ヘッドホン・イヤホン

骨伝導イヤホン AFTERSHOKZ Aeropex AS800を買って使っているのでレビュー。

2021年12月26日

ワイヤレス骨伝導イヤホン Aeropex by Aftershokz

耳の穴をふさがないのに、まわりに音がほとんど漏れない不思議なイヤホンを紹介しよう。

Aeropex by Aftershokz を装着した所

耳の前(顎関節部)に骨伝導パッド部を当てるようにつける。これで、通話の声はよく聞こえる。

こんな人におすすめ

  • 通話やビデオ会議が多い(Windows環境以外の)リモートワーカー
  • テレビゲームを5.1chリアルサラウンドで遊びつつチャットする
  • 仕事、家事などワンオペで、通話する
  • スポーツジムで使う(ランニング、サイクリングする)
  • 購入品:AfterShokz Aeropex AS800 2020年モデル
  • 購入時期:2021年11月
  • 購入価格:13998円
  • 購入店:Amazon Japan G.K.

私は、この骨伝導イヤホンを自分で選んで、自腹で買って試している。

Aftershokzのイヤホンをタダでもらったアフィカスによる提灯・広告記事や動画に不満を持ち自腹で買った人のホンネとコスパの正直な感想を知りたい人向けに、本当の事を書いている。

代理店依頼のステマ記事ではないので、値引きクーポンコードはない。

S爺
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骨伝導ヘッドセット「エアロペクス アフターショックス」の使用レポート

Aftershokz って何? 骨伝導イヤホンって何?

Aftershokz(アフターショックス)は、

  • 2021年12月29日、AfterShokz のブランド名を、Shokz(ショックス)に変更
  • 米国の骨伝導イヤホンのメーカー「Voxtech Co.,Ltd.」のブランド名
  • 製造、開発は中国、Shenzhen Voxtech Co.,Ltd.
  • 偽物だらけの中国製で、まともに動作する本物の骨伝導イヤホンメーカー
  • 日本では、フォーカルポイント(コンピュータ)が代理店

フォーカルポイントコンピュータは、昔からのマカーにおなじみの Apple 関連の老舗の輸入業者。

アルファブロガーにステマ記事を書かせるマーケティングを昔から得意とする。数々のブランドと製品を日本に紹介している。最近は、Shokzの骨伝導イヤホンが主力だ。

Netatmo、Griffin (itripなど)…。

骨伝導イヤホン のしくみ

耳の音を感じる器官「蝸牛」を内蔵している側頭骨(頭がい骨)に音の振動を直接伝えるイヤホン。

ダイナミック型のスピーカーのボイスコイル部分だけの構造をしている。

イヤホン 骨伝導型イヤホンの模式図

振動板のかわりに頭がい骨(側頭骨)を振動させる。

側頭骨に隣接する上顎骨(上顎大臼歯)や頬骨に音の振動を伝える方式もある。

30年前(大学の医局員時代)…

SF小説好きの某君が、臼歯部の冠(奥歯のかぶせもの)の中に通信器を仕込んで周りに気づかれずに通話をするスパイの下りを読んで、上顎スプリント型の骨伝導スピーカを試作していた。

イヤホンのボイスコイルでは音の振動が小さすぎて使えず、大きめのスピーカーのボイスコイルにアクリルの棒をつけて、上顎臼歯に音の振動を伝える実験をしていた。

強く押し当てると振動がなくなってしまう。骨伝導のボイスコイルは、押し当てる圧力に負けない仕組みをつくらなければならない…。駆動するためのアンプも必要…。

それ以前に、防水していないから漏電して歯髄に電流が流れて悶絶したりw。

軍隊の連絡につかうインカム(イヤホンとマイクのついたヘッドセット)として研究開発されている。

  • 耳をふさがないので周囲の音がそのまま聞こえる
  • ジェットエンジンや砲撃など爆音にさらされる環境で耳せんをした状態で使える
  • 高音や低音を伝えにくいので音楽を聞くのには適していない
  • どうしても 音が外に漏れる

などの特徴がある。

中国製骨伝導イヤホンはニセモノが多い。

粗悪コピーで、音がダダ漏れするネックバンドスピーカーと変わらないものもある。

Aftershokz Aeropexアフターショック エアロペクス ワイヤレス 骨伝導イヤホンを写真で紹介

Aeropex Aftershokz 同梱物 パッケージ

パッケージ内容は、

取扱説明書は多言語で、日本語は76ページから。

Aftershokz Aeropex 充電ケーブルコネクタ

1番気になった点は、USB充電ケーブルのコネクタが特殊な形状をしていること。

なくしたり、断線したら困るので2本付いている。

Aeropex Aeropexの主な仕様

  • 型番:AS800
  • スピーカードライバー:骨伝導トランスデューサー
    • 感度:105 ± 3 ㏈
    • 周波数帯:20Hz〜20kHz
  • マイク感度:-38㏈ ± 3㏈
  • Bluetooth V5.0
    • コーデック:SBC
    • プロファイル:A2DP、AVRCP、HSP、HFP
    • 周波数帯:2.402〜2.48GHz
    • 電波出力:4dBm
    • 距離:10m
  • バッテリー:リチウムバッテリー
    • バッテリー容量:145mAh
    • 充電電圧:5V
    • 待機時間:10日間
    • 連続再生時間:8時間(小さめの音量で12時間)
    • 充電時間:2時間
  • 防滴性能:IP67(水泳も潜水をしなければ良い?)
  • 重さ:26g
  • 保証期間:2年

保証は、2年。登録をしなければならない。

https://aftershokz.jp/pages/product-registion

1.5万円もするので、登録しておいた方が良いだろう。

今のところ、フォーカルポイントが代理店なので安心できる。

再生周波数は、実際に音響テストCDを再生して聞こえる範囲が、80Hz〜10kHz。

S爺
骨伝導とはいえ、骨に直接音の振動を伝えることはできません。皮膚を間にはさんで音を伝えるので劣化します。

コーデックは、SBCだけしか対応してない。遅延はそこそこあるので、ゲームの音を聞くのには適していない。

マイクの感度はよく、周辺の音を消すノイズキャンセル機能は、かなり強力である。

マイクの音質は話声を聞き取りやすい音に加工されていて自然な音とは違う。

S爺
マイクは周辺の音を消して自分の声だけを拾ってくれるので、通話用ヘッドセットとして、非常に優れています。ただし、Windows 10との相性は良くないです。

Bluetoothの電波の受信は良好で、iPhoneと見通せる10mなら問題なくつながっている。→ ワンオペ診療のセンセには朗報。

AS800 の 骨伝導パッド部、イヤホンの形状

Aftershokz Aeropex AS800ドライバー イヤーパッド部

すべてがシリコン樹脂で覆ってある。

耳介、耳の上にひっかけるように装着する。メガネのツルによっては干渉することもあるだろう。

振動するパッド部は、耳の穴の前、顎関節顆頭部に押しつける形で装着する。

側頭骨に響くのではなく、外耳道の皮膚を水中スピーカーの要領で振動させているようだ。

Aftershokz Aeropex をスピーカーのエンクロージャ 箱に押しつける

スピーカのエンクロージャ(箱)に骨伝導イヤホンを押しつけると、箱が共鳴して音が大きく聞こえる。

S爺
他の中国製パチモンの5千円以下の骨伝導イヤホンは、スピーカーのエンクロージャに押しつけても共鳴して音が大きく出ません。
耳の穴の前に付ける 単なるスピーカーで、音漏れがひどい にせものです。

コントローラ部

Aftershokz Aeropex AS800 コントローラ部
右のドライバー部

マイクの穴が2つ開いている。前側の穴は、声を拾う。後の穴は周辺の音を拾って、ノイズを消音して声だけを取り出す。

ボタンは、

  • 電源(ペアリング開始)と音量大
  • 音量小

が付いていて、操作は、

  • 電源ON:電源/音量大 を2秒長押し「アフターショックスへ ようこそ」
  • 電源OFF:音量小を3秒長押し「終了します」
  • ミュート(マイクオフ)ON/OFF:通話時に 2つのボタンを同時に2秒長押し「ミュートしました/解除しました」
  • イコライザ切替:音楽再生時に2つのボタンを同時に3秒長押し「イコライザーを変更しました」
  • バッテリー残量:音楽停止時に、どちらかのボタンを短押し「充電されています」など
  • 音量調整:音量大、音量小 、ビープ音 、16ステップ

イコライザーは、高音重視と低音重視の2種類。通話は高音重視、音楽は低音重視を選ぶ。

Windows 10パソコンで通話機能を使うと、ミュートがうまくできない仕様なので注意

電源用のコネクタと動作ランプがある。

電源コネクタは、磁石でくっつく。

Aeropex Aftershokz 充電中 LEDランプ

充電中は、自動で電源オフになる。充電しながらは使えない。

LEDランプの点灯の意味は、

  • 赤 点灯:充電中
  • 青 点灯:充電完了
  • 赤と青と交互に点滅:ペアリングモード
  • 青 点滅:着信
  • 赤 点滅:バッテリー残量少
左のドライバー部

左側は、マルチボタン(マルチファンクションボタン、多機能ボタン)が1つ付いている。

操作は、

  • 音楽
    • 音楽再生/一時停止:短押し(ビープ音)
    • 次の曲へ:2回短押し(ビープ音1回)
    • 前の曲に戻る:3回短押し(ビープ音1回)
  • 電話
    • 電話にでる:1回短押し(ビープ音2回)
    • 電話を切る:1回短押し(ビープ音1回)
    • 通話を切って次の着信に出る:2秒長押し(ビープ音1回)
    • 着信拒否:着信時に2秒長押し(ビープ音2回)
    • 音声ダイヤル:2秒長押し(ビープ音1回)
    • 最後に通話した番号にリダイヤル:音楽停止で2回短押し「リダイヤルします」

Aeropex Aftershokz を初期化する( 工場出荷状態に戻す)

  1. 電源をオフ
  2. 電源ボタンを長押ししてペアリングモードに「ペアリング」
  3. マルチボタン、電源/音量大、音量小 の3つのボタンを同時に長押し 3〜5秒
    • ビープ音が2回、振動するまで
  4. 電源をオフ
音声ガイダンス(オードリー)の言語を日本語にする

以前のモデルは、中国語と英語の二択。怪しい中国メーカのイヤホンと同じだった。

日本でバカ売れして儲かったので、日本語だけでなく多言語に対応。

  1. 電源オフにする
  2. 電源ボタン/+ボタンを5秒長押しでペアリングモードにする
  3. ペアリングモードのLEDが点滅している時に、マルチファンクションボタンをダブルクリック
    • 多言語のループなので 日本語になるまで繰り返す
  4. 電源をオフにして電源を入れる(再起動)

Aeropex Aftershokz(エアロペクス アフターショックス)を実際に聞いた感想

ペアリングは、他のBluetoothのヘッドホンやイヤホンと同じで、電源ボタンがペアリングボタンを兼用。

ペアリング先は、直近の2つまで記憶している。

装着感は、良い方。26gと軽いので、重く感じない。

耳の前をはさまれる感じは、そこそこあるが、側圧が300g以上あるヘッドホンよりは、ずいぶんマシである。

音は、5千円以下の中国製パチモンと比べても格段に良い。

  • 低音は、80Hz〜
  • 高音は、〜10000Hz

若い人なら、高音は12000Hzまでは聞こえるだろう。

音漏れも、ほとんどない。大音量にすれば聞こえてくる。

それでも、ネックスピーカーと比較にならないほど、漏れ出る音は少ない。

ウレタンの耳せんをすると、キャナル型のイヤホンみたく、周りの音を遮断してAeropexの音だけを聞くことができる。

マイクへの周辺ノイズキャンセル機能は、素晴らしい。

骨伝導は電力を食うので、バッテリーの持ちが悪いと思っていた。半日(12時間)の再生ができる。

キャナル型イヤホンと骨伝導イヤホンの違い

耳の中に入れるキャナル型イヤホンの弱点がない。

  • ケーブルやアーム部が擦れる音「タッチノイズ」がない
  • 高血圧症でおきる拍動性ノイズ(バクバクする音)がない
  • 耳せんをして周辺の音を遮断して聞くと、骨伝導の方が 低音、高音が響かず音が悪いのがはっきりわかる
  • 骨伝導は耳の中にいれないので、外耳道炎は起きない

Aeropex by Aftershokzの欠点、問題点など

耳の穴の前(下顎骨顆頭部)を強く押さえるため、(側頭筋炎症型)偏頭痛持ちや顎関節症の人にはつらいかも。ただし、健康を損ねる要素は見当たらない。

骨伝導パッドが当たるところは、凹んで跡が残る。

低音でビビリの共振がでて、耳がかゆくなる(耳垢がビリビリする)時がある。→ はがれそうな耳垢をとる

蝸牛や聴神経、脳の聴覚野が原因で音が聞こえない人は、骨伝導イヤホンをしても音が聞こえない。

シリコン被覆の装着品にありがちな「シリコンがはがれる現象」は、この手のイヤホンにも発生する。

2年の保証期間内なら、交換してもらえるので安心だろう。

フォーカルポイント(Appleの周辺機器を扱う老舗の輸入業者)が国内代理店なのが良い。

まとめ

骨伝導ヘッドセットは、軍事技術の1つである。

Shokz(ショックス)は、その技術の流用で、通話用ヘッドセットとして非常に優れた特性をしている。

いままで、5.1chのリアルサラウンドでゲームをしながら、iPhoneのFaceTimeやdiscordでチャットをする時のヘッドセットで良い物がなかった。

Aeropex(Shokz)は、ドンパチゲームのうるさい音の中でも、プレーヤーの声だけを抽出して通話の音声にしてくれる。

マイクが飛び出た通話専用タイプ「Open Comm、ASC100、2万円」も売られている。

まぁ、軍事用ヘッドセットと同じ仕組みだから、納得もいく。

日本の骨伝導技術もレベルが高いと聞く。音響メーカーと協力してコンシューマ用の安価な骨伝導ヘッドセットを作ってみてはどうだろうか?

S爺
受け付けなしの ワンオペ 診療をやっているセンセにも おすすめのヘッドセットです。
電話の着信をiPhoneへ転送(ボイスワープ)して使います。

Amazonのセールで、2割引き販売(2万円→1.6万円)になるのが 狙い目だ。

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  • この記事を書いた人

SG(S爺)

週末にゲームに興じるジジイです。 提灯(ステマ)記事ではない”本物の”口コミ レビュー記事を書いています。

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