USB パソコン周辺機器

安くて爆速の外付けSSDケース:Thunderbolt 3(USB-C)の外付けSSDケース Wavlink Portable PCIe NVMe M.2 SSD Enclosure と シリコンパワー NVMe SSD 512GB を紹介

2020年7月1日

WavLink Thunderbolt 3 M2 SSDケースをMac mini M1 2020につないで使う

Thunderbolt 3 (USB Type-C)でつなぐ外付けのSSDは爆速なのですが高価でした。

価格も下がり、512GBタイプで2万円程度で買えるようになりました。今回は、

Macの外付けの起動ディスクとして最適なThunderbolt 3 SSDケースと中にいれるNVMe M.2 SSDの紹介

です。

MVNe M.2 SSD って何? 何が違うの?

SSDには、現在

  • SATA:600MB/秒
  • MVNe M.2 :5GB/秒

の2種類があります。

MVNe M.2(エムブイエヌイー エムドットツー) 規格は、パソコンのPCI-Expressという接続規格につなぐので、SATAと比べて6倍(理論値は8.3倍)の転送速度がでます。

パソコンのCPUの近く、RAM(メモリ)の近くに装着します。

あまりにも高速なので、

  • 転送にUSB Type C(Thunderbolt 3)のケースが必要
  • SSDの発熱がひどくて熱くなると速度が落ちる欠点あり

です。

Thunderbolt 3のSSDケースとSSDをパソコンにつなぐと、どれくらい速いのか?

Mac mini M1 2020につないで使っています。

BlackMagic DesignのSpeed Test を使って、m2-SSDの読み書き速度を測ります。

Mac mini M1 2020に Wavlink Thunderbolt 3 M2 SSDケースとSSDをいれて測る
クリックで拡大
  • 書き込み速度は、0.5〜1.6GB/秒
  • 読み出し速度は、2〜2.5GB/秒

とまずまずの速度がでています。

M1チップのMacのThunderbolt 3は、コントローラのチューニングが悪くてIntel Macより速度がでない。

M2 SSDは、マザーボードのm2スロットに直挿しして使うものです。

ノイズや熱の影響を受けやすい外付けのケースにいれて読み書きするのは、カタログスペックの1/2〜2/3までで、最高性能は出ません。

書き込み速度は遅いです。小さいファイルの読み書きは、通常のSSDと同じ 0.5GB/秒しかでません。

10GB以上の巨大な動画ファイルを書き込む(シーケンシャルなアクセス)をするときに、1GB/秒を超えます。

ただし、100GB超になってくるとケースを触ると熱くなります。真冬でこれくらい熱いのなら、夏場はオーバーヒートで速度低下が起きる可能性があります。

WavLinkは、中国深センのメーカーブランドです。このブランドのWi-Fiルーターには、バックドアが仕掛けてあるという報告がアメリカのセキュリティ会社からあったようです。

WavLINKはストレージやパソコン周辺機器のブランドとして 安価で高性能なものが多いので気に入っているブランドなのですが、国防動員法のある中国メーカーなのでネットワーク機器は買ってはいけません。

TP-●inkなど中国のWi-Fiルーターのメーカーにも、バックドアが仕掛けられていると疑ってヨシ!

S爺
S爺
中国の国防動員法とロシアに加担している点などの注意喚起をしないで、中国製製品を買いあおるアフィカスは、情報工作員の手先です。
Wavlink m.2 NVMe SSDケース 同梱物
Wavlink m.2 NVMe SSDケース 同梱物

パッケージ内容は、

  • ケース本体
  • 内蔵ヒートシンク
  • 固定ネジ
  • ドライバー
  • Thunderbolt 3 ケーブル 0.5m 1本
  • スタートガイド
  • 12ヶ月保証

です。

付属のThunderbolt 3ケーブル

付属のThunderbolt 3(USB4)ケーブルは、USB CABLECHECKER 2で調べてみると…

Wavlink m.2 NVMe SSDケース付属のThunderbolt 3ケーブル
付属のThunderbolt 3のケーブル

フルスペックのケーブルであることが分かりました。

MacBook ProやMac miniのThunderbolt 3コネクタにつなぎます。

ケース側がネジで固定できるようになっています。

Wavlink Thunderbolt 3ケーブル固定ネジ
Wavlink Thunderbolt 3ケーブル固定ネジ

ケース側が外れて、不要なトラブルにならない配慮なんでしょう。よく考えて作ってあります。

Portable PCIe ThunderDrive M.2 NVMe SSD ケース

ケースは、金属のフレームに、樹脂のガワがついた構造です。樹脂のガワは、シボ加工で滑りにくくなっています。

フタを開けると、

Wavlink m.2 NVMe SSDケースを開く
Wavlink m.2 NVMe SSDケースを開く

NVM Express M.2のコネクタがついた基板があります。ここにSSDを差してネジで固定していきます。

Wavlink m.2 NVMe SSDに付属しているドライバー
Wavlink m.2 NVMe SSDケースに付属しているドライバー

ネジをしめるための、精密ドライバーもキーホルダータイプが付いています。こういうのが安物でいいから、もう少し値段を安くして欲しいです。

シリコンパワーP34A80シリーズ 512GB SP512GBP34A80M28 9980円

ケースに入れる、SSDを紹介しましょう。

主なスペックは、

  • 容量:512GB、(他に256GB、1TB、2TBあり)
  • サイズ:m.2 2280(22.0 x 80.0 x 3.5 mm)
  • 重量:8g
  • インターフェイス:PCIe Gen3x4
  • 読み込み速度:
    • 500GB:3.4GB/秒
    • 256GB:3.1GB/秒
    • 1、2TB:3.4GB/秒
  • 書き込み速度:
    • 512GB:2.3GB/秒
    • 256GB:1.1GB/秒
    • 1、2TB:3GB/秒
  • 耐衝撃試験:1500G/0.5 ms

サポートするパソコンは、PCIeインターフェースをサポートするM.2スロットのパソコンやケース。

OSは、 Windows 8.1 / Windows 10です。macOSでも使えます。

SP512GBP34A80M28の外箱
SP 512GB P34A80 M28の外箱

外箱はこんなかんじです。パソコンのRAMメモリー(DDR4、PC- ナンチャラ)みたいでしょ。

SP512GBP34A80M28 表
SP512GBP34A80M28 表

外観は、こんなかんじです。この小さい基板にびっしりとフラッシュメモリーがハンダづけされています。

基板の大きさは、幅は同じ2.2cmで長さが長い短いがあります。これは、8cmの2280タイプです。

SP512GBP34A80M28裏
SP512GBP34A80M28裏

裏側は、こんなかんじ。ランドがあいています。積層基板ですね。

お金がないので、1TBが買えません。1TBだと、こちらにもメモリーチップが付いて両面の実装になります。厚さがふえるので、ケースに入らなくなるので注意してください

SP512GBP34A80M28 NVMe PCIe SSD コネクタ
SP512GBP34A80M28 NVMe PCIe SSD コネクタ

コネクタ部は、こんなかんじです。これは、SATAタイプではなく、NVMe PCIe コネクタです。

パソコンの高速バスに対応したもので、PCIe × 4倍に対応しているので、グラフィックカード並の高速なデータを転送できます。

S爺
S爺
十年ほど前、50万円したRAMディスク PCIカードと同じスペックの物が、1万円で買えるようになりました!

シリコンパワー SSD 512GB 3D NAND M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 P34A80シリーズ 5年保証 SP512GBP34A80M28

このSSDをケースに入れます。

NVMe M.2 SSD をケースに入れる方法

自作PCを日頃から作っている人には、説明は必要ないです。メカに弱い人は、1万円ほど高い既製品を買いましょう。

m.2 SSDケースのネジを外す

ケースのフタをあけて、m.2 SSDを止めるネジを、ゆるめて外しておきます。

SSDケースのm.2 スロットに SSDを差し込む

m.2 NVMe SSDをスロットに差し込みます。

SSDケースに NVMe SSDを差し込む

差し込めたら、固定ネジを戻してネジを軽くしめる。

SSDケースに m.2 NVMe SSDを取り付け ネジをしめる

ネジは、軽くしめて、基板に歪めるような力がかからないようにします。

SSDケースに m.2 NVMe SSDをとりつける ヒートシンクをあてがい固定する

ヒートシンクをあてがい、基板の穴に、固定用のピンを差し込んでいく。パチンと入ります。

しっかり固定できたら、フタをしめます。

SSDケースに m.2 NVMe SSDをとりつける カバーのネジをしめていく

このケースの場合、6本のネジで固定します。

1TB超のm2 NVMe SSD基板は、メモリーICチップが両面に取り付けられてる「両面実装」が多いです。その場合、基板が分厚くなって、このケースには収まりません。アルミのヒートシンクもはまらないでしょう。

その場合は、ヒートシンクを厚めの両面テープでSSDカードにはり付けて、フタをしめずに使うようにします。

Macで初期化(フォーマットする)

MacのThunderbolt 3(USB-C、USB4)ポートに付属のThunderbolt 3ケーブルでつなぐと、

macOS 接続したディスクは、このコンピュータで読み取れないディスクでした。

「接続したディスクは、このコンピュータで読み取れないディスクでした。」とダイアログボックスがでるので、「初期化…」のボタンをクリックして「ディスクユーティリティ」を起動します。

ディスクユーティリティで、初期化するSSDを選ぶ

左カラムで、「外部」にある、フォーマット(初期化)したいSSDを選びます。

「SPCC M.2 PCIe SSD Media」なので、選んでハイライト(青く選択)にしてから、上のメニューで「消去」をクリックします。

SSDを初期化する 名前とフォーマット形式、形式を指定する
  • 名前:自分のつけたい名前(アルファベット数字の短いのが良い)
  • フォーマット:APFS(Macだけで使う場合)
  • 方式:GUIDパーティションマップ

をきめて、「消去」のボタンをクリックすれば、Macで使えるフォーマットの外付けディスクになります。

金色のディスクのアイコンになります。

Thunderbolt 3接続のSSDを起動ディスクにする

StartUp Manager で、セキュリティレベルを下げないと外付けのディスクから起動できません。

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まとめ

Thunderbolt 3(USB4)接続のSSDケースは、数が少なくて値段も高いです。

2020年になって、やっと1〜2万円で買えるようになりました。

→ 2023年 アメリカの対中輸出輸入規制で SSDの大量在庫が日本に流入して大暴落しています。

新しいSSDケースとSSDを買って使っています。

サンダーボルト 4 (3)の M.2 NVMe SSDケース レビュー:1万円チョイ で、Macの外付け 起動ディスクにできるよ

M2 Mac mini 2023年モデルにつける Thunderbolt 4(本当は Thunderbolt 3)に対応した SSDケースを買った。 Thunderbolt 4 / 3(USB4、US ...

発熱がかなりあるので、夏場は風通しを良くしてケースがよく冷えるようにUSB扇風機が必要です。

熱くなりすぎると、SSDへの読み書き速度が自動で落ちます。

1万円台のThunderbolt 3接続のSSDケースは、M.2 SSDが分厚い大容量のものが入らないことがあるので注意しましょう。

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片面実装の1TB NVMe SSDがぼちぼちでてきた。

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  • この記事を書いた人

SG(S爺)

週末にゲームに興じるジジイです。 提灯(ステマ)記事ではない”本物の”口コミ レビュー記事を書いています。

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