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万能工作バサミ エンジニア 鉄腕ハサミ GT PH-55を紹介

2017年12月25日

工作室を中心に、園芸から、屋外での作業などでバリバリ使っていた工作バサミ エンジニアのGT PH-55を紛失したので、Amazonで買いなおしました。

物づくりを仕事とする人なら、エンジニアの工具も何本か持っていると思います。

エンジニア

手用工具を作る大阪のメーカーです。社長が商売上手で、うまくマスコミや口コミを利用することで、手用工具メーカーブランドとして成長しました。

BS放送 世田谷ベースの番組内で、所さんにアピールさせていました。

ネジの頭をつまんで回すペンチ「ネジザウルス」で一躍有名になりました。

エンジニアのハサミは、Amazonで5種類売っています。

  1. 鉄腕ハサミ PH-50:一般的なハサミ(刃先 55mm)
  2. 鉄腕ハサミDP PH-57:グリップが大きい(刃先 58mm)
  3. 鉄腕ハサミMP PH-56:PH−57より少し刃が長い(刃先 63mm)
  4. 鉄腕ハサミGT PH-55:ゴツい(刃先 58mm)
  5. 鉄腕ハサミ ザイロン PH-51:PH-50より大きめ(刃先 58mm)

です。

それぞれ、微妙に違います。刃やグリップの工夫は、どれも同じです。好みで選んでください。

私は、「どうせ買うなら、ゴツいのが良い」と思って選びました。Amazonでもベストセラーのアイコンが付いているので、同じ考えの人が多いと思います。

鉄腕ハサミ GT PH-55 を写真で紹介

ブレードケース付きだが、ケースはすぐになくす

樹脂部分は、こった文様になっています。

部品は、CADでデザインして、NCで削り出して作る金型で作りますから。

溝をいれたり、穴を開けるのは、原料の樹脂を節約して、強度を保ちつつ、単純に汚れ防止のシボ加工にはしない「デザイナー魂」でしょうw。

私が普通に持つときは、この握り方

見た目通りの120gとハサミとしては重いです。

紙や布などの薄いものを日常的に切るのであれば、PH-56(76g)や PH-50(58g)を使いましょう

取扱説明書は、ケースの裏側の型紙に裏表に書かれています。

このハサミに込められた機能の数々

アピール満載「ハサミに、こんなに機能を付けて作っていますよ」的な説明書です。

切刃きりば(ブレード)の特徴は

  • ストレートな刃
  • 細かいギザギザ刃のマイクロセレーション
  • ワイヤーカッター部付き
  • ブレードの背に、ダンボールオープナー(ペーパーカッター)付き

です。

とくに、ギザギザ刃ってのが、切るものが、前に滑っていかないので切りやすいんです。

硬いものから、軟かいモノまで

「切るものを選ばない!」と喜んで切っていられるのは、最初の半年くらいかな?。仕事柄、硬いモノを切ったり、削るのにナイフ代わりに使うと、切れなくなってきます。

タッチパネルの粘着シートも切れる

医療機器の操作パネルに貼ってある感染防止粘着シートは、薄い上にひっつくので、まっすぐ切るのが難しいフィルムです。これも、エンジニアのハサミなら、綺麗にまっすぐに切れます。頻繁に貼り替えるものなので、ちょっとした作業時間の短縮が、労働コストの削減に貢献します。

技工でバリバリに使えます。前のは、コバルト合金線を切ろうとして刃がかけました(笑)。スポーツ・スプリント用の熱可塑性の2mm厚の弾性シートも楽勝で切れます。もちろん、ハードタイプもOK。ブレードが分厚いので、手ににぎってノミのように石膏を砕くのにも使えます。

HP-55は石膏刀として使える
HP-55は石膏刀として使える

HP-55のブレードには、鈍な刃が付いているので、石膏刀としても使えます。印象に流す石膏は、塩素水(アグサTBS錠の水溶液)で練るので、石膏を扱う器具が錆びます。ステンレスの刃は錆びにくく朽ちにくいので助かります。

持ち方についても、

  • 前切り
  • 後切り
  • 添え切り
  • 諸手切り

と写真入りで記載があります。ここまで丁寧に書かれているハサミの説明書は他にないですね。

ブレイドキャップやグリップ ハンドルの樹脂の部分についてのウンチクは裏面に書かれています。

グリップのウンチクが語られている

力をいれて、バシッっと切ったときに、勢いで手の皮を挟んでザックリと潰して切れてしまう なんてことがないように形が工夫されています。

ケガをしないことは良いことなのですが、手用道具として、子供が扱う場合、「使い方を誤るとケガをする」ことの教育には向かないかもしれません。

エンジニアのハサミは、下手な持ち方をして乱暴に切っても手をケガしにくい工夫が随所にちりばめられています

PH-55の問題点

特に不満はないものの… この二年使ってきて…、

  • もう少し刃渡りが長い方がいいかな?
  • 無駄にゴツゴツしたデザインは、CADの設計チームのやり過ぎ感と実際の手触りが悪い

など不満を感じます。

まとめ

エンジニアの工具の中で、ハサミを紹介しました。日本製であり、Amazonでもホームセンターより安く買えることもあるので、ビンゴの景品としてもおすすめのアイテムです。

エンジニアは、陸上自衛隊に納品する塗装をマット加工で光らないようしたペンチも販売しています。

でも、電工ペンチ、ラジオペンチとニッパーは、フジ矢 です。

エンジニアは高崎社長の商売上手さが鼻につくくらいで、製品自体はまったく不満がなく、その進化ぶりに注目しています。

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SG(S爺)

週末にゲームに興じるジジイです。 提灯(ステマ)記事ではない”本物の”口コミ レビュー記事を書いています。

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