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防塵・防水規格 IP表記 まとめ

2018年6月27日

このページは、工業製品の防水・防塵規格についてまとめている。レビュー記事から、参照するためのもの。

保護規格のIP○○

保護規格は、IP○○と表記される。

IP○○は、国際規格

第一記号と第2記号と分かれていて、それぞれに意味がある。

第一記号は、人体、固形物に対する保護等級 0〜6の7段階

第二記号は、水の浸入にたいする保護等級 0〜8の9段階

それぞれの等級数字を、ワイルドカードのXで表記することもある。

規格でいうと、IPは、IEC(国際電気標準会議)の世界規格で、IEC60529。日本工業規格(JIS)なら、JIS C 0920で定められている。

第一記号(人体、固形物に対する保護等級)・防塵規格

製品を覆うカバーの程度を示す工業規格。

等級種類内容
0無保護とくに保護されない。むきだし状態
150mmより大きい固形物からの保護5cmより大きなモノが入らない、腕とか足とかが入らない
212.5mmより大きい固形物からの保護φ12.5×80mm つまり、指が入らないようにする
32.5mmより大きい固形物からの保護φ2.5mm、厚さ2.5mmのものが入らないすき間 空冷用のスリットとか
41.0mmより大きい固形物からの保護直径、厚さ、1.0mm以上のものが入らないすき間
5防塵形粉塵が内部に入らないように、若干入る
6耐塵形粉塵が内部にまったく侵入しない

我々が使うガジェットは、5、6の等級になっているはず。

第二記号(水の浸入に対する保護等級)

等級種類内容
0無保護何の保護もない
1滴下する水に対する保護ポタポタとおちる水に耐える 傘みたいなかんじ
215度傾斜して、滴下する水に対する保護15度傾けても大丈夫な程度の深い傘 みたいな
3噴霧水に対する保護垂直から60度範囲で霧吹きをかけても耐える
4飛沫に対する保護どの方向からの水の飛沫に耐える
5噴流水に対する保護どの方向からもジャーっとかける水に耐える
6波浪に対する保護波浪、どの方向からも、高圧洗浄機の水に耐える
7水中への浸漬に対する保護設定した水圧と浸漬時間に耐える
8水没による保護設定した水圧に耐える完全密閉構造
  • 生活防水:1〜4
  • 防滴:3〜4
  • 完全防水:5〜7
  • 水中使用:7

防塵・防滴の例

  • ネットワークカメラ ATOM Cam 2  IP67? → 耐塵、完全防水ってのは嘘だったw
  • トレイルカメラ IP66 ??→ 耐塵、完全防水ww
  • 電動歯ブラシ ドルツ IPX7 → 水に浸けても大丈夫、防水が完全なので防塵もOKだったが壊れた
  • iPhone XS などの最新スマホ IP68 → 耐塵、水没2m・30分に対応
  • イヤホンのIPX6 → ぶっかけられる水に耐える 滴る汗に耐えるが、イヤホンのドライバーから水が入るとダメ

まとめ

このページで、ガジェットの防塵・防滴規格に関する解説をまとめた。

ブログ内のレビュー記事から参照するためのページだ。防塵防滴性能の規格IPの数字の説明は、このページでやっている。







  • この記事を書いた人

SG(S爺)

週末にゲームに興じるジジイです。 提灯(ステマ)記事ではない”本物の”口コミ レビュー記事を書いています。

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