ビデオキャプチャー

ゲームを録画するキャプチャーボード やり方と選び方 … 【テレビゲーム 録画装置の作り方】 2020年9月

スプラトゥーン2を録画している画面の数々

テレビゲームのプレイ画面を全部録画したいので何を買ったらいいの? まとめ記事が欲しい」というリクエストがあったので、

テレビゲーム画面を録画するゲーム キャプチャゲーム機録画システムの選び方と作り方、おすすめの機材のまとめ

を書きました。

あつ森の島の成長ぶりを動画で記録(私のプレイ動画はこちら)しておきたい」と言い始めたので、妻のために分かりやすく書いていきます。

ゲームキャプチャボードって何? 何が違うの?

「キャプチャボード」とは、Nintendo SwitchやPlayStation 4などのテレビゲームの画面を録画する道具のことです。ビデオキャプチャーとも呼ばれます。

  • 映像と音声をパソコンに取りこむ部品で
  • パソコン本体にいれるものをキャプチャーボード
  • パソコンにケーブルでつなぐ箱型のものを、キャプチャーボックス
  • パソコンなしでも録画保存できるものを、キャプチャーデバイス/ボックス

と呼びます。

YouTubeなど動画投稿サイトに、たくさんのプレイ動画があります。プレイ動画を撮るための道具です。

S爺
ちなみに、私のプレイ動画のYouTubeは、こちら

キャプチャーボードの種類

録画する映像信号の違いで

  • HDMI:HDMI端子を持つ今のテレビゲーム機
  • アナログ:D端子、コンポジット端子 (PS3、PS2、Wii U、GameCubeなど昔のゲーム機)

の2つがあります。このページでは、HDMIだけをあつかいます。アナログは、別のページで紹介します。

ブログカード

パソコンへのつなぎ方

  • 内蔵タイプ:パソコンの中に入れる基板のキャプチャーボード
  • 外付けタイプ:USBケーブルでパソコンにつなぐキャプチャーボックス

の2つがあります。キャプチャーボードのメリットとデメリットを解説しましょう。

内蔵キャプチャーボード(キャプチャーカード)

キャプチャーボードの例として、BlackMagic Design社のIntensity Pro 4Kです。

Intensity Pro 4k 同梱物

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デスクトップ(タワー型)の大きなパソコンに入れて使う基板です。

良い点
  • 4K(UHD)、HDRの超高画質で録画できる高性能なものが多い
  • 高性能なのは、値段も高い
  • パソコンのディスプレイに表示されるゲーム画面の遅れ(表示遅延)がほとんどない
悪い点
  • ノートパソコンでは使えない
  • ドライバーソフト、専用録画ソフトの対応がメーカーで違う
  • ドライバーソフトのできが悪いことも多いので、ユーザの自己解決能力しだい
  • 熱くなる基板なので、パソコンの空冷が良くないとすぐに壊れる
  • 冷却のファンが ヒーンとかん高い音で響くものがあって、うるさい
S爺
ノートパソコンは拡張ボードをいれることができないので、Thunderbolt 3のPCI拡張ボックス(3〜5万円)が別に必要になります。
外付け キャプチャーボード(外付けキャプチャーボックス)

例として、外付けのキャプチャーボックス、BlackMagicDesign社のH.264 Pro Recorderです。

9年使った

S爺
このH.264 Pro Recoderを買った10年前は、フルHD(1080p/60fps)の動画をパソコンで録画することが性能的に難しい時代でした。今でも、古い低スペックのノートパソコンで録画ができるので人気です。値段が6.3万円しますが。

2020年7月、USB扇風機のスイッチを入れるのを忘れていて、熱で壊れました

良い点
  • ノートパソコンでも使える
  • 値段が安いものが多い
  • 中華のパチモノが安く買える
  • 対応する画質が、フルHD(1080p/60FPS)までの、ほどほど性能のものが多い
悪い点
キャプチャーボードの 外付け と 内蔵 どっちを買えば良いのか?
  • ノートパソコンユーザは、USBやThunderboltケーブルでつなぐ外付けのキャプチャーボード
  • ゲーム実況を本気でやる人は、デスクトップパソコンと内蔵型のキャプチャーカード

がおすすめです。

ビデオ キャプチャーボードの「ハードウエアエンコード」と「ソフトウエアエンコード」って何?

動画のデータは、ものすごく大きいので、小さく圧縮してパソコンに保存します。その動画データを圧縮することをエンコード(encode)と言います。

S爺
ちなみに、スプラトゥーン2の画面のデータは、HD画質(720p/60fps)で圧縮しないと1時間で450GBになります。フルHD(1080p/60fps)なら、1時間が1.35TBになります。

だから、撮ったその場で圧縮しないといけない。

  • ソフトウエア エンコード:動画データの圧縮計算を、パソコンでやる
  • ハードウエア エンコード:動画データの圧縮計算を専用の計算ICチップでやる

の違いになります。

ソフトウエア エンコード のビデオキャプチャーのメリットとデメリット
ソフトウエアエンコードの説明図

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良い点
  • パソコンのキャプチャーソフト側で、圧縮フォーマットの種類や圧縮率を選べる
  • パソコンのディスプレイに表示されるゲームの画面の遅れが少ない

ドライバーソフトや付属のキャプチャーソフトのデキに左右されるので、選ぶメーカーが限られてしまいます。

悪い点
  • パソコンに、値段の高い高性能なグラフィックボードがないと使えない
  • USB3.0 ケーブルでの接続が不安定なものもあった
  • UHD(4K)の録画は、Thunderbolt 3で接続するタイプか、PCI-Eスロットに差すカードタイプでなければならない
  • パソコンの処理能力を限界まで使うので熱くなる
  • 録画データが巨大すぎて、あつかいに困る
  • 徐々に音が遅れて、映像と合わなくなってしまう

使えるパソコンかどうかを調べることができる検証ソフトを配布しているメーカーもあります。

S爺
古いパソコンや低スペックの安物のパソコン、特にノートパソコンでは厳しいです。
ハードウエア エンコードのビデオキャプチャーのメリットとデメリット
ハードウエアエンコードの説明図

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良い点
  • 古いパソコンや安いパソコン、低スペックのパソコンでも使える
  • 動画データが小さいので、録画データのとりあつかいが楽
  • 外付けタイプはUSB2.0なので、USB3.0のない古いパソコンでも使える
  • 「USB Video Class」対応なら専用キャプチャーソフトでなくても使える
悪い点
  • 専用のICチップで動画を圧縮する時間(1〜5秒)遅れる
  • 圧縮のフォーマットが選べない
  • 専用キャプチャーソフトでしか(録り込み中の映像を)見られないことも多い
    • パソコン側で圧縮したデータを戻して表示するデコード計算が必要で、高性能なパソコンでなければ、まともに使えない
  • 発熱がすごく、よく壊れる

ソフトウエアエンコード と ハードウエアエンコード のどっちを選べば良いの?

ソフトウエア エンコード式ビデオキャプチャがおすすめな人
  • 高性能なパソコンを使っている
  • パソコンのディスプレイに表示されるゲームのキャプチャー画面を見ながらゲームをする

人向けです。

プレイ動画をブロードキャスト(中継)したり、YouTubeに編集したプレイ動画を公開する人は、こちらを選ぶと良いでしょう。

ハードウエア エンコード式ビデオキャプチャがおすすめな人

人向けです。

自分のゲームを録画して、ノートにまとめる(ブログ記事を書く)ような遊び方をしている人は、ハードウエアエンコーダ式のキャプチャボードが良いでしょう。

HDMI パススルー(スプリッター)機能 って何? いるの?

ゲームのプレイ動画を録画するゲームキャプチャーの多くが、HDMI パススルー機能を持っています。

HDMIパススルーの説明図

HDMIパススルーの説明図

HDMIキャプチャーでパソコンの画面に取りこむと、映像信号の処理に時間がかかるので表示が遅れます。だから、パソコンの画面をみてゲームはできません。

そこで、テレビやディスプレーにテレビゲームの画面をそのまま映して、その画面をパソコンに取りこむ機能が、HDMIパススルー(HDMIスプリッター)機能です。

HDMIパススルー機能がなくても、HDMIスプリッターをつけて分岐することで同じことができます。

おすすめのキャプチャーボード

このページでは、HDMIやSDIなどデジタル入力をするキャプチャデバイスをリストにします。アナログは、別ページに分けます。

キャプチャーボードの主なメーカー

  • BlackMagic Designブラックマジックデザイン:オーストラリアのプロ用映像機器メーカー
  • Aver Mediaアバーメディア:台湾のゲーム用ビデオキャプチャ デバイス メーカー
  • elgatoエルガト:ドイツのゲームキャプチャメーカー

その他

などのパソコン周辺機器ブランドで、中華の怪しいHDMIキャプチャのOEM製品が出ています。

S爺
中華の怪しいものなら、大量にAmazonで売られています。

BlackMagic Design(ブラックマジックデザイン)

Macユーザに昔から人気があります。私も、キャプチャーボード Intensity を何枚も買って使ってきました。

プロ用の機材として使われているだけあって、高い信頼性とドライバーソフト、キャプチャーソフトのバージョンアップがされています。

ここ数年で、YouTube用途にユーザが激増し成長しています。

H.264 Pro Recorder:外付け型(USB2.0ケーブル)6.3万円
  • エンコ形式:ハードウエアエンコード
  • 入力端子:HDMI、SDI
  • 録画解像度:1080p /60fpsまで
  • コーデック:H.264
  • 専用のMediaExpressでの録画のみに対応 

2011年に45000円で購入して、2012年に故障し交換してもらいました。その後、2020年7月まで使いました。3千時間以上の録画実績があります。

ブログカード

色味が良く、撮った動画も綺麗です。Macで扱いやすい mp4ファイルを生成します。2時間の長い録画ファイルでも音ズレがおきません

古いMacでも安定して、何時間でも録画できるので、カジュアルにゲーム機の録画をしたい人向けです。

UltraStudio 4K Mini:外付け型(Thunderbolt 3)13万円
  • エンコ形式:ハードウエアエンコード / ソフトウエアエンコード
  • 入力:HDMI2.0、12G SDI、アナログ
  • 録画解像度:リアル4K DCI、HDR、フル対応
  • コーデック:H.265/HEVC、H.264
  • Thunderbolt 3(40Gbps)接続で、リアルタイム動画(リニア)編集可
  • モニター付き
S爺
昨年から、ずっと品不足で定価で買えない。新しいMacBook Proとセットで買う予定だったんですが…。

elgatoやAVerMediaのゲーム用キャプチャをアレコレそろえなくても、録画だけなら、これとMacBook Proの速い高いヤツがあれば、特に困らないはず。

Aver Media(アバーメディア)

Live Gamer BOLT GC555 DV528:外付け型(Thunderbolt 3)51000円
  • エンコ形式:ソフトウエアエンコード
  • 入力端子:HDMI
  • 録画解像度:UHD 2160p/60fps HDR10、1440p/144fps、1080p/240fps
    • 録音:5.1ch、7.1chサラウンド対応
  • パススルー:HDMI2.0 UHD 2160p/60fps HDR、1080p/240fps

つなぐパソコンが超高性能でないと、録画できません。

グラフィックボードの高いヤツが必要です。

Live Gamer 4K GC573:内蔵カード型 36000円
  • エンコ形式:ソフトウエアエンコード
  • 入力端子:HDMI
  • 録画解像度:UHD 2160p/60fps HDR10 など
  • パススルー:HDMI2.0 UHD 2160p/60fps HDR、1080p/240fps

これも、GC555と同様に、高性能なグラフィックカードを内蔵したパソコンでなければ、動作しません。

対応OSは、Windows 10だけです。

Live GamerHD2  C998:内蔵カード型 2.6万円
  • エンコ形式:ソフトウエアエンコード
  • 入力端子:HDMI
  • 録画解像度:1080p/60fps 
  • パススルー:1080p/60fps
  • ドライバー不要のUVC・UAC対応で、そのままOBSで認識

一般的な フルHDのキャプチャーボードです。

BMDのIntensity Pro 4Kと同じです。

Live Gamer Portable 2 Plus:外付け型(USB2.0ケーブル)2.3万円
  • エンコ形式:ハードウエアエンコード
  • 入力端子:HDMI
  • 録画解像度:1080p/60fps 
  • パススルー:2160p/60fps(HDRは非対応)
  • 単独で、microSDカード(32GB以下)にmovファイルで録画

Plusじゃない パススルーがフルHDの古いタイプを今でも主力で使っています。

AVerMedia LIVE GAMER PORTABLE 2 AVT-C878 を熱く語ります。

AVT-C878は、HDMIで出力される映像(ゲームのプレイ画面)を撮る(キャプチャーする)ための録画機で、2016年12月に発売されました。AVerMediaは、台湾のゲームのキャプチャーデバイスを ...

elgato(エルガト)

日本での正規代理店は、Corsairコルセア(パソコン周辺機器の有名ブランド)です。

4K60 PRO MK.2:内蔵カード型(PCI-E ×4) 32000円
  • エンコ形式:ソフトウエアエンコード
  • 入力:HDMI
  • 録画解像度:2160p/60fps、HDR10対応
  • パススルー:2160/60fps HDR10、1080p/240fps、1440p/144fps対応
  • 最大ビットレート:140Mbps
  • フラッシュバック機能(さかのぼって動画保存)

2017年以降で発売になった高性能なパソコンに内蔵して使います。

対応の高性能なグラフィックカードがないとエンコード(動画の圧縮)ができません。

現時点で、ほぼフルスペックの録りこみ性能をしています。

HD60PROは、1080p/60fpsまで録画できる安いバージョンです。

自作パソコンの整理ができたら、買ってインストールしてレポート書きます。

4K60 S+:外付け型(USB3.0ケーブル) 56000円
  • エンコ形式:ハードウエアエンコード
  • 入力端子:HDMI
  • 録画解像度:2160p/60fps HDR10
  • パススルー:2160p/60fps HDR、
  • エンコード:H.265 HDR、H.264
  • 単独で、SDカード(2TB以下)にmovファイルで録画(解像度、ビットレートは自動判別)

ハードウエアエンコーダ式の外付けです。

2020年7月発売の新製品で買いました。H.264 Pro Recorderの代わりになるか試しています。

Elgato 4K60S+ サムネイル
Elgato Game Capture 4K60 S+(SDカードに録画できるゲームキャプチャー ボード)を買ったのでレビュー。設定、使い方を解説。

Elgato 4K60 S+は、テレビゲームの画面を録画するゲームキャプチャーボードです。 2020年7月に日本で正規に発売されたので買って使い始めました。 4K HDR のPS4 Pro の画面を録 ...

ゲームキャプチャーボードの問題点

以下の問題点を記事や動画で繰り返し警告していないヤツは、キャプチャーデバイスを売るために情弱をだますアフィカスです。

デバイスの配置と配線が難しい

  • HDMIケーブル
  • USB3.0ケーブル
  • Thunderbolt 3ケーブル

でパソコンやゲーム機の映像信号をAVアンプなどを通して配線します。

このケーブルの長さが、長くても2mと制限されていて、間にAVアンプが入る場合、その長さはさらに短くなります。

  • 高リフレッシュレートのディスプレイ
  • キャプチャーデバイスへのHDMIケーブル
  • AVアンプへのHDMI、アナログ音声ケーブル
  • 別録りのキャプチャ録画機へHDMIケーブル

など、複雑な機器を配線を考慮して配置することは、極めて困難です。密集させれば、熱で壊れる。この10年以上、私がなやまされ続けている問題です。

解決は、試行錯誤しかありません。

内蔵カードで起きるPCI-Expressバスの帯域不足

キャプチャーする映像のデータ量が増えすぎて、データの転送がパソコンの限界を超える時代になりました。

内蔵カードを二枚、三枚差しにする時に起こる、PCIーExpressの転送速度低下問題は、バグなのか?、おま環なのか?、鑑別が難しく悩みの種です。

HDMIの認証で、音声や映像がでなことが多々ある

これが、1番の問題でしょう。HDMI特有の問題です。HDCPがかかって映像がでないこともあります。

PlayStation 4のテレビに映像が映らない、音がでない等のHDMIのトラブルの解決策をまとめます。

PlayStation 4は、映像と音声をHDMIというケーブル1本で出力します。このPS4のHDMIは、映像(画面)や音がでないというトラブルをよく起こします。 このページでは、PlayStatio ...

セレクターで切り替えて、認識するまで根気強く試行錯誤するしかありません。

キャプチャーボードで録画すると音がずれる

ソフトウエアエンコード式の録画をする時に起きます。

録画ソフト(OBSなど)の設定をうまくやらないと、音が遅れてズレていきます。この「音ズレ」は、ソフトウエアエンコード式の録画の宿命です。設定は難しく、私もブチ切れたことが数え切れないほどです。

Intensity Pro 4K とMediaExpress、コーデックはProResでは、1時間くらいならズレません。

elgato、AVerMediaは、その辺がまだまだです。1時間、2時間連続で録画ファイルを生成する人はあまりませんが、私のような録画厨にとっては無視できない問題です。

S爺
キャプチャーボードの検索で上位に、ソフトウエアエンコーダ式を推奨する記事を書いているヤツがいますが、致命的問題「音ズレ」を一切書かない景表法違反のアフィカスです。

まとめ

この記事は、HDMIキャプチャーのまとめ記事の一つになります。

2019年頃から、私の書斎の7.1chサラウンド&ゲーム録画、配信システムの更新を画策していたんですが、

  • 部屋が狭くて物が置けない
  • HDMIのキャプチャやスプリッターの相性問題
  • UHD(4K)か、フルHDの240Hzを正面に切り替えて動かす仕組みが解決できず

で、遅れています。

おかげで、このブログ自体の元来のテーマのゲーム録画システムや動画配信システムの紹介記事が書けないままになっています。

コロナ禍で暇になるはずが、手間だけ増えて儲けが減る「貧乏暇なし」状態に陥っていて、困っています。それでも、手を動かして先に進めることにしました。

ここのキャプチャーデバイスで、買えたものは、レビュー記事を追加していきます。









  • この記事を書いた人

SG(S爺)

週末にゲームに興じるジジイです。 提灯(ステマ)記事ではない”本物の”口コミ レビュー記事を書いています。

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