ラジオ 持っていますか?
今は、スマホでラジオをきくこともできるので、ラジオを持っていない人が多くなりました。
日本全国各地で、台風や地震による災害が起きています。災害や事故が原因で、何日も続く大規模停電(ブラックアウト)が起きるようになりました。テレビが使えない、スマホのバッテリーが切れてしまって情報の収集ができずに困った人もいました。
「ラジオの一つでも持っていれば!」とおもった人もいたでしょう。しかし、いざラジオを選ぼうとしても、どのラジオを購入すればいいか迷うと思います。
この記事は、
災害時に持っておきたいラジオの選び方、使い方、おすすめ機種を厳選して紹介
します。
ラジオ って何?
ラジオは、ラジオ放送局からの電波をうけて、ラジオ番組を音で再生する受信機です。
ラジオ放送局は、総務省からの命令で、災害時にも電波を出しつづけるための設備を義務づけられていて、放送がとまらないようになっています。
テレビ放送よりもラジオの方が簡単な送信設備と少ない電気で動かせるので、災害が大きいほど、ラジオの方が使えます。
- 2018年9月、大阪:台風21号による停電
- 2018年9月、 北海道:地震による大規模停電(ブラックアウト)
- 2019年9月、千葉:台風15号による停電
において、携帯電話基地局が長期停電で停止しました。スマホしかもたない人はデータ通信が使えなくなり、携帯ラジオやテレビの大切さを感じたと思います。
ラジオを買う時の選び方と注意点
災害時に役立つラジオというしばりでの紹介です。
単3電池、単4電池を使う
災害がおきると、コンビニや量販店、ホームセンターの電池がなくなります。避難所に届く救援物資には、単3乾電池と単4乾電池しか入っていません。
手に入れやすくて安価な単3乾電池か単4乾電池が使えるラジオを選びます。
電池で20時間は使える
一度新品の電池をいれておけば、最低でも二日間は聞けるものにしましょう。
どんな台風や記録的豪雨、地震も3日目には、少しおさまります。
大規模停電も3、4日で復旧します。
その間、停電で真暗な夜、家の中や避難所でじっとしているわけですから、気が紛れるようにラジオをつけっぱなしができるくらいの電池の持ちがよいものを選びましょう。
AMとFMがある
ラジオの聞ける周波数帯をバンドと言います。AMとFMの二つのバンドがきけるものでなくてはなりません。
AM放送は、ノイズが入りやすく音が悪いですが、電波の飛びが良いため家の中や建物の中でも放送が聞けます。
FM放送は、音が良いかわりに電波の飛びが悪いので、建物の中では聞けないことがあります。
民放のAM放送がなくなる
地方の民放のAM局はCM収入の減少で経営的に行き詰まっています。法律で決まっているので勝手に廃局することができません。そこで、親会社がテレビ局なので、その赤字を補填している状態です。
民放のAM局が総務省に対して、AM局の廃局とFM補完周波数への移行を申請することになりました。今後は、FM放送が聞けないラジオは、NHKのAM局しか聞けないということになる可能性があります。
イヤホン端子がある
豪雨や台風の暴風雨では、外の音がうるさくてラジオの音がよく聞こえません。イヤホンで聞きます。
避難所では、ダンボールで仕切ったところに、みんなが雑魚寝しています。一日中うるさいです。夜もうるさいです。そして臭いです。ストレスがたまります。
気を紛らわすためにラジオをきいていたら、「うるさい」と怒られます。イヤホンはかならず避難袋にいれておきましょう。
DSPラジオは ダメ!
ここ10年くらい 中国製パチモンのラジオ用ICチップが進化して、デジタル処理でラジオをきくDSPデジタルチュナー式のラジオが増えてきました。
このDSPラジオは電気を食う燃費の悪いラジオです。たくさんの本数の電池をいれても、十時間も電池がもたないラジオなので、買ってはいけません。
災害時のラジオを選ぶ基準
現在、Amazonなどで売られているラジオで、スペックをみて良さそうなものを3つにしぼって紹介します。
選ぶポイント
- 価格
- 使える電池
- 使いやすさ
- 携帯性
- 購入者の口コミ
被災時に使える携帯ラジオおすすめ
SONY SRF-T355 9千円前後
胸ポケットに入る大きさで、我々青春時代をラジオで過ごしてきた 爺に人気のある携帯ラジオです。
単4アルカリ乾電池2本で、イヤホンを使えば30時間聞けます。PPLデジタルチューニングですから、ラジオの周波数がずれません。10局分の周波数をボタンに保存できるので、ボタン一発で選局できます。
値段は、8千円前後と昔から強気の価格で値上がりしました。
- コンパクトだけど、スピーカー付き
- AM、ワイドFM(補完放送対応)
- 本体サイズ:約55.6 × 106.8 × 16.9mm 約88g
パナソニック RF-P155 2,480円
被災時の緊急持ち出し袋に入れるためのラジオです。片耳のイヤホンがついています。
パナソニックのEVOLTAの単3乾電池2本(付いています)で70時間も使えます。
AFC(自動周波数制御)で、AMラジオの選局がラクチンです。
安いので質感はそれなりです。期待してはいけません。インドネシア製造。
音は、2千円ちょいのわりに良いです。防水じゃないので水没に注意!
- 2,500円と安い
- スピーカで70時間も聞けるのは、すごい!
- AM、ワイドFM(補完放送対応)
- サイズ:20.0×68.0×31.0 mm 、162g
SONY ICF-B99 9千円前後
日本のどこかで大規模自然災害が起きるたびに、売り切れる超人気のラジオです。
- 手回しハンドルがついていて、内蔵バッテリーに充電できる
- 太陽電池がついているので、日に当てると少しだけ充電する
- 単三電池2本、内蔵バッテリーから、スマホに少しだけ充電できる
このICFーB99は避難袋にいれずに、普段から使っています。
詳しいレビュー記事を購入当時書いています。買った人は、使い方を参考にしてください。
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SONY ソーラー&手回しハンドル付きの充電ラジオ ICF-B99を買ったのでレビューする。【防災ラジオ】 : Sunday Gamerのブログ
2015年11月にSONYの非常用ラジオの最新モデルとしてICF-B99が発売された。さっそくICF-B99を9千円で買ったので、レビューする。(2022年9月6日 修正と更新) いままで、SON ...
sg.blog.jp
2022年8月、調達しやすい部品に変更したマイナーチェンジモデルの ICF-B300が発売、さっそく買ってレポートしました。
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SONY ICF-B300 レビュー 1台3役 FM/AMラジオ スマホ充電 LEDライト ソーラーと手回し発電付き ICF-B99と比較して紹介
これは、SONY(ソニー)の災害時に役立つラジオ【ICF-B300】だ。 「乾電池がなくてもラジオが聞ける」ように 手回し発電機と太陽電池が付いている。 手回しで内蔵バッテリーに充電して、iPhone ...
Qriom YTM-RTV200 11660円
2018年は日本中で災害が起きて、SONY ICF-B99の人気が沸騰してしまい、3万円で転売される異常事態になりました。
他のメーカーから同じようなラジオが出てくるだろうと待っていたら、山善(YAMAZEN)がやってくれました。同じような手回しハンドル発電でラジオだけでなく、ワンセグテレビまで見られるテレビラジオが、2019年4月に発売されました。
ICF-B99の暴騰に目を付けた転売屋が商材ターゲットにしたためで、これも入手困難と思われましたが、ハンドルの充電も見かけ倒しです。
電源スイッチの問題は改良されたようです。
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手回し充電ワンセグテレビ・ラジオ Qriom YTM-RTV200 B(山善)を買ったのでレビューする
あなたは、災害の時に停電していても使えるラジオやテレビを持っていますか? 台風や地震などの自然災害で、送電インフラが故障して数日停電することもあります。そんなときに持っていると便利な 防災テレビ・ラジ ...
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まとめ
典型的なアフィカスのアフィリ記事のテンプレートをまねてみました。初心者(情弱)向けの記事として、上から目線ではなく、寄り添うように、友達に語りかけるようにシンプルな文章と平易な言葉を選んで書いてみたつもりです。
この記事は、私が、ガジェット系ブロガーとしての「器用さ」をアピールするための記事です。
広域受信機や、私が使っているSDRの話など、マニアックな記事も書きたいのですが… 時間がなくて下書きのままです。