スピーカーは、スピーカーケーブルでアンプにつなぐ。

バナナプラグを使うと着脱が簡単にできるのでおすすめだ。

AVアンプでサラウンドを聞くために、6個のスピーカーをつなぐ。

5.1chサラウンドで、スピーカーケーブルは、+と-で、5個で10本つなぐ。

オーディオシステムは、アンプやスピーカーを取っ替え引っ替え、調整に手間がかかる。
スピーカーケーブルは、バナナプラグでつなぐようにしよう。
スピーカーケーブルの作り方(バナナプラグとケーブルのつなぎ方)
バナナプラグって何? スピーカーケーブルって何?

- オーディオ スピーカーケーブル:家庭用のアンプとスピーカーをつなぐケーブルのこと
- バナナプラグ:ピン型の端子で、測定器のプローブなどでも使われている

スピーカーケーブル(オーディオ スピーカーケーブル)
アンプとスピーカーをつなぐための銅線で、2本ペアになっている。

- 極性があるので、区別がつくように色が違うなど工夫されている
- ノイズが少ないツイストペア線もあるが値段が高い
- 銅線の太い、細いで音は、ほとんど聞き分けられない
ピンキリの世界で、オカルトによるボッタクリの価格のものがたくさんある。
30年前のバブルの頃は、K14の金線(58%金-銅合金)の1mが1万円とかで売られていました。今だと、1mが5万円くらいになりそう。
おすすめのスピーカーケーブルは?
スピーカーケーブルには、2種類あって、
- CCA:アルミに銅メッキをした銅線→純銅線より安い
- OFC:純銅の線 → 値段が高い
単純に金属の値段が違うからで、「アルミ < 銅 」だから。

線の太さは、AWG(アメリカンワイヤーゲージ)規格で、14か16 AWGがよく使われる。AWGの数字は 小さい方が太い。
電気抵抗の小さい 銅「OFC」線の方が音が良いと言われる。値段も2倍違うし。
若い頃から、幾度となくブラインドテストをして、銅線とアルミ線の違いを聞き分けることができない。

別室に待機しつつ、ケーブルの付けかえは他人にしてもらって、目隠しをして聞き比べなければブラインドテストにはなりません。
ヨリ線と太いのが好きなら、Amazonベーシックに 良いのがある。

14ゲージの ツイスト線(OFC)を 白い樹脂で被覆(ひふく)してある。30.5mで 3,672円だ。
ただし、ケーブルが 8mmと太いため取り回しがキツい。被覆をむくのが むずかしいので上級者向け。
外の白い被覆は凹みを狙って、らせん状に切り開くのがコツ。

分岐部に熱収縮チューブを忘れないようにいれておこう。

ケーブルの断線を防ぐ意味よりも、被覆の端がささくれだっているのを見えないようにする”見た目の解決”。
バナナプラグ
金メッキされているものを選ぼう。

Amazon Basics(Amazonのオリジナルブランド)のバナナプラグに興味があって買ってみた。

ケーブルの固定は、より線(銅線)の先をほぐしてカップの中で広げて押さえこむ機構。
金メッキが施されていて、ネジも加工精度が良くてしっかりとしまる。なかなか良い。
プラグ部も太すぎず、YAMAHA AVアンプのスピーカー端子にも、ささるのを確認しました。

秋月電子で買った ターミナル端子、バナナプラグ。安価で、金メッキだが、スピーカーケーブルをうまくネジで固定できない。

中国製パチモンのバナナプラグ。ケーブルを差し込んで、芋ネジで固定する。
スピーカー端子が密接して配置されているアンプで、指で持つ部分が細くて干渉しないメリットがある。
Amazonで売っている中国製パチモンのバナナプラグ。28本(赤黒2本14組)で999円。

驚異的な安さだ。軽いので、真鍮に金メッキではなく、アルミ合金に金メッキのようなかんじ。

穴に線を少しだして、ネジで締め上げる。ラジオペンチを使って、しっかりとネジをしめないとすっぽ抜ける。
バナナプラグも広がりが足りず、アンプやスピーカー側のバナナジャックが緩くて、すっぽ抜ける場合、プラグの「く」の曲がりを大きくしてやらなければならない。
ケーブルは芋ネジで固定、シリコンカバーで絶縁する昔ながらのタイプ(2×4本 1400円)が、信頼性が高い。

ケーブルの緩みも少なく、緩んでもグサグサするので分かりやすい。
バナナプラグをケーブルに取りつける
- 被覆をむいて銅のより線を出す
- プラグの元に刺して先をほぐす
- ネジこんで固定
スピーカーケーブルの線をむく

スピーカーケーブルの被覆(皮)をむく。
Amazon Basics のスピーカーケーブルは、銅覆アルミ線(CCA)。太さが、1.3mm2と記載されている。AWG16に相当する。
ケーブルストリッパーで、AWG18(1mm径)までのものは被覆がむけない。


銅線をプラグにさして先をほぐす
プラグは、赤と黒、白と黒など色分けされている。
スピーカー側の端子は、赤と黒の色に分けられている。
スピーカーケーブルは、赤と黒と交差しないように同じ色になるように(極性が同じになるように)取りつける。

銅線は、7,8mm飛び出るようにだしてから、指で軽く先をほぐしていく。

かたよらないように、全体的にほぐしてネジのついた先のカップに、はまるようにするのがコツだ。
絶対にAVアンプの上で作業してはいけない!
小さい銅線の切れ端が、AVアンプの空冷スリットから基板に落ちて、ショートして基板を壊す!

ほぐした銅線が長すぎると、うまく ネジこめない。短いと、銅線を固定できずに すっぽ抜ける。
中途半端だと、ケーブルが音で振動する時にジャリジャリのノイズの原因になる。

銅線がはみでないように、カップに収めるように、うまくねじ込んでいく。

銅線をしっかりと固定できたら、引っ張ってもケーブルが抜けることはない。

買う時は、ギリギリの5ペアではなく余分に買っておきましょう。
プラグの回転するバネ部分が緩くて 接続不良が多い。バナナプラグを揺さぶると音が出るw

対策として、回転しないようにハンダづけで固定してから、どのプラグも接続不良が起きなくなった。
ハンダづけするときに、Oリングなど樹脂部分を全部外す!
プラグが回転してケーブルのヨジレをなくす効果よりも、接続不良になることの方が困る。
スピーカー端子にケーブルをつなぐ
AVアンプ側のバナナプラグができたので、スピーカー側につなぐ線の処理をする。といっても…

15mm被覆をむいて、銅線をよじって(ねじって)まとめておく。

レバーを押して、銅線を入れる穴を開く。銅線を押し込んでから、レバーをはなすと、ロックされる。
単純な構造だ。このスピーカー側の端子は、何十年も変わっていない。
1年ほどで、銅線の表面や端子側の銅の板の表面に酸化皮膜がついて、通電が悪くなる。つまり、音が悪くなる。
半年に1度、この端子とスピーカーケーブルの銅線を接点復活材(コンタクトスプレー)で綺麗にしてから、差しなおすように心がけよう。

金メッキではない端子や銅線の端は、酸化皮膜を付きにくくする コンタクトグリースを少しだけ塗って、ティッシュで拭き取っておく。



スピーカーのバナナプラグ差し込み口にキャップが付いているものは、ラジオペンチでつまんで ひっぱれば とれる。
スピーカーのターミナルにバナナプラグをさす場合、バナナプラグの回転部分もふくめて全部ハンダづけすると良い

両端をバナナプラグにする。スピーカー側は振動で緩みやすいので、プラグもきつめに刺さるささるものを選ぼう。
銅線の端をハンダメッキで補強する … 良い音を長持ちさせるために
スピーカーケーブルにも寿命がある。10年で被覆がべたついたり、ボロついて、銅線が黒く酸化してくるので交換する。
ばらつく銅線には、ハンダメッキで固めておくと良い。
音で振動をし続けるスピーカー側は、振動が原因の接触不良が起きる。

銅線だけだと、酸化皮膜ができて、徐々に電流が通りにくくなっていく。
スピーカーの音が小さくなったり、音の振動でバリバリと雑音がはいったりするようになる。

だまされないようにしましょう。
過去30年を振り返って、ハンダで銅線の端を固めておく方が接触不良や、ケーブル付け根の疲労による断線のトラブルがない。
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柔らかいハンダに、スピーカの振動でバネで押しつける接点の銅の板が食い込む。音の振動で接触面積が、動的になじむので接触不良になりにくいんだろう。

バナナプラグ側は、ハンダメッキは付け根の部分に少しやるだけにとどめておく。
銅線の先は、ばらけることで、プラグ側のカップの中に広がって固定される。ハンダで固めてしまうと、うまくプラグがネジこめない。
そもそも、この部分も年に1度ははずして、接点復活剤で綺麗にしてから、またネジこんでおくものだから。

横の穴に線をだして、ネジで閉めるタイプでは、ハンダメッキをしておくと、銅線の細かいのがでなくて安全だ。
左右の端子が短絡すると、アンプを壊してしまう。不安なら、熱収縮チューブをかぶせておくのもありだ。
バナナプラグがキツい、ゆるい時の調整方法
バナナプラグのバネの部分は、アンプやスピーカーのバナナプラグジャックの径の大きさによって、緩かったり、きつかったりする。
中国製パチモンは加工精度が悪いので調整が必要だ。
キツくて バナナジャックに入らない時は、バネ部分をラジオペンチなどで 軽くつまんで 広がりを縮める。

薄い金メッキがはがれるので、ラジオペンチではさむ時、ティッシュやキッチンタオルを間にいれてやると 傷が付きにくい。
緩い時は、バネを広げる。尖った先をすき間に差し込むと良い感じに広がる。

プラグが きちんとささっていないと、電気抵抗が大きくなるので、音が小さくなったり、ジャリジャリの雑音がでる。
調整は大切だ。
スピーカーケーブルで注意すること
- スピーカーケーブルの余った部分を丸めてはいけない
- スピーカーケーブルの長さは、引き回しぎりぎりの必要最小限にする
- スピーカーケーブルは、たばねてはいけない
- ウーファーの近くにAVアンプを置くとケーブルが共振して緩んで接続不良になりやすい

スピーカーの配置は、壁からの音の反射波の逆位相化による音ムラに注意しよう。特に、サブウーファーは、その影響が大きい。
スピーカーの配置から、AVアンプとの距離をかんがえて、ケーブルの長さを調整する。
自分のPC部屋自慢(#お前らのpcデスク周り晒していけ)で、ケーブルを見せないように、まとめている人しかいないw
スピーカーやマイクケーブル、USBやディスプレイケーブルも一緒に束ねると、諸々の誤動作の原因になります。
物事を知らないニワカの証拠ですw
AVアンプのスピーカー自動調整機能を月1回やる

AVアンプは、スピーカー自動調整機能がついている。三脚にマイクを付けて、AVアンプにつないで調整をしよう。
スピーカーケーブルのどれかの接続不良があると、スピーカーの音量調整の数値がいつもと違ったり、スピーカー自体が認識されないこともある。

1度抜き差ししたら、AVアンプでの自動調整を忘れずに!
まとめ
「オーディオ」を趣味にしているとブログで自慢するなら、スピーカーケーブルとバナナプラグの扱いにも 慣れているはずなのだが…。
最近の「オーディオ」とは、スマホが音源で音の再生はワイヤレス イヤホンとヘッドホンのことを意味するらしい。
アンプにスピーカーをケーブルでつないで音を出す仕組みすら知らない子もいて、驚かされる。

2020年から潮目が変わって、日本の衰退が加速しています。
「オーディオに詳しい」と自慢げにブログ記事を書いているヤツがたくさんいる。
「銅線の端の処理にハンダメッキしといた方が良いよ」とコメントを入れても、「ハンダメッキって何ですか?」って返事がw
ハンダこても持っていない、ハンダづけもしたことがないって、中学の技術で何をやっていたのか? と呆れる。
他にも、アンプ内蔵の「アクティブスピーカー」とパワーアンプにつないで使う「パッシブスピーカー」の違いを知らないとか…。
バナナプラグのスピーカーケーブルやスピーカー台を自分で作れないのに スピーカーのうんちくを語る…
その程度のレベルで、「オーディオに詳しい」から「皆におすすめのスピーカーはこれだ!」とか、デタラメの記事を書くんじゃねぇ! ったくw
オーディオの知識が全くない連中が、「オーディオマニア」と嘘をつき、ブログや動画でスピーカやイヤホン、ヘッドホンを売り煽る… アフィカスだらけのひどい状況だ。