トレース台を買った。

平面全体が 白く光る板。
冷陰極管(CCFL)や蛍光灯 のシャーカステン(レントゲンフィルムを見る装置)が それ。
冷陰極管は、液晶パネルのバックライトとして使われていて、今はLEDである。
- 購入品:ダイヤモンドキャンバス A4サイズ B1286 LEDトレース台
- 購入時期:2025年 5月 30日
- 購入価格:2,052円(送料 税込)
- 購入店: ベルモントダイレクト(アマゾン マーケットプレイス)
こんな方におすすめ
- 手書きの書類で、漢字を忘れたり 間違えて書いてしまう
- 遺言書を書かせたいが、「手書き」を嫌がる
私は、この製品を自分で選んで、自腹で買って試している。
製品やサービスをタダでもらって、宣伝・提灯記事や動画をネットにばらまく”アフィカス”のステマ犯罪にうんざりしている。
私のブログには 広告案件記事はない。外国スポンサーの影響を受けないので 本当の事が書け、情報工作(プロパガンダ)もない。

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LEDトレース台を レントゲン写真のシャーカステン、手書き書類の清書に使う話
トレース台って何?
後から光を当てて、元の絵や文字を重ねた紙に なぞるための道具。
小学校の習字の授業で、南の窓ガラスに お手本と 半紙を重ねて、上書きをしたら、窓ガラスとお手本と体操服を汚して ひどく叱られたのを思い出す。
昔は、模写「台」だけに、蛍光灯や電球をいれたもので ぶ厚く 重く 大きくて 熱いものだった。
今は、LEDバックライトになって 薄く軽くなって A4サイズでも 数千円で買える。
トレース台を どう使うか?
トーレス台の使い道は、主に3つ。
- すける紙に描かれた模様や文字を 光で透かして 紙や布に 書き写す
- 平面ライトとして ”物撮り”の補助光として
- ステンドグラス、宝石、ガラス製品などの展示台として
現在は、画像をカメラで撮りこみ、アプリで輪郭を自動でなぞってくれる… この作業を 昔は、トレース台を使って 人力でやっていたのだ。
トレース台を販売している会社 ベルモンド が、使い方を動画にしてくれているので、興味のある人はどうぞ。
https://www.bellemond.jp/manual-trast
私は、手書きの書類の清書の時に、このトレース台を使っている。
手書き書類の中でも、遺書を書くのにトレース台が とても便利なので、紹介しよう。

LED トレース台の主な仕様
A4サイズのLED トレース台は、中国パチもんの典型的な製品で、ブランド名が違うだけで、仕様は どれも同じだ。
- 品名:ダイヤモンドキャンバス A4サイズ
- 型番:B1286TRAST-VER-SA4
- 大きさ: 約 35 × 25.3 × 0.75 cm
- 重さ:約460g
- 照射面の大きさ:約 31 × 22 cm
- 明るさ:最大 4100LUX 中央値
- 明るさの調節:無段階
- LEDランプの寿命:約5万時間
- 電源ポート:USB-C
- 電源:5V / 1A
- 製造国:中国
- 保証期間:1年
大きさは、A4ノートより すこし大きくて、見た目よりも軽くかんじる。
薄いので収納も 本棚にたてかければ良い。薄いがゆえに どこにしまったのか? わからなくなって、なくしそうだ。
カタログのLEDランプの寿命は、単純にLEDチップの寿命なので、実際には かなり短いだろう。
LEDチップの寿命より先に 電源回路などの故障で逝くことが多い。
昔買って使っていた LEDトレース台よりも 最大の明るさにすると まぶしいくらいだ。明るさの調整も無段階なので 助かる。
暗くしても ちらつかないのも良い。
LED トレース台の同梱物
今回買った LEDトレース台 ダイアモンドキャンバス A4サイズ のパッケージ内容は、

- LED トレース台 本体
- USBケーブル:USB-A→USB-C 1.5m
- クリップ
- 取扱説明書(日本語)
付属のUSB-C電源ケーブルは、通信線のない ダメなやつなので、他のUSBケーブルと混じらないように、印をつけるか ニッパーでケーブルを切って 捨てよう。

クリップは、原稿をずれなように 押さえるために使うらしい。イマイチ、使い勝手が良くないので 私は使っていない。
LEDトレース台 ダイヤモンドキャンバスA4を実際に使ってみた感想や問題点
タブレットみたいに バッテリーを内蔵してないので、USBの電源ケーブルを使って、USB充電器につなぐ。
USB-Cポートは、電源ボタンのちかくのフチにある。

5V / 1A の表記がある。つなぐUSB充電器は、日頃使っているやつを使おう。
電源ボタンは、物差しが付いている側の、USB-C端子側 についている。

電源ボタンの動作は、2つ
- 短押しで、ON/OFF
- 長押しで、明るさの調整
指で軽く触れるだけで、電源のON/OFFができる。

点灯した状態で、電源ボタンを長押しすると… 明るさが変わる。
消費電力は、最大の明るさで 4.4W(0.85A / 5.1V)なので、最近のUSB充電器やモバイルバッテリーなら余裕で使える。

最小の暗い状態で、0.15W(0.03A / 5.1V)。それにしても、この暗さは 何に使うのか? のレベルだ。
真暗なところで、ボーッと光っているなー くらいの暗さ。
ライトの色は 青白い(あとで、色温度を測ったら 貼っておく…)ので、厳密な色が必要な人は 注意しよう。
電源ボタンに触って、誤動作するのが欠点くらいで、特に 不満はない。いいかんじだ。
使わない時は、立て掛けておくので じゃまにならない。
診療で、カジュアルに患者や模型の撮影をするときにも、補助ライトとして使える。ただし、青白い色なので、シェードをとるのは注意されたし。
まとめ
薄くて軽くて 明るい 中国パチもんのLEDトレース台は、安価で便利なグッズである。
トレース台で、楷書フォントで印刷した書類”手本”を 透かして上書きする。
なぞるだけなので、書き損じを最小限に抑えることができる。ストレスなく 書類を手書きできるようになった。
パソコンのキーボードや音声入力で、文章を入力するようになって 40年。
仕事でも、電子カルテになって 15年。各種伝票も FileMakerで作って、35年か…
手書きだった メモも…、スクショ、カメラで撮ってOCR、ボイスメモから 音声認識でテキスト化している。
手で文字を書くことが、ほとんどない。 おかげで、まともに 文字が書けなくなった。老化”フレイル”の1つである。
LEDトレース台は、めんどうくさかった遺言書も、楽に書ける画期的アイテムである。
この10年 親の介護があって 思い返すに…、ボケかかった 親に「遺言書を書いてくれ」と、紙とペンと手本の文例を用意して書かせようとしたが、めんどうくさがって書かなかった。
都合の良い遺言(いごん)文を こちらで作成し、トレース台を使って 清書させるべきだったと思う。
まだ、親がご健在な方は、親に 借金、半血兄弟(はんけつけいてい)の有無の確認と 遺書を書かせることを おすすめしたい。
死んだ時の 相続手続きで 楽にできるか、(弁護士費用などで)苦労するかの重要な分岐点になる。