寸法を測る巻き尺も最近はデジタル化している。
直線距離を測るだけならレーザー光で一瞬で測れる。
しかも、mm単位だ。便利な世の中になったもんだ。
デジタル巻き尺は、レビューするガジェットの長さを測るのに使う。
巻き尺なので、腹回り（ウエスト）も測れる。まさかの105cm超え… Orz。
メタボが悪化しとるがな。
- 購入品：BOSCH レーザー距離計 Zamo 3
- 購入時期：2022年3月
- 購入価格：4,891円
- 購入店：Amazon Japan G.K.
こんな方におすすめ
- ひっこしの時、部屋の大きさをはかって、家具やカーテンの長さを決めたい
- LANケーブルやスピーカーケーブルの長さをきめたい
- ガジェットの大きさをはかりたい
- デジタルな巻き尺がほしい
ボッシュ Zamo3のレーザー距離計、デジタル巻き尺、ローラー距離計の長期使用レポート「Zamo 3を使ってわかった感想と問題点、不満」も
ボッシュ（BOSCH）は、ドイツの総合機械メーカー＆サプライヤー。自動車やバイクの部品ブランドで日本でもおなじみだ。
工具ブランドとしても知られている。
BOSCHはAmazonのタームセールで安く買えることがあるので、気に入って使っている。
BOSCHの電動工具は、緑はホビー向け、青はプロ向けと色で分けられている。
BOSCH Zamo 3 を写真で紹介
パッケージの透明な樹脂フィルムが異様に硬いため、取り出すのに苦労した。
ハサミで周辺を切り取るしかないのだが、手を切らないように注意しよう。
同梱物は、
- Zamo 3 本体
- 日本語取扱説明書、英語取扱説明書
- 単4乾電池2本 お試し
Zamo 3 の主なスペック
- 光源:レーザーダイオード（赤色）
- 波長:635nm
- 出力:1mW以下(クラス2)
- 測定範囲:0.15-20m
- 最小測定単位:1mm
- 測定精度:±3mm
- 電源:単4アルカリ乾電池x2
- マレーシア製造
- 1年保証
測定用レーザー光を直視しないように十分注意しよう。念のため、レーザ光保護めがねをつけることをオススメしたい。
縦横の長さを測って、長方形の面積を表示することもできる。あまり使う事はない。
メモっておいて、パソコン上で図面を引いて計算させれば良い。
Zamo 3の各名称
- 大きさ：10.5×3.8×2.2cm
- 重さ：乾電池2本込みで86g
小さく軽い。手の中にすっぽりと収まる。
電源ボタンと液晶表示のディスプレイだけのシンプルな構造だ。
裏側に、電池の出し入れするふたが付いている。
測定基準面は、本体の手前（底面）だけなので、本体の長さ10.5cm ＋ 5cmの 16cm以上の距離を測ることができる。
単4電池2本で動作する。防水ではない。
電池は、毎週 数分使う程度なら、半年は持つ。
先にレーザー管の開口部と受光するレンズが付いている。
黒いシリコンカバーで、アダプター用の端子はカバーしてある。
レーザー距離計として使う時は、黒いシリコンカバーは端子を保護するために付けておこう。
レーザー距離計は、もう一つ持っている。
GML 50は、2014年頃、 Amazonのタイムセールで安かったので買った。
GML 50は、家の外構（排水溝、駐車場、柵、外壁など）の整備や修理で、工務店との話をするのに重宝した。
GLM 50は、青のボディをしているので プロ用だ。
Zamo 3が、屋内の20mまでしか使えないのに対して、GLM 50は（直射日光を避けた夕方に）屋外で50mまで測れる。
GLM50の距離測定の基準点は、底面、レーザ発射口、本体真ん中の3か所どれかを選べるが、Zamo3の距離測定基準点は、底面だけなので、GLM50と比べると使いにくいシーンがある。
サラウンドのスピーカーまでの距離を測ったり、スピーカーケーブルの長さ、プロジェクターのスクリーンのサイズや距離をきめるのにも、レーザ距離計があると便利ですよ。
レーザを吸収したり反射しすぎる素材の表面にレーザーを当てると、距離が正確に測れない
Zamo のおもしろいところは、アダプターを付けて長さを測る方法を変えられることだ。
Zamo 3 用 アダプター
日本では、巻き尺とホイールアダプタの2種類しか販売されていない。
着脱方法は、付属のマニュアルにイラスト入りで書かれていて簡単にできる。
カチッとクリック感が効いて良い感じに取りつけられる。
外すのは、左右のリリースボタンを親指と人さし指で押さえて引っ張る。
巻き尺アダプター 1 608 M00 C26 1845円
- 測定範囲：5mm〜1.5m
- 測定精度：± 1.0mm 25度
- 大きさ：3.8 × 3.4 × 2.2 cm
- 重さ：30g
ケーブルの引き回しでケーブルの長さを決めるのに、直線距離はレーザーで測る。
曲げて引き回す部分は巻き尺アダプターを使う。
雨樋の縦パイプにバンドをかけてカメラを設置する時に、バンドの長さを決めるのに使った。
Apple Watchのシリコンバンドを注文するときにも、バンドの長さをあらかじめ調べるのに使える。
服をネットで注文するとき、自分の体のサイズを測るのに使える。
Apple Watchのバンドの長さを選ぶ時 Zamo3で腕の太さを測る
Apple Watchのバンドの長さを決めるのに、付けたい側の手首の太さを測るのに、Zamo3の巻き尺は便利だ。
セロハンテープで とっ手を手首にはり付けて… ぐるりと巻き尺を回す。
運動をしなくなって年を取ったので、手首も細くなってきているのが分かる。
ホーイールアダプター 1 608 M00 C24 1845円
コロコロ転がして、距離を測るアダプター。紙の地図の上を転がして長さを測る「マップメジャー」と同じ仕組みだ。
- 測定範囲：〜20m
- 測定精度：± 5.0mm/ｍ（1mあたり、5mm程度の誤差がでる）
- 大きさ：3.8 × 4.8 × 2.2cm
- 重さ：20g
DIYで使うが、あまり出番がない。
ローラーを転がす表面の性状に影響を受けやすいのが欠点だ。
ホコリや油で滑るようなところ、濡れていたり、粘着するような物質がついていたりするとダメ。
ローラー部も含めて Zamo3は防塵防滴仕様ではないので壊す危険もある。
曲面に貼る粘着テープの長さを正確に知ったところで、日曜大工レベルでは それほど精度を必要としない。
これが有効に使えるシーンを見つけたら、また追加する。
Zamo3専用ケースもあるが…
Boschの青いボディの計測器には専用のキャリングケースが付いている。
Zamo3はホビー用途なので、別売である。1800円と高いので、100均で適当な大きさの透明ケースに入れていたが…。
よく使うので、書斎の机のペン立てに置いている。
ケースは使わない。
まとめ
レーザー計測モジュールが安く中国で製造されるようになって、この手の物差しが安く作れるようになった。
ボッシュの工具は、Amazonのタイムセールで買うと安く買える。
リモートオフィス全盛期、パソコン机周りを飾り立てては動画、Twitter、ブログで自慢しているアフィカス連中に、ぜひおすすめしたい。
机やラックなど家具のサイズを測るのに、レーザー距離計は、めっちゃ役に立つ。
もちろん、昔ながらの金属テープの巻き尺も「重いし不便だし」と文句たらたらで使っているｗ。
レーザー距離計は、ガジェット通を気どるなら、一つや二つは持っていないとねぇ…。
mm単位で正確に直線距離が一瞬で測れるのを1度経験してしまうと、元には戻れない。
レーザーによる距離測定技術とその半導体、IC回路、基板は、兵器にも応用できる重要な技術である。
特に、自動運転には、ステレオカメラからの映像情報だけでなく、レーザーで距離を実測することで精度が上がる。
そのためのレーザー式レーダのモジュールは、重要なパーツになる。
国内内製化にしなければならないものが外国依存になっていることに危機感を持たなければならない。
