サイト運営 雑記

プレゼンのやり方、プレゼンテーション資料の作り方

2018年11月3日

プレゼンしていますか? 私も、しかたなくやっています。

プレゼンというのは、プレゼンテーション・発表会のことです。

  • 自院での安全管理のミーティング
  • 児童や一般市民への健康講話
  • 学会、地方学会、研究会、スタディグループ
  • 所属する任意団体の各種会議
  • 町内会の総会
  • PTA会議

などの複数の人に、口頭だけでは伝えられない内容を伝えたい時、プロジェクターにパソコンをつないで資料を表示して話をします。

今回は、そんなプレゼンテーションをするやり方をまとめました。

プレゼンテーションの手順

準備 資料作り

発表内容の資料作りで、注意するポイントです。

最初に話す内容の全容を一行にまとめる

プレゼンで話す内容を一言でまとめて、概要としての一文を作成します。

読点「、」でつないだ長い文章は、聞いている人の頭の中に入っていきません。

主語述語の簡潔な文章を並べて、一行で表現します。

ゆっくりと大きな声で読み上げて、5秒以内におさまることを確認してください。

発表の冒頭で 二、三回繰り返して語りかけることで、「これから何を話をするのか?」という導入をします。

分かっていることと、わかっていないことを簡潔にまとめる

プレゼンの話の作り方 盛り方
プレゼンの話の作り方 盛り方
  1. 情報の収集
  2. 情報の整理と分析
  3. 文書化、図解
  4. 以上を繰り返しながらの考察

現時点で明らかになっている情報から、分かること、推測できること、仮説などをまとめます。

資料や分析データから得られた情報から、分からないこと、足りないことなどをまとめます。

仮説も検証できるのであれば、してみます。その結果なども用意します。

分析するようなデータがあれば、統計学的に問題のない手法で分析されたかどうかについても、まとめておきます。

S爺
S爺
自分に誤認があるために、自分の発表する内容が根本的に間違えていることもありますので、最悪の事態に備えて謝罪と撤回という覚悟もあれば万全でしょう。

話の信憑性と説得力に直結することなので 疑念をもたれないように、本当の事を正直にまとめます。

真実には、矛盾がありませんから。

まだ誰にも知られたくない 秘密裏にすすめたい今後の展開などがあれば、「今は話せない」として濁すか、「気がついていない」振りをして触れないようにします。

スライド資料の作成

PowerPoint や Keynote を使って資料を作成します。

図説のパターンは、

  • 相対 / 比較 
  • 列挙 / リスト
  • 組織・構造図 / ツリー図
  • 系列 / フローチャート
  • 分布 / グラフ / プロット
  • ベン図、ピラミッド

プレゼンソフトに、これらの基本型が入っているので流用します。

しゃべる時間1分あたりで2枚程度の内容になるようにスライドを作成します。

つい 熱く語ってしまう人は、むだな情報をそぎ落として 文章を短くし、解説する図表もシンプルになるように心がけて描きます。

講話の場合

一般市民や患者などへの話は、

  • 専門用語をわかりやすい言葉に言い換え
  • 漢字が読めないので、ふりがなをふる

などの配慮をして資料を作ります。日頃から、ムンテラ(病状・治療説明)で心がけていることと同じです。

特に、解剖学的表現が、一般人(患者)には、まったく通じません。

言い換え:部位 → 場所  など。

「いらすとや」などからフリーの素材を使ってキャッチーなものに仕上げます。

患者の扱い

一般市民 / 患者は、

  • こちらの言うことを聞いていない
  • 理解していない
  • 都合良く勝手に解釈している
  • 都合の悪いことは忘れている

ことが、ほとんどなのです。

今は、臨床倫理学、医療経営学の講義で習うことですが…

「あの先生の話が分かりやすくて、おもしろくて、優しそう」と感じてくれれば、新患で来てくれます。ステマ(嘘)だらけのネット上ではない、リアルの口コミは威力があります。

新患の勧誘 / 自費治療への営業にも直結することなので、その辺は器用にこなしてください。

話の展開

話のパターンは、

  • リスト / 列挙
  • フロー / 順序、系列
  • アカデミック / 総論各論、講義型
  • Q&A / 質疑応答
  • ストーリー / 起承転結

などがあります。

報道文を書く基本原則「5W1H」のうち、

  • WHY(なぜ)
  • What(なに)
  • How(どうやって)

の3点を意識して話の展開を作ります。

一般市民への講話

一般人が好む話題をそのまま列挙する話のパターンか、テーマを絞って「起承転結」の物語風に仕上げます。

サクラ(司会)とのかけ合い、質疑応答の話の展開を作ることもあるでしょう。

研究発表

目的と背景の説明、仮説、準備、実験手法、実験・検証結果、考察 の順ですね。標準的なフロー型です。

症例発表では、患者の背景と症状、処置や治療経過、予後、考察 の順です。

講義

学生への講義は、総論→各論という教科書や実習書と同じ手順で行います。

S爺
S爺
「ブレイクダウン」と言う人がいました。故障するって意味合いで我々は使うので違和感があります。

グローバルな視点(俯瞰的に)全体を説明しつつ、ローカルな個別の細かいウンチクを語ります。

実習や手術においては、①大まかな手順の解説と、②実際に手を動かして起こる様々な点を細かく解説します。

ライブ動画を実際にみせながら 解説というパターンが増えました。

重複がないかを確認しましょう。重要なこと訴えたいことは、その場で繰り返します。

練習

スライドができたら、プロジェクターを使って壁に映して、レーザーポインターを手に持って話をしてみます。

レーザーポインター(プレゼン・リモコン)の選び方 と おすすめの紹介

講演会、会議で使うプロジェクターの映し出されたスクリーンで、レーザーポインターを使います。 このページでは、レーザーポインタを選ぶ時のポイントをまとめました。 レーザーポインターとは? 光学式指示棒の ...

プロジェクターの用語解説とまとめ

昔はカラースライドを使っていた発表も、今はパソコンの画面を直接スクリーンに投写するプロジェクターになりました。 このページは、プロジェクターの選び方や用語をまとめています。 プロジェクターの用途 ビジ ...

プレゼンの予行演習をビデオ(スマホのビデオ機能)で撮影しましょう。

録画した自分のしゃべりを見れば、客観的に何をどう直したらいいのか?一目瞭然です。

スライドの修正をしつつ、「このスライドで何の話をするのか?」一つ一つ決めておきます。

レーザーポインターで指し示してみます。

自分の言いたいことがスライドの図や写真、表できちんと説明できるのか? わかると思います。

ダメなら 修正します。

発表

発表は、事前の練習さえしておけば、緊張しても、さほど問題なくできるでしょう。

心がけることは、小さな声や早口にならない、怒鳴らないようにすることです。

S爺
S爺
浪々とした大きめの声で、相手の心に響く(脳に浸透するように)緩急取り混ぜて、熱く語りかけます。

ついつい調子に乗って余計なことを語り始めると、私は止まらなくなるので…。

手にもっているリモコン・プレゼンターは、タイマーや時計が付いているモノがあります。それらを活用しましょう。

S爺
S爺
腕時計を見るのは、格好わるい、スマートじゃないです。
バブルの頃、高い腕時計を見せつける連中が多かったため、「(Apple WATCHなど)腕時計をみる」仕草は”品がない”人に見えます。

質疑応答

内容にもよりますが、みんなの興味がない話題は 誰も手を上げて質問してくれません。

座長が、

  • 予め用意した質問を仕込みのセンセにさせるように当てる
  • 座長自らが質問してくれる

の2点で、儀礼的な質疑応答になることが多いです。

みんなが、身を乗り出して聞くような トピックであれば、座長も困るほどの挙手になります。

質疑応答は 録音しておきましょう。

質問者の発言を紙にメモをとって、整理します。何を質問者がききたいのか? をまとめます。

まとめる項目は、主に3つ

  • 発表した内容とは関係のないこと
  • 質問者の自慢話
  • 発表内容に関連する希望すること

など。

的外れの質問ばかりなのは、以下の2つの問題があります。

  • 話の内容が聴衆に伝わっていない
  • 発表の内容に感化されて興奮状態になり、なにか熱く語りたかった

質問者のトーク・スキルが低いことも多く、複数の質問を、だらだらとしゃべることも多いので、質問者の言いたいことを箇条書きにしてまとめておきます。

座長より、質問の返答を促されたら、

  1. 質問者の質問内容を一つ一つ、復唱して確認する
  2. 質問者が「その通り」と頷いたら、それぞれの質問に答える
  3. 答えられない場合は、正直に「わからないので、今後の検討課題にさせてもらいます」

と、無難に受け答えします。

S爺
S爺
ついつい、「このバカが」と心に思っていることが、言葉尻や態度にでてしまうので、十分に気を付けましょう。

予め想定された質問に対するスライドを用意している場合は、「良い質問ですね」というかんじで、どやりながら、そのスライドを表示して解説します。

勉強不足や誤認により、自分の発表すべてを完全否定され論破されることもあります。

素直に負けを認め謝罪と撤回をし、その後の対応策をねるという逃げもしておきましょう

こういった質疑応答など、他人からの屈託のない意見が錯綜するところは、録画か録音をしておいて 後日テキストに落としておきます。(AI議事録サービスで)

その中に、問題解決の糸口が潜んでいることが多々ありますから。

それが、ブレイクスルー並の大発見につながるとしたら? と考えると、何事もおろそかにできませんよ。

チームで研究開発をしている人なら、この程度のことは習慣化しているはずです。

プレゼンが威力を発揮する例

学校の理不尽な校則を撤廃する

PTA会議にて、出席した校長に向けて意味もない校則について、具体的に問題点を指摘して 撤廃や改良することを提案します。

学校側は、単に校則の変更にともなう諸々の調整が面倒なだけで、「いままで、それでやってきたから」と言い訳をしますが、こちらで段取り、道筋をとおしてやれば 誰も反対しません。

保護者会議用の資料のPPFを提供し、教育委員会や教育長への口利きなど、市議会、県議会議員からの圧力と合わせれば 意味のない公立の校則程度のものは改変できます。

S爺
S爺
Twitterで、日本の学校の校則の問題点を列挙しては日本の教育制度を非難する他国の情報工作員の活動が活発化しているので、そろそろ、彼らを排除できるような法律を考える時期が来ています。

まとめ

複数の相手に対して、交渉ごとを持ち込む、売り込むとき、派手なプレゼンした者勝ちの世の中になってきました。

ノートパソコンで解説資料を作り、プロジェクターをサクッと設置して話を始めましょう。説得の威力が違います。

人間は、単に「知りたい」動物です。何事もこちらに都合の良い情報を知ってもらって、それを信じてもらえば、こちらの思い通りのコントロールが可能になります。

これを「扇動」、「洗脳」、「催眠」、「マインドコントロール」などと呼びますが、出所はどれも同じです。「宗教」が最たるものです。

活用しましょう。

Amazonで プレゼン資料作成ネタ本 を見る

自分よりバカな人を騙してお金を巻き上げる、講習商法、コンサル商法、情弱商法として、

オンラインサロン(ブログ塾・ブログスクール・セミナー商法)で楽して儲ける やり方「情報商材詐欺」を紹介

2015年頃から、ブログやアフィリエイトサイトで稼ぐ副業が流行しました。 資格、学歴や専門知識を必要とせず、インターネット環境さえあれば誰でも簡単に始められるのが特長でした。 元手や手間がかからないの ...

続きを見る

ネット上で、悪用しているひとについては、

アフィカスtmb
アフィカスの意味、アフィカス 認定 NG集 〜 うそつき アフィリエイトの見分け方

2015年あたりから、金儲け「個人の口コミを装ったステルスマーケティング販売業」目的でブログを書く人(Webライター)が急増しています。 その結果、パクリ記事やフェイク広告記事が検索エンジンの上位を占 ...

続きを見る







  • この記事を書いた人

SG(S爺)

週末にゲームに興じるジジイです。 提灯(ステマ)記事ではない”本物の”口コミ レビュー記事を書いています。

-サイト運営, 雑記
-