RAVPowerの2万mAhの、大容量ポータブルバッテリーを買って使っています
USB Type Cポート(Power Delivery)があるので、USB-C対応のノートPCやNintendo Switchなどを充電できます。
モバイルバッテリー/ポータブルバッテリー は、USB-C PD(Power Delivery)で充電できるものがふえてきましたが、このバッテリーは、
- USB-C、micro Bで、バッテリー自身を急速充電
- USB-Cは、最大 20V/2.24A 45W 出力
の特長があります。
RAVPower 45W Super-C Series 20100mAh Portable Charger「RP-PB159」を買って使っての中長期レポート
です。
- 購入品:RAVPower 45W 20100mAh モバイルバッテリー RP-PB159
- 購入時期:2019年10月
- 購入価格:6999円
- 購入店:RAVPower(Amazonマーケットプレイス)
私は、この製品を自分で選んで、自腹で買って試しています。
モバイルバッテリーをタダでもらったアフィカスによる提灯・広告記事に不満を持ち、自腹で買った人のホンネとコスパの正直な感想を知りたい人向けに、本当の事を書いています。
代理店依頼のステマ記事ではないので、値引きクーポンコードはありません。
モバイルバッテリーの選び方については、
-
モバイルバッテリーの選び方 まとめ。実際に買って使っている おすすめモバブも紹介
この記事は、モバイルバッテリーに関する豆知識をまとめています。 モバイルバッテリーの選び方と用語の解説 モバイルバッテリーのレビュー記事から、アンカーリンクで参照するようになっています。 モバイルバッ ...
RAVPowerって何? どんなバッテリーメーカーなの?
RAVPower(ラブパワー)は、中国の総合電機メーカー【SUNVALLEYグループ】のブランドの1つです。
オーディオだと、Taotronix(タオトロニクス)が、同じ企業グループです。
バッテリーなど中華系ガジェットブランドの中では、それなりの評価を得ています。私も好きなブランドです。
Ankerなど他の中華メーカーブランドと同じで、アフィカスブロガーにタダで製品を配ってステマレビューを書かせています。→ Amazonからの直接の販売を停止され、ノーブランドとして売っています。
RAVPower 45W Super-C Series 20100mAh のスペック・特長
主な仕様は、
- 型番:45W Super-C Series 20100mAh Portable Charger RP-PB159
- 大きさ:約160 x 78.5 x 23mm
- 重さ:400g(本体)実測 397g
- バッテリー容量: 20100mAh / 72.36Wh
出力、入力ともに、2019年時点で高性能です。
RP-PB159の外観、 写真レビュー
RP-PB159のパッケージ内容は、
- RP-PB159 本体
- USB-Cケーブル 1m
- micro B ケーブル 0.6m
- 収納ポーチ
- 取扱説明書
- 保証18ヶ月 登録で 12ヶ月 合計 30ヶ月(2年半)
です。長い保証期間は、RAVPowerの自信の表れです。
サポートと取扱店が変わっているので注意しましょう。2020年では、RAVPowerになったようです。
RAVPower RP-PB159のポート
バッテリーの入出力ポートは、
- 出力ポート:
- USB-A × 1:5V/2.4A , 最大12W
- USB-C × 1 :5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/2.25A, 最大45W
- 入力ポート:
- MicroB USB × 1 :5V/2A, 9V/2A, 最大 18W (QC対応)
- USB-C × 1 :5V/3A, 9V/3A, 12V/2A, 15V/2A, 20V/1.5A, 最大30W(PD対応)
- 最大出力: 45W (USB-Cポート単独使用時の出力)
- 最大同時出力:30W(USB-C)+12W(USB-A)
同時出力の場合、USB-Cは、最大45Wの出力をおさえて、30Wにする保護機能になっています。
RP-PB159のUSB Type CポートのPDO情報
- 5V/2.8A
- 9V/3A
- 12V/3A
- 15V/3A
- 20V/2.25A
となっています。5Vが、3Aでないというのがおもしろいですね。
付属するケーブル
- USB-C充電ケーブル
- microB USB-Aケーブル
RP-PB159についてくる充電ケーブルです。USB Type Cケーブルの結線状態をUSB CABLECHECKER 2で見てみました。
USB2.0データ通信、USBバスパワー、コンフィギュレーションチャンネルが付いた充電ケーブルです。
microB USB Aケーブルは、
ケーブルはきしめん状の平たいケーブルです。9Vの電流を流しても耐えられるもののようです。
USB CABLECHECKER2で、結線を確認すると、普通のUSB2.0ケーブルでした。
RP-PB159 を実際に使っての感想・問題点
使用感は、「良い」です。
PR-PB159バッテリー自身を急速充電
USB-Cにつなぐと、20V/1.5Aの30W充電ができます。満充電の75Whまで3時間ちょいです。
microBでの充電なら、9V/2Aの18wの充電ができます。
買って最初の充電で、LEDランプが3個の状態から、充電の電流が止まるまでの積算電力量は、40Whを超えました。
CQ対応で、17W充電をすると満充電まで4時間半
2万mAh(20Ah)以上のバッテリーを5Vで充電すると丸1日かかっていました。最近のバッテリーは、急速充電できるので半日で充電できます。
- 空欠からの満充電:78.11Wh(3回目)
かならず、フル充電してから、バッテリーが空になるまで使い切って、再びフル充電にしましょう。LEDの残量LEDの表示が安定します。
RP-PB159で、何台のスマホなどを充電できるのか?
ネットにはびこるアフィカスは、
- バッテリーをフル充電した
- バッテリーで充電できたスマホなどガジェットの合計
積算電力量の具体的数字やデータを出しません。
なぜなら、タダでもらって、公式の売り文句や図表をコピペして貼るだけの提灯記事を書いて、実際に使ってないからです。記事を書いたら、転売して換金していますから。
- 0回目:43Wh、USBレジスターにて放電 52Wh
- 1回目:充電77.8Wh →(5V多、タブレットの充電) 56.3Wh(72% )合格!
- 2回目:充電 78.1Wh →(スイッチ、iPhoneなどPD多);47Wh(60%)
- 5回目:5V中心 58Wh
- 8回目:5V中心 55.7Wh
- 11回目:充電75Wh、5Vだけ 37.5Wh … 50%
- 13回目:充電77Wh、5Vだけ 55Wh … 71%
- 20回目:充電75.5Wh、48.1Wh … 63%
- 22回目:充電73Wh、5V中心 47.9Wh … 65%
- 35回目:充電75.6Wh、9V中心、38.5Wh…50%
- 38回目:充電74.8Wh、5V中心、43.1Wh…58%
- 40回目:充電72Wh、5V中心、38.5Wh…53%
- 43回目:充電75Wh、5V中心、36Wh …48%
- 55回目:充電74W、5V中心 31Wh…
- 57回目:充電72.6WH、5V 30Wh
- 60回目:充電74Wh、5V 28Wh 寿命が近いか?
PD端子での充電をしないかぎり、60%以上の効率なので、モバイルバッテリーの性能は良いことが分かりました。
どんなバッテリーでも、充放電サイクルの30回を超えるころから、徐々にバッテリーの劣化が数字ででてくる傾向があります。
Nintendo SwitchのTVモードで使う
安定しません。スペック的には可能なのですが…。
なんどか、抜き差ししてやれば、Nintendo Switchのドック(アダプター)への電力供給が、15V/7AになってTVモードがONになり、HDMI出力ができるようになります。
まとめ
RAVPowerのモバイルバッテリーは、充電(入力)、放電(出力)ともに、安定しているものが多い印象です。
USBの規格を逸脱した電流制御をしている点には注意してください。
Ankerのように、種類が多すぎるのも選べませんから。
といっても、Anker、RAVPower、AUKEY、日本のcheeroなどのモバイルバッテリーのレビュー記事のほとんどが、アフィカスにタダで商品を配布して書かせた提灯記事です。
自腹で買って実際に使い込んでいる人の記事を検索で見つけることが困難な時代になりました。嘆いていても何もはじまらないので、私が手を動かして記事を書いています。
RAVPowerも、AUKEYと同様に、不正レビュー規約違反でAmazonでの取り扱いがなくなりましたが、7月末から(ブランド名を隠して販売しているので)買えるようになっています。
楽天では買えますw