月一万円以下で遊べる趣味を探求するブログです。

サンデーゲーマーのブログWP

工具 電子工作

sanwa のデジタルマルチメーター(DMM) PC700 について使い方などまとめ

投稿日:2018年2月5日 更新日:

2013年3月に、sawnのデジタルマルチメーター PC700を買ってから、愛用しています。パソコンにつないでデータロガーとして使えるので超便利です。その辺をこの記事ではまとめます。

2台で電流と電圧を測るようにしている

PC700って何?

テスターの老舗、三和電気計器【sanwa】の PC700は、デジタル表示で、いろいろ測れる デジタルマルチメーター(略して DMM)です。

PC700の基本性能 スペック

測れるものをざっくりと箇条書きにすると

  • 最大表示:9999カウント
  • サンプルレート:数字 約5回/秒、バーグラフ 約60回/秒
  • 直流電圧:〜999.9V 分解能 0.01mv
  • 交流電圧:〜999.9V
  • 直流電流:〜10A 分解能 0.1μA
  • 交流電流:〜10A
  • 抵抗:〜60MΩ 分解能 0.1Ω
  • コンデンサ容量:〜25mF 分解能 0.01μF
  • 周波数:15Hz〜50KHz 分解能 0.01Hz
  • ロジック周波数:5Hz〜1MHz 分解能 0.001Hz
  • 導通:20Ω〜300Ωでブザー、開放電圧1.2V
  • ダイオードテスト 開放電圧 3.5V
  • 動作方式:△Σ方式
  • 検波方式:平均値方式
  • ヒューズ:11A/1000V(Φ10 × 38mm)、0.4A/1000V(Φ6.3 × 32mm)
  • 電池:9V積層(006P、6F22)
  • 重量:ホルスタ込み、テストリードなしで 441g
  • 別売の専用USBケーブルでPCへ接続、要 専用ソフト
  • 実売販売価格:1.3〜1.4万円(Amazon)

というかんじで、個人が電子工作で使う「弱電系テスター」としては、必要十分な性能をしています。

PC700のフォト レビュー

伝統の紅白の箱

sanwaのテスターって、昔から紅白の箱にはいってきます。老舗ならではの、こだわりです。

同梱物は、

  • PC700本体
  • 保護ケース(強力磁石のストラップ付き):ホルスタ(H-700)
  • プローブ:テストリード(TL-23a)
  • 取説
  • お試し用の積層9Vの電池:006P(6F22)

ケース(ホルスタ)とセットで使う

電池内蔵式のDMMは持ち歩くことが前提なので落として壊すことがあります。そのため、精密機械である本体を保護するためのホルスタと呼ばれるカバーがセットになっています。

5千円以下の安いDMMは、この保護カバーが別売のことがありますので、購入時には注意しましょう。

ホルスターには、ネオジム磁石入りの赤外線通信用窓の保護のフタ(遮光マグネットキャップ)がついてます。

遮光マグネットキャップ ヒモ付き

パソコンにつぐための赤外線通信窓を物理的にふさぐフタに、ネオジム磁石を入れて、現場での作業で使う時に、配電盤の鉄枠やフタにくっつけてぶら下げることができるという工夫がされています。

表示、ボタン、ダイヤル、測定端子の穴

見た目通り、ごく普通のデジタルマルチメーターです。

表示部があって、切り替えボタンが4つ並んでいます。さらに、機能をきめる電源スイッチ兼用のダイヤルがついていて、下には、テストリードを差し込む端子の穴が開いています。

スタンドとフォトカプラ部

背面には、簡易スタンドと、専用USBケーブルに接続するための赤外線通信用窓(光通信ユニット接続部)があります。

スタンドをたてて使う

後ろのスタンドをたてると、こんなかんじの傾斜でおけます。基本は、スタンドを広げずにそのまま平でおくか、磁石のストラップで鉄のパイプや柱にくっけてぶら下げて使うということでしょう。

ホルスタケース自体に凸があるので、平で置いても若干のチルト(傾斜角)がつきます。

私もスチールラックに2台のPC700をぶら下げて使っていますから。

ホルスタにハンドル部分をさしこむ

携帯するときのテストリードの収納は、たぶん本体に巻き付けて、ハンドル部分を、ホルスタのこの部分にはさんで固定するんだと思います。ってか、ピッタリなんですけど…。

何度もクルクルまいていたら断線しますから、テストリードは消耗品です。

PC700 の電池やヒューズについて

電池とヒューズがある

フタはネジでとめられていて、外すと、9Vの006 Pの電池とヒューズが2本はいっているのが分かります。006 P電池は、使用頻度にもよりますが、半年は持ちます。

何十時間もデータロガーとして使うと、当然のことながら電池の寿命は短くなります。

ヒューズの型番は、

  • 11A / 1000V(Φ10 × 38mm)
  • 0.4A / 1000V(Φ6.3 × 32mm)

の2本です。

テストリードで測る先のつなぎ方さえ間違えなければ、ヒューズを飛ばすことはありません。でも、念のために、ペアで持っておくと良いでしょう。家電や電動工具の取り扱いで流れる電流を調べていて、100Vの電圧を測ろうとして、うっかり… テストリードも燃えてしまった なんてなんてこともありますから。

PC700 の 操作ボタン やり方

PC700の操作ボタンについて、ざっくりと書いておきます。くわしくは、公式のPC700の取扱説明書のPDFを参照してください。

電圧に合わせたら、あとは自動

表示部の下にある、4つのボタンは、左から

  • SELECT:レンジの表示の切り替え、周波数と電圧の表示なら交互にとか
  • RANGE HOLD:レンジの自動を手動にして、V、mV、μVなどに強制指定
  • ΛREL:基準値になる数値からの、相対値を表示する。
  • HOLD:測定表示数値を記憶する

この辺は、どこのDMMでも同じですね。

ファンクションダイヤルは、

  • 電源オンオフのスイッチ
  • 電圧の測定(直流、交流、VとmV)の4種類
  • 電気抵抗
  • 通電チェッカー
  • ダイオードテスター
  • 電流 (mAとμA)の二種類

を切り替えます。オートシャットダウン対応で、テストリードに電圧などの通電が無い場合は、自動で電源が切れます。

PC700のテストプローブ

付属のテストリードプローブは、TL-23a という型番で、消耗品です。

プラグの差し込み

テストリードの赤のプラグは、電流を測定する時以外は、右側の2つにさして使います。

黒は、グランド(アース)と決まっているので、黒のプラグにさします。

テストリード線は消耗品です

プローブの先に付ける クリップアダプタ があります。

クリップアダプタがあれば、つまんで固定できる

  • CL-14:みの虫クリップ
  • TL-9IC:ICクリップ式

を買って使っています。この2種類があれば、電子工作でのDMMの測定にこまることはありません。

PC700 をパソコンにつないでデータロガーとして使うやり方

PC700は、専用のUSBケーブルをつないで、パソコンでデータが取り込めます。

USBのフォトカプラを付ける

KB-USB7という赤外線通信ができるUSBのケーブル(1.4m)を付けます。PC700とは赤外線でデータ通信をするので、電気的に完全に絶縁状態です。

ケーブルの引き回しが欠点

このKB-USB7をつけると、右側にUSBケーブルがまっすぐにでてくるので、取り回しが少し配慮が必要です。ケーブルは、1.4mもあるので、つなぐノートPCなどは、PC700 から1m以上離すことができます。

パソコン側には、「PC Link 7」という専用のアプリケーションを7千円チョイで購入しインストールします。Windows 10で動きます。

PC Link 7は、最大で8台のKB-USB7を認識できる、つまり、8台のPC700などのDMMをつないでデーターを記録することができます。

こんなかんじで計測データを保存していく

PC700から、シリアル通信で計測データが送られてきます。それを経時的に保存してグラフにするだけのソフトです。これだけのWindows アプリケーションが7千円チョイとは高いですねぇ。

これで、家電の電流の測定や、USBの電流と電圧を測定してグラフにできるようになりました。

KB-USB7とPC-Link7でできること

  • PC700の表示されているデータを毎秒1〜2回のペースでパソコンに送信する
  • PC-Link 7は、数値をCVSファイルで保存し、測定値に関してはグラフ表示
  • データの時間制限はないが、その前に、PC700の電池切れが起きる

USBの電流と電圧を測るスニファ・ジグを作る

USBの電流電圧チェッカーではなくて、きちんとしたDMMで測ってみたかったので、測定のためのUSBケーブルの電源線を切って、作りました。

一つのPC700で電流、もう一台は、電圧を測る

USB2.0までの対応です。USBの信号線を切っていないので、USB2.0で接続するUSB-HDDもつないで、データの読み書きをしながら、その電流と電圧を測ることができます。

  • REALFORCEキーボードの電流と電圧を測った こちら
  • USB2.0 HDMIキャプチャー AVT-C878 は、こちら

家電の電流を測る(ラインセパレーターと電流クランプ)

sanwa の 電流プローブ CL-22AD と ラインセパレーター LS-11 の使い方

今回は、デジタルマルチメーター(以下、DMMと略する)につけて使うクランプ式の電流プローブ CL-22ADを買って使っているので紹介します。 Contents1 電流プローブ って何?1.1 ラインセ ...

続きを見る

まとめ

この記事は、2013年3月20日、2013年6月2日にライブドアの旧ブログに書いた、sanwaのDMMの記事をまとめたものです。5年経過した今も、家電などの電流と電圧を測ってデータロガーで見るために使っています。

ブログ記事内で、USBの電流の結果を載せていますが、このPC700二台のデータをパソコンでとりこんでグラフにしています。

DMMは、ガジェット&レビュー ブロガー必携のアイテム

2018年、Amazon EchoやGoogle Homeなどのスマートスピーカーの日本発売攻勢をきっかけに、IoT全盛時代に突入しました。

赤外線リモコンなどによる家電の制御のネタ的ににも、Raspberry Pi や Arduino でちょっとした制御系の電子工作もしなければなりません。

S爺
ホビー系ブロガーの王道である、iPhone(音楽プレーヤー)を軸にしたオーディオ ガジェット、PCオーディオ機器の自作や改造、部品換装など電子工作ネタは鉄板です。

DMMは、電子工作で必携のアイテムなんですよ。

ということで、今回は、初心者向けのデジタルマルチメーター PC700の紹介をしました。

高専や工業高校の電気科に入学した子供への入学祝いとしても、おすすめの一品です。

PC700シリーズには、PC-710というK型熱電対温度センサー(K-250PC、1400円)が予め付属した、温度計測もできるモデルがあります。

スポンサー広告

スポンサー広告

  • この記事を書いた人

S爺

週末にゲームに興じるジジイです。一ヶ月1万円で遊べる趣味を探求しています。

-工具, 電子工作
-

Copyright© サンデーゲーマーのブログWP , 2018 All Rights Reserved.