有線LANケーブルをつなぐ、スイッチングハブは、3、4年で壊れる。我が家でも、順繰りで新品に交換している。
8ポート スイッチングハブ バッファロー LSW6-GT-8NSを買ったので長期レポート レビュー
見た目は、LSW5- のLANポートのステーテタス ランプの数が減って、1つで表示するようになった違いがある。
ただ、スイッチングハブには寿命があって、古いものを使っていると、ネット対戦が安定しなかったり、途中で切れたり、ラグがひどくなることがあるので、LANケーブルと一緒に新しい物に交換しましょう。
スイッチングハブって何?
有線LANケーブルの分岐や接続に使うネットワーク機器のこと。
これは、我が家のWi-Fiルーターの元にあるスイッチングハブで、24ポートタイプだ。ここから、
- Wi-Fiルーターからのインターネット回線
- 仕事場、工作室、二階など家の各場所に情報コンセントへ分岐
- 有線LANでつなぐPS4 ProやNintendo Switchなどゲーム機
- パソコン各種の有線LAN
- NAS
- nasne、ネットワークTVチューナー
- 24ポートが足りないので追加の16ポートスイッチングハブ
が、Ethernetケーブル(以下、LANケーブルで統一)でつながっている。
1本のイーサーネットケーブルを天井裏にはわせて、事務机のところまでもってきている。
事務机でも、プリンターやパソコンを何台も使うので、8ポートタイプのスイッチングハブで分岐して、それぞれにつないでいる。
スマホやタブレットも同時に使うので、Wi-Fi アクセスポイントとしてPA-WG2600HP3やPA-WX3600HPをつないでいる。
以上をふまえて、我が家で買って使っているスイッチングハブの紹介。
LSW6-GT-8NS を写真で紹介
LSW6-GT-8NSは、2018年4月に発売された現行モデル。
パッケージ内容は、
- LSW6-GT-8NS ブラック 本体
- ACケーブル 1.8m
- ゴム足
- 金属部への取り付け用磁石(マグネット)とネジ
- 保証書と取扱説明書
LSW6-GT-8NSの主なスペック
LSW5-GT-8NSと違う点だけ。「( )」は、旧モデルのLSW5-GT-8NS。
- 消費電力:最大3.8W(4.9W)
- 重さ:370g(500g)
- MACアドレステーブル:約4000(約8000)
- バッファ容量:192KByte(256KByte)
と、部品の簡素化でコストダウンと省電力に磨きをかけたものになっている。
バッファ容量が減らされているが、実用面でその差を感じる事はない。
LSW6-GT-8NSの正面観
電源はいれっぱなしなので、電源スイッチはない。
特に操作することもない。表示ランプで、つないだLANが正常に動作しているか?を確認するだけだ。
LINK / ACT(リンク / アクティブ)ランプの意味
- 1000Mリンク接続時
- 緑で点灯:リンクしている
- 緑で点滅:データの送受信
- 1秒間隔で緑の点滅:リープ検知時(ループ検知スイッチオンで)
- 消灯:つながっていない
- 10 / 100Mリンク接続時
- オレンジで点灯:リンクしている
- オレンジで点滅:データの送受信
- 1秒間隔でオレンジの点滅:ループ検知時(ループ検知スイッチオンで)
- 消灯:つながっていない
ループ検知スイッチは、大量のLANケーブルを配線して混乱している人がやらかしたときに使うものなので、普通のユーザは使うことはない。操作については、取扱説明書を参照のこと。
LSW6-GT-8NSの背面観
背面に、変更はない。
LANポートがつや消しの樹脂製になったくらいだ。
LSW5-GT-8NS を写真で紹介
赤い綺麗な化粧箱の中には、
- LSW5-GT-8NS ブラック 本体
- ACケーブル 1.7m
- 保証書と取扱説明書
- ゴム足
- 金属部への取り付け用磁石(マグネット)とネジ
が入っている。
LSW5-GT-8NSの主なスペック
BUFFALOのスイッチングハブを代々使っていると、LSW○ の数字が世代であることがわかる。今回は、LSW5なので、5世代目ってことになる。
- 対応機種:IEEE802.3ab (1000BASE-T)、IEEE802.3u (100BASE-TX)、IEEE802.3 (10BASE-T)対応機器
- 準拠規格:IEEE802.3ab (1000BASE-T)、IEEE802.3u (100BASE-TX)、IEEE802.3 (10BASE-T)
- 伝送速度:1000Mbps (1000BASE-T)、100Mbps (100BASE-TX)、10Mbps (10BASE-T)
- データ転送方式:ストア&フォワード
- バッファ容量:256KB
- 伝送路符号化方式:4D-PAM5(1000BASE-T)、4B5B/MLT-3 (100BASE-TX)、Manchester-coding (10BASE-T)
- アクセス方式:CSMA/CD
- データ転送速度:1,488,095pps(1000BASE-T)、148,810pps(100BASE-TX)、14,881pps(10BASE-T)
- アドレステーブル:約8000
- ポート数:8ポート
- 適合ケーブル:カテゴリ5e以上 4対UTPケーブル(1000BASE-T)
- 伝送距離 最大100m
- コネクター形状:RJ-45型8極コネクター
- スイッチング・ファブリック:16Gbps
- サポート機能:
- Auto-Negotiation (10/100/1000,Full/Half-Duplex)機能
- Auto-MDIX機能
- IEEE802.3x フローコントロール
- バックプレッシャー機能サポート
- 不良パケットフィルタリング機能
- ループ検出機能
- おまかせ節電機能[リンク・ケーブル長]
- EAPOL(IEEE802.1X)フレーム透過
- BPDUフレーム透過
- アイドリングストップ機能(IEEE802.3az Energy Efficient Ethernet)対応
- 電源 100V 50/60Hz
- 最大消費電力 4.9W
- 外形寸法(幅×奥行×高さ) 185×99×30mm
- 質量 約520g
といったかんじで、特筆すべき所はない。
モデルチェンジの度に、消費電力がひくくなっていた。さすがに5Wを切ってくると底打ちでこれ以下は下げようがないほどに省電力になっている。
LSW5-GT-8NS 裏面観
スイッチングハブには、表にLANポート(RJ-45ジャック)が並んでいるものと、裏面にあるものがある。
このタイプは、裏面にLANポート(RJ-45ジャック)が8個並んでついている。
注目すべきは、ACのメガネプラグがささるACコネクターがついている。つまり、このLSW5-GT-8NSは、ACアダプターによる電源供給ではなくて、電源を本体に内蔵しているタイプである。
半額でかえる中国メーカー のスイッチングハブは、ACアダプターだった。
ACアダプターの特長として、熱を発生する電源部をACアダプターで分離することで、スイッチングハブ本体の発熱を防ぐことができるはずなのだが…。
中国製チモンなので、LEDのランプが異様に明るくて眩しすぎるなど、期待どおりの怪しさ連発だった。
金属筐体で放熱をしているからなのか、40度前後とかなり熱くなることもあって、気持ちの悪いものだった。
ネットワーク機器には、情報が外国に筒抜けになる仕組みが組み込まれているかもしれないので注意!
LSW5-GT-8NS 正面観
正面に、ループ配線になっていないか?をチェックするスライドスイッチがついている。
LANケーブルを1本1本つなぐ先を確認してつなげば、ループ配線にすることはないので、私は使ったことがない。テストで、本当にループ配線を検知するのか? つないで実際にテストしたくらいだ。
前面パネルのLEDランプ(インジケーター)は、
LINK / ACT(リンク / アクティブ ランプ)
- 緑で点灯:リンクしている
- 緑で点滅:データの送受信
- 一秒間隔で緑の点滅:ループ検知時(ループ検知スイッチオンで)
1000/100M(スピードランプ)
- 緑で点灯:1000M動作(ギガビット接続)
- 橙で点灯:100Mで動作(100Mbpsで接続)
- 消灯:10Mbpsで動作(LINK/ACTは緑で点灯し、1000/100Mは点灯しない)
- 1秒間隔で点滅(緑/橙):ループ検知
LSW5-GT-8NS の使用上で気がついたこと
スイッチングハブの寿命を左右する空冷に気をつかってみることにした。
縦置きで置く場合、そのまま立てて置くと、下になる通気口をふさいでしまうことになる。こういった筐体は、ファンがついていないので、自然対流のチムニー(煙突)効果に期待したい。
そこで、ACコンセントの差し込み口側に一番発熱する電源部があることから、これを上にして、ラックの鉄の足部分に、付属のネオジム磁石をつかって固定することにした。
スイッチングハブの速度が遅い時の対策、対処方法
LANが遅い原因を探している人ので、別の記事にまとめなおした。
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まとめ
私は、スイッチングハブやLANケーブルは、4、5年毎に新品に順次交換している。理由は、定期的に新しいものに交換することで、家の中のネットワークが安定するから。
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