ビデオキャプチャー

レトロゲームを録画するアナログビデオキャプチャーボード まとめ

2022年8月15日

Blackmagic Design Intensity Shuttle Thunderbolt

昔のテレビゲーム機をパソコンで録画したい人向けに 現状の問題点をまとめ

年々、昔のアナログ テレビゲーム機を録画するための道具(アナログ キャプチャーシステム)がなくなっている。

理由は、3つ

  • 昔のゲーム機で遊ぶ人がいない、録画したい人がいない
  • キャプチャーデバイスが、昔のゲーム機のビデオ規格に対応していない
  • 古いゲーム機でしか遊べなかったソフトが復刻されて現行のゲーム機で遊べる(Nintendo Switch)

アナログゲーム機の録画をすることは、年々難しくなっている。

アナログを録画するためのキーデバイスを新規に買う事ができず、中古で探すしかない。

S爺
S爺
アナログ端子の代表的なもの「コンポジット端子」は、黄色のRCAオス、ステレオ音声の赤白のRCAオスプラグと3本セットでおなじみ。
アナログでは映像信号と音声信号は別々に配線するものです。

最近のゲーム機はHDMI出力なので、HDMIキャプチャーシステムについては、別ページで紹介している。

ゲームを録画するキャプチャーボード(キャプボ) やり方と選び方 … テレビゲーム 録画装置の作り方

「テレビゲームのプレイ画面を全部録画したいので何を買ったらいいの? まとめ記事が欲しい」というリクエストがあったので、 テレビゲーム画面を録画するゲーム キャプチャゲーム機録画システムの選び方と作り方 ...

コンポジット端子(黄色のRCA端子)の録画

コンポジット入力(黄色のRCAピンの端子)でビデオ信号を録画するビデオキャプチャーデバイスは、今でも売られている。

昔のVHSやβのビデオデッキからパソコンに映像と音声を録り込む需要があるからだ。

S端子(セパレート映像端子)の方が、コンポジット端子よりも 画質が良い。

S端子入力のものがあれば、そっちがオススメだ。

パソコンにはUSBで接続して、USBカメラとして認識する。

キャプチャーソフトは、パソコンに付属のソフト、無料有料で豊富にあるので、説明はいらないはず。

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D端子の録画

SONY のゲーム機 初代PlayStationやPlayStation 2(PS2)、PlayStation 3(PS3)までは、AV端子があった。

AV端子から、S端子、コンポジット端子、コンポーネント端子、D端子 への変換ケーブルでテレビにつなぐことができた。

D端子は日本のテレビにしか付いていない規格で、D端子に対応したキャプチャーデバイスは、元々なかった。

日本のメーカー アースソフトが、D端子で録画するためのキャプチャーカード「 PV3」「PV4」を販売していたくらい。転売価格でしか売られておらず、私は買えなかった。

2022年8月時点で販売されているキャプチャデバイスで、アナログ入力に(限定的ながらも)対応しているのは、

  • BlackMagic Design社の Intensity Pro 4K :ブレイクアウトケーブルのコンポーネントで入力

くらいしかない。

SDフォーマットが、480i、480pなど、低解像度に対応していないので、PS2(240p/480i)には使えない

BlackMagic Design Intensity Pro 4K を買ったのでレビューと使い方の紹介

2016年夏に組み立てた自作パソコン Skylake(Core i7 6700K)には、HDMIキャプチャーのIntensity Pro 4Kを入れて使っています。 HDMIキャプチャー ボード&nb ...

PCI-e バス にさすカードなので、MチップのMacでは使う事ができない。

デスクトップのWindowsパソコンで、Intensity Pro 4Kを使うのがベストだろう。→ Intensity Pro 4Kをいれた自作機は現在調整中。

Intel系でThunderbolt 3 のMacなら、eGPU拡張ボックスに入れてつなげば使えるはずだ。試したことがないので分からない。

BMD(ブラックマジックデザイン)社のキャプチャデバイスは昔のドライバーもダウンロードできるので、当時の対応していたMacを持っていれば使える。

Blackmagic Design Intensity Shuttle Thunderbolt とIntensity Extreme

Thunderbolt 端子が使える 古いMac(2011年〜2015年頃発売)があれば、使えるはず。

私のMacBook Pro 2011年モデルで使える。

S爺
S爺
Intensity ShuttleやIntensity Extreme のThunderbolt 1や2をThunderbolt 3に変換して使えないことは、私が確認しています。

Intensity Shuttle には、USB3.0タイプもある。

USBタイプなら、Windowsパソコンや今のMacでも使えるかも…。

Shuttleは、SDフォーマットで、480pに唯一対応していた

Intensity Shuttleには、本体に HDMI、コンポーネント、コンポジット、S端子の入力出力端子が付いている。

Intensity Extremeは、Intensity Proと同じで、ブレイクアウトケーブルのコンポーネント端子につなぐ。

ブレイクアウトケーブル Blackmagic Design Intensity Pro Extreme用
アナログ接続端子のことです。

S端子はコンポーネントにつなぐ変換ケーブルなのが面白い。

PlayStation 2(PS2)やPlayStationのレトロゲームの解像度が、240p / 480i のために対応したキャプチャーカードがない

2015年頃から、「240p/480i→720pにアップコンバートするゲームアダプターを使ってHDMIに変換するしかない」と結論づけている。

  • ゲーム中の240p(SDの半分の解像度)をSDにアップコンバートそれからHDへのアップコンバート
  • メニュー表示の480iは、デインターレースとSDからHDへのアップコンバート

幸いなことに、まだ PS2の出力をHDMIに変換するアダプターがAmazonで売られている。

高いモノでも数千円と手頃だ。

音声は別なので、映像と音声が別々に入力できてミックスできるのか?確認すること

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HDMIの高解像度へのアップコンバートの遅延

Amazonで売られている PS2用のHDMIアダプターは、240pを単純に720pに変換する機能がついているようだ。

なので、画像はドット絵のように荒くなってしまう。

SoCチップが高速になったので、昔のゲーム機HDMIアダプターほどは遅延が起きない。

それでも、キャプチャーした映像をパソコンのモニターの画面のウインドウに表示させてゲームをするとなると遅延が気になるだろう。

キャプチャーソフトによっては、モニターいっぱいに ウインドウを拡大すると ドット絵のように荒いのに、描画に時間がかかってカクカクすることがある。

古いゲーム機を遊ぶために D端子付きの古いアナログテレビをまだ持っている人も多い。

ビデオ信号を分岐するAVセレクターやスプリッター

D端子出力のPS3の映像を切り替えたり、キャプチャーしたりするのに、「SONY SB-RX300D AVセレクター」を私は使っていた。

コンポーネントとD端子の変換ケーブルをつなぎかえるのに都合が良かった。

D端子の二系統出力が可能で、同じソースを選択するとスプリッター(分岐)にできるものだった。

アナログ映像も劣化することなく綺麗に切り替えられて、当時も人気の AVセレクターだった。

2021年の書斎の片付けで、しまい込んでしまって… 現物が見つからない。見つけ次第、写真をはる。

低解像度の昔のゲーム画面のドット絵は 滑らかにならない

4Kテレビを買った人は、地上波テレビ番組の フルHD(1080i/24Hz)の映像が「綺麗じゃない」と感じる。

4Kのテレビでは、フルHDの映像の点(ドット)が目ざわりになるからだ。

荒い点の低解像度の映像を、4K(高解像度)の滑らかな細かい点の表示に修正する映像処理技術「4Kアップコンバート技術」を各メーカーが競っている。

その映像処理技術は、年々進歩しているが、荒れている映像を完ぺきに補正してくれるわけではない。

それに、映像を補正する計算時間だけ遅延が起きる。

ブラビアXRのスタンダードモードで、Nintendo Switch(フルHD映像出力)をゲームをする。

書斎のゲーム環境 2022年7月

XRチップの映像処理(4Kにアップコンバートされて)で、滑らかに綺麗に色鮮やかになる。

しかし、1秒弱の遅延が起きてしまい、あつ森くらいなら多少の違和感を感じながらも遊べるが、スプラトゥーン2は遊べない。

古いゲームを遊ぶには、当時の低解像度を表示できるブラウン管のテレビの方が良いというヤツの主張はまちがっていない。

今の液晶のフルHDや4Kのテレビは、画像が粗いのがハッキリクッキリ見えて、違和感がすごい。

かといって、ドットバイドットで表示すると画面がちっちゃすぎて、見えないから遊べないしw

まとめ

古いゲーム機の映像出力と録画の情報が、年々減っていて、記事にするほどの量がなくなってしまった。

リクエストがあったので、下書きを公開する。

追加、修正していく。







  • この記事を書いた人

SG(S爺)

週末にゲームに興じるジジイです。 提灯(ステマ)記事ではない”本物の”口コミ レビュー記事を書いています。

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