耳をふさがない 骨伝導イヤホンが話題だ。
音もれは少ないのに、通話だけでなく音楽も聞けるほど音質が良くなったからだ。
私も、Shokzの骨伝導イヤホン「Aeropex(OpenRun 無印)」を気に入って使っている。
今回、Aeropexの後継機種「OpenRun Pro」が出たので買ってみた。
結論から言うと
Aeropexより 音は良くなった気がする。
ラジオに例えると、Aeropexが短波放送よりマシ、OpenRun Proは まだ中波AM放送以下。
こんな人におすすめ
- カナル型イヤホンをつけっぱなしで 耳が痛くなった(外耳道炎を起こした)
- 通話やビデオ会議が多い リモートワーカー
- リアル5.1chサラウンドでゲームをしながら、チャットする
- 家事や仕事のワンオペ中、電話にも出なきゃいけない
- スポーツジムで使う(ランニング、サイクリングする)
- 購入品:OpenRun Pro Blue S810
- 購入時期:2022年2月18日
- 購入価格:19999円
- 購入店:GREEN FUNDING / フォーカルガジェット(フォーカルポイント)
左下の戻るボタンやXで戻ります。
私は、この骨伝導イヤホンを自分で選んで、自腹で買って試している。
Shokzのイヤホンをタダでもらったアフィカスによる提灯・広告記事や動画に不満を持ち、自腹で買った人のホンネとコスパの正直な感想を知りたい人向けに、本当の事を書いている。
代理店依頼のステマ記事ではないので、値引きクーポンコードはない。
骨伝導イヤホン「ショックス オープンラン プロ」の長期使用レポート
音楽や映画など「鑑賞」には音が悪いので使えません。
Shokz(ショックス)って何?
ショックス(Shokz)を4行でまとめると
- 2021年12月、AfterShokz のブランド名を、Shokz(ショックス)に
- 米国の骨伝導イヤホンのメーカー「Voxtech Co.,Ltd.」のブランド名
- 製造、開発は中国、Shenzhen Voxtech Co.,Ltd.
- 日本では フォーカルポイント(コンピュータ)が代理店 → ステマまがいの宣伝が鼻につく
骨伝導って何?
骨伝導とは、音を脳に伝える器官(蝸牛)がある側頭骨(頭がい骨の一部)に音の振動を直接伝えること。
そもそも、イヤホンやヘッドホン、スピーカーには、電気信号を空気の振動にかえる「ボイスコイル」と紙の振動板「コーン」がついている。
小中学校の理科で音とスピーカーの仕組みは習う。音が振動しているのを確かめる実験もした。みんな 覚えているよね?
骨伝導イヤホンは、音の電気信号を音に変えるために空気を震わせるスピーカーのコーン(振動板、紙)はなくて、皮膚を通して骨に音の振動を伝える。
頭がい骨に音の振動が伝えられれば音が聞こえる。たとえば…
口の中の上の歯、(やせている人なら)ほうぼね、耳の後ろの骨の出っ張り(乳様突起)に、Shokzの骨伝導パッドを当ててみよう。
骨伝導パッド部分は、かすかに音が鳴っているだけなのに、上の犬歯に当てると音が聞こえてくる。
ティッシュの箱、空き箱をパッドではさんでみよう。箱が共鳴して音の悪いスピーカーになる。
ただのスピーカーで、ダダ漏れの音が耳から聞こえているだけのニセモノです。
Shokz OpenRun Pro 骨伝導イヤホンを写真で紹介
パッケージは、黒い箱が茶筒のようで開けづらい。
ハードケースの中に、OpenRun Proと充電ケーブルが入っていた。
OpenRun Pro の同梱物は、
- OpenRun Pro本体
- マグネット充電ケーブル(専用充電ケーブル USB→専用コネクタ)60cm 1本
- 収納ポーチ(ハード キャリングケース)
- 取扱説明書/保証書
パッケージ内容で気になった点は、2つ。
- 専用収納ケース
- 専用のマグネット充電ケーブル
専用ケースは、Aeropexのふにゃふにゃのシリコンポーチと比べて、しっかりとした固いケースになったのが良い。
カバンに入れて持ち歩いても、つぶれて壊してしまう心配がない。Aeropexも入るので、兼用にする。
旧モデル Aeropexの 特殊形状の充電コネクタと同じ形式。磁石でくっつく。
AeropexとOpenRun ProのUSB充電ケーブルのコネクタを比べてみたら、同じだった。
今回は、1本しかケーブルが付いていない。
Aeropexで使っている2本のケーブルも使えるので、1本は予備でとっておこうか。
OpenRun Proの主な仕様
- 型番:
- スピーカードライバー:骨伝導トランスデューサー
- 感度:105 ± 3 ㏈
- 周波数帯:20Hz〜20kHz
- マイク感度:-38㏈ ± 3㏈
- Bluetooth V5.1
- コーデック:SBC
- プロファイル:A2DP、AVRCP、HSP、HFP
- 周波数帯:2.402〜2.48GHz
- 電波出力:4dBm
- 距離:10m
- バッテリー:リチウムバッテリー
- バッテリー容量:140mAh
- 充電電圧:5V
- 待機時間:10日間
- 連続再生時間:すこし大きめの音で 12時間半
- 充電時間:約1時間、最初の5分の充電で1.5時間分 テスト確認中
- 防滴性能:IP55(防滴仕様)
- 重さ:28g
- 中国製造
- 保証期間:2年
保証は、2年。
SONYのイヤホンやヘッドホンは、ソニーストアで買えば3年保証だ。
2年が長いとは言えない。
この手のシリコン被覆のガジェットは、シリコンが破れる傾向的な問題を抱えている。
https://jp.shokz.com/pages/product-registion
忘れないようにユーザ登録をしておこう。
海外ガジェットの輸入販売の老舗 フォーカルポイントなので面倒はみてくれる。
サポート修理のコスト分は国内転売価格に転嫁して高くしているんだから。
ボディの色は、4色から選べる。
- ブラック
- ベージュ
- ブルー
- ピンク
4色あれば、みんな同じ色でカブる心配も少ない。
旧モデル Aeropexと OpenRun Proとの違いは何?
2019年に発売された旧モデル Aeropexと、今回のOpenRun Proと表でざっくりと比べてみた。
OpenRun Pro | Aeropex | |
定価 | 23880円 | 19998円 |
日本での販売 | 2022年1月 | 2019年 |
骨伝導パッド形式 | 第9世代 Shokz TurboPitch | 第8世代 Premium Pitch |
重さ | 29g | 26g |
Bluetooth | Ver 5.1 | Ver 5.0 |
通信可能距離 | 10m | 10m |
コーデック | SBC | SBC |
専用アプリ | あり SHOKZ | なし |
マイク | ノイズキャンセル | ノイズキャンセル |
防水機能 | IP55 | IP67 |
充電時間 | 1時間 | 2時間 |
バッテリー容量 | 140mAh | 145mAh |
再生可能時間 | 10時間 | 8時間 |
カラーバリエーション | 4色 | 4色 |
- 骨伝導パッドの形式が、1世代新しくなった
- 急速充電で 充電時間が半分に
- 重さが、3g増えた
- Bluetoothのバージョンが 5.1にアップ
- 専用アプリで、イコライザが使えるように
- 再生可能時間が少し増えた
- Bluetoothのマルチポイントに対応
OpenRun Proの 骨伝導パッド部、イヤホンの形状
外観は、Aeropexとほぼ同じ。マイナーチェンジに過ぎない。
端からみても、言われなければ、その違いが分からない。
OpenRun Pro の コントローラ部
操作ボタンは、左右に分かれている。
左には、ボタンが1つ。
右には、マイクの穴とボタンが2つ ついている。
右のドライバー部
右のドライバー部(骨伝導パッド部)にはマイクの穴があいている。
イヤホンのツル(柄)の太いところが、コントローラのボタンがついている。
ボタンは、Aeropexより ひとまわり大きくなって押しやすくなった。
- 電源/ ペアリング開始、音量大
- 音量小
の2つのボタンがある。
操作は、旧Aeropexと同じ。
- 電源ON:電源/音量大 を2秒長押し「アフターショックスへ ようこそ。バッテリーはおよそ…」
- 電源OFF:電源/音量大を3秒長押し「終了します」
- ミュート(マイクオフ)ON/OFF:通話時に 2つのボタンを同時に2秒長押し「ミュートしました/解除しました」
- イコライザ切替:音楽再生時に2つのボタンを同時に3秒長押し「イコライザーを変更しました」
- バッテリー残量:音楽停止時に、どちらかのボタンを短押し「充電されています」など
- 音量調整:音量大、音量小 、ビープ音 、16ステップ
イコライザーは、
アプリから、イコライザのプリセット「スタンダード」「ボーカル」の2つが選べる。
電源コネクタに充電ケーブルをつなぐ
電源コネクタには、磁石でくっつく。
コネクタの向きが後斜めに変わったので、充電する時のケーブルの引き回しの都合が変わった。
充電しながら、聞くことはできない。
LEDランプの意味は、
- 赤 点灯:充電中
- 青 点灯:充電完了
- 赤と青と交互に点滅:ペアリングモード
- 青 点滅:着信
- 赤 点滅:バッテリー残量少
左のドライバー部
左の骨伝導パッド部には、マルチファンクションボタン(マルチボタン)が1つ付いている。
操作は、
- 音楽
- 音楽再生/一時停止:クリック1回(短押し1回):ビープ音
- 次の曲へ:ダブルクリック(短押し2回):ビープ音1回
- 前の曲に戻る:トリプルクリック(短押し3回):ビープ音1回)
- 電話
- 電話にでる:クリック1回(1回短押し):ビープ音2回
- 電話を切る:クリック1回(1回短押し):ビープ音1回
- 通話を切って次の着信に出る:2秒長押し(ビープ音1回)
- 着信拒否:着信時に2秒長押し(ビープ音2回)
- 音声ダイヤル:2秒長押し(ビープ音1回)
- 最後に通話した番号にリダイヤル:音楽停止で2回短押し「リダイヤルします」
マルチポイント機能(マルチポイントペアリング)
マルチポイント機能は、ペアリングした2台のスマホの音声(通話)を自動で切り替える機能。
例えば、iPhoneでゲームをしている時に、Androidスマホの電話が鳴って「電話に出る緑の受話器のアイコン」をタップすると音声がAndroidスマホに切りかわる。
OpenRun Proは、OpenCommと同じく、マルチポイント機能の有効化すれば使える。
スマホアプリ「Shokz」で、オンオフができる。
アプリを使わず、手動でマルチポイント機能のオンオフをするには…
マルチポイント機能をONにする手順
- 二台のスマホかタブレットをペアリングする
- 電源ボタン長押しでペアリングモードにしてから、
- 電源ボタン/+とマルチファンクションボタンを同時長押し3秒 → 「マルチポイント接続を…」
- 電源ボタン長押しで電源オフ、電源ボタンを短押しで再起動
マルチポイント機能をOFFにする手順
- 電源ボタン長押しでペアリングモードにしてから、
- 音量ーとマルチファンクションボタンを同時長押し3秒 → 「マルチポイント接続を…」
- 電源ボタン長押しで電源オフ、電源ボタンを短押しで再起動
電源を入れるたびに、二台のスマホに接続して、「接続しました」のアナウンスがうるさいので、電源をいれてしばらくは頭につけないようにしよう。
OpenRun Proの初期化、工場出荷状態に戻す操作
- 電源をオフ
- 電源ボタンを長押ししてペアリングモードに「ペアリング」
- マルチボタン、電源/音量大、音量小 の3つのボタンを同時に長押し 3〜5秒
- ビープ音「ポーピー」(ブルッと振動)
- 電源をオフ
アプリ 「Shokz」
Android、iOSのアプリストアからダウンロードして使う。
Shokzアプリでできることは、
- OpenRun Pro だけ対応(Aeropexなど いままでのモデルには対応してない)
- マルチポイント機能のオンオフ
- イコライザの切替:「スタンダード」と「ボイス」の2択しかない
- ファームウエアのアップデート
既にペアリングしているOpenRun Proは、設定 → Bluetoothで、「このデバイスの登録の解除」をして最初からの接続設定をした方がうまくいく。
既にペアリングしているのに、デバイスが見つからない場合は、アプリの再起動か、デバイスを探す 次へ で再接続を試みよう。
イコライザは、「スタンダード」と「ボーカル」の既定設定があるだけで、ユーザが各音域のレベルを自由に調整できるわけではない。
Amazon MusicやApple Musicなど、いつも聞いているサブスクを再生しながら、スタンダードとボーカルを聞き比べてみよう。
スタンダードの方が低音が響くのが分かる。
オープンラン プロ(OpenRun Pro)を実際に聞いた感想
OpenRun Proって 本当のところは どうなのか? 知りたいはず。
『イヤホンやヘッドホンと比べて音はかなり悪い』のを大前提で話をしていますよ。
試供品を無償で配布して書かせた ステマ記事や動画に共通する、「劇的に」「ものすごく」音がよくなったと買いあおりの決め文句が過大表現であることが分かった。
音の良し悪しは、個人の好みで違う。
骨伝導パッドをどこに当てているのか?の接触位置で音の質が大きく変わる点も留意してほしい。
日頃から ”まともなオーディオシステムでゲームや音楽を聞いている”私の音の好みから判断するに、決して”劇的に”音は良くなってはいない。
今回は、耳せんが付属していないが、ウレタンの耳せんをして OpenRun Proの音を聞いてみよう。低音がよく聞こえているような気がする。
しかし、高音や低音を聞こえやすくするためか、音漏れも少し増えている。
なので「Aeropexと比べて 音の違いは ありません」なんて正直に書いたり、動画を作れませんからw
OpenRun Pro と Aeropexの違いは?
- ぱっと見た目は、その差がわからない
- 骨伝導パッド部は OpenRun Proの方がすこし薄くなった。
- 電源/+ボタン、音量ーボタンが、少し大きくなって押しやすくなった
- OpenRun Proの骨伝導パッド部に、謎のメッシュ部分、そらまめみたいな穴がある
- 音漏れがOpenRun Proの方が大きい。高音をおぎなうためにわざと漏らしている?
- 充電コネクタの位置が後斜めになった
- パッドの形が微妙違うので 着け心地が変わったと感じるが 1時間で慣れた
- 音声ガイドの女性の声が変わった
- 定価 2.4万円は高い。セールで 1.5万円なら買ってもいいかなレベル
宣伝文句どおり、高音と低音がよく聞こえるようになった… 気がする。
骨伝導、皮膚伝導の弱点は、高音と低音が伝わりにくいこと。
なので、低音と高音を強調した音に変換して出力している。
音もれは、増えている。
右利きの人のほとんどが左脳に言語中枢があるので、右耳で聞けば話がしやすくなります。
防水機能が生活防水レベルになったのは、穴が開いているから?
Aeropexの防水仕様はIP67相当(完全防水、水に30分浸けるのに耐える)だったのだが、OpenRun Proは、IP55の防滴仕様になっている。
この穴はなんだろう? バスレフみたいなもんかな?w
音をよくするために、なにやら工夫されているようだ。
音をよくするには、完全密封では、これ以上の音質向上は見込めないことから、完全防水仕様を犠牲したのだろう。
「完全防水を望むなら、Aeropexの方を買え」ってことか。
マイクの音が変わった… 気がする
周辺の雑音を専用マイクでとりこんで、音声だけをとりだす アクティブノイズキャンセル機能が付いている。
Aeropexで、マイクのノイズキャンセルの進化に驚いた。しかし、
OpenRun Proは、期待したほどのマイクの音質の改善はなかった。
高音域のキャラキャラする音がすくないように感じる。
通話を重視する人は、通話に特化した OpenComm の方が良い。
振動が大きくなったためか、耳毛がくすぐったい
音を大きくすると、低音部の振動がビリビリと分かるくらいになる。
敏感な人は、くすぐったく感じるだろう。共振しやすい耳毛が長い人は、耳毛をそろう。
三半規管の耳石に共振する周波数の音でめまいが起きる問題
側頭骨の中に、頭の傾きを知るセンサー「三半規管」がある。中に耳石と呼ばれる石があって、その石の動きで頭にかかる加速度を脳へ送っている。
この耳石に共振する音が強く伝わると、耳石がクルクルと動いて、脳が混乱して めまいを起こす。と、同時に吐き気がでてくる。
メニエール病(側頭骨の変型で内耳の圧を抜く鼻につながる管がつまる病気)と似た症状がでるので、むやみやたらに大きな音で聞かないようにしよう。
頭がい骨内から皮膚に出る神経や血管がでる穴が狭窄(せまくなっている)しているなどが原因で、骨伝導で伝わる音が共振することで、頭痛、神経痛、神経麻痺などが、ごく希に起きる可能性がある。
パソコンにつなぐと、接続が切れる
スマホやタブレットで切れないのに、パソコンのBluetoothにペアリングして使うと プツプツ切れる場合は、USB3.0(USB-C)から出るノイズやWi-Fiの2.4GHz帯の電波と混信している可能性が非常に高い。
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USB3.0(USB-C)接続の外付けSSDやHDD、多機能USBハブ、モニター増設をしていると、ほぼ100% Bluetoothが使えなくなる。
USB接続のストレージやLANアダプターなどを全部外して、試してみよう。改善するようなら、それが原因だ。
音が遅れるのでゲームでは使えない
OpenRun Proは、Bluetoothの中でも遅いSBC接続である。
OpenRun ProをつないだiPhone SE でPrime Videoのアニメを見ていて、口が合わないので違和感を感じる。
SwitchともBluetooth接続できるが、遅れが1秒以上あるので ゲームでは使い物にならない。
ゲーム機に、OpenRun Proをつなぐのではなく、低遅延のaptX LLでつながるイヤホンやネックスピーカー、ヘッドホンを使おう。
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ただし、遅延が2〜5秒あるので、ゲーム中に連携プレイするのは難しい。「やられた!」と叫んでも、相手からの返事が来るのに7〜8秒かかる。
OpenRun Pro の 充電電流と使用可能時間を実際に測った
連続再生時間は、大きめの音(iPhoneのボリュームのバーの半分)で、12時間半。
充電する電流をDMM PC700で測定した。
0.25A/5V 1.3W で、OpenRun無印(Aeropex)の 0.12A/5A 0.6W の2倍の電流が流れていることがわかった。
ただし、0.25A/5V 1.3Wで充電するのは最初の25分だけ。内蔵バッテリーの過熱を防ぐためだ。
充電時間は半分で済む。
充電完了までの電流のグラフは、
充電が完了するまで、1時間弱(53分)。
最初の23分で、0.25mA × 5.1V × 1/3h = 0.42Wh、残りの30分で 約0.2Whの充電をすることが分かった。
最初の20分だけ充電できれば、6、7割の充電できていることになるので、8時間は使える。
GREEN FUNDINGでの「支援」に注意!
フォーカルポイントコンピュータ(FOCAL GADGET)も、クラウドファンディング「GREEN FUNDING」で資金を集めることに味を占めたようだ。
1万のロットで中国メーカに発注するための億単位の資金をローコストで調達できる。ネットで「支援」のキーワードで釣られる情弱への宣伝効果も抜群だ。
先行して 一部のユーチューバーやブロガーに無料で配布しステマ記事を書かせている。
何が問題なのか?は、『クラウドファンディングは中国パチモン業者の転売市場。転売業者の手先、アフィカスブローガー&ユーチューバーにだまされるな!』で解説している。
提灯記事を書いている連中は、無償で商品を提供をしてもらっているのに、タイトルに「広告」「宣伝広告」を明示して、一目で広告コンテンツであることを閲覧者にわからせるルールを守っていない。
記事(動画)内容は OpenRun Proを絶讃する完全な広告である。なのに、検索して表示されるタイトルで広告であることが分からないのは、口コミを装った宣伝に相当し景表法違反だ。
そもそも、商品をタダでもらったり、貸してもらったものを公正に評価、判断できないことは常識である。
商品を提供してもらって書いた広告記事なのに、H1、H2タグ(タイトル)に、「宣伝」「広告」を入れないブロガーやユーチューバーを見つけたら通報しよう。
今後は、違反者(外国企業の手先化した連中)を消費者へ通報しましょう。
クラファンの 骨伝導イヤホンは 詐欺商品?
耳輪をはさむように取りつける BoCo の SS-1も買って試している。
SS-1は、耳輪の軟骨に十分な音を伝えることはできない。
振動子のシャリシャリ音が耳の穴にはいってくる超小型スピーカーだ。
通話くらいしかできず、音楽を聞くに堪えられない。
Oladance Wearable Stereo B1も同じくクラファン商品だが、超小型スピーカ部分を大きくして音をまともに聞かせようとしている。
嘘つきアフィカスのデタラメ記事や動画にだまされないように!
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boco(ボコ)完全ワイヤレス骨伝導イヤホン PEACE SS-1 を買って使っているのでレビュー。耳の軟骨伝導?耳穴前の小型スピーカw
クラウドファンディングで 怪しい イヤホンが 次々と出ている。 このPEACE SS-1は、耳輪(じりん)をはさんでつけるイヤホンである。ごらんの通り、耳の穴をふさがない。 結論から言うと PEACE ...
骨伝導イヤホンは 鼓膜の負担が軽減されるから耳が聴力が若返る!
アフィカスが、Shokzをアフィリで売ろうとして焦る余り、
- 耳の負担がないから耳が良く聞こえるようになる
- 耳が若返る
などの文言を入れて買いあおる記事を書いている。
「科学的根拠がないが、自分の経験上良くなった」と主張しているが、明らかに健康増進法違反である。
アフィカスのデマに だまされないようにしよう。
まとめ
中国メーカーの骨伝導イヤホンのほとんどが偽物だ。Shokzだけが、(今のところ)本物だと言えよう。
Shokzの骨伝導イヤホンは、顎関節内の関節液、外耳道の皮膚への音の水伝導の方が、側頭骨への骨伝導よりも音をよく伝えることを利用しているようだ。
ならば、水中スピーカーのメーカー(ウエタックス)にも、耳をふさがず耳周辺の皮膚に音を伝える”皮膚伝導”ヘッドホンを作れるはず。
耳の後ろの乳様突起か頬骨にパッドを当てる形式、口の中にいれるスプリント型など、いろいろ思いつく。
日本の音響メーカーは骨伝導ではない、ネックスピーカー、完全開放型のヘッドホンに力を入れている。
特許を回避しつつ、日本独自の”耳の穴をふさがず、音漏れが少ない”イヤホンの開発と製品化に期待している。
Shokz の 旧モデルには、
- Aeropex :19998円
- OpenComm:口元に伸ばすマイク付き 19998円
- OpenMove:安いエントリーモデル 9999円
- Aeropex Play:小サイズ 子供用 音量抑制機能付き 19998円
がある。
アメリカのAmazonで、Aeropexは130ドル。セールで100ドル。日本の定価は高い。
Amazonのタイムセール(プライムデー、ブラックフライデー)で、1.5万円になることがあった。