PlayStation VRやカメラのレンズや顕微鏡などの光学機器のレンズの掃除をするキットを買ったので紹介します。
この手の製品は、中華の独擅場で、10点セットのフルキットでも千円前後で買えます。今回は、Greleaves というブランドのものが、サイバーマンデーセールで920円で売られていたので買いました。
カメラレンズクリーナー を写真で紹介
内容物は、10種類です。
- ブロアー(シュポシュポ)
- ダストブラシ
- キャップ付きのブラシ(化粧用のブラシ)
- レンズペン
- レンズペーパー 20枚
- クリーニングクロス
- 液体スプレーボトル(空)
- 綿棒 6本入り
- 乾湿のワイプ ペーパー 10枚入
- 取説
取説が、10個目に入らないとすれば、茶筒様のケースが、10個目になるんでしょうか。
茶筒風の紙のケースに入っています。ブランド名が違うだけで、同じものが売られています。一眼レフカメラの一式を買ってくれた客に、オマケ、ノベルティグッズとして配布するために作られたようなものです。
そもそも、カメラのクリーニングキットは、オマケなものが多いです。私も自分でわざわざ買うことは滅多にありません。
ブロアー(シュポシュポ)
エアブロア、プシュプシュという人もいます。ゴムのポンプで空気を出します。
エアブローを使ってホコリや吹き飛ばせるような小さなゴミを吹き飛ばします。砂ゴミがついたままだと、クロスで拭くときにレンズを傷つけてしまいます。入念に空気で飛ばします。
使い方は、手の平にゴムの袋の部分を勢いよく握りつぶすことで空気を出します。繰り返し、ニギニギすることで、効率よく空気を繰り出して、ホコリを吹き飛ばしていきます。
工作机には、切削粉を飛ばすのに、こういったエアブローは転がっています。掃除機(集塵機の吸気口)とセットです。
切削粉を口で吹き飛ばすのはタブー
私も大学での実習時に切削粉を口でフッと吹き飛ばしている学生を見つけたら厳しく叱ります。
セメントなどの粉を机にこぼして、口で吹き飛ばしているスタッフには呆れましたよ。男女問わず、口でフッと吹いて吹き飛ばすなんて、人前でガムをクチャクチャと噛むに匹敵するほどのブザマです。
その人の育った家庭の文化水準が分かります。
ダストブラシ 二種類
ダストブラシです。ホコリを払うためのブラシです。これは、どうみても化粧用ブラシですね。日本の広島で作られている高級化粧筆を使う人もいますが、もったいないでしょう。
こういった中華の安物の化粧筆、百均のコスメコーナーで売っているものは、ホコリ払いとして、おしげなく使えます。2本ついています。キャップが付いているものと、そうでないものの違いなので、好みと都合で使い分けてください。おそらく、10種類にするためのオマケでしょう。
PlayStation VRもそのまま放り出していたら、数日で部屋の埃がすこしレンズに積もることがあります。ダストブラシでレンズを軽く撫でるようにしてホコリを取り除きます。エアブローでもかまいませんよ。
クロス、レンズペーパー、乾湿ワイプペーパー
吹くためのクロス、レンズペーパー、乾湿ワイプペーパーが付いています。クロス以外は使い捨てです。
油汚れを取るのは、乾湿ワイプペーパーが確実です。濡れた方で拭いて、すかさず乾いた方で拭き取ります。
鼻の脂、皮脂がこびりつくと取れにくいので、ウエットタイプ(濡れた)の拭き取り紙を使います。ただし、アルコール含有は、レンズの多重コーティングを傷めるので、水と防腐剤がはいったものがいいでしょう。
PlayStation VRのような防滴でないもののレンズを拭くときは、濡れた紙の方はよくしぼって、液が垂れないようにしてから拭きましょう。汚れを拭き取ったら、すぐに乾いた方の紙で拭き取ります。
乾湿セットで10枚入っているので、使い切ったら、ウエットタイプだけのものを別に買って補充しておきます。乾いた方側は、レンズペーパーやクロスで代用できます。
レンズペン
昔から、「レンズペン」というものがあるのですが、私は、これの使う意味がわかりません。刷毛部分とキャップで保護された、レンズを拭く部分があります。ここにクロスが貼り付けてあります。ある程度使って汚れたら水洗して乾かして使うみたいです。
小口径のレンズを磨くのにはいいんでしょうけど…。
もうレンズキャップをするのが面倒なので、保護用に透明なフィルターを付けていますから、無造作にハーと息を吹きかけてティッシュで吹いていますけどね(笑) レンズキットで10万円しないカメラですから、別にこだわりもありません。カメラも車と同様に消耗品なので、とにかく使い倒して3,4年使ったら次を買えば良いんです。高いデジタルカメラを買ったところで、銀塩カメラと違って、光学センサーには寿命がありますから。
他、綿棒とかスプレーとか
スプレーには、レンズ用の液を別売で買って入れるそうです。基本的に精製水(純水)を軽くかけて、素早く水滴を拭き取るという使い方をします。
ティッシュ(レンズペーパー)に水を拭きかけて塗らしてから、湿式の拭き取り紙として使う事にも使います。
水を吹きかけて拭き取ったら、念のために、乾燥剤をいれた密閉容器、ドライ保管庫にいれて湿気を取り除くようにしましょう。
といっても、日頃、屋内の特に高温多湿でない環境なら、転がしているだけで、カビがレンズに生えることはありません。
まとめ
デジタルカメラやPlayStation VRのようなHMD(ヘッドマウントディスプレイ)、実体顕微鏡や拡大鏡などの光学レンズを持つ製品についた汚れを落とすのに、こういったクリーニングキットを一セット持っておくと便利です。
バラバラに買ったり、カメラ屋で買わされるレンズキットに比べれば、かなり安く手に入れられます。
ここの道具の品質は、今ひとつなものばかりです。それでも、全部そろって送料込みで千円(プライム会員)は、中国製パチモンならでは… ってことですな。