VUメーター「VU3」を既に持っているにもかかわらず、VU22にも 興味があったので 買ってみた。
結論から言うと、
VU22は、かざりの音量メーター(VUメーター)に特化して いさぎよい。
書斎の机、PCモニターの下に並べてみた。こんな感じで、メーターの針が音の大きさに合わせて ぴょこぴょこ動く。
「これの何が良いのか?」と聞かれても説明に困るが…、わかる人には わかってもらえるはず(苦笑)。
- 購入品:Nobsound VU22(Douk Audio VU22)
- 購入時期:2024年 3月
- 購入価格:10,064円
- 購入店:SHENZHEN CAVINS CO.,LTD(アマゾン マーケットプレイス)
こんな方におすすめ
- 「デスク環境」を自慢したいので、他人とカブらない光り物がほしい
- オーディオに「昭和」の趣(おもむき)を入れたい
- 小さな音でも ちゃんと針が動くVUメーターが欲しい
私は、この製品を自分で選んで、自腹で買って試している。
製品やサービスをタダでもらって、宣伝・提灯記事や動画をネットにばらまく”アフィカス”のステマ犯罪にうんざりしている。
私のブログには 広告案件記事はない。外国スポンサーの影響を受けないので 本当の事が書け、情報工作(プロパガンダ)もない。
Douk Audio VU22 の使用レポートと使い方の紹介
アフィリエイト広告のリンクではないので 安心してクリックしてください。
アナログVUメーター って何?
VUメーターは、スピーカーの音の大きさを 針の動きで表示する機器である。
このVU22は、スピーカーを鳴らす音の大きさではなく、LINE出力のアナログ音声信号の大きさを表示するので、「VUメーター」ではなく「レベルメーター」と呼ばれるものである。
VU22の基本的な つなぎ方を模式図に示すと、
音楽ソースのプリアンプから、スピーカーを鳴らすパワーアンプをつなぐオーディオケーブルの間に、VU22を入れる。
プリアンプとパワーアンプの間は、ノイズ混入や減衰しないように短くしなければならない。
なので、VU22を間に入れると音が悪くなる可能性は高い。
スピーカーの音の大きさを表示できる”本当の”VUメーター VU3 については、
こちらで紹介している。
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Douk Audio、NobSound って何?
Douk Audio、Nobsoundは、中国のオーディオメーカーのブランド。
Douk Audio&One Little Bearのブランド名で、オーディオ爺達に人気だ。
中国ならではの怪しいオーディオ機器を開発、製造、OEM販売している。
Douk Audio VU22 の良い点と悪い点
VU22のメリット
- 「昭和」のオーディオブームを懐かしみ 感慨に浸れる
- 部屋を暗くして 音楽を楽しめる
- 聞く音を大きくしなくても、針は良い感じにピョコピョコと動く
- オーディオシステムに組み込むことなく、内蔵マイクでも針は動く
VU22のデメリット
- 音が良くなるものではなく、見た目だけのもの
- 意味のないものなのに、1万円超の価格は高い
Douk Audio VU22 を写真で紹介
パッケージは、
- VU22 本体
- USB-A→USB-C 給電用ケーブル(信号線あり)90cm
- 英語/中国語の取扱説明書
AliExpressでは、「One Little Bear」のブランド名の方がよく見かけて、送料込 70ドルくらい。
今回も、初期故障の時の面倒な手続きを嫌って、日本のアマゾンで、NobSoundブランドのものを買った。
USBケーブルは、データ線がある USB2.0のケーブルである。
Douk Audio VU22 の主なスペック
- 音声入力端子:RCA端子 / 3.5mm径ミニステレオジャック
- 入力インピーダンス:100KΩ
- 入力電圧:0.1〜2Vrms
- 音声出力端子:RCA端子 / 3.5mm径ミニステレオジャック
- 対応音声周波数:5Hz〜20KHz
- VUメータのサイズ:φ 45mm
- バックライトの調整可能
- 色の変更可能
- 明るさの調整可能
- 動作電圧:直流DC 5V/1A以下( 5V/0.5A以下)
- 生産国:中国
- 保証:不明、記載なし
それでも、Aliで買うよりはトラブった時はマシです。
Douk Audio VU22 のサイズ感
大きさと重さは、
- 大きさ:17.7 × 11.5 × 5.9 cm
- 重さ:709g 実測
メーターの直径は、4.1cm。
四角いアナログ電圧計メーターの製造する工場がなくなっているので、丸型の電圧計の方が入手性が良いようだ。
そこそこ重いので、ケーブルのクセで浮き上がることはない。
Douk Audio VU22 の正面観
VU22の正面には、左から
- 電源ボタン
- ゲイン、VUメータのランプ色、VUメーターの明るさの変更する選択ランプ(赤)
- VUメーター2個
電源ボタンは、メカニカルなので、押し込んだままにしておけば、電源ON/OFFはUSBの電源側からできる。
選択ランプ(赤)は、
背面にある つまみ「マルチファンクションノブ」を使う。
押して 選択を変更、回して調整。
- GAIN:VUメータの針の振れを調整
- COLOR:VUメーターのランプの色を変更
- LIGHT:VUメーターのランプの明るさの変更
背面のつまみは、クリック感のあるロータリーエンコーダである。
GAINの調整は、左側メーターが赤く点灯している間だけ変更できる。
最高感度、つまり↑のように 右に針が振り切れるようにしておくのが おすすめだ。
数秒しか赤く点灯しないので、つまみを うまく使いこなして 設定しよう。
VUメーターは、4cm径で 視認性は良い。中国のデザイン センスならではの”金縁”は好みが分かれるところ。
日本なら銀縁が好まれる。
Douk Audio VU22 の背面観
VU22の背面には、
左から、
- 出力端子:RCA左右、AUX(3.5mm径ミニステレオ)
- 入力端子:RCA左右、AUX(3.5mm径ミニステレオ)
- LINEとMicの切替スイッチ
- マイクの穴
- マルチファンクションノブ
- 電源ポート:USB-C
端子は、どれも金メッキが施されている。
入力端子、出力端子
RCAケーブル、3.5mmステレオプラグケーブルの どちらでも使える。
RCAと3.5mm径ステレオミニジャックは排他的である。
電源ポートと電源ケーブル
電源ポートは、USB-Cだ。
付属のUSB-Cケーブルは、USB2.0のデータ線があるタイプ。
それでも、他のUSB-Cと区別すべく、タグをつけておこう。
VU22の消費電力を、USB充電テスターで調べた。
最大で、5.1V/0.3A 1.5W。VUメーターのライトの明るさや色によって LEDの消費電力が影響する。
暗いライトで単色にするなら、5V/0.2A 1W だ。
Douk Audio VU22 の底面観
裏側には、4本のゴム足があるだけで、他にない。
Douk Audio VU22 の つなぎ方
VU22は、内蔵マイクを使う方法と、プリアンプのプリアウト出力(LINE出力)を通す方法の2つが選べる。
プリアンプとパワーアンプの間に入れる場合、音質の劣化が起きてしまう。
なので、単純に スピーカーの近くにおいて VU22に内蔵のマイクからの音で 針を動かすのが良い。
中級以上のAVアンプには ZONE機能があるので、ZONE2のプリアウトを VU22に入れよう。
これなら、5.1chサラウンドでも、ミックスダウンして ステレオ音声が ZONE2から出せるので、VU22が使える。
既存のオーディオシステムの間に入らないので、音が劣化することもない。
音が出ているか出ていないか?をメータの針の振れで知ることができる
私の書斎は、5.1chサラウンド、50インチブラビアXRでテレビゲームが楽しめる。
ついでに、プレイ動画は常に撮れるように ゲーム録画システムも組んでいる。
S爺のゲームプレイ日記は こちら。
AVアンプRX-A4AのZONE2のHDMI出力側はHDMI録画に使う。
ZONE2は、HDMI映像と5.1chサラウンドをダウンミックスしたステレオ2ch音声が出力されるのだが、映像と音声が一発で出ることはない。
対策として、ZONE2側にもモニターをつないで、映像と音声が出ているのを 毎回 確認している。
音声も出ているのか?を確かめるためにモニターのイヤホン端子にヘッドホンをつないで聞いていた。
今回買った VU22を モニターのイヤホン端子(音量最大)とつなぐことで、メーターの針の振れで ゲームの音が出ているのを確認できるようになった。
ヘッドホンを 毎回 かぶらなくても目で確認できる。
Douk Audio VU22 の 感想
メーターの色は、マルチカラーLED(三色LED)で変化させているようで、緑や赤が妙に明るく、黄色がまぶしい。
オレンジの電球色は 良い感じだ。
電源ボタンをオンのまま、USBの電源を切っても、色の情報や明るさ、メータ感度などの情報は保持される。
VU22のマイクを使った時の感想、問題点
- マイクは、モノラルなので、2つのVUメーターは、同じ動きをする
- 周辺の音に反応するので、声を出しても、机をたたいても 針は動く
- オーディオシステムには 一切関係がないので、設置で音に影響を与えない
VU22のLINE入力の 感想と問題点
- パススルーで、音質の劣化は よく分からない
- ノイズが入ったとか音が悪くなったかんじはない
- 音が小さすぎたり、ある種の音は 検知されず 針が振れない
- 針の動きは、いい加減で レベルメーターとしても意味をなさない
Douk Audio VU3 と VU22 の違いについて
Douk Audio VU3と VU22の違いをかじょうがきでまとめた。
- VU22は LINE出力(プリアウト)の音声信号の大きさを表示する「レベルメーター」
- VU3は、スピーカー出力の音声信号を表示する「VUメーター」
- VU22のメーターは、反応しない大きさの音や種類があって 不正確である
- VU22のメーターは、聞く音が小さくても しっかりと針が動く
- VU22のメーターは、オーディオにつながず、マイクで 周辺の音を拾って 針を振らせることができる
つまり、VU3を使いこなすには、それなりの工夫が必要なのに対して、VU22なら 簡単に 小さな音でも針がうごくメーターになる。
まとめ
VUメーター、レベルメーターを欲しがるのは、昭和のオーディオブームを経験した ジジイしかいない。
今回は、「VU3とVU22の違いについて知りたい」とリクエストを昔もらっていたので、買ったついでに記事にした。
参考になれば幸い。