ICレコーダー、いままで使ってきたやつの録音ボタンが反応しなくなったので、新しいのを買った。
今回は、Amazonで売られている 3千円以下の安いやつにしてみた。
- 購入品:デジタルボイスレコーダー
- 購入時期:2024年 3月
- 購入価格:2530円
- 購入店:OSKOE-JP 中国輸入業者(Amazon マーケットプレイス)
こんな方におすすめ
- とにかく安い ICレコーダーが欲しい
- 録音中のランプが点灯しない ICレコーダが欲しい
- 内蔵バッテリーで軽くて小さいICレコーダが欲しい
私は、この製品を自分で選んで、自腹で買って試している。
製品やサービスをタダでもらって、宣伝・提灯記事や動画をネットにばらまく”アフィカス”のステマ犯罪にうんざりしている。
私のブログには 広告案件記事はない。外国スポンサーの影響を受けないので 本当の事が書け、情報工作(プロパガンダ)もない。
アフィリエイト広告のリンクではないので 安心してクリックしてください。
ICレコーダーって何? 何を買えば良いの?
昔から、会話を録音する 小型の録音機はあった。
まだ、録音をカセットテープにしていた頃、会話を録音するのに 小型のマイクロカセット レコーダーを愛用していた。
ちなみに、マイクロカセットは、オリンパス光学が開発した規格(ズイコーパールコーダー)である。
日本で マイクロカセットレコーダーのメーカーは3つ。
- OMデジタルソリューションズ(オリンパス)
- ソニー
- パナソニック(松下電器)
ここ20年は、音声をデジタルに変換してメモリーに保存する録音機になった。
マイクロカセットから、メモリーICに録音するので【ICレコーダー】と呼ばれる。
日本でのICレコーダーは、オリンパス、ソニー、パナソニックの3社が知られていて、今でも販売されている。
それに対して、中国メーカーが マイコンを駆使して独自に開発しているICレコーダーは、デジタルボイスレコーダーと呼ばれて、安価で玉石混交である。
ICレコーダーの選び方
以下の5つの項目から自分に必要な性能をもったものを選ぼう。
- 録音の品質、音声圧縮コーデックの種類
- ステレオかモノラル録音か
- 内蔵メモリの大きさと録音時間
- パソコンへの取りこみは? USB接続、SDカード
- 内蔵バッテリーか乾電池か
中国パチモン ICレコーダーの使用レポート
中国製パチモン ボイスレコーダー の良い点、悪い点
中国製パチモンのボイスレコーダー のメリット Pros
- 送料税込 3千円以下で 安い
- コーデックは WMA、MP3が選べ、ビットレートも32Kbps〜1536Kbpsが選べる
- 音声データは、microSDカード 64GBに記録する
- 低ビットレートのMP3なら、数千時間の録音が保存可能
- 録音スイッチが スライド式で 物理的にオンオフを確認できる
- 液晶表示パネルは録音時にも消灯する
- 軽く小さいので 両面テープで机の下にはり付けて録音が可能(ただし後で回収しなければならないが)
- 内蔵バッテリーで、連続10時間の録音が可能
- PCにUSBケーブルでつなぐと、microSDカードリーダーとして使える
いろんな種類がある 中華パチモンのICレコーダーの中でも、このボイスレコーダーに限ってマイコンの時計の精度が高い。
時計を合わせなおす頻度が月イチで助かる。
中国製パチモンのボイスレコーダー のデメリット Cons
- ボタンが たくさんあって操作しにくい
- 防水、防滴仕様ではないので 汗や雨で水没故障する
- ノイズキャンセル機能(タッチノイズ軽減機能)を使うと すごく音が悪い
- 音声検知録音(VOR)機能は、検知がおかしくて使い物にならない
- 商品説明には「内蔵バッテリーで連続30時間録音」と書いてあるが嘘
- 3か月保証と短い
服のポケットにいれておくと、ガサゴソとタッチノイズが目立つ。ノイズキャンセル機能を使うと 音声だけが強調されて録音されるが、回線状態の悪い携帯電話の声以上に音が悪い。
中国製パチモン ICレコーダー を写真で紹介
中華パチモンのデジタルボイスレコーダー のパッケージ内容は、
- デジタルボイスレコーダー 本体
- microB USBケーブル:0.5m、USB2.0信号線あり
- microSDカードリーダー
- 取扱説明書 日本語
- 保証期間 3か月
購入店は、Amazonマーケットプレイスの中国輸入業者 OSKOE。
オリジナルの日本語マニュアルが付く。日本語はまともだが、わかりにくい説明で 読んでも分からない。
他にも、いろんなブランド名で 同じようなボイスレコーダーが売られている。
AliExpressで買えば、もう少し安いが、初期故障時の対応の面倒さを考えると、Amazonで買うのもありだ。
デジタルボイスレコーダー 中華パチモン の主な仕様
OSKOE デジタルボイスレコーダーの主な仕様をまとめたいが、詳しいスペック表が取扱説明書に書かれていない。
- 記録メモリ(メディア):内蔵メモリなし、microSDカード 64GB(付属)
- 記録/再生方式:
- MP3形式、サンプリング周波数:32、128、192kbps
- WAV形式、サンプリング周波数:512、1024、1536kbps
- ヘッドホン最大出力:不明
- スピーカー:内蔵あり
- 内蔵リチウムバッテリー 容量は、不明
- 充電時間:2時間 5V/0.2A 1W
- 連続録音時間:(MP3 128Kbps)10時間 実測
- 連続再生時間:10時間以上
- 製造国:中国
録音設定
画面(直近の音楽データを聞く→設定→録音→音楽)、ホーム画面(時計→音楽→録音→設定)のうち、「録音」から入る
- ノイズ除去:オンオフ
- ビットレート:MP3 32〜192kbps、WAV 512〜1536kbps
- 分割録音設定:オフ、30、60、90分
- 音声検知設定:オンオフ
- 音声検知レベル:7段階
- ゲイン:マイクゲイン 7段階
- リスニング:機能は?? オンオフ
システム設定
起動からの画面(直近の音楽データを聞く→設定→録音→音楽)、ホーム画面(時計→音楽→録音→設定)のうち、「設定」から入る
- 日付・時刻設定
- 言語設定:6言語
- 表示設定:
- バックライト時間:30、20、10秒、常時点灯
- 画面の明るさ:8段階
- スクリーンセイバー:オンオフ
- パスワード変更: 録音データは暗号化されないので意味がない
- 起動時パスワード入力:オンオフ
- パスワード変更
- システム情報:ファームウエアVer、microSDカード残量
- リセット:工場出荷状態に
音楽設定
音楽プレーヤとして使わないので省略。
録音再生で、倍速再生機能もついているが… 聞いてわかるほど鮮明ではなく実用性に乏しい。
デジタルボイスレコーダー 中華パチモン の サイズ
手の中に収まる大きさ。細長いので胸ポケットにさせる。
- 大きさ:約 9.6 × 2.3 × 0.9 cm
- 重さ:22.6g
軽い。両面テープで テーブルの下にはり付けられる。
デジタルボイスレコーダー 中華パチモン 左側面観
操作系のボタンは、向かって右側についている。
左側面には、電源スイッチだけ。
- 電源スイッチ:スライドスイッチ
- リセットボタンの穴
- micro B USB端子
- microSDカードスロット
電源スイッチは、メインスイッチで これをオンにしていないと 録音スイッチをオンにしても録音できない。
物理的なスライドスイッチなので、オンかオフかは目で見て、手で触って確認できる。
microB 端子は、内蔵バッテリーへの充電と パソコンにつないで microSDカードリーダとして使える。
付属のmicro B USBケーブルは、USB2.0のデータ線があるもので、パソコンにつないでmicroSDカードの読み書きができる。
microSDカードには、64GBのmicroSDカードが 元から差し込まれている。
偽物(8GBくらいでデータが消えていくやつ)かもしれないので、不安なら 手持ちのmicroSDカードと交換しよう。フォーマットは、FAT32。
デジタルボイスレコーダー 中華パチモン 左側下側面
左下角には、ストラップ用の穴がある。
防水防塵仕様ではないので、日常的に持ち歩くのには適していない。
デジタルボイスレコーダー 中華パチモン 左側面観
操作系のボタンは、向かって右側に配置されている。
上から、
- 録音スイッチ:スライドスイッチ
- 再生/停止/選択/OK ボタン
- 戻る/サブメニュー ボタン
- 早戻り/前へ/上へ ボタン
- 早送り/次へ/下へ ボタン
- 音量大/ 増/ 上へ ボタン
- 音量小/減/ 下へ ボタン
録音スイッチが、確実に録音状態になるように、機械的なスライドスイッチになっている。
ボイスレコーダーの必要な機能は、ほぼ全て持っているが、その操作や設定は、ボタン操作が独特で 慣れるまでには時間がかかる。
デジタルボイスレコーダー 中華パチモン 左側面観
裏側は、こんなかんじ。スピーカーの穴があるだけ。
ボタンの意味について、主な機能のアイコンが印刷されている。→ 設定の操作で、役に立たない。
中華パチモン デジタルボイスレコーダー を日々使ってわかる問題点や感想
まずは、録音のスライドスイッチをいれて 録音ができるまでの時間が短い点は、ほめておこう。
録音開始まで、1秒弱。
電源がオフの状態で、録音スライドスイッチをオンにしても録音はしない。
昔のICレコーダーは、録音ボタンを押してから録音開始まで数秒かかっていた。
不満点は、ボタン操作がわかりにくいこと。
1番最初の 内蔵時計の設定で つまずく人もいるはず。
ボイスレコーダーは、内蔵時計を正確に合わせて 録音した日時が記録されるようにしなければならない。
内蔵時計の精度は、マイコンチップ内蔵時計と同じで、1か月で10秒以上ずれるものもあるので、月イチで時計の秒は合わせる習慣にしておこう。
思いのほか使えるので、胸ポケットにいれて 外にでて 人と話をする時にも 後から聞き直せるので 超便利です。
日々の仕事でも重宝している。
たとえば、
患者から、終わり際に「センセ、○○にできた◆店の△△が、すごく美味しかったんですよ。」って口コミもらっても、手を洗っているから メモがとれなくて… 忘れてしまった! でも、後から録音ファイルを聞き直して… とか。
「アボカドと△△って、マリアージュ(すごく美味しい)!」と教えてもらったのに、「アボカドと何だっけ??」って忘れてしまって…、また聞く手間が省けた とか。
見た目も言動も普通の人なのに 何の気に触ったのか? 突然 怒りだすことがある。
やり取りは、すべて録音してあるので、後から 言った言われた、言わなかった のトラブルが起きても対処できる。→ 診療録への記載も後から聞き直しながらできるので楽。
結局、【お互いに勘違いして 間違った解釈のまま (私の上から目線の発言で)カチンとくる言い方になってしまった】ってのが ほとんど。
スタッフの不満を解消し、経営改善に反映できるメンタルの強い人なら、どうぞ やってください。
おすすめの設定
- 音声検知録音機能は、使い物にならないので オフ
- バックライトは、30秒で消灯
- 録音ファイル分割は、30分
- 録音は、MP3 128Kbpsが 30分で48MBのファイルになるので あつかいやすい
- マイクゲインは、自分の使う場所や 音の大きさにあわせて 調整 → 私の場合は 3か4
- バッテリーの持ちは、合計 10時間。毎日 6時間録音で 2日もたない。
ICレコーダーは、声をよく拾うところに置く。
カバン(ランドセル)の中では、音が拾えない。ポケットの中は、ガサゴソと内蔵マイクが擦れる音が大きくなる。
今なら、2個セットで買っても 5千円ですからw
内蔵バッテリーなので、充電が十分されているのを確認しておこう。
録音したファイルは、パソコン(Mac)にコピーして、QuickTimeで再生。
他、音声をテキストに変換するAIサービスを使うのであれば、それを使おう。
昔は、パソコンにUSB接続のフットスイッチをつけて 録音した音声を聞きながら、テキストにタイプして議事録を作っていた。
今は、AIのクラウドサービスを使えば、アップロードするだけで、しばらくするとテキストファイルが生成されて ダウンロードできる。ただし、サブスク料金が必要w。
64GBがいっぱいになるほど、録音することもない。
こまめにパソコンに取りこんでおこう。動画に比べれば、MP3の録音ファイルなんて、微々たるもので データ保存のHDDを消費することもない。
まとめ
スタグフレーションが本格化し、世の中の人々は、いらだってきている。
ささいなことで、激高する(ブチ切れる)人が、私も含めて 増えている。
背景には、金銭的な困窮による将来への漠然とした不安がつのっていることにある。
会話を 日頃から録音しておく習慣は、今も昔も トラブル防止の有効な手段として最も優れたものであることに変わりがない。
つまり、
人々の言動は 常に録画&録音されている【盗撮、盗聴】状況下にあり、外で うかつな言動はできない。
悪意のある人に都合良く編集されて XやYouTubeで 公開されてしまう。めんどうな世の中になったのである。
自戒の念を込めて。
対人コミュニケーションが必要なバイトは、無理だなw