2年前(2020年の6月)に買ったFire HD 8 Plusのニューモデルがでたので買った。
Fire HD 8 Plusは、いつも 枕元で使っている。寝落ちで顔に落として目が覚めたことが何度もある。
Fire HD 8 Plusは、Amazon Alexaアプリ、ブラウザSilk、Amazonでお買い物 アプリ、Prime Video、Kindleの5つを使っている。
ニューモデルは、SoC(プロセッサやチップセット)が最新になり バッテリーの持ちが少し良くなったくらいで大きな変更はない。
Fire HD 8 Plus(12世代)は、ぱっと見た目も操作感も 2020年モデルと変わらない。
- 購入品:Fire HD 8 Plus(12世代)
- 購入時期:2022年10月19日
- 購入価格:13,980円
- 購入店:Amazon Japan G.K.
安く買えますが、iPadと比べると、いろいろと制限があります。
Fire HD 8 Plus 第12世代 2022年の使用レポート
Fire HD 8 Plus 2022 の良い点、悪い点
Fire HD 8 Plus 2022 のメリット Pros
- 8インチの小型タブレットとしては、かなり安い(145〜150円/ドルの円安レートなのに)
- Amazonのサービス(Alexa、Prime Video、Kindle、Amazonで買物)が快適に使える
Fire HD 8 Plus 2022 のデメリット Cons
- ガラスの反射がキツい(映り込み防止コーティング処理はコスト高になるのでなし)
- Android系タブレットだが、Google Playが使えないので Androidのアプリが自由に使えない
- Amazon独自のアプリストアのアプリの数が少ない
- 300g超えなので、片手で持って本(Kindle)を読んだり Prime Videoを見たりするのに 重い
Fire HD 8 Plusの何が違うのか?
スペックの違いを表示まとめた。
Fire HD 8 Plus 第12世代 | Fire HD 8 第12世代 | Fire HD 8 Plus 第10世代 | Fire HD 8 2020 第10世代 | |
価格(32GB / 64GB) | 13,980円/15,980円 | 11,980円/13,980円 | 11,980円/13,980円 | 9,980円/11,980円 |
ディスプレイ | 8インチ、1280×800ドット、189ppi、IPSパネル、 | |||
CPU | 6コア、2.0GHz | 4コア、2.0GHz(MT8168A) | ||
RAM | 3GB | 2GB | 3GB | 2GB |
内蔵ストレージ | 32/64GB | |||
対応microSDカード | 1TBまで | |||
Wi-Fi | デュアルバンド a/b/g/n/ac、ax、 Wi-Fi6非対応 | |||
Bluetooth | あり V5.2 | あり V5.0? | ||
USBポート | USB-C | |||
オーディオ | 3.5mm径ステレオミニジャック | |||
内蔵スピーカー | Dolby Atmos デュアルステレオスピーカ | |||
センサー類 | アクセロメータ(加速度)、環境光 | |||
カメラ | 200万画素 フロントと500万画素リアカメラ | 200万画素 フロントとリアカメラ | 200万画素 フロントとリアカメラ | |
サイズ | 202×137×9.6mm | 202×137×9.7mm | ||
重さ | 342g | 337g | 355g | |
バッテリー | 最大13時間 | 最大12時間 | ||
ワイヤレス充電 Qi | あり | なし | あり | なし |
Alexaモード | あり、Showモードあり | |||
色 | ストレート | ブラック、ブルー、ローズ | ストレート | ブラック、ブルー、ホワイト |
OS | FireOS (Android系) | |||
保証期間 | 1年保証 | 90日、オプションで延長 |
プロセッサ(SoC)が、4コアから、6コアに性能アップしたけど、バッテリーの持ちがよくなったくらいで、実際に触っていても、その差はわからないレベルだ。
その他、ボタンの配列が違っている。
ボリュームとスリープ/電源ボタンの位置が入れかわっているのと、USB-Cポートが アナログジャック 寄りになっている。
Fire HD 8 Plus 2022 を写真で紹介
Fire HD 8 Plusの同梱物は、
2年前のFire HD 8 Plusと同じ。
- Fire HD 8 Plus 本体
- USB-C(2.0)ケーブル 約0.9m
- 9W充電アダプタ
- 保証書、スタートガイド
USB充電器も変更はない。USBケーブルも、データ線のある USB2.0のケーブルだ。
Fire HD 8 Plus 2022 ボタンのある短辺側
ボタンやUSB-Cのポートが、2020年モデルと変わったくらいで、大きさも同じ。
少し軽くなったが、10gなんて、手で持って分かるほどの差でもない。
- 電源ボタン
- 音声ボリュームボタン
- マイクの穴
- USB-Cポート
- 3.5mm径アナログミニジャック
がついている。
電源/スリープ/スリープ解除 ボタン
電源のON/OFFは、2秒長押し。
起動している時は、電源ボタン2秒長押しで、「電源OFF、再起動、スクリーンショットのウインドウ」が開く。
音声ボリューム ボタン
音の大きさを調整するためのボタン。画面の向きによって、上になる方が音量が大きく、下になる方が音量を小さくするように変わる。
音量ボタンを押すと、右側に音量とミュートするしないのウインドウが開くので、画面をタッチして操作しても良い。
マイクの穴
マイクの穴は、1つしかないので、アレクサモード(Echo Showモード)で使う時は、アレクサの耳が遠く感じることもある。
Show と ビデオ通話する時(横長持ち、フロントカメラを上)に、マイクの穴を右手でふさがないように、左手で持つように気を付けよう。
USB-C ポート
充電もできるし、ホストモードにも対応しているので、USBの機器をつなぐことができる。
USBオーディオインターフェイスやUSBメモリーもつないで使える。
リアカメラ(HD 1080p)
電源ボタンの付いている角の背面側に、500万画素のリアカメラが付いている。
カメラアプリを開いて、画面の左から右にスワイプすると、カメラかビデオを選ぶことができる。
設定の歯車のアイコンをタップして、細かい設定ができる。
いままで、フロントもリアも同じ 720pの昔ながらのカメラが付いていたのと比べれば、マシになっている。
写真がまともに撮せるようになった。(最新のスマホのように良いカメラじゃないが)
といっても、オマケのカメラなので期待してはいけない。
撮った写真や動画は、Amazon Photosにアップロードされて、Echo Showやパソコンやスマホで共有できる。
家族やペットの写真をガンガン撮って、photosにアップすれば、Show 15とかで、良い感じに表示して見られる。
Fire HD 8 Plus 2022 長辺側 上
長い辺側には、スピーカーの穴と正面には、200万画素のフロントカメラがある。
スピーカーは左右にあって、Fire HD を横長にしてPrime Videoを見る時にステレオになる。
もちろん、Fire HD 8が横長にして上下が逆になっても、左右が自動で切りかわる。
スピーカーは、このサイズのタブレットとしては、よく響く。
Fire HD 10も、Fire HD 8の歴代どのモデルも内蔵スピーカーの音が良い。さすが Amazon謹製のタブレットだ。
フロントカメラは、720pのビデオ通話用のカメラ。性能は低く、暗めのカメラで 期待してはいけない。
はっきりくっきり映るカメラだと皺や目のヤニがはっきりとうつってしまう。これくらいがちょうど良い。
Fire HD 8 Plus 2022 長辺側 下縁
こちら側には、スピーカーの穴がない。microSDカードのスロット(カバー付き)があるだけだ。
Fire HD 8 2022を縦長置きした時は、ステレオにならない。
microSDカードは、2020年モデルと同じで、1TBまで。
Wi-Fi(インターネット)のないところで、Prime Videoを見たい人は、microSDカードにダウンロードしてみよう。
おすすめの容量は、コスパが良い 64GB(千円以下) か、128GB(2千円前後)だ。
1クール12話のアニメなどなら、24GB。ダウンロード制限いっぱいまで使い切れない。
Fire HD 8 Plus 2022 背面
背面が 細かいシボ加工になって、すこしだけ滑りにくくなった。
ケースもフィルムも貼らずに使うので、背面のすべりにくい表面処理は助かる。
Fire HD 8 Plus は、専用充電台「ワイヤレス充電ドック」で充電できる
Fire HD 8 Plusの「Plus」は、Qiで充電できるできないの違いだ。
2020年モデルのFire HD 8 Plusを買った時に、一緒にワイヤレス充電ドックも買った。
それがそのまま流用できる。
Fire HD 8のShow モード(アレクサ と呼びかけて使う)
Fire HD 8 は、画面付きのEcho Show 8と同じにすることができる。
充電している状態で、フロントカメラが上にある横長に置くことで Echo Show になる。
- 設定 → Alexa で、右上のスライドボタンをON
- 「Alexa」、「タップでAlexa」をON
- ホームボタンを押さないでAlexaに話しかけるので、ハンズフリーモードをON
- Showモードで、「モードの自動切り替え」をON
タブレットとして普段は使い、充電ドックの上に置くとEcho Show 8のようになる。
「アレクサ、ラジコ」で、地元ラジオが聞ける。radikoのアプリもあるのでタブレットの状態でも使える。
Fire HD 8 Plus 2022 の設定
Amazonデバイスは、ポチる時「ギフトとして購入」にチェックを入れなければ、購入した人のアカウントに紐づけされて出荷される。
いままでに、Fire HDやFire TV stick 、Echoなど Amazonデバイスを買って使っているのであれば、Wi-FiのSSIDとパスワードをAmazonに保存している人も多いだろう。
Wi-FiのSSIDとパスワードを保存していれば、このFire HD 8も 電源さえいれれば、自動でWi-Fi(インターネット)につながって使えるようになる。
最初に、言語設定で 日本語にチェックをいれて、あとは、「次へ」をタップするくらいだ。
ファームウエアの更新が最初にあるので、ダウンロードしてアップデートが完了するまで 5分程度待たされる。
Wi-Fiの接続を固定IPに設定しなおす
安定してWi-Fi(インターネット)につながるように、5GHz帯のSSIDにつなぐように再設定しよう。
ついでにローカルエリアの固定IPアドレスにする。
設定→インターネット→wifiの設定 で、つながっているSSIDを1度削除してから、
「+ ネットワークを追加」から新規に登録し直す。
「詳細オプション」を開いて、「IP設定」から、「スタティック」を選んで、LAN内に重複しないIPアドレスを指定していく。
たとえば、
- SSID:
- セキュリティ:WPA3-Personal
- パスワード:
- 非常時のネットワーク:いいえ
- 従量制:自動的に検出
- プロキシ:なし
- IP設定
- IPアドレス:192.168.0.○○
- ゲートウエイ:192.168.0.1
- ネットワークプレフィックス長:24
- DNS1:192.168.0.1
- DNS2:なし
Fire HD 8 Plus 2022 を日々使っての感想
片手で持てるタブレットの大きさは、8インチくらいがちょうど良い。
これ以上大きいと片手で支えられないし、持ち運びにも手間がかかるようになってくる。
Amazonのサービスしか使えない 機能限定のタブレット。私のようなAmazonのヘビーユーザなら、不満もなく便利に使える。
安いので、壊してもセールで安い時に買い直せば良い。気が楽だ。
フィルムを貼らなくていいし、ケースにも入れなくて良い。おしげもなく使える。
3.5mm径のアナログ出力端子にヘッドホンをつないで聞いてみた。
小さめの音での音量調整が大まかすぎて、ちょうど良い音で聞くことができない不便さがあったのだが、このモデルから調整できるようになっている。最大音量が小さくなったのかもしれない。
iPad Air とFire HD 8とどっちを買ったら良いの?
もし、iPadを買うか、AmazonのFire HD タブレットを買うか? 悩んでいる人がいるとすれば、iPadを買うことをおすすめする。
iPadには、なんの制限もない。
iPad Airの値段は7倍高いが、それ以上に「できないことがない」ことのメリットが大きい。
Fire HD 8やFire HD 10を2年毎で買って使っている私でさえ、iPadは持っている。
iPad 4の古いやつなので、買い足しの時期がきている。
2022年モデルの値段が、5→7万円と高くなって 積み立て金額が足りないので、もう少し時間が必要になった。
妻が、Snow Manの番組を見逃し配信で見たいとのことで、TBS系ドラマに強いParavi→U-NEXT(月額2200円)に加入した。
タブレットで見るのに、Fire HD 8とFire HD 10のAmazonアプリ U-NEXTアプリを使うことになった。
Fire HD 8がコンパクトで持ち運べるので都合が良いとのこと。
まとめ
円安による価格高騰は深刻だ。1ドル 110円→150円の為替レートで、アメリカの製品の値上がりが止まらない。
Amazonデバイスは円安をそのまま反映せず、安めに設定している点で、他のガジェットと比べて安く感じる。
Amazon専用のメディア端末である以上、採算は度外視しても日本国内のシェアのさらなる拡大を続け、確固たる地位を築きたいのだろう。
スマートスピーカーのアレクサは、競合のオッケーグーグル、ヘイ シリを抑え寡占状態になっている。
割の良い 景気の良い業界に身を置いている人は気づかないでしょうが、急激な円安が 中国武漢ウイルスのパンデミックからの病み上がりな日本経済にトドメをさしに来ています。
武器の輸出さえできる国であれば、武器の製造輸出で生きながらえたのに…。
Amazonプライム会員なら、4900円/年(まだ値上げしていない)で、アニメも音楽もそこそこ視聴できて日々の息抜きができるので、ぜひ。
Qiの充電ができない Plusじゃない Fire HD 8なら、2千円安い。
2023年夏のプライムデーでも安くなっている。