今月のトランジスタ技術誌の特集は、
- みちびき × GPS
- ナビ体験DVDと
- RTKスタートアップマニュアル(別冊)
です。
超高精度のGPSは、2018年1月号で特集されています。
1cmの精度でGPSの位置情報が得られるという素晴らしい技術の話です。
絶対座標が分かっている基準局を使って、移動局側の位置情報の精度を補正するという仕組みについては、前回の特集記事で読んでいました。
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トランジスタ技術 2018年1月号 特集 地球大実験 ピタリ1cm 新GPS誕生
2018年1月号のトランジスタ技術の特集は、 特集:地球大実験 ピタリ1cm! 新GPS誕生 付録:GPS「RTK」体験プログラムCD です。 みんなでGPS情報を集めようキャンペーン 「1cm」の測 ...
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あれから一年の間に、
- 日本のGPS衛生「みちびき」が使えるようになったこと
- 精度の高い2周波数受信のF9というチップが安価に供給される
ことから、さらに高い精度の位置情報が得られるようになったことなどが書かれています。
精度の高い位置情報を得るための「RTK受信機」には、
- CLAS
- MADOCA
の方式があって、新方式のCLASの精度の高さを実証実験の記事がおもしろかったです。
RTK受信機が非常に重要なパーツでして、精度を上げるために2つの周波数が受信できるヤツは高いんですよ。
スイス u-blox社の「NEO-M8T」っていう一つの周波数だけの受信チップなら1万円くらいなので、個人でも買える価格の受信機をパソコンにつないで使います。
2018年の始めころだっけか、ZED-F9P という2つの周波数に対応したRTK受信機が安価に出せるっていうニュースがありました。
その辺の熱い話題が書かれています。最先端の自動運転の基礎技術と価格面でブレイクスルーになったF9チップの性能など、興味のある人は目を通しておきましょう。
高速道路でトラック最優先車道を設定してトラックが自動運転になったら時代は変わるっていうけど、現実味を帯びてきています。