ここ数年で、中国の通販サイトが日本でも知られるようになってきました。
- アリ エキスプレス:AliExpress(https://ja.aliexpress.com)
- バングッド:Banggood(https://www.banggood.com)
- ギアベスト:gearbest(https://www.gearbest.com)
- トムトップ:TOMTOP(https://www.tomtop.com/jp/)
など、どんどん増えています。
2020年、武漢肺炎ウイルスのパンデミックが起き、中国共産党は世界覇権への露骨な態度するようになりました。
アメリカとの対決姿勢を強めています。アメリカと同盟国である日本は、中国と敵対することになります。
中国の業者との付き合い方を再考する時期にきていることを念頭に以下の記事を読んでください。
アメリカのAmazonは、日本で2000年11月から販売を始めました。以来、たったの20年で日本の流通業界を大きく変えてしまいました。
今、中国の通販会社が、Amazonと同じ手法で日本市場へ参入しています。
中国の通販会社が、アメリカのAmazonと大きく違う点は、本やCD、DVDの販売ではなく、”世界の代理工場の”中国が最も得意とする、スマホやタブレット、日用雑貨、嗜好品、おもちゃ、服飾品などを主に扱っていることです。

Amazonでも中国からの発送な業者も多いので、到着まで1〜2週間かかったり、梱包がボロボロだったりしますよね?。それと同じですよ。
Amazonが 20年で日本市場を制覇できた理由
ざっくりと箇条書きにすると
- 直接買い付けで流通コストを下げて、販売価格を安くした
- 「アフィリエイト」を広め、ブロガーに商品の紹介と買いあおりやステマをさせた
の2つです。
特に、「アフィリエイト」は、ブログやサイトを運営者にとって大きな収入源になり、専業でやる人が増えています。
アフィリエイトって何?
商品を紹介して、紹介記事や動画から商品が購入されたら、その紹介者に対して、紹介料を支払う仕組みのこと。
昔のAmazonのアフィリエイト(アソシエイト)は販売個数に応じて、紹介料が10%まで上がり、単位個数当たりの上限がなかった。
ブログやサイトとは言わず、ホームページと呼ばれていた頃、Macの情報をあつめていた○○○○○は、Amazonのアフィリエイトだけで、月に5百万〜2千万円を稼げた。
2ちゃんねる(今の5ch)のまとめサイトなども、フィギュアやゲームソフトの販売が多く月額3千万円以上稼げた。
Amazonがやってきたことを、中国の通販会社もマネてやっています。
以上を踏まえて、今回は、
gearbest で 物を買う方法を紹介
します。
gearbest が、他の中国通販会社に比べて何が違うのか?
- AliExpress や Banggood と比べて、日本語は機械翻訳なので、日本語が変
- 品ぞろえが、AliExpress より劣る
- アフィリエイトに関しても、日本語が堪能な中国人担当者が対応してくれる(一日1回応答)
- 決済は、クレジットカード各種とPayPal対応で、日本円での決済ができるのは、どこも同じ
gearbestは、グローバル展開なので英語です。商品説明やメニューなどすべてが機械翻訳です。
日本からの売り上げが伸びれば、違和感のない日本語ページも用意されると期待しています。
GEARBESTのサイトに登録して買い物をするまでの手順
- 英語を日本語に機械翻訳させる
- ドル表示の通貨を日本円に変更する
- アカウントを登録する
- 商品を選んでカートに入れていく
- カートで決済手続き
- 送り先の登録
- 配送方法
- 支払いまで済ませる
- 支払い完了メールを確認
1、2)gearbest のサイトを日本語に翻訳し、価格を日本円にする
この辺は、ブラウザの接続先や言語状況をみて自動で合わせてくれれば助かるのですが、2018年2月時点ではできません。バングッドやアリエキスプレス、トムトップはできます。
右上のメニューで、
- 「Language(言語)」を「日本語」に
- 「ship to 〜」を「Japan」と「円 JPY」に
変更します。
自動翻訳を選択します。
発送方法と決済を円に設定します。基本は、船便(指定無しの航空郵便)で送料無料になります。円(JPY)の決済にしておかないと、アメリカドル(USD)決済でクレジットカード引き落としにすると手数料がかかります。
Saveボタンを押せば記憶してくれます。
本来なら、「Country Website 」で、「Japan」が自動で、あるいはユーザ側で選択できても良いはずなんですが、まだ対応していません。いずれは、他の中国の通販サイトと同じように、ブラウザとIPアドレスから自動識別して合わせてくれるようになるでしょう。
3)アカウント登録をする
右上のサインインから、「登録」をクリックします。
ログイン画面で、FacebookやGoogleアカウントでもログインできます。
新規に登録してアカウントを作る場合は、右側の「SINE UP Nice To Meet You」のところから、登録していきます。
- ログインIDと兼用のメールアドレス
- パスワード
- 確認のパスワード
- ロボット自動登録防止の右に英数文字
をいれて、登録します。チェックボックスは、
- ギアベストの規約とプライバシーポリシーに同意する
- クールなメール配信情報を受けとる(登録したら50ポイントあげるよ)
です。これらのチェックをいれて、「Register(登録)」ボタンを押します。
すぐに、登録したメールアドレスに、ギアベストから確認と登録のためのメールが届きます。
「Let`s go! Click the link below to complete registration and activate your account :https://user.gearbest/com/… 」とリンクが貼られたところをクリックして、登録(registration)を完了させます。

欲しいものをカートに入れてもらって商品を買う段階で、送り先や支払いを決める段取りになっています。
4)商品を選ぶ
gearbestでの商品選びで気を付ける点を例をあげて解説します。
在庫のある商品を選んで、数量(QTY:quantity)を決めて「カートに追加」のボタンをおします。
ここで重要なのは、ACプラグがある製品の場合は、日本の仕様である、
- USプラグ
- 電圧が AC100Vをサポートしているか?
をチェックして、米国プラグ(US plug)を選択するようにします。
他にも、服飾品などは、サイズや色などいろいろと選ぶので、注意して選びましょう。
カートへ
買いたい物は、右上のカートで確認できます。カートで、自分の買いたいものは間違いないか?を確認しましょう。
セールや、クーポンコードを配布している製品もあるので、クーポンコードがあれば、それを入れます。
支払いは、PayPal か クレジットカード
支払いは、「PayPal」と「チェックアウトに進む」が選べます。
「チェックアウトに進む」は、クレジットカードでの支払いになります。
パソコンのソフトやクラウドファンディング(FC)でつくるガジェットなどへの支払いで、PayPalはよく使われています。すでに、PayPalで支払った経験のある人も多いと思うので、そのままPayPalで支払ましょう。

「チェックアウトに進む」でクレジットカード支払いにしたい人は、
ゴールドカードなら、通販での買物に手厚い損保(損害保険)が効きます。
船便で届く途中で紛失して届かなかったり、壊れた物が届いたときは、カードの保険が効きます。海外の悪徳業者が勝手に引き落としをしても、カード会社が交渉してくれますので安心です。
支払い方法をPayPalに指定してから、gearbestのページに戻ります。
商品の送付先を入力する
必要事項をアルファベットのローマ字で記入します。
海外の通販サイトでは、だいたいこんなかんじで、ローマ字入力をします。海外仕様なので、慣れていない人は戸惑います。
入力項目 | 例 |
First name:名前 | Hanako |
Last name:名字 | Nihon |
E-mail address | hanako@hage.com |
Street Adress (in English) | 1-1-1 Nagata-cho |
Street Adress (日本) | 東京都千代田区永田町1-1-1 |
Country:国 | Japan |
State / Country / Province:都道府県 | Tokyo |
City:市町村 | Chiyoda-ku |
Phone Number:電話番号 | 312344321(最初のゼロとハイフンなし) |
Zip Code :郵便番号 | 100-0014 |
こんなかんじで、項目を埋めていきます。
配送方法を指定
配送方法が表示されます。
Available Shipping Methods(利用可能な配送方法)で、自分の都合の良い送付方法を選びます。
英語表示になっていたら、自動翻訳で日本語にしてみてください。
送料無料のものは、「取り決めていない航空便」のため、品物の届く期間が15〜35日かかります。
Amazonと同様に、gearbestポイントがあります。支払いで使う時は使う分だけポイントを入れます。
一週間程度で届く「日本向けの航空便」は、600円程度の送料がかかります。他にも、リチウムイオン電池は航空便で送れないこともあって、送料が割高なことがありますので注意してください。
発送保険をつけることができます。中国の安い通販にまで手を出すような「通販のヘビーユーザ」は、ゴールドカード持ちだと思うので、クレジット支払いにしましょう。そうすれば、カードの損害保険が使えます。
最後に、決済方法を確認して、注文の確定「Place your order」をクリックして、確認のメールをチェックして終わりです。
あとは、品物が届くまで2〜3週間待ちます。
関税について
中国からの発送になるので、個人輸入になります。
関税は、商品の価値、価格の6割にかかります。一万円以下のものは免税、関税がかかりませんから、16666円以下のものには非課税扱いになります。
関税率に注意
中国の通販には、アパレル物も扱っています。革製品など関税が高い商品があるので、その辺を少し考えて買いましょう。
武器や麻薬など取り扱い禁止のものは輸入できません。

20年以上前から個人輸入をしてきましたけど、今は、中国からの輸入だけです。
商品が壊れていた、届かないなどのトラブル
日本のAmazonでの買物でも、壊れた商品が送られてきたり、商品が届かなかったりしたことが何度もあります。その都度、Amazonのサポートにメールをして対応してもらいました。
gearbestは、中国の通販なので、日本語が通じるかどうか不安だと思います。
gearbestにも、日本人はいないようです。でも、日本語が堪能な人がいるので、
- 難しい表現や曖昧な表現を使わない
- 箇条書きにして、分かりやすい日本語にして書く
ようにすれば、通じます。
ただし、Amazonのように、メールで送って数分で返事がきたり、直接電話がかかってくることはないです。
春節(中国の旧正月)で流通が止まる件
中国は、旧正月を祝う国です。日本の年末年始をイメージしてもらえばわかると思います。毎年、2月に中国の春節(旧正月)の間は、中国からの物流が止まります。
中国の通販も例外ではありません。
ただ、春節のセールはしていますから、品物が届くのが、1週間ほど余分にかかったり、混乱していて、品物が乱暴に扱われて壊れていたり、うまく届かなかったりすることは覚悟しておいた方が良いと思います。
gearbestのアフィリエイトについて
ガジェットのレビューする記事を書いているブログサイトには、gearbest など、中国の通販サイトの営業からメールが来ます。私も、前から、何度も何度もメールをもらっていましたが無視してきました。
アフィリカスなブロガーが増え、デタラメな提灯記事を連発しているのが不愉快ですよね。そいつらを批判だけしたんじゃ説得力がないし、つまんない。

gearbestの担当者は、思いのほか丁寧な日本語を返してくるので、すこし付き合ってみることにしました。→ 国防上の問題から、すべてを停止しています。
gearbestのアフィリエイト登録
gearbestのアフィリエイト専用サイトに登録します。
あとは担当者の指示通りにやれば、面倒な手続きをしてくれます。
商品のアフィリエイトリンクの成功報酬は、gearbest、TOMTOP、Banggood、AliExpress共に、7%前後が基準になっているようです。(Amazonは、ガジェット類で2%で千円まで、楽天は、1%)
商品をもらって記事を書く場合は、他のアフィリエイト広告をいれることはできません。(どこの通販会社も同じ)
クーポン配布のキャンペーンなどは定期的にあって、その記事を書けば○円の報酬方法もあります。
詳しくは、担当の人に教えてもらってください。
「gearbestからの商品の提供を受けて、レビューします」と書かれていれば、「これから提灯記事を書くので、読んでね」の意味になります。
正直に書かないで、あたかも自腹で買ったような表現を使うヤツも多いので、注意しましょう。

医局員時代に教授の命令で、メーカーから各種材料や機材のサンプルをもらって提灯記事レビューを専門誌に書く仕事を担当していましたから、臨床データを盛った提灯記事を書くことに関しては得意中の得意ですw。
職業「アフィリカス」が生まれる以前からやっていた仕事ですから、ある意味「天職かもしれませんwww」
まとめ
中国の通販会社、GEARBESTで買物をする方法をまとめました。
中国通販会社の悪いイメージ「安かろう悪かろう」は、結局、払拭されませんでした。
免責(責任逃れの断り)
必ずしも、Amazonのマーケットプレイスよりもすべての商品が安いわけではありません。
さらに、Wi-Fiなど通信機能を持つガジェットには、日本の認可が通った技適マークがない物、PSEマークがない物など、怪しいものだらけです。
ネットワークセキュリティ上問題のあるものだらけなので、買わないようにしましょう!
取引で起きたトラブルや商品に問題があっても、私には一切の責任がありません。すべて、自己責任でお願いします。

そもそも、国防上から、バックドアが存在するインターネットに接続する機器については慎重な使用を喚起する一文を入れていない時点で、アウトですよ。