに録音できた。
通話中、これは録音しておいた方が良いなと感じたら、すぐに ICレコーダー VN-551PCの録音スイッチをオンにして録音開始。
録音さえしておけば、後から聞き直せる … 何物にも代えがたい安心感が得られる。
大切なことは、「念をおすために もう一度聞いておく」こと。
バッチリ録音をしているので、どんなに煽られて(ゴラァと恫喝されても)も 冷静でいられる。
通話を録音する通信傍受自体は違法ではない。
刑事事件(恐喝、威力業務妨害)の証拠になるものが録れるかなぁ、相手が失言をしてくれないかぁ? と考えると、気が楽になるものだ。
録音(または録画)されていることに気づくからです。
まとめ
事務所など業務の電話も スマホに取って代わりつつある。
まだ、昔ながらの受話器のついた電話機を使っている人で、通話記録を録りたいのなら、この 電話受話器用録音マイクを使ってみよう。
録音する側は、ICレコーダーがオススメだ。
必要に応じて 録音スイッチを入れる癖にしておく。
後から 聞き直せる安心感は、メモを録りながらの電話のプレッシャーを ずいぶんと和らげてくれる。
電話をうける仕事のひとは、後付けするこのタイプのマイクをつけてみよう。
大切なことなので繰り返すが、録音(傍受)しても、他の人に傍受内容を漏らさない限り、違法ではない。
電話でのトラブル、「言った言わなかった」「お前の言い方が気に入らない」など、難癖をつけてくる客は、増加傾向にある。
自分の身を守る 証拠として使える。ぜひ活用してほしい。