EOS Kiss X8i の レンズの着脱
EOSKissX8iのボディキャップを外してみましょう。ミラーが見えます。
- レンズ交換ロック解除ボタン
- 強制発光ストロボボタン
などがあります。
デジタル一眼のカメラ内部は、水気や埃に弱いので、屋外のほこりっぽいところや雨や霧、雪のところでレンズ交換をしてはいけません。
レンズ自慢
そもそも、レンズ交換を頻繁に屋外でするということは、極力控えるようにします。
だから、交換レンズを何本も持ち歩くくらい野暮なことはないんです。
先日も、スタバのある通りで、街中を撮るには相応しくない長いレンズを何本も腰のベルトや胸ポケットにつけて闊歩(かっぽ)するイタい男女を見かけました。
レンズ交換時のロック解除ボタンがキヤノンは大きいです。
レンズロック解除の悲劇
このレンズロック解除ボタン。これが徒(あだ)となってしまった例に遭遇してます。
一眼レフに触ったこともない超初心者にカメラを渡して「写真を撮ってみろ」と言ったら、何をテンパったのか知らないけど、左手でこのロック解除ボタンを押していたみたいなんです。ズームレンズの筒を回して画角(焦点距離)を変えようとしたら、レンズが外れてポロリ、ガッチャン…。
長くカメラをやっていると、何度も想定外の落下破壊事故を起こしてくれる人に出会います。
ストロボ発光ボタンがレンズの付け根の右上(撮影時は、左上)についています。
左手でレンズを下支えするので、左手親指で押せる位置ということで、ここに付いているんだと思います。
EOS Kiss X8i にレンズをつけるやり方
右手で本体をしっかりと把持(はじ:つかむこと)し、左手で本体下を支える、カメラの基本の持ち方になるように、筐体デザインもメリハリを付けた形になっています。
レンズの取り付け側のダストキャップを外して、EOS Kiss X8i本体に取り付けます。
レンズの内側に埃が入り込むと、素人では綺麗にとれないので、清掃&調整のためにキヤノンのサービスサポートに出さなくてはいけなくなります。その清掃と調整費用が安くないので、取り扱いには気を付けましょう。
目印が赤と白とついていますから、レンズの印に合わせて白と白を合わせて、はめ込んだら、回転させてロックがかかる位置まで、カチッっと回します。レンズが正しくハマってないとAF(自動ピント調整)のモータやブレ防止装置が動作しません。
このEOSKissX8iは、レンズに回転ロックがかかっていることを検出できず、緩んだままでもエラーを出さずに写真が撮れます。だから、ズームレンズがポロリという事故は100%防げないので、各自気を付けましょう。
EOS Kiss X8iのレンズのはずし方
レンズを外すときは、レンズの回転ロック解除ボタンを押したままで、レンズを向かって反時計周りに回すと外れます。
単焦点のレンズを多用する人は頻繁にレンズを交換するので、この操作には慣れておく必要があります。ってか、日頃からやっていたら、すぐになれます。
EOS Kiss X8iの交換レンズのマウント形式は、キヤノンのEFレンズとEF-Sレンズが対応しています。EF-Mレンズは対応していません。
EOS Kiss X8iにバッテリーをいれて電源を入れたら日付設定をする。
液晶ディスプレイ部分を反転して、電源レバーをONにします。すると、
デジカメならではの、日付の設定から始まります。この液晶ディスプレイはタッチパネルなので、指で選択して設定ができます。
操作は、日頃からスマホやタブレットを弄っている人なら、すぐに覚えることができるでしょう。若干の操作性が??な面もありますが、慣れます。右側にある十時キーを使っても操作が可能です。
ファインダーにグリッド表示をするように設定をする。
液晶ディスプレイでメニューボタンでメニューを表示させます。スパナのアイコンの設定2番目のタブをタップして、「ファインダー内表示」をタップ。ファインダー内の表示で、「グリッドを表示する」を選択してOKにすると、ファインダー内にグリッドが表示されます。
グリッド表示があれば、8000Dのように水平水準器の表示機能がないEOSKissX8iでも、構図を考えつつ、自分の設定したい水平位置が決められます。
EOS Kiss X8iにSDカードを入れる。
グリップ部分にSDカードのスロットを覆うフタがあります。溝があるので、それに爪をかけて後にスライドするとカチッと緩むので、フタを持ち上げることができます。
SDカードを入れます。もちろん、本体の電源レバーがOFFになっていることを確認してください。
EOSKissX8iで使えるSDカードは、SD、SDHC、SDXCカードです。UHS-iカードに対応しています。クラスは6以上を推奨してます。クラス10のSDHCカード 32GBは2千円ほどで買えます。
SDカードは、カメラで初期化します。
動画はフルHDの29.94fpsまで録画できることから考えても、exFATに対応しています。もし、FATでフォーマットしたSDカードを使った場合、動画で4GBを超えるものは、自動で次のファイルを作成すると説明書に記載されています。
EOS Kiss X8iで写真を一枚撮ると、jpegのフォーマットで一枚あたり、6〜10MB程度のファイルサイズになります。32GBのSDカードだと3千枚くらいでしょうか。
実際には、千枚程度を撮って、パソコンに取りこんだら、その都度、SDカードをカメラで初期化して使っています。
大切なことなので繰り返します! SDカードの画像データをパソコンに取りこんだら、必ずカメラでSDカードを初期化しましょう!
Macのゴミ箱に捨てるのはダメ
「にわかマカー」がやらかす失敗の一つに、デジカメのSDカードの写真をゴミ箱に捨てるだけで消去(「ゴミ箱を空にする」を)しないことがあります。
「SDカードに写真が撮れなくなった!SDカードが壊れた!」って、騒いでいます。
EOS Kiss X8iのTips・質問
付属のEF-S 18-55mm IS STM(ズームレンズ )のピントが合わない
普段使いの「シーンインテリジェントオート」にダイヤルを合わせていると、カメラが、画像解析をしてピントをどこに合わせるのか?を決めます。
撮影対象物が暗いことが多いため、絞りが開放し、ISO感度が大きくなって画像が荒れます。
表面が鏡のように反射するもの、真黒なもの、単一の色のものはピントが合いません。
対策方法としては、
- Avモード(絞り優先オート)にして
- 撮影対象物へ光を当てて明るくする
- 絞りをF6以上にして被写界深度を深くする
- 三脚をカメラにつけて、ぶれないようにする
- ピントを合わせるスポットを真中の1点にする
これでピントが合った写真が撮れます。
ボディキャップとレンズのダストキャップは対になる
一眼レフカメラの本体のレンズの穴をカバーするボディキャップと交換レンズのマウント側のダストキャップは、一つまとめにできます。意外と知らない人がいるので、書いておきます
EOS Kiss X8iに標準で付いているズームレンズ(18-55mm)は、径58mmですので、予備のレンズキャップやレンズ保護のための透明フィルターは、58mm径を買ってください。
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EOS Kiss X についているズームレンズ EF-S 18-55mm IS STMを保護するフィルター 58mm径
デジタル一眼でレンズキャップを付けたり外したりが面倒だと思う人が多いでしょう。 私も、日頃からよく使うデジタル一眼のレンズにはレンズ保護のレンズ フィルターを付けてレンズキャップは外したまま使います。 ...
続きを見る
ドライボックス(乾燥機付き収納ケース)は必要か?
高温多湿になる梅雨から夏場、決まって相談を受けるのが、「デジタル一眼をドライボックスにいれて保管しなきゃいけないのか?」ということです。
ドライボックスは必要ありません。
カメラは、日頃から机の上に転がしていて、すぐに手にとって撮るという使い方をします。
レンズにカビが生えるのは、光の当たらない暗いカメラケースの中に入れっぱなしにしたり、ハードケースにいれて放置したりするからです。
家族を撮るためのママカメラですからね。傷が付いたり、性能が落ちない程度のヒビやカケは、使えば壊れますから、しかたがないことです。
机の上がグチャグチャになるのが嫌だという人は、棚やラックに、シリコンシートや布(タオル)を敷いて、そこに転がしておけば良いです。
キットレンズ込みで十万円(実売価格6万円)もしないカメラですよ。
いや、フラッグシップの5Dや1DXとか買っても同じです。後生大事に扱ったところで、3〜4年でCMOSセンサーなどのセンサー類の劣化が始まってしまいます。10年も経てば、エントリー機にも劣る性能になってしまいます。
銀塩(フィルム)カメラと違って、光学センサーという賞味期限のある部品を使うデジタルカメラなんで、どんどん使って使い潰していきましょう。
雨に濡らしたら乾いた布で拭いて、風通しの良いトコロに置いておけばOKです。強制的に乾燥させるときは、タッパウエアのような密閉できる容器に、生石灰の乾燥剤を入れておけば速く乾きます。
EOS Kiss X8i関連記事のまとめリスト一覧
- EOSKissX8iの各部位のフォト・レビュー → このページ
- EOS Kiss X8iを買ったら一番最初にやる設定の紹介 → このページ
- EOS Kiss X8iを買ったら、すぐに買わなきゃいけない付属品の紹介。バッテリー、レンズ保護フィルター、
- EOS Kiss X8iのWI-FI機能を使って、タブレットでリモートしてみる。
- EOS Kiss X8iに、ストロボ:スピードライト 430EX 3-RTを付けて使っている。
- EOS Kiss X8iにおすすめの三脚を厳選して紹介。
- ブログのレビュー記事で便利な「ブツ撮り」アイテムの紹介。
順次記事を移行します。
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キヤノン LP-E17 互換バッテリー を買って使っている。
EOS Kiss X8i のバッテリー【LP-E17】の互換バッテリーも買って使っています。 値段が2個セットと充電器がついて3300円!、純正のLP-E17の4300円よりも安いっていう…。その安さ ...
まとめ
この記事は、ライブドアの旧ブログの記事をリライトしたものです。
デジタル一眼カメラは年々性能が良くなり、個人で使うには十分過ぎる性能になってしまいました。
高解像度の綺麗な写真が撮れるかわりに、一枚当たりの画像データ容量も大きくなって、パソコンでの扱いも、処理や保存に手間がかかるようになってきました。
ブログに貼る写真も、トリミングして解像度を落として貼り付けますから、そんなに高解像度の写真は要らないんです。
日頃から、デジカメで写真を撮り、仕事や趣味で写真を活用していく上で、初心者向けのデジタル一眼カメラでも、持て余す性能になったことが感慨深いです。
2019年4月25日に、パソコンにWi-Fiで直接撮影データを転送できる(ワイヤレス テザー撮影)機能「Image Transfer Utility 2」に対応したEOS Kiss 10が発売されたので買いました。
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カメラの記事は、書き手のガジェットに関するスキルを誇示できるベンチマークの一つです。
こんな初心者向け一眼カメラですら、まともにレビューできないくせに、おすすめです!とか、デタラメな記事を連発しているアフィカス連中に気を付けましょう!
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