トランジスタ技術 2020年3月号は、STM32F ARMマイコン特集
です。
- トランジスタ技術:特集「STM32F マイコン教科書」
- 別冊:IoT基本のキ! STM32F Armマイコン・プログラミング・ガイドブック
- 付録DVD:一緒に動かそう! STM32Fワークショップ
- 別冊:アナログウェア No.11「超高速28 Gbps! プリント基板の実装技術」
トラ技
STM32Fマイコンを使って、いろいろと遊びたい人には、今月号は注目です。
IoT機器を自作する人のブログ記事をみてて、Arduinoっぽいヤツって、これのことか みたいな。
Wi-Fi、気圧、温度、ジャイロ、加速度、マイクとかセンサーは全部そろっている。
付録DVD:STM32Fセミナ
本誌の記事にあまり興味が湧かないので読む気になれません。でも、DVDに紹介動画があれば見るだけならできます。
先月のUSB-C特集に関連して、昇圧回路の設計についての動画がついています。
第1部 STM32Fマイコンの基本
Arm Cortex-M 全12シリーズ、STM32マイコン・ファミリ勢ぞろい
この特集を勉強するには、実機が必要です。
STマイクロエレクトロニクスのARMマイコン「STM32」で、マイコンの中でもシェアが大きいやつですね。Arm Cortex-Mシリーズです。
Nucleo(ニュークレオ)とDiscovery(ディスカバリー)があります。
秋月電子でも、あつかっています。評価ボードで、1600円、Arduino Unoの拡張コネクタが付いたものなら、1980円です。
開発環境についての解説
- Keil(ARM純正、Windows だけ)
- System Workbench
- Platform IO
- Arduino IDE
- mbed
などの無料で手に入る開発環境があります。
Keil(カイル?統合開発環境の社名だった)だけは、Windowsだけの対応で、32KByte以下の制限があります。
他は、Mac、LinuxなどのOSでも使えて、コードの制限がなしです。
Visual Stadio Codeエディタ&PlatformIO機能エキスパンダ
豊富なライブラリがある環境に人が集まるわけで。
Wi-Fi&センサ搭載! IoTプログラミング学習ボードの製作
第4部が、Arduino/MicroPython/mbedを使う例
- マイコン・ビギナ向け開発環境ArduinoでLチカ
- ライセンスフリー! MP3ソフトウェア・プレーヤの製作
- 920Kbpsネット・ラジオの製作
- クラウドにセンサ計測値を自動アップ! Wi-Fiデータ・ロガーの製作
- スマートスピーカで使う、IBM WatsonのAI音声認識率UP! ビーム・フォーミングの実験
連載 / 一般
- ロケットMOMOのアクチュエータ
- アナログ・デバイセズ製USBマルチ測定器 ADALM2000誕生
別冊「STM32F Armマイコン プログラミングガイドブック」
各種センサーが付いているので、それらを動かすためのプログラミング教科書になっています。
インターフェイスの取り扱い。私にはチンプンカンプンですけど。
部冊「アナログウェア No.11「超高速28 Gbps! プリント基板の実装技術」」
HDMIなどビデオ基板や、USB3.Xの基板、パソコンのPCI-Eの基板の実装技術と設計についての解説記事です。
これくらいの高速信号を測定器で見ようとすると、測定器の価格が高くて個人では買えません。
記事にでてくる キーサイトのE5071Cベクトルアナライザって、本体だけで定価500万円です。これにキャリブレーションキットとか、ソフトウエア諸々、維持費をリースでって…。
大きな会社の開発部門で専属技師がいて管理する世界です。
まとめ
今月は、ARMマイコン STM32Fの特集でした。
エンジニア、開発系の仕事の人は、こういうのがサクサクと組めて、プログラムを書いて 組み込んでってのができなきゃ アレなんでしょうけど。
私には、あまり関係のない話なんで、積ん読です。リタイヤの手習いで始めるのなら、ハードも安いので始めやすいと思います。