停電になったり、突然の電圧降下が起きるとパソコンの電源が勝手に落ちてしまいます。それを防ぐのが、無停電電源装置(UPS)です。
UPSの中にある鉛バッテリーにも寿命があるので、2,3年で交換する必要があります。今回も、2台のUPSのバッテリーを交換したので、メモ変わりに記事にしておきます。
今回、バッテリーの交換をしたのは、APCの商用給電方式のUPSです。
UPSのバッテリーを取り外す
UPSを裏返して、カバーを外して、バッテリーを取り出します。
電源バックアップにつないだ機器、UPS自身、すべて電源を落とします。
すべての電源を切らずにバッテリーパックだけを交換できるUPSは、1、2桁高いです。
端子にケーブルがついているので、バッテリーをそのまま引っ張って外すことができません。まず、ケーブルをちぎらないように気を付けて端子を外します。
端子をつなぐケーブルもショートしないように樹脂のカバーが付いていて、引き出すことができないようになっています。その辺も注意して取り扱いましょう。
外れると、バッテリーが取り外せます。
パナソニックの鉛充電池が入っていました。密閉型です。LC-R127R2P1という型番で、産業用の取り扱いですね。12V 7.2Ahという、このサイズは非常によく使われている鉛充電池です。
交換バッテリーを用意する
新しい充電池は、秋月電子などで買います。Amazonでも売っています。純正から、互換品までピンキリです。
昔から、LONGの互換バッテリーが有名で、新品を扱う業者から買えば、特にトラブルはないと思います。怪しい中華の業者だと、使い古したLONGバッテリーを売りつけるところもあるようです。
APC純正の交換バッテリーもAmazonで売られているので、不安ならAPCの純正品を買いましょう。
私は、秋月電子から電子部品を買うついでに、実験用に買っていたのを流用します。一個1700円、税別送料別です。
まったく、純正品と同じわけではありません。すべて自己責任でお願いします。
バッテリーを交換する
新しく入れる互換バッテリーの端子が小さいので、緩いです。ラジオペンチですこしカシメるかんじでキツめに接触するように調整します。
どうせ、互換バッテリーの寿命は、長くて2年程度なので、次にバッテリーエラーが出る時には、新しいUPSを買います。
端子が外れていないか? 緩んでいないかを確認します。あとは、裏ぶたをしめるだけです。
バッテリーにテプラで交換した日付を貼っておくことをおすすめします。
正常に切り換わるかを確認する
電源をいれて、しばらく放置すると交換したバッテリーの充電がされます。1時間程度放置したあと、コンセントを抜いてみましょう。バッテリー運転中のLEDが点灯して、警告音がピーッっと十秒くらいの間隔でなります。
バッテリーの電気の容量がなくなってきて電圧が下がってくると、ビープ音の間隔が短くなります。
もし、バッテリーの端子が正しく接続できていなければ、「要バッテリー交換」の赤いLEDが点灯して、ビープ音が鳴ります。
負荷になる機器をつないで、半日ほど放置して、とくに交換した充電池が異常過熱をしてないのか?を確認したら、定位置へ戻します。
UPSは管理しやすい場所へ置くことが大切
連休の一日目の4時間を費やして、UPSの交換ついでに、パソコンの掃除や配線の見直しをしていました。
ヘトヘトに疲れてしまいました。
理由は、UPSは、コンセントに直接つなぎますが、そのコンセントが手の届かない場所にあったからです。
手前に、複雑な配線をしている録画用PCが2台あるので、それらの配線を外して前に引き出さないと、手が届かないという…。
外したついでに、パソコンのフタを開けてゴミを工作(技工)室で圧搾空気で飛ばして掃除もしました。
パソコンの裏の綿ゴミをクイックルワイパーで掃除して、ハンディ掃除機で吸って、ゴキブリの残骸も吸って…。
すでに、私の部屋も限界を超えていますw。
バッテリーは業者に出す
鉛充電池なので、業者に出します。交換した古い方のバッテリーもしばらくは使えるので、実験で使います。
太陽電池パネル関連の記事を書いていく予定です。